フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

城山三郎著「男子の本懐」で、意見交錯・・・。

2007-11-14 20:35:21 | 読書会
11月14日 晴れ

今日も良いお天気でした。
お日様が出ていますとウキウキします。
家の前に落ちています木の葉を掃除して、お庭の水まきもして爽やかな気分でした。

10時から読書会です。
城山三郎著「男子の本懐」がテーマ本でした。
どんな言葉が最初に飛び出すのか、興味津々でした。

驚いたことに「男に生まれたかった。」と言う言葉でした。
「女の方が良いわよ」という意見もあり、暫しそのことで意見が交錯。
今日は、一番若い方で40歳代の半ば過ぎ、後は60歳、70歳代の女性8人でした。

わたし自身はやっぱり女で良かったと思っています。
男でしたらいろいろなことを決断して行かないとでしょう?
わたしには、重すぎますね。

九州都城で育ちました父親は、「女は・・・」「男は・・・」と厳しかったですから、
そんな風に教育され、わたしが男の人のように決断して行く事自体考えられないし、
仮にそんなわたしでしたら、あるじが受け入れなかったのでは、と思います。

著者の城山三郎氏自身は外地には行っては居ませんが、海軍に志願したそうです。
少年兵として「お国のために自分の命を」と思って居たところが、
上官達の行動に落胆し、後日「欺かれ自分に残った物は憎しみだった」と、
何かに書いてあったそうです。

上官が少年兵に眼をつぶれと言い、「特攻兵として志願するかしないか」と問いかけ、
「志願する者は一歩前に出ろ」と言ったそうです。
それに対して、著者は「一歩前に出るのも勇気、出ないのも勇気」と言っていたそうです。

今回、テーマー本からはずれて、著者自身の話が終始先行していましたが、
安倍前首相、小沢民主党党首もこの本を読んだら?と言いたい、と言う意見が出たり、
この本の中心人物、浜口、井上両氏の人物対比が面白いとか、
両氏が忙しくても妻や子どもをとても愛し大切にしていることがすばらしい、
と言う言葉などが出ました。

国のために我が身を顧みずにいるこのお二人を、
サポートするそれぞれの奥様の気持ち、どんなに辛かったか・・・、
わたしにはとても重たい本でした。

今朝、大学芋作りましたので、それを食べながらの楽しい会でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする