華厳経巻六浄行品第七
若し城郭を見れば 當に願うべし衆生 金剛身を得て 心不可沮(くじけないように)ならんと
・若し王都を見れば 當に願うべし衆生 明達遠照 功徳自在ならんと
・若し妙色をみれば 當に願うべし衆生 上妙色を得て 天人讃歎せんと
・入里乞食せば 當に願うべし衆生 深法界に入りて 心無障礙ならんと
・人門戸に達せば當に願うべし衆生 總持門(覚りの門)に入りて 諸佛法を見ん . . . 本文を読む
綺語を離れたならばどのような功徳があるか
「何等をか三とす。一には定めて智人のために愛せらる。二には定めてよく智を以て実のごとく問いに答ふ。三には定めて人天に於いて威徳最勝にして虚妄あることなし。(人天というは人間と天人なり。天人とは日本でいう神である。・・天に生まれるのは生まれる原因があって生まれる。人間に生まれるのは人間に生まれる原因があって生まれる。・・人間はいつもいつも人間に生まれるように . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・9(已下阿字観を説く)。
八葉の白蓮一肘の間、阿字素光の色を炳現す。禅智俱に金剛縛に入れて如来の寂静智を召入す。阿字の字義は亦無量也と雖も、且く十義を挙げて以て無尽を顕す。
・阿字平等の義
阿字は諸法に高下あることなし、體本より平等にして差別なきがゆえに、心體阿も本より等うして凡聖の異なし。仏性闡提、一如平等なり。
・阿字無別の義。
阿字は諸法無分別の義なり。自体清浄にして垢 . . . 本文を読む