猛暑が続きますが華厳経にはこういう時にどういう気持ちでいるべきか、が出ています。
「盛暑炎熾ならば 當に願うべし衆生、煩惱熱を離れて 清涼定を得んと。
若し入水時には 當に願うべし衆生、 深く佛道に入りて 三世に等達せんと。
澡浴身體のときは 當に願うべし衆生、 身心無垢にして 光明無量ならんと。」(華厳経・浄行品)
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本朝新修往生傳
「河内国禰宜 利國は常に弥陀寶号を唱へ、造次顛沛(ぞうじてんぱい・わずかな時間)も唯念仏を称す。預め命後期日を知り、偸だ来迎を待つ。毎日丈六像前に於いて出家受戒す。衆僧別に合殺(注)を唱しむ。西に向かって念仏し寂し気絶す。時に永長元年月日なり。時の人諺に云ふ、小禰宜往生せる如しと。」
(注)この「合殺」とは、天台宗で行う夕方の例時作法で引声で阿弥陀経を読誦することを云うか?
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