福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

三つ子の魂の大切さ

2020-05-22 | 法話
「私にとっての信仰の源は、仏陀の教え、とくに浄土真宗です。私は小学校に 上がる前に、隠れ念仏(薩摩藩では一向一揆をおそれたため等で三百年にわたり浄土真宗が弾圧された。このため「隠れ念仏」が根つ゛いた。)の“洗礼”を受けました。父親の実家に連れて行かれ、夜、村のはずれの一軒家を訪れました。そこにはお坊さんらしき人がいて、子どもたちも数人並んで “検分”を受けていました。私はそのとき、『この子はもういいです』と一回で合格をも らうとともに、お坊さんに『これからは、いつでも≪なんまん、なんまん、ありがとう』 を唱えなさい。それさえ一生続けていれば、仏さんがお前を守ってくれる』と教わり、それを今日まで続けてきました。現在は、臨済宗妙心寺派の僧の端くれに加えていただき、 毎朝お勤めをしていますが、終えたあとには必ず『なんまん、なんまん、ありがとう』と 唱えます。」(梅原猛・稲盛和夫「人類を救う哲学」PHP)
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