華厳経巻第六菩薩明難品第六「・・爾時文殊師利、徳首菩薩に問うて言く。『佛子よ。如來は
唯だ一法を覺る。云何んが乃ち無量諸法を説き、音聲は遍く無量世界に滿ちて、悉く能く無量の衆生を教化し、無量の聲を出し、無量の身を現じ、無量の衆生の心意を了知し、無量の神足自在を示現し、無量無邊世界を示現し、無量の殊勝莊嚴を示現し、無量の種種の境界を示現したまふや。而も法性は分別しても實に不可得なり。』
爾時徳首菩 . . . 本文を読む
「復次に竜王、若し両舌を離るれば五種の不可壊の身を得。
何等をか五となす。
一には不壊の身を得。よく害するものなきがゆえに。(よく害するものなきというは自身の心の中において、和合を旨としてそれを心の外に持っていく、その功績によって人が害する者はない。害する者がないから身が堅固にしてけがをしたり不時の災難に遭うわけ不壊の身を得。はない。)
二には不壊の眷属を得。能く破するものなきがゆえに。(不壊の眷 . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・6
六に菩提心を発す用心(これに総・別二あり)
菩提心論に云く「我れ今阿耨多羅三藐三菩提を志求して余果を求めず。誓心決定するが故に魔宮震動し十方の諸仏皆悉く請知したまふ。乃至その行相とは三門を以て分別すべし。諸仏菩薩昔因地に在して是の心を発し己って、勝義・行願・三摩地を戒と為し、乃し成仏に至るまで時として暫くも忘るることなし。唯真言法のなかにのみ即身成仏するが故に是れ三摩地の法を . . . 本文を読む