東急新渋谷駅の謎

先日はＪＲの渋谷駅の将来が発表されて、徐々にいろんな姿が見えてきている。
山手線のホームと埼京線のホームが並ぶのは想定通りだが、各々がホーム1本というのが
ちょっと心配でもある。

さて、評判がちっとも回復しない東急渋谷駅だが、
ちょこちょこと改造されている。
世間では最早あまり話題にならないが、気になる点をいくつか。






この写真は池袋方面のホームで現在の姿。
実はホームのベンチは、横浜方面にも同じものが鎮座していた。
しかし、想定外にホームが混雑し、並ぶ場所が無い状況に。
階段下は狭くてまったく並べないのに、広い場所はベンチがあり邪魔。
混むのは先頭側なのに、そこにドテーンとベンチが。
そこで横浜方面ホームからはベンチが撤去されることになった。











工事中の姿。
立派なベンチでスタイリッシュ、そして送風口も兼ねていたんだろう。
撤去には1か月以上はかかっていた。











工事が完了した今の姿。
通風口だけ設置されて、並べるようになった。

しかし、スタイルにこだわり過ぎたデザインが混雑を想定していなかった時点で、
設計者の誤りだ。
この駅は設計者の誤りがいたるところにあるので、評判を落として、
ＪＲへの乗り換えが現在は遠いのもあって、
中目黒から日比谷線に乗り換える人が増えた。
恐らく恵比寿で乗り換えるのだ。
そのせいか、中目黒から渋谷はラッシュ時なのに座れてしまうのだ。
これも前代未聞だ。










横浜方面のホームで電車を待つと、こんな空間が見える。
以前は無かったように思える。
パーティションが有ったと思うのだが。
よく見れば、もう1本レールが敷けそうな広い空間だ。
これはいったい何だ！？！？！？！









ちょっと下がってみると、確かにパーティションのような壁が見える。
この広大な空間の利用法はなんだろう？
まだ出し惜しみしているものがあるのか？
それともこれもスタイリッシュに見せる当初のデザインなのか。
もし、デザインのための空間なら、すぐに設計変更して、線路を増やすかホームを増やして欲しい。









このデザインのための空間を駅内の中二階のような場所から見上げる。
ここには誰も居ない。
広大な空間がほとんど使われていない。
いつか使う予定なんだろうか？









この空間はとてももったいない。
意味の無いドアがあったりする。
どこでもドアなのか。









ヒカリエ側へ向かう通路があるみたいに思える。
将来は使う予定なんだろう。
もしくは、地下自由通路が完成した時に、ここにも改札ができるんだろうか。
いずれにせよまだまだ謎が多く、出し惜しみが多い渋谷駅だ。

謎は良い方向に向かうことを願っておこう。


まあ完成するまでに定年だけどね（笑）。









SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS