大師の「辯顕密二経論下」に「心暗きときは即ち遇う所悉く禍なり。眼明らかなるときは即ち途(みち)に触れて皆宝なり。」とあります。理論的には華厳経にも「三界所有、唯是一心」(『華厳経』巻37・十地品)とあり心がすべてを作り出しているのですが、お大師様のこの「心暗きときは即ち遇う所悉く禍なり。眼明らかなるときは即ち途(みち)に触れて皆宝なり。」ということばにはさらに生々しさが伝わってきます。最近も迷いの多い生活ですがこの「心がすべて」という実感をしています。心で思い出して心で比べて心で怒って、心で悩んでいるのです。そして何かの拍子に忘れてケロッとしているのです。
最新の画像[もっと見る]
- 金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論 7ヶ月前
- 一日は定光佛・熱田大明神・妙見様・天神と地神の日 2年前
- 万人幸福のしおり 4年前
- 佛説彌勒大成佛經 (全巻書き下し) 4年前
- 四国八十八所の霊験・・・その97 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その92 6年前
- 四国八十八所の霊験・・その89 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その88 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その83 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その76 6年前