佛説師子素駄娑王斷肉經・大唐沙門智嚴譯(仮書下ろし)
(昔、素駄娑王が猟の途中、山で迷い、前世の因縁により牝獅子と交わり人身師子首斑足の子ができた。彼が即位して師子素駄娑王となり、後に人肉を食べ病みつきとなり、人狩りを命じるようになった。これが発覚して部下の反乱が起こり、師子素駄娑王は邪神の助けで難を逃れたが、その代償として、諸国の王を百人捕え犠牲に奉げることになった。聞月王も捕われ人身御供にさ . . . 本文を読む
今朝も起きるとシジュウカラ、ハクセキレイ、それに残鶯の声まで聞こえてきました。人間界は霖雨やコロナの猖獗で地獄の中をさ迷っているというのに自然界はまるで昨年と変わらず「花紅柳緑」「鳥鳴花咲」を謳歌しています。
古来自然の美しさと人間界の無常は繰り返し詠じられてきました。
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」(注1)、「國破れて 山河在り」(注2)、
「おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢 . . . 本文を読む