830円の自由席特急券を購入し、9時45分発の「つばめ337号」(800系U005編成)に乗車して筑後船小屋駅を後にしました。次の新大牟田駅までの駅間距離が僅か11.9kmで、矢張り新幹線にしては駅がありすぎだなと感じます。
9時52分に新大牟田駅に到着。対面式ホームの2面2線の構内です。
コンコースに下りました。おおむた大蛇山祭りがPRされています。200年以上続いており、火の粉が舞う勇壮な祭りです。大蛇(龍)が山車になっている珍しい祭りです。7月の第4土日に開催されます。尚、トイレはその真下にあります。
改札を抜けました。自動改札が3基あります。左手にはみどりの窓口があり、営業時間は6:00~23:40です。右手には待合室があり、中にはKIOSKがあります。
さて、西口に出ました。こちらにはタクシープールが形成されています。1階部分にはレンガ風のデザインが取り入れられ、石炭と共に歩んだ街の記憶を表現しています。
駅前には團琢磨像。安政5年(1858年)8月1日に現在の福岡市で生まれました。欧米留学を経て工務省に入った後、三池炭鉱の経営に成功して戦前の三井財閥の総帥となりました。三池港開港などにも力を尽くし、男爵位を授与されました。昭和3年に日本経団連初代会長を務められたが、昭和7年3月5日に、東京・日本橋の三井本館入口にて暗殺されました(これを血盟団事件という)。
駅前の様子。新大牟田駅は、大牟田駅から6.2kmほど内陸に入った所にあります。まるで九州新幹線全通を見越して造成されているかのように、新興住宅地となっています。
東口に出ました。こちらには広場が形成されています。デザインコンセプトは「未来の風を感じる駅」。木立の中を吹き抜ける風をイメージしたという駅舎外観のウェーブが何ともお洒落です。
県道を挟んで向かいには白山神社があります。東口の駅前は丘陵が迫り、何とも長閑です。
細い参道を歩いて本殿に到着。九州新幹線全駅下車達成や鹿児島本線全駅下車タイトル防衛を誓ってきました。
新大牟田駅は九州新幹線の単独駅です。大牟田の市街地から離れたところにあるので、もし私が大牟田の住民だったら、福岡に出る場合、鹿児島本線の快速か西鉄の特急を利用します。
誠に名残惜しいですが、830円の自由席特急券を買って、10時24分発の「つばめ339号」(800系U003編成)で後にしました。この後はずっと。
つづく
参考文献 『DJダイヤ情報3月号』
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