発菩提心論和訳を載せます。
発菩提心論は、金剛頂瑜伽経にもとずき菩提心を発起し月輪観・三密観・五相成身観等により完全な覚りを求めるべきことを説いています。
発菩提心論(金剛頂瑜伽の中に阿耨多羅三藐三菩提心を発す論または瑜伽忽持教門に菩提心の観行を修持することを説く義と名づく)龍猛菩薩造。大興善寺の三蔵沙門大広智不空 奉詔訳。
「大阿闍梨(金剛薩埵)云はく、もし上根上智の人ありて、外道・二乗の法 . . . 本文を読む
十四日は普賢菩薩、大原大明神、伊予二名と筑紫州の日。
・普賢菩薩(「三十日秘仏」)。仏像圖彙等に「大王経に曰く『普はこれ一切の義、賢はこれ最妙の義なり』と。十王経に曰く『四七日の忌佛なり』と。(佛の理・定・行の徳は普く賢固であるから普賢はこれらの徳を司るとする。六牙の白象に乗る像で知られるが、密教では胎蔵中台八葉院の東南にあって、左手は剣を立てた蓮華、右手は三業妙善の印。)ご真言は「オン サンマ . . . 本文を読む
八幡宇佐御託宣集(13世紀)では宇佐八幡の御託宣として「聖武天皇元年、神亀元年甲子託宣したまはく、吾この隼人等を多く殺却する報には年別に二度放生会を奉仕せんてへり。一万度放生の事畢りぬ。眷属うを引率して浄刹に送らんてへり。・・大御神御託宣したまはく。合戦の間多く殺生を致す。宜しく放生を修すべしてへり。諸国の放生会この時より始まる。・・天平元年己巳八月十四日、神託きたまはく。毎月十五日はこれ吾日なり . . . 本文を読む
今日は元代の禅僧、南岳懐譲下の第22世・中峰明本(ちゅうほう みょうほん)示寂の日です。ウキぺヂアによると明本は中統4年11月2日(1263年12月3日)に生まれ、 至治3年8月14日(1323年9月14日)に61歳で示寂されています。儒仏の融合を主張、仁宗・英宗からも尊崇されたが、幻住庵と称し一生遊行されたということです。
私は長年、川崎大師でお護摩の前に「人身受け難し今既に受く仏法聞き難し今 . . . 本文を読む
史料綜覧 巻八 / 文明十一年(1479)八月十四日条
十四日 炎旱甚シ 神泉苑ヲ浚渫シテ雨ヲ祈リ 又丹生 貴布禰両社ニ祈雨ノ議アリ
天皇は後土御門天皇。室町幕府は足利義尚。
昔から祈雨・止雨の時には神泉苑の浚渫・掃除等をしていました。
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