昨日大和成和病院で心臓ペースメーカー(以下PMと表記)の定期検診を受けてきました。3ヶ月毎に受けている検査です。
先生の診察前にこの3ヶ月間のデータを取り出している技師さんに昨日のランニング時の心房細動の事を確認しようと思い、「昨日の午前9時半過ぎに心房細動出てましたよね?」と尋ねたところ、「ちょっと待ってください、昨日ですよね?昨日は心房細動のデータは残っていませんね。出てませんよ。」との事。「えっ!?出てませんか?15分間ぐらいなんですけど」ってビックリして聞き返してしまいました。
6分40秒/km程度のジョグだったにも関わらず心拍数がそれまでの110bpmから170bpmへと短時間ですが上昇していたのでてっきり心房細動だと思っていました。
しかしPMにデータが残っていないのであれば心房細動では無いのでしょう。では何だったのでしょうか?
考えられるのは使っている心拍計の誤作動か心房細動では無い実際の心拍数の上昇だったのかのどちらかです。
心拍計は手首で計測する光学系のそれではなく、胸に巻くセンサーからのデータを取るタイプの物なので信頼性は高いと思っています。
また、昨日のデータを再度見ると心拍数の上昇具合が一気に170bpm台まで上がるのではなくて階段状になっていました。
下りと登りの坂を走っていたとはいえこんなゆっくりペースでの心拍数ではないので直ぐに心房細動だと決めつけてしまいましたがどうやら実際の心拍数の変化だった様です。
そうなるとまた別の問題が発生しますね。ゆっくりジョグでも170bpm台まで心拍数が上がってしまうという事です。昨日は15分間程度でまた正常値の110bpm台へと下がってくれましたが下がらない事だってあるかも知れません。
これは私にとってかなりショックな出来事です。心房細動ならPMのミネルバ機能でその心房細動を抑え込む事(成功率は50-60%)が出来ますが自然な、と言うより異常な心臓の動きはどう対処するのが良いのでしょうか?
健康が心配なら心房細動が出ている以上走ることを控えるべきなんでしょうがそれが出来るくらいなら悩みはしないのです。
結論は小まめに心拍計の表示する数値を確認して異常な数値が出ている場合はペースを落とすなり立ち止まるなりをするしかないのでしょう。しかし心房細動や今回の様な異常な心拍数の上昇にしろ体感的には殆ど違和感がない時がほとんどなんですよね。なので見過ごしてしまう場合も多々あるのです。
困ったものですが、もうこれは心房細動持ちの人はこんなもんだろうと諦めるしかないのでしょう。手術で心房細動をなくすことも出来るのですが、私の場合は生まれつきの心房中隔欠損だったために心房中隔を一度縫合しています。心房細動を抑えるための手術ではここをもう一度切開することになるのですが、担当医の先生の話では縫い合わせた箇所を再度切開することは出来ないそうです。
後は薬で心房細動を抑えることになります。私は今年の7月からそのための薬「ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg」と言うのを毎朝2錠飲んでいます。この薬は心臓の動きそのものを抑えることで心房細動を抑え込もうという薬なのです。昨日の検査ではこの3か月間の心房細動の発生率は6%まで改善されているそうです。その前3ヶ月間の発生率が20%だったのでこの薬の効果は絶大だったのでした。
しかし副作用もあります。血圧が下がりますし、房室ブロックの発生率が上がるそうです。脈がどんっと急激に下がったりするのです。ここ3ヶ月の間にも走っている間に60bpm台に一気に低下したことがありますが、多分これがそうなのでしょう。
長短ありますが、先生と色々話した中での結論はこの薬をまだ暫く飲み続けてみましょう、ということになりました。またこの薬の効果をなくすのに必要な日数というのはだいたい4日間ぐらいとのこと。どうしても大会で良いタイムを出したいとかの理由でこの薬の効果を消したい場合は大会4日前から飲むことを止めれば良いそうです。まあそんなことは考えていませんが。
そして今回もう一つどうしても確認しなければならないことがありました。前回の検査時にPMの電池交換が来年4月頃、と言われていたのでその日程を確定してもらいたかったのでした。なぜなら2泊3日の手術になるのでその間両親をショートステイの出来る施設へ入れなけばなりません。この予約が2か月前からになるので1月中にはどうしても手術日を確定しなければならないのです。でこの話をしようと思ったところ、先生から電池寿命はまだ半年以上あるので手術日は来年7月以降11月頃までの間になります、とのことでした。ここ3ヶ月間の電池消費量が予想の1/3程度で済んでいたそうです。先延ばしになることは私にとってはとても良いニュースでした。2013年の7月にPMを植え込んだので2022年7月以降に交換となれば丸9年間使い続けることになります。結構な寿命ですね。ありがたいことです。
『昨日の検査ではこの3か月間の心房細動の発生率は6%まで改善されているそうです。その前3ヶ月間の発生率が20%だったのでこの薬の効果は絶大だったのでした』
心房細動ですが、僕の場合はこうやってほとんど正誤なく分かりましたが、どうなんでしょう。手首でも、顎の下(鎖骨上辺りの血管)なら特に、指を当てて、脈拍を診る。細動だと小さい脈拍になって、すぐに分かりました。まさに「細動」なんですよね。特に走っている時の普通の心拍は「拍動」が大きく強くなるから、細動との区別がはっきりしていましたが?
走っている時の細動を手首などで確認できたことはまだありません。急に拍動が大きくなって気持ちが悪くなる時があってその後のPM検査でこの時に心房細動が出てました、と言われることもあったりしています。自分で確認できると良いのですが、今の所心拍計のデータを後から見てその上昇具合でしか確認できないのが現状です。
今後は心拍計を見ながら心拍数の上昇があった場合、立ち止まって手首で確認する様にしてみます。
この機械を入れたのはいつ頃で、その時の最高心拍数はどれほどでしたか? 徐脈・人工パルスになる前の最高数のことです。機械も含めて、その時の最高値以上にならなければ苦しくはないのが難しいことなのかも知れませんね。
僕の最高値は65歳と今とでは変わっていず、165ほどでした。細動だと200前後以上になるからすぐに分かったのですが。
PMを植え込んだのは2013年7月です。この年の5月の練習時の記録に合計21km,1時間45分26秒(5’01”/km)最大心拍数153、平均心拍数131というのがありました。また手術後の12月には合12km、1時間05分19秒(5'25"/km)最大心拍数162、 平均心拍数139という記録も残っています。
全てを見直した訳ではありませんが、この当時はまだ心房細動は出ていなかったのかも知れませんね。時間のある時に過去の記録を見直してみます。
これで貴方が細動を怖がらない理由が分かった気がしました。僕は細動で200を超えても歩き1分で160以内へと鎮まっていったから、これ含めて2~3分でまた走り出したのでした。こんな10キロマラソン大会走行を7年ほどやってました。あとは、10年のカテーテル手術で3年の完全ブランク。以来最近まで、ハーフを走ってみようなどとは夢のまた夢になっていたのに、本日27日で155.5キロまで来ました。なんか、200キロもできそうな気がしてきましたよ。
7月以降心房細動を抑える薬を服用しているので最近は落ち着いている方です。以前は使っていた心拍計が今の物とは異なることもありますが大会時には200bpmを越えたデータが残っていたこともあります。
ただ現在まで3ヶ月毎に医師がデータを確認していても「走ることを控えた方が良いですよ」、なんてことは一度も言われていないことが私が安心して走れている理由でもあります。このまま落ち着いていてくれることをひたすら望んでいます。
文科系さんはとても好調ですね。でも外ランの時は寒さにご注意してください。思わぬアