カテゴリーごとに2022年を振り返るシリーズ、4回目は「峰の原高原の山野草編」をお送りします。かつて峰の原高原一帯は、ふもとに暮らす人々が採草地として利用していました。家畜に与える飼料や、田畑に入れる堆肥の原料になる草を育てていたのです。そして、そこには、たくさんの野の花が咲き誇っていました。昭和中期以降、家畜の減少や販売肥料の普及などによって採草地としての利用が終わり、現在は別荘地や観光地に変わりましたが、奇跡的にスキー場にはかつての草原が残ったため、その限られた場所で山野草が命を繋いでいます。
↑甘い香りのスズラン。
↑梅雨時に咲くアヤメ。
↑とても貴重なヤマシャクヤク。
↑ベニバナイチヤクソウの大群落は、国内最大級を誇ります。
↑クガイソウはベロニカの原種。
↑一日花のユウスゲと、高山植物として人気のヤナギラン。
↑ヤマハハコ咲く草原。地主さんやスキー場さんの了承を得て、ペンション村の有志で保護活動をしています。
↑絶滅危惧種のキキョウもたくさん咲いています。
↑昔は広く全国で見られたカワラナデシコ。
↑ハクサンフウロは、ゲラニウムの原種のひとつ。
↑アザミに似ているタムラソウ。名前の由来はよくわかりません。
↑夏の終わりから秋に掛けてが最盛期。
↑都会から来たガーデニング好きの方々は、自然に咲く花々を見て驚かれます。
↑オミナエシ、ワレモコウ、ヤマハギなど。
↑マツムシソウはスカビオサやクナウティアの原種。
↑晩秋に咲くノコンギクとリンドウ。この草原は、ガーデンストーリーから歩いて3~4分の場所にあります。