高原の庭物語

ペンションガーデンストーリーのオーナーのブログ。
趣味のガーデニングを中心に、自然の中での暮らしを綴っています。

「お盆をすぎると・・・」

2009年01月30日 | Weblog
 ガーデンストーリーの庭紹介は8月中旬に差し掛かってきました。標高1500mにあるここ峰の原には、「お盆をすぎると秋の風」という言葉があります。だいたい毎年、お盆を境に、急に朝晩の空気がひんやりとし始め、徐々に秋めいた風景に変わっていくのです。近くの草原でマツムシソウやオミナエシが咲き出すのもこの頃です。

       

 左手前の白い花はエキナセアです。私の好きな花の1つですが、ここの寒冷な気候は少しきついようで、あまり増えてくれません。数年前に一度、すごく暑い夏があったのですが、その年だけ、わりと豪勢に咲いてくれました。

       

手前から、エキナセア(手前/白)、ヘメロカリス(中央/朱)、ヤマアジサイ(奥/青紫)。アルケミラモリス(右右/黄)も、がんばってまだ咲いています。

       

                  こちらはピンクのエキナセア(中央下)です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

圧巻の30段飾り

2009年01月27日 | Weblog
 毎年、ひな祭りの時季に合わせて、ガーデンストーリーから車で25分の所にある「世界の民俗人形博物館」にて、~30段飾り、千体のひな祭り~が開催されます。この豪華絢爛、30段のひな壇は高さが6メートルにも及び、博物館を5日間、臨時休館にして飾り付けが行われます。さらに100本のつり雛や、他の段飾りもあり、合計千体のひな人形が迎えてくれるのです。

 数年前に、この30段飾りがお目見えすると、たちまち大好評になり、その後は毎年開催される人気企画になりました。今年は1月31日(土)~4月7日(火)の展示(期間中は無休)です。ご興味のある方は、ぜひ一度、ご覧ください。

       

      写真では、そのすごさが伝わりにくいですが、実際に目にすると、その迫力に圧倒されます。

               

                      飾り付けには5日間を要します。

       

                こちらは、昨年、別の所に展示してあったひな壇です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短い夏を謳歌する ~その2~

2009年01月26日 | Weblog
 昨年の8月10日前後の庭の様子です。この時季はさすがに仕事が忙しく、庭をゆっくり見て歩く時間はありませんが、どこにどんな花が、どれくらい咲いているかをチェックすることは、翌年の植栽を考える上でとても大事なので、仕事の合間にカメラ片手に庭に出ています。

       

写真手前の紫の花はスカビオサ(=マツムシソウ)です。スカビオサは峰の原にたくさん自生しているので、園芸種もすくすく育って、大株に成長しました。

       

こちらは庭に自生しているヤマアジサイです。真夏にアジサイが咲くのも、高地でのガーデニングならでは。ガーデンストーリーには、5株のヤマアジサイがあります。

       

南国を思わせる色鮮やかなヘメロカリス。この花は1日でしおれてしまいますが、毎日、次々に新しい花を咲かせます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧の夕暮れ

2009年01月24日 | Weblog
 ガーデンストーリーは、標高1500mにあるので、真夏でも夕暮れ時になると、さぁーと霧がまいてくることがあります。5m先が見えないくらい濃い霧の時もありますが、下の写真を撮影した日は薄靄(うすもや)で、庭全体がかすかなオレンジ色に染まって幻想的な雰囲気でした。葉や茎など、全体をしっとりさせてくれる霧は、植物にとってありがたい存在。朝露や霧によって、ガーデンストーリーの植物たちは真夏でも水々しさを保つことができます。

       

                     霧は、峰の原名物の1つでもあります。

       

               霧が、高原の涼風に流されて、空気がしっとりします。

       

この写真は番外編。別の日に、ペンションの屋根に登って撮影しました。見えている山々は、妙高山や黒姫山などの北信五岳です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収穫が楽しいベジタブルガーデン

2009年01月22日 | Weblog
 ガーデンストーリーでは、花だけでなく、10種類以上のハーブ、ブルーベリーやスグリなどの木の実、そして、数種類の野菜も育てています。定番で毎年育てている野菜が、ズッキーニとモロッコインゲン。ズッキーニは高地の気候に合っているようで、放っておくとヘチマのように大きくなります。また、ここで収穫するモロッコインゲンはさやがとても柔らかく、おいしいインゲンが収穫できます。

       

バックヤードガーデンの奥に位置するベジタブル・ガーデン。ルバーブやフェンネル、サラダ菜、ミニトマトなども育てています。

       

         こちらが収穫したズッキーニ。定番の緑色だけでなく、黄色い種類もつくっています。

       

こちらはモロッコインゲン。さっと湯がいて、シーチキン、みじん切りした玉ねぎとピクルスを合わせ、最後に摩り下ろしたにんにくを加えたフレンチドレッシングをかけると、とてもおいしいモロッコインゲンのサラダができあがります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏を刻む花時計

2009年01月20日 | Weblog
 ガーデンストーリーに夏がやってくる頃に下から咲き始め、 順々に咲き上がっていくのが、写真のホリーホックです。

 ガーデンストーリーには、アプリコット、ホワイト、ダークレッドの3色のホリーホックが植えられています。いずれも八重咲きですが、八重は花が重く、雨が降って水分を含むとさらに重くなって、茎の途中からポッキリ折れてしまうこともあるので、100cm以上伸びたものは支柱で支えてあげています。普通、ホリーホックは高さが200cmを越えるので、花壇の後ろに植えるのがおすすめです。


