フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」

2013-02-20 19:04:31 | 読書会
2月20日 水曜日 曇りのち晴れ

曇って居て何となく暗く鬱陶しいのに、昨日降った雪が凍っていていかにも寒そうでした。
今日は読書会の日ですので、電気カーペットのスイッチを入れたり暖房もしておきました。
何時も一番にやって来る人が今日は珍しく遅かったのですが、何故か皆さん10時ぎりぎりでした。

部屋は暖まっていましたので、ホットなさって、コートを脱ぎながら「面白い本だった」とか、
「一気に読んでしまった」など色々な意見が次々出て居ました。
「見なかったけれど、テレビの深夜のドラマでやって居た」と言う人も居りました。

今月は、三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」を読みました。
わたしは一気に読んでしまい、その後疲れて往生してしまった本です。
主人公の二人はお互い少し外れてしまった生活をして居て、高校時代の同級生だった男性なのです。
その二人が久し振りに偶然出会ったことから物語が始まります。

著者が女性ならでは、と思ったのは部屋の中の細やかな描写だったと言う人がいました。
確かに著者が男性の時など、女性を描写する文章にそれと同じような事を感じることが多々あります。
「作中に出てくるバス会社は多分○○よね」とか、「まほろ駅は多分○○よね」と結構入り込んで居ました。

主人公の一人は子供を亡くして離婚をし、「多田便利屋」を一人で経営しています。
迷子になった犬猫を探したり、飼い主の旅行中に犬猫を預かったり、何でも請け負う便利屋なのです。
でも、二人の生業はともかく暖かい優しい気持ちが読んで居て伝わって来るのが嬉しかったです。

登場人物が、いかにも「若い人」的な生き方なので、それに関連して若者談義になりました。
少し前の若者は、「働いて自分の車を持ちたい」が第一の夢だったのに、
今の若者は車は欲しいと思わない様なのです。

彼らにとって「物心ついてからずっと不景気なのでその中で出来る範囲で満足するしかない」と思って居て、
「許される範囲内で行動するようにすれば充分幸せ」と思って居るのだとか。

わたしたちの様な年齢になりますと、このような考えは普通ですが若い人の言葉と思うと少し違和感。
そう思うのは、わたしだけでしょうか。
今の若い人の事から、子育てにも話が流れて行きました。会が終わる頃には快晴、お日さま一杯に。

もうすぐひな祭りですので、朝から頑張ってわたしの小さなおひな様を飾ってみました。



七段飾りのおひな様は、長女がやって来て飾るのですが今年は高校受験が有ったので、お休みかも・・・。
コメント
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