おとといで、スキー学校の仕事が終了したので、今シーズンを振り返ってみます。毎冬、菅平高原スキー場には、北は群馬から南は沖縄まで、小学校から大学まで、400を超える学校がスキー教室にやってきます。飛行機やバスに乗って、大人数で菅平まで来るのはとても大変ですが、子供たちがスキーを通して得られる成功体験が、学校教育において大きな成果を上げているのです。
↑最初の学校がやってきたのは12月12日。まだ、天然の雪はなく、人工雪を細長く繋げたコースで、なんとかレッスンを行いました。シーズン1校目は、はるばる長崎からやってきた高校性でした。
↑リフト乗り場にも降り場にも雪はなく、初めてスキー板を抱えて、リフトに乗りました。
↑シーズン2校目は、東京の小学生。まだ、中級者コースしか雪がなかったので、初心者の子たちは、急な斜面は歩いて下りました。
↑年末になっても、ゲレンデはこんな状況。
↑年が明け、1月中旬になって、ようやく天然の雪が積もり始めました。連日、スノーマシンも稼働し、ゲレンデ整備が続きます。
↑今シーズン、唯一見送りができたのは、6校目に担当した東京の小学生。
↑コロナ禍を経て、5年ぶりに行ったつばくろゲレンデ。修学旅行で、高知からやってきた高校生です。
↑初心者の子たちを教えるのがほとんどなので、毎回、スキーブーツを履くところからレッスンを始めます。これは、11校目に担当した東京の中学生。
↑1月中旬から2月上旬が、スキー教室最盛期。朝一のリフトは、たくさんの学校で混み合うので、20分くらい並ぶこともあります。ちなみに、菅平には16校もスキー学校があります。
↑菅平は比較的晴天率が高いスキー場ですが、吹雪や雨の日もあります。一度に10人前後を担当する事が多いですが、こんな霧の日は、迷子を出さないように気を使います。
↑2月に入り、ふわふわの新雪。14校目に担当したのは、高知の高校生。
↑今シーズン一回だけ、この大松ゲレンデでレッスンをしました。ちなみに、スキー教室は2泊3日が定番。朝、学校を出発して午後からレッスンが始まり、3日目のお昼まで滑って帰校するパターンです。
↑奥ダボスゲレンデから望む北アルプス。団体レッスンの合間に、個人レッスンもあります。左下に写っている6才の子は、シンガポールからやってきました。
↑暖冬一転、2月下旬から大雪が続きました。雪不足で今年は作れないと思っていた表ダボスの雪像が、3月に入って完成。
↑ここはダボスの丘。これだけ広くなだらかな斜面があるスキー場は、なかなかありません。この写真は、3月中旬に担当した東京の高校生。今シーズンも、およそ200名の子供たちと滑りました。一校一校、一班一班、そして一人一人に、いろんなドラマがありましたが、無事、スキーインストラクターの仕事は終了。雪融けを待って、4月中旬から、ガーデナーに戻る予定です!