福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

高野十傑

2020-08-31 | 法話
高野十傑 1祈親・2明算・3覺海・4法性・5道範・6尚祚・7信日・8信堅・9真弁・10覺和・11玄海・12宥快 1、祈親上人 高野山再興者。一に持経上人または祈親と號す。俗姓河合氏、和州葛城郡楠本邑の人なり。七歳にして父を喪ひ、能く母に事へ、十三歳興福寺に入り法相宗を学び、子島真興に師事し入寺仙救に随ひて密灌を受く。母歿するや常に法華経を讀誦して二親に追薦す。故に祈親または持経の名を得たり。年六 . . . 本文を読む
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「慈悲心」は身を守ることについて

2020-08-31 | 法話
以前裁判官が盗撮で弾劾裁判にかけられたことが報じられていました。一番身持ちの固いはずの法の番人が破廉恥罪で一生を台無しにするというのも哀れを催します。よく、各界のエリートといわれる人達が報道陣の前で頭を下げることがおきます。まさに「魔」が差したとしかいいようがありません。なぜこういうことが起きるのか?JSMワード著、浅野和三郎東大教授訳の『死後の世界』ではこの世で恨みを残している死者の魂が悪霊とな . . . 本文を読む
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未来は現在が決める

2020-08-31 | 諸経
「過去を知らんと欲せば現在の果を見よ、未来の果を知らんと欲せば現在の因を見よ(心地観経)」これは当たり前ですが、「未来は現在が決める」といっています。これが意外と難しいのです。現在は好き勝手をやっていてなおかつ未来を願うのは愚かということでしょう。 . . . 本文を読む
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この世には四つの真実がある

2020-08-31 | 法話
「この世には四つの真実がある。 第一にすべて生きとし生けるものはみな無明から生まれること。 第二に、すべて欲望の対象となるものは無常であり苦しみでありうつりかわるものでること。 第三に、すべて存在するものは無常でありうつり変わるものであること。 第四に、我も、我がものも、ないということである。」 (仏教聖典・増支部経典) これらはすべて世俗の常識の反対です。我々は自分を賢いと思っており、財は永遠と . . . 本文を読む
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