(スカートの無いオリジナルな姿)
東急の9000系は東横線から引退して、今は大井町線の主力になっている。
田園都市線には似たような2000系が2編成いるが、9000系は溝の口まで走っているものの、
田園都市線を走行していないので、大井町線専属の系列になった。
その中で、大昔から大井町線を走っていた唯一の編成の9007編成はスカートも無いし
LED化もされていなかったオリジナル編成だったのだが、
今年改造されたのだ。
他の東横線からの移籍組と同じようなリニューアル工事が施されてしまった。
行き先の幕がLED化され、シートは総とっかえになっていた。
ドア上の液晶モニターも追加され、スカートを履いた。
(改造前)
(改造後)
このスカートを履いた。という用語が改めて気を付けてみると他人を驚かすらしい。
昨晩、家族4人で9007Fに乗ったのだ。
長男に「スカートを履いちゃったんだよ、この編成。」と車内で言ったら、
付近の女性が驚いた眼で私を見たのだ。
鉄道ファンなら普通に使うセリフなのだ。
「スカートを履いたよ。」「スカート履いてない。」「スカート履いて残念。」は普通に話す。
冷静に考えてみれば変な会話だ。
息子は電車に興味はないが、私がよく言うので知ってる。
今回は改造される前の「スカートを履いてない状態。」と改造後の「スカートを履いた状態。」の写真。
丸見えか、隠してるのか、どっちが好きですか?
もともとスカートは関西私鉄が先行してつけ始めた感じだ。
今は関東でも当たり前化している。
巻き込み防止で機器を防護しているので、事故後の復旧も速い。
そういえば紀勢本線では、鹿との衝突が急増して、鹿用のスカートを付け始めた。
私が撮った写真ではないが、参考に。
鹿が死なないように工夫されているのだ。
動物保護まで考えた現代的なスカートだ。
スカートの無い時代。
まあ、スカートが有ったほうがカッコいいけどね。
しかし隣の6000系のスカートは凝ったデザインだよなあ。
SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS