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鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

師走の紀勢線駅巡り(その6)

2020-09-01 17:43:38 | 紀勢本線

那智駅に行く前にニュースをお伝えします。JR四国は昨日、今月にも早朝・深夜の減便を実施した上で、来年4月に運賃値上げすると発表しました。7月の収入が13億3300万円で、前年同月比6割減だということです。また、8月1日〜23日の収入は前年同期比35%程度といいます。今後も回復の見込みが立たないことから値上げに踏み切ったということです。果たして、どれくらいの水準に値上げするのか?JR北海道と同程度?? 伊予鉄道が10月に値上げを予定しているので、JR東日本が追随しないか気になる所です。



さて、本題に。紀伊天満駅を出て15分ほどで国道42号に出ました。那智川を渡るとファミリーマートを通過。



歩道のない国道を10分弱進むと、那智の滝の交差点に出ました。右折するとゴールです。



紀伊天満駅を出て25分で那智駅に到着。熊野那智大社をイメージした木造駅舎です。



駅舎の横には山口熊野の顕彰碑が。紀勢本線全通の立役者です。1864年に浦神地区で出生し、1950年没。東京外国語学校を卒業後、明治26年に和歌山県議会議員になり、明治31年に衆議院議員になりました。明治33年に紀勢線の建設を提案し、大正9年に紀勢線の建設が決定。昭和15年にこの碑が建てられました。



山口熊野の顕彰碑の横には中村覚之助の顕彰碑が。日本サッカーの父です。明治11年生まれ。明治35年に東京師範高校(現筑波大学)在学中に「アソシエーションフットボール」を翻訳して日本初のサッカー指導書を発刊しました。その後は日本サッカーの礎を築くのに尽力しましたが、明治39年に急逝しました。日本サッカー協会のエンブレム「三本足の八咫烏」は氏に因んでいます。




駅舎の真下には黄色い丸ポストが那智駅は特急停車駅ではないですが、見所満載です。



では駅舎の中へ。ただっ広いですが、ベンチが数基あるだけで何もありません。



駅舎の左手には「道の駅なち」。那智駅のトイレも兼ねています。土産用の那智の黒飴を購入し、丹敷の湯で体を洗おうと思いましたが、










丹敷の湯は営業時間外だった~!




営業時間は13:00~21:00ということで。事前に確認しなかったのが運の尽き。トイレで着替えただけ。




昼食を取るにも時間が中途半端なので、しばし周辺散策。国道42号を渡ると熊野三所大神社を通過。



那智駅を出て5分で補陀洛山寺に到着。お参りした後、500円払って、特別公開の御神体・千十一面観音を見せてもらいました。一枚の総檜づくりです。怪我の功名。天台宗の寺院だそうで。



境内にある紅葉は見事でした



駅に戻って駅ノートに書き込みし、地下道をくぐって上りホームへ。11時46分発の2330M(105系SF003編成)に乗車して紀伊田辺方面へ。


話が変わりますが、上田電鉄は昨日、上田~城下間の運転再開すなわち全線運転再開のターゲットを2021年3月28日に定めたと発表しました。昨年の台風19号で被災した千曲川橋梁の復旧工事を、渇水期にあたる11月に再開するからということです。


つづく


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