8/11~8/13に三重県伊賀市にある「伊賀の里モクモク手づくりファーム」へ行った。
確か3回目だ。
最初は我が家で行く話だったが、いつの間にか仲間が増えて5家族になった。
大人7人、子供9人の陣容となった。
地元の駅で待ち合わせ、新横浜から新幹線で名古屋まで向かい、近鉄で伊賀神戸、
伊賀鉄道に乗り換えて伊賀上野下車、そこから迎えのバスでモクモクファームへ向かう。
私の場合、既に道中が多いなる楽しみ。
世界で一番好き(笑)な近鉄に乗れるのだ。

6人掛けに8人の小学生。
最近の子はゲームばかりだ。
車窓を楽しむということが無い。
それでは旅の楽しみが半減だ。
というと、古い人間か。

新幹線に乗っていて、横浜と小田原の間で、いつも気になっている景色。
いつか写真を撮りたいと思っていた。
今回、撮った。
カラフルで楽しい住宅街だ。

いきなりだが、近鉄名古屋駅だ。
私の大好きな2610系が居た。
当時は4ドアの典型的な通勤車でオールクロスシートとトイレ付というのが画期的だった。
馬力もあって、近鉄長距離急行の代表的な電車だった。
名車2200系を想い出させた。
今も画期的。
LCカーに変身しているのだ。
それは、通勤時はロングシート、閑散時や週末はクロスシートにスイッチ一つで衣替えできる
画期的なシート構成のことだ。

近鉄名古屋線のぞろ目、1111号。
1010系1011Fだ。
縁起ものの電車なんて言われる幅広2800mm車体の昭和47年製造、元京都線の920系なのだ。
そもそもは吊り掛け駆動車で、その後、高性能化、ビスタカーのモーターに換装されたり、冷房化されたり
しながら、40年間走ってきた。
デビュー時の記憶も残る電車だ。

さて、我々が伊勢中川まで乗る電車が入線してきた。
スナックカーだ。
近鉄特急の最大勢力を誇った汎用特急で、デビュー時には新幹線並の180kw/hの大馬力で世間を驚かせた
名特急車だ。
これも廃車が出ている系列で、私にとっては嬉しい車両。
1969年が最初のデビュー。
最高設計速度は160km/hを誇る高性能車だ。(運転は120km/hまで)

車内にて。
naoちゃん。

子供の頃から馴染みで、変わらない路線図。
日本最大の路線網を誇る近鉄は、子供心には無限の彼方に導かれるような気がしたものだ。
近鉄沿線で育った私には毎月無料で家庭に配られる近鉄ニュースが待ち遠しく、
この路線図がついていて、飽きずに眺めていたのだ。

津駅ではJRの特急南紀号と並ぶ。
那智勝浦行きだ。
紀勢本線もまた子供にとっては遠大な路線で、天王寺から名古屋まで通しで走る列車はなかった。
中学に入って、ついに待望の夜行鈍行の寝台車で新宮に一人で行ったのをよく覚えている。
一晩かけて半分しか走れないのだ。
まさに遠大な路線だ。

女房は月末にある試験に備えて勉強している。

中川で別の難波行き特急に乗り換え。
勿論、乗り換え電車は横付けで、ホームを変わることなど無いのが近鉄だ。
特急料金も乗り換えに関係無く、距離で払う。
伊勢中川~伊賀神戸は12400系サニーカーだった。
さすがに内装は新しく、まだまだ現役だ。
160km/h設計の高速車両で、ブルーリボン賞を受賞した。
しかし、伊賀神戸まではあっと言う間に到着。
電車がホームに入ってから、慌てて出る。

伊賀鉄道に乗り換え。
馴染みの深い近鉄伊賀線から伊賀鉄道に会社組織が変わったのは2007年。
今回、伊賀鉄道に変わってからは初めて乗車。ということは、前回モクモクファームに行ったのは
5年以上前なのだ。
伊賀鉄道は近鉄98%、伊賀市2%で上下分離式の新会社だが、
近鉄の子会社には変わりない。
ただ、分離したことで補助金が出易くなったのだ。
車両は東急1000系だ。
つい最近まで近鉄860系(元820系)が頑張っていたが、今春で全て東急に変更された。
比較的新しいのだが、東急はこの系列を地方私鉄に積極的に売却している。
18mで1067mm仕様の車両を近鉄は持っていない。
この伊賀線は1067mmの狭軌で大型車は入線できない。
そこで東急1000系となったわけだ。
ただ幅が広くなったので、ホームは削ったそうだ。

絵は松本零士だ。
伊賀は忍者で有名だ。

近鉄グループの路線に東急が走る不思議。
なんだか面白い。

半分はクロスシート化され、車内にはウッド調のボードが張られたりして、東急時代とは様相が変化している。
なかなか素敵な車内だ。

運転室の中にも忍者が居るのだ。
(つづく)
SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS

確か3回目だ。
最初は我が家で行く話だったが、いつの間にか仲間が増えて5家族になった。
大人7人、子供9人の陣容となった。
地元の駅で待ち合わせ、新横浜から新幹線で名古屋まで向かい、近鉄で伊賀神戸、
伊賀鉄道に乗り換えて伊賀上野下車、そこから迎えのバスでモクモクファームへ向かう。
私の場合、既に道中が多いなる楽しみ。
世界で一番好き(笑)な近鉄に乗れるのだ。

6人掛けに8人の小学生。
最近の子はゲームばかりだ。
車窓を楽しむということが無い。
それでは旅の楽しみが半減だ。
というと、古い人間か。

新幹線に乗っていて、横浜と小田原の間で、いつも気になっている景色。
いつか写真を撮りたいと思っていた。
今回、撮った。
カラフルで楽しい住宅街だ。

いきなりだが、近鉄名古屋駅だ。
私の大好きな2610系が居た。
当時は4ドアの典型的な通勤車でオールクロスシートとトイレ付というのが画期的だった。
馬力もあって、近鉄長距離急行の代表的な電車だった。
名車2200系を想い出させた。
今も画期的。
LCカーに変身しているのだ。
それは、通勤時はロングシート、閑散時や週末はクロスシートにスイッチ一つで衣替えできる
画期的なシート構成のことだ。

近鉄名古屋線のぞろ目、1111号。
1010系1011Fだ。
縁起ものの電車なんて言われる幅広2800mm車体の昭和47年製造、元京都線の920系なのだ。
そもそもは吊り掛け駆動車で、その後、高性能化、ビスタカーのモーターに換装されたり、冷房化されたり
しながら、40年間走ってきた。
デビュー時の記憶も残る電車だ。

さて、我々が伊勢中川まで乗る電車が入線してきた。
スナックカーだ。
近鉄特急の最大勢力を誇った汎用特急で、デビュー時には新幹線並の180kw/hの大馬力で世間を驚かせた
名特急車だ。
これも廃車が出ている系列で、私にとっては嬉しい車両。
1969年が最初のデビュー。
最高設計速度は160km/hを誇る高性能車だ。(運転は120km/hまで)

車内にて。
naoちゃん。

子供の頃から馴染みで、変わらない路線図。
日本最大の路線網を誇る近鉄は、子供心には無限の彼方に導かれるような気がしたものだ。
近鉄沿線で育った私には毎月無料で家庭に配られる近鉄ニュースが待ち遠しく、
この路線図がついていて、飽きずに眺めていたのだ。

津駅ではJRの特急南紀号と並ぶ。
那智勝浦行きだ。
紀勢本線もまた子供にとっては遠大な路線で、天王寺から名古屋まで通しで走る列車はなかった。
中学に入って、ついに待望の夜行鈍行の寝台車で新宮に一人で行ったのをよく覚えている。
一晩かけて半分しか走れないのだ。
まさに遠大な路線だ。

女房は月末にある試験に備えて勉強している。

中川で別の難波行き特急に乗り換え。
勿論、乗り換え電車は横付けで、ホームを変わることなど無いのが近鉄だ。
特急料金も乗り換えに関係無く、距離で払う。
伊勢中川~伊賀神戸は12400系サニーカーだった。
さすがに内装は新しく、まだまだ現役だ。
160km/h設計の高速車両で、ブルーリボン賞を受賞した。
しかし、伊賀神戸まではあっと言う間に到着。
電車がホームに入ってから、慌てて出る。

伊賀鉄道に乗り換え。
馴染みの深い近鉄伊賀線から伊賀鉄道に会社組織が変わったのは2007年。
今回、伊賀鉄道に変わってからは初めて乗車。ということは、前回モクモクファームに行ったのは
5年以上前なのだ。
伊賀鉄道は近鉄98%、伊賀市2%で上下分離式の新会社だが、
近鉄の子会社には変わりない。
ただ、分離したことで補助金が出易くなったのだ。
車両は東急1000系だ。
つい最近まで近鉄860系(元820系)が頑張っていたが、今春で全て東急に変更された。
比較的新しいのだが、東急はこの系列を地方私鉄に積極的に売却している。
18mで1067mm仕様の車両を近鉄は持っていない。
この伊賀線は1067mmの狭軌で大型車は入線できない。
そこで東急1000系となったわけだ。
ただ幅が広くなったので、ホームは削ったそうだ。

絵は松本零士だ。
伊賀は忍者で有名だ。

近鉄グループの路線に東急が走る不思議。
なんだか面白い。

半分はクロスシート化され、車内にはウッド調のボードが張られたりして、東急時代とは様相が変化している。
なかなか素敵な車内だ。

運転室の中にも忍者が居るのだ。
(つづく)
SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS
