福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第17回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-6-9くもり)

2012-06-29 | 開催報告/巡礼記録
     第17回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-6-9くもり)
<第32番札所・善和山最上寺(岩瀬不動尊)>千葉県富津市岩瀬416
 御本尊;大日大聖不動明王
 開基; 役小角行者・ 天智天皇の御代(668~71)
 寺宝;御本尊、十一面観世音菩薩像、他。



JR内房線大貫駅改札出口10時15分集合。駅前はお店もなく、人の姿も見えない。目線の先には緑に溢れている小高い山が見える。その山の頂上に、観音様(東京湾観音)がうっすらと日に光って見える。単線の線路に不似合いな、モダンな「きみしん」の建物を過ぎると、懐かしい里山の風情で、爽やかな風さえある。梅雨の時期なのに恵まれた巡礼日であった。お寺の案内板に沿って、緑の中を進むこと20分、「岩瀬不動尊」着。本堂の手前に、覆いもなく自然の中に立つ大きな二体の仁王像がお出迎え。本堂右手裏の階段を登ると観音堂。本堂前にて納経。その後瞑想(本堂前の長椅子)。高原師より呼吸をゆっくり背筋を真っ直ぐにとのこと。数種の小鳥の声のみが響く。澄んで洗われた時間が過ぎた。
 境内にある、洗心小僧や地蔵菩薩などの愛らしい表情をみていると、心暖まり、気持が楽になる。珍しかったのは厄除け大念珠で、案内板には「お不動様のお姿を心に念じゆっくりと手前に引きますと玉が上から落ちてカチカチと音がします、この音であなたの厄難が除かれ運が開かれます。」とあり、実際に、引くと、「カチカチ」と結構大きな音がして快い。
 再び大貫駅に戻り、12時発の列車に乗車。車内で昼食を済ませ、千倉着13時8分。13時10分発のバスで七浦小学校前、13時23分着。徒歩5分、高塚不動尊へ。

<第33番札所・妙高山大聖院(高塚不動尊)>千葉県房総市千倉町大川817
 御本尊;不動明王(秘仏)
 開基;良弁僧正・天平年間(729~66)
 開山;法月坊
寺宝;良弁作・不動明王像(不動堂安置)五大明王掛け軸、不動明王像(本堂安置)他



 房総半島の南端、海の匂いのする千倉町に大聖院は建っている。本堂自体はごくありふれたお寺だが、緑色の大屋根が目を引く。本堂前にて納経。本堂の背後には山々が迫り、急な石段奥の不動堂からは千倉海岸が見渡せ、自然の中の自分は点のように小さく感じる。以前、高原師の云われた「あまたの人々が参拝し遠い昔からそこにあるお寺は、言葉にならないものを感じる。」この言葉が脳裏に響く。お寺(お不動様)との出会いが、心の中に、暖かな温もりを残し、穏やかな気持ちで参拝を終えた。
バス停七浦小学校まで徒歩5分。14時9分発のバスで、千倉着14時26分。JR千倉駅14時50分発、木更津着16時27分。木更津駅にて、解散。

<参加者>高原師、高橋、岡村、淵野、角田、細田、鈴木、清水、菊池、河本、関口2
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