 てっぺんの花が咲く頃、高原の短い夏が終わりを告げます。

       

        上品な色合いの淡いピンクのホリーホック。後ろの紫の花は、バーべインブルーです。

       

        こちらは白とダークレッド。上の写真は咲き始めて1週間ほどたった8月7日の撮影です。

       

         上の写真は8月20日の撮影。てっぺんに、まだ5つほど、つぼみが残っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短い夏を謳歌する

2009年01月18日 | Weblog
 ガーデンストーリーの庭紹介は、いよいよ8月に入りました。標高が高いおかげで、1年で1番暑い8月でも、たくさんの花が咲いてくれます。11月下旬から4月下旬まで、1年の内半分は雪に覆われていて、ガーデニングにはちょっと厳しい場所ですが、大勢のお客様がいらっしゃる夏休み期間中も庭がきれいなので、それはそれでいいかなと思っています。

       

       8月上旬のバックヤードガーデン。色鮮やかな花々を多用して、賑やかさを演出しています。

       

こちらはフロントガーデン。左上の白い花は、峰の原に自生しているウバユリで、中央の濃いブルーの花も、自生している山アジサイです。フロントガーデンはきつい色を入れずに、落ち着いた雰囲気になるよう心がけています。

       

ウッドデッキの横で咲き誇る赤いモナルダはハーブの一種。花も食べることができます。モナルダは寒冷地に適しているので、毎年、勢力を拡大しています。ガーデンストーリーには、白と薄いピンクのモナルダもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想い出づくりのお手伝い ~南の学校のスキー教室~

2009年01月16日 | Weblog
 今朝は-23.5℃まで冷え込み、アメダスの観測地点では、菅平が全国で一番低い気温を記録しました!

 さて、その菅平高原には、毎冬、たくさんの中高生がスキーにやってきます。主に四国や九州など、雪が積もらない地域にある学校がスキー教室を行っているのです。1月中旬から2月上旬にかけて、そのスキー教室が集中するので、私もこの時季ばかりはインストラクターとして狩り出されます。

 南国からはるばる飛行機に乗ってやってくる生徒のほとんどは、今までに一度もスキーをしたことがありません。ですので、スキー教室は、スキーの履き方やストックの持ち方といった、基本的なことからスタートします。

 最初は、スキーを履いて歩くことすらままならない生徒たち。何度も何度も転んで、中には途中でめげそうになる生徒もいます。でも、半日もすれば何とかプルークボーゲンができるようになり、その後は1本滑るごとに見る見る上達します。それと同時に、最初は曇りがちだった瞳もどんどん輝き始め、「めっちゃ、楽しい!」と叫びながら滑る姿を見ると、私も嬉しくなります。そして、スキー教室が終わりに近づくと、たいがいの生徒は、「えーっ、もう終わり? せっかく面白くなってきたとこなのに!」と残念そう。スキー教室はたった数日ですが、生徒と別れる時は、ちょっと寂しい気持ちになります。

 雪が降らない地域に住む子供たちにとっては、とても貴重な体験ですが、その想い出づくりのお手伝いができるのは嬉しいことです(^^)

       

 この3日間担当したのは、高知県のとある高校。朝はものすごい冷え込みでしたが、日中は-2℃まで上がりました。お天気も良く、絶好のコンディションでした。

       

 赤いウェアーの子たちが生徒さんです。今回は総勢280名の大所帯。1人のインストラクターが10人くらいの生徒さんを受け持ちます。つまり、大きな学校になると、1校だけで約30人のインストラクターが必要になるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏に咲き続ける高原の花

2009年01月14日 | Weblog
 昨年の7月31日の庭の様子です。庭はこの頃まで、全体的に水々しく濃い緑をしていますが、8月に入ると徐々に薄く乾いた感じの色に変化していきます。もしかしたら、太陽光線の変化による色の違いもあるのかもしれませんが。

 都会では、暑さで夏枯れの時季ですが、標高1500mでは真夏でも花が咲き続け、花の季節が途切れることなく、やがて秋の花にバトンタッチしていきます。

       

フロントガーデン、階段横の花壇。まだ、アルケミラモリスも生き生きとしています。写真左奥では、白いアナベルが咲き始めています。

       

   黄色い小花は、リシマキアのファイアークラッカーです。デルフィニウムは、最後の花期を迎えています。

       

     バックヤードガーデンにある花壇の一角。色や形が違う、様々な葉の植物を植え込んであります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧氷の中を滑り降りる

2009年01月12日 | Weblog
 庭物語はひと休みして、スキー場の様子をレポートします。今年は今のところ、積雪は50cmほどですが、スキーやスノボーを楽しむには充分で、全てのコースが滑走可能になっています。昨日は今年初めてスキー場に行ってきましたが、このところ続いている寒さも相まって、雪はふかふかでとても滑りやすい状態でした(^^)

       

    連休2日目の昨日はお天気に恵まれたので、地元(長野)の人たちが大勢スキーに訪れていました。

       

           根子岳を正面に、梯子山の尾根を滑り降りる通称「かもしか」コース。

       

    寒い日は、カラマツも終日、霧氷をまとったまま。青空をバックにした白い木々はいつ見てもきれいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする