ニコンからD700も発表され、いよいよフルサイズ機の時代が到来した。
キヤノンも近々に出すであろうし、秋にはSONYからもフルサイズが出る。
ペンタックスはそのうち中版サイズのデジイチを出す可能性も高いし、
コンパクトデジカメではシグマDP-1のようにCCDを大型化したものが出てくるだろう。
私の場合はニコンD700は欲しくてもレンズが無いので残念ながら買えないし、
キヤノンの新世代フルサイズも同様だ。
両巨頭とも次々に良いものを出してくる。
私はひたすらSONYのα900だか、α800だか、もしくはα PROを待つしかない。
いずれにせよ9月までには発表されるだろう。
大げさに言えばSONYに人生を預けたようなものだ。
その前に、SONYの今春の新製品、α350を丸二日間借りて、1000枚以上撮る機会を得た。
今週、仕事で主に室内の写真を丸二日間撮り続ける必要があった。
しかしα100とAF80-200mm/F2.8の組合せで室内の暗い場所で遠く離れた被写体を撮る(それも動く人物)のはかなりの重労働だ。
ISOは200までしか使えないし、ストロボも使えない。
その組合せで16時間撮り続けるのだ。
身体的にも20代ならいざ知らず・・・である。
ところが最近、職場の女性がα350を購入したのである。
彼女におねだりして、二日間貸してもらえることになった。
これで労力が半分になるかもしれないと予測した。
掲載する写真は主に屋外だが、千数百枚の室内動体写真を撮った感想を
述べようと思う。
α350は暗い場合でもオートフォーカスがα100の1.7倍速いのが労力を半分にしてくれた。
さらにISO400までは使える。
またシャッターの切れが遥かによく、スピードも遥かに速い。
キビキビ感が気持ちよい。
ただし、ISOは400までしか使う気がしなかった。
800以上は遠慮したくなる。(まあα100は400が使えないから改善ではあるが)
目立つタイプのノイズが多いからだ。
1400万画素が仇になっている。
α200のほうがずっとノイズは少ないであろう。
(α300も今月発売開始だが、α200+ライブビューという選択も良いかも知れない)
ただし比較する上で注意すべき点は、1400万画素のサイズは1000万画素に
比べてはるかに大きいので、等倍でチェックすると大きな倍率で
見る事になるので、粗が見えやすいのは当然だ。
絵のサイズを同じにして比較しなければα350が大いに不利になる。
シャッター音は100も350もうるさい。
今回はカンファレンスの会場での撮影だったのだが、
こういう場合はキヤノンで撮りたくなる。
VIVIDで撮った絵だが、ちっとも派手ではない。
発色がα100に比べて地味である。
そもそも傾向がまったく違う。
α350は人間の見た目通りに写る。
それは優秀だと言えるのだろう。
記録色ということだ。
人間の見る画像は実は相当に地味なのだ。
全体に黄色や茶色寄りなのだ。
対してα100は実際には有り得ない発色をする。
でも記憶色と言えるだろう。
想い出は大袈裟なものだ。
全体にブルーやピンク寄りなので、透明感も高い。
私のブログはα100の特色がそのまま出ている。
やはり全体的に黄色が強い傾向だ。
AWBの傾向もそうなんだろう。
こういう静かな場所では重宝だ。
動作が全体では半分の時間で済むからだ。
これでシャッター音が地味ならもっと良い。
発色の傾向はα-7Dにも似ている。
α100がベルビアならα350はコダクロームだ。
趣味の問題だ。
遠くて細い被写体でも楽にフォーカスできるのはいい。
一番重要なところだ。
1400万画素はさすがに精細だ。
撮ったままのJPGでこれだけ細かく写れば文句ない。
ただしレンズは選ぶだろう。
安物ズームは使えないだろう。
粗ばかり目立つに違いない。
この写真には関係ないが、ライブビューは便利ではあった。
一番よいのは、二眼レフのように真上から覗き込む姿勢で人を撮ると、
構えないで撮れることだ。
いつも恥ずかしがる社員も簡単に撮ることができた。
お辞儀スタイルで撮るので、威圧感が無いばかりか、目線が
直接合っていないという感じなのだ。
二眼レフスタイルの真骨頂だ。
バッテリー残量が%表示なのが、すごく便利。
今回、チャージャーも持っていたが、チャージ後に数%増えているのを確認できるのも便利で安心感が大いに違う。
操作で悪いのは、グリップが浅くなったこと。80-200/F2.8は持ちにくかった。
露出補正ボタンが離れすぎたこと。
私は頻繁に露出補正をするのだが、ひじょうにやりにくくなった。
これはいけない。
バッテリーの蓋が開けにくくなったこと。クリック感があいまい。
α100の方が遥かに開閉しやすい。
これは改善すべきだ。α-7Dに戻ったかのようだ。
十字キーはクリック感がはるかに向上して、使う気がしてくる。良い。
結論をまとめると、
・1400万画素はかなり精細なので、逆にノイズも目立つ。絵がだるいα100の方が
かえってノイズも少なく見えてしまう。本当は減ってるはずなのだが。
・そのため、ポートレートはきついかもしれない。肌の粗まで写してしまうし、
目立つタイプの色の付いたノイズなので、なかなか綺麗に撮れない。
・精細な分、例えば鉄道写真には合っている。
・精細なので安物ズームの広角側では周辺部の粗が目立つだろう。
・シャッターとフォーカスは小気味よい。まったく違う。
・液晶モニタが動かせるライビビューは新しい撮りかたができて、価値が高い。
・発色が見たままなので、印象的な写真を撮るのが難しい。
・液晶の発色も地味でつまらない。(悪いわけではない。α100の青い液晶の
発色は参考にもならないと言われている。しかし100の方が綺麗だ。)
私は「記憶色」で色にコクがあり濃厚なα100の方が好みである。
プロなら絶対にα350を選ぶだろう。色に嘘がないからだ。
α900(?)も見た目に忠実な発色で仕上げてくるだろう。
設定で「ベルビア仕上げ」なんていうのがあればいいのだが・・・
今回、カメラバッグはDOMKE F6にした。
SONY α350にAF17-35mm/F2.8-4.0を装着したまま入り、
更に大きなAF80-200mm/F2.8が余裕で入り、その他に、AF100mm/F2.0と
ストロボ、電池等も入る。
まだ2本ぐらいレンズが入る場所が余る。
そのくせ重さを感じさせない。
優秀なバックだ。
SONY α100、AF17-35mm/F2.8-4.0、AF80-200mm/F2.8、AF100mm/F2.0
キヤノンも近々に出すであろうし、秋にはSONYからもフルサイズが出る。
ペンタックスはそのうち中版サイズのデジイチを出す可能性も高いし、
コンパクトデジカメではシグマDP-1のようにCCDを大型化したものが出てくるだろう。
私の場合はニコンD700は欲しくてもレンズが無いので残念ながら買えないし、
キヤノンの新世代フルサイズも同様だ。
両巨頭とも次々に良いものを出してくる。
私はひたすらSONYのα900だか、α800だか、もしくはα PROを待つしかない。
いずれにせよ9月までには発表されるだろう。
大げさに言えばSONYに人生を預けたようなものだ。
その前に、SONYの今春の新製品、α350を丸二日間借りて、1000枚以上撮る機会を得た。
今週、仕事で主に室内の写真を丸二日間撮り続ける必要があった。
しかしα100とAF80-200mm/F2.8の組合せで室内の暗い場所で遠く離れた被写体を撮る(それも動く人物)のはかなりの重労働だ。
ISOは200までしか使えないし、ストロボも使えない。
その組合せで16時間撮り続けるのだ。
身体的にも20代ならいざ知らず・・・である。
ところが最近、職場の女性がα350を購入したのである。
彼女におねだりして、二日間貸してもらえることになった。
これで労力が半分になるかもしれないと予測した。
掲載する写真は主に屋外だが、千数百枚の室内動体写真を撮った感想を
述べようと思う。
α350は暗い場合でもオートフォーカスがα100の1.7倍速いのが労力を半分にしてくれた。
さらにISO400までは使える。
またシャッターの切れが遥かによく、スピードも遥かに速い。
キビキビ感が気持ちよい。
ただし、ISOは400までしか使う気がしなかった。
800以上は遠慮したくなる。(まあα100は400が使えないから改善ではあるが)
目立つタイプのノイズが多いからだ。
1400万画素が仇になっている。
α200のほうがずっとノイズは少ないであろう。
(α300も今月発売開始だが、α200+ライブビューという選択も良いかも知れない)
ただし比較する上で注意すべき点は、1400万画素のサイズは1000万画素に
比べてはるかに大きいので、等倍でチェックすると大きな倍率で
見る事になるので、粗が見えやすいのは当然だ。
絵のサイズを同じにして比較しなければα350が大いに不利になる。
シャッター音は100も350もうるさい。
今回はカンファレンスの会場での撮影だったのだが、
こういう場合はキヤノンで撮りたくなる。
VIVIDで撮った絵だが、ちっとも派手ではない。
発色がα100に比べて地味である。
そもそも傾向がまったく違う。
α350は人間の見た目通りに写る。
それは優秀だと言えるのだろう。
記録色ということだ。
人間の見る画像は実は相当に地味なのだ。
全体に黄色や茶色寄りなのだ。
対してα100は実際には有り得ない発色をする。
でも記憶色と言えるだろう。
想い出は大袈裟なものだ。
全体にブルーやピンク寄りなので、透明感も高い。
私のブログはα100の特色がそのまま出ている。
やはり全体的に黄色が強い傾向だ。
AWBの傾向もそうなんだろう。
こういう静かな場所では重宝だ。
動作が全体では半分の時間で済むからだ。
これでシャッター音が地味ならもっと良い。
発色の傾向はα-7Dにも似ている。
α100がベルビアならα350はコダクロームだ。
趣味の問題だ。
遠くて細い被写体でも楽にフォーカスできるのはいい。
一番重要なところだ。
1400万画素はさすがに精細だ。
撮ったままのJPGでこれだけ細かく写れば文句ない。
ただしレンズは選ぶだろう。
安物ズームは使えないだろう。
粗ばかり目立つに違いない。
この写真には関係ないが、ライブビューは便利ではあった。
一番よいのは、二眼レフのように真上から覗き込む姿勢で人を撮ると、
構えないで撮れることだ。
いつも恥ずかしがる社員も簡単に撮ることができた。
お辞儀スタイルで撮るので、威圧感が無いばかりか、目線が
直接合っていないという感じなのだ。
二眼レフスタイルの真骨頂だ。
バッテリー残量が%表示なのが、すごく便利。
今回、チャージャーも持っていたが、チャージ後に数%増えているのを確認できるのも便利で安心感が大いに違う。
操作で悪いのは、グリップが浅くなったこと。80-200/F2.8は持ちにくかった。
露出補正ボタンが離れすぎたこと。
私は頻繁に露出補正をするのだが、ひじょうにやりにくくなった。
これはいけない。
バッテリーの蓋が開けにくくなったこと。クリック感があいまい。
α100の方が遥かに開閉しやすい。
これは改善すべきだ。α-7Dに戻ったかのようだ。
十字キーはクリック感がはるかに向上して、使う気がしてくる。良い。
結論をまとめると、
・1400万画素はかなり精細なので、逆にノイズも目立つ。絵がだるいα100の方が
かえってノイズも少なく見えてしまう。本当は減ってるはずなのだが。
・そのため、ポートレートはきついかもしれない。肌の粗まで写してしまうし、
目立つタイプの色の付いたノイズなので、なかなか綺麗に撮れない。
・精細な分、例えば鉄道写真には合っている。
・精細なので安物ズームの広角側では周辺部の粗が目立つだろう。
・シャッターとフォーカスは小気味よい。まったく違う。
・液晶モニタが動かせるライビビューは新しい撮りかたができて、価値が高い。
・発色が見たままなので、印象的な写真を撮るのが難しい。
・液晶の発色も地味でつまらない。(悪いわけではない。α100の青い液晶の
発色は参考にもならないと言われている。しかし100の方が綺麗だ。)
私は「記憶色」で色にコクがあり濃厚なα100の方が好みである。
プロなら絶対にα350を選ぶだろう。色に嘘がないからだ。
α900(?)も見た目に忠実な発色で仕上げてくるだろう。
設定で「ベルビア仕上げ」なんていうのがあればいいのだが・・・
今回、カメラバッグはDOMKE F6にした。
SONY α350にAF17-35mm/F2.8-4.0を装着したまま入り、
更に大きなAF80-200mm/F2.8が余裕で入り、その他に、AF100mm/F2.0と
ストロボ、電池等も入る。
まだ2本ぐらいレンズが入る場所が余る。
そのくせ重さを感じさせない。
優秀なバックだ。
SONY α100、AF17-35mm/F2.8-4.0、AF80-200mm/F2.8、AF100mm/F2.0