先日は失礼致しました。九州新幹線駅巡りに戻りましょう。
前回の模様はこちら
久留米駅8時59分発の「つばめ335号」(800系U009編成)に乗車して筑後船小屋駅へ。駅間が15.8kmしかないので、わずか8分で到着しました。
まずは構内から。博多発筑後船小屋ゆきの「つばめ」も設定され、相対式+島式の2面3線となっています。
まずコンコースに下りると、「筑後七景」というPRコーナーになっていました。周辺地域の自然や観光地の四季が絶え間なく流れています。
改札を抜けて入口前に出ました。西側には券売機とみどりの窓口(営業時間は5:40~23:40)があり、東側には待合室があります。トイレは改札を抜けて右左に分かれています。
まずは東口に出て駅舎撮影。木彫縦軸ルーバーとサッシを交互に配置することで、開放感を保ちながら変化とリズムを表現しています。
駅前は遺跡公園(筑後広域公園)になっています。向こうに山々を望み、何とも長閑です。
根元には、ユキヤナギの群落がありました。木の杭が所々にあることから、今正に造園途上といった感じです。
南側に目を転じると、すぐそこに矢部川が流れており、大きなトラス橋もあります。
西口に出ました。東口と同様の形態ですが、こちらにはロータリーが形成されています。デザインコンセプトは「公園の中の駅」です。
南側に転じると平田舟広場があります。ちょっとした休憩スペースとなっており、末端には滝のオブジェもあります。船小屋温泉についての言われも書かれており、日露戦争の頃から昭和初期にかけて陸軍指定の転地療養所として賑わったそうです。今でも訪問したら面白そうですね。
ロータリーを挟んで向かいには、鹿児島本線の筑後船小屋駅があります。従来の船小屋駅を廃して500m南方に移設されました。バリアフリー対応の跨線橋が矢鱈と目立つ、三角屋根の駅舎です。今回は入場しませんでしたが、対面式ホーム2面2線の構内です。トイレはロータリー上にあります。
ついでに内部も。簡易SUGOCA改札の横に窓口が設けられ、営業時間は7:00~21:00です。勿論、券売機もあります。九州新幹線全通を機に、無人駅から目出度く昇格となりました。
9時30分になりました。折角なので、からくり時計を眺めましょう。延べ4分間程度演奏され、ストーリーが進むにつれてブースがだんだん開いてくるつくりです。弥生ロマンを感じさせます。
筑後船小屋駅は今のところ周辺に何もないですが、これから発展していくことでしょう。私は、この駅の設置意義について疑問に思っています。周辺に見所が多い駅ですが、たった38分の滞在で立ち去るのが何だか勿体無かった気がします。
つづく
参考書籍 『DJ鉄道ダイヤ情報3月号』
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