華厳経巻七賢首菩薩第八の二
「・・(菩薩は)
童子の身にて正定に入り、壮年の身に於いて三昧より起つことを現じ、壮年の身にて正受に入り老年の身に於いて三昧より起つことを現ず。・・・
一切の毛孔にて正受に入り、一毛端の頭にて三昧より起ち、一毛端の頭にて正受に入り、一切の毛端にて三昧より起つ、一切の毛端にて正受に入り一微塵の中にて三昧より起つ。・・・」
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延命地藏和讃
歸命頂禮地藏尊 釋迦の付属を憶念し 惡趣に 出現し 給て 衆生の 苦患を導けり
等覺 無垢の大士たち 其數あまた在ましませど
大慈 大悲の 深きこと 地藏菩薩に 如くはなし
無始より 我等ら 流轉して いつか 生死を 離るべき
六趣輪廻のあり様は 車の廻るが如くなり
一念まよひし始めより 無明の暗き闇にいり
長夜の眠り深ければ 夢に驚くこともなし
退没五衰の悲みも 生老病死の . . . 本文を読む
・五来重「先祖供養と墓」「日本の宗教は、霊魂の宗教です。日本の宗教はまず死者の霊から出発して、それが清められて祖霊になり、全く浄化されて神になるという、死霊・祖霊・神の宗教です。また、自然崇拝の宗教です。山河草木鳥虫動物は、すべて魂を持っていると考えますので、日本人はそういうものを供養するという考え方があります。虫供養や牛馬供養があったり、木を供養したりするのは、一種のアニミズムですが、日本人 . . . 本文を読む
(不貪欲戒の効果その三)
「三には福徳自在なり。心の欲する所に随ふなれば物みな備わるがゆえに」
「四には王位自在なり。珍奇好物みな奉献するがゆえに」(前の世に不貪欲戒を以て財産に愛着することがなかったから今の世に於いては珍しいものを万民が王様のように献納してくる)
「五には得るところのもの、元求めし所に百倍殊勝なり。昔時において慳疾せざるがゆえに。」(・・前の世において慳貪嫉妬ということがなく平等 . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・14
八に、決定往生の用心(この用心、最も大要なり。極悪の人往生を得)。
是れ則ち最後臨終の用心なり。知識五人を召して、猶能く事を約束すべし。もし別願あって好んで端座せば意楽に任ずべし。唯し如来既に頭北面西にして涅槃に入り給ふ。釈種の軌儀良に之を仰ぐべし。我も頭北面西に臥さん。(鹿の屈して臥すが如く左の膝を少し促めよ。鹿の字、恐らくは獅子の音語)。眼を本尊に懸けて合掌して五色を取 . . . 本文を読む