福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

犬を悼む歌

2020-08-11 | 法話
明治の浄土宗の傑僧・福田行戒上人の歌に犬を悼む歌というのがあります。「犬を殺した人は後の世には犬に生まれて殺される運命となる」と言っています。これはあらゆる生き物に対しても当てはまるものでしょう。ビヨンドミート等のブームがアメリカ等で起こっているのはまことに当然と思います。 犬をいためる長歌 我が庵いほに たえずゆきかふ 母と子の 犬ぞありける あしたには 庭に乳ちのみて 夕べには 門かどに眠 . . . 本文を読む
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お大師様のお言葉

2020-08-11 | お大師様のお言葉
・「それ釈教は浩汗にして際なく涯なし、一言にしてこれを蔽えばただ二利にあり。常楽の果を期するは自利なり、苦空の因を救うは利他なり。空しく常楽を願うも得ず、徒に抜苦を計れどもまた難し、必ずまさに福智(注1)兼ねて修し、定慧(注2)並べ行じて、いましよく他の苦を救い、自の楽を取るべし。(御請来目録)」(自他を救うためには、仏教の教理を学び、六波羅蜜特に布施行を実践し、禅定と智慧を磨かなければならない) . . . 本文を読む
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