一夜にして8兆円の資金が転がり込み有利子負債が同額だったソフトバンクは事実上現時点で無借金となり超優良企業です。孫社長の経営スタイルは共感しませんが、紛れもなく『金儲けの天才』です。ソフトバンクはネットなどで経営危機が叫ばれる中、凡人をあざ笑うように急成長を続けています。発想が違うと認めることです。あえて、賭けに臨み常に天才的な博才で勝利を掴んできました。ある意味、「事業経営は賭け」を実践しているようなものです。この人の成功を見ると巷にあふれているアメリカ陰謀論とか、中国脅威論も大多数の日本大企業が画一化されて、対策が取り易く外国から脅威とみなされないことに問題があるように思えます。ROEが低く資産が多ければ自然外国資本に吸収されます。しかし、ソフトバンクのROE(株主資本利益率)は27%と桁違いに高く、他の日本企業とは異なり今後も急成長は続くと思います。筆者はこの会社はいずれ孫社長が目指す時価総額世界一になると考えています。筆者が少し所有しているソフトバンク3優良子会社の一社ガンホーも月曜日から兄弟会社アリババ上場の恩恵を受けるはずです。今まではソフトバンクの買収資金調達の道具として使われていたので株価は低く抑えられていましたが、調達する必要がなくなりパズドラ業績に素直に反応するはずです。この会社は孫社長と容姿が似ている実弟を会長として送り込んでいることからも期待出来ます。
(以下コピー) アリババの上場で8兆円もの価値を手にしたのが、筆頭株主である日本のソフトバンクです。
「非常に幸せに思っています」(ソフトバンク 孫正義社長)
アリババの上場に沸くニューヨーク証券取引所に姿を見せたのは、アリババ株の32%を持つソフトバンクの孫社長です。
孫社長は、アリババ創業の翌2000年に20億円でアリババ株を取得。その後、アリババは急成長し、今回の上場でソフトバンクはおよそ8兆円の含み益を得ました。14年間で価値が4000倍に膨れ上がった計算です。
Q.アリババ株を売る予定は?
「できるだけ長く持ちたいと思います」(ソフトバンク 孫正義社長)
当面、アリババ株を手放す気はないと話す孫社長ですが、これを担保に巨額の資金を借り入れることも可能で、今後、ソフトバンクがどのような戦略に乗り出すのか注目されています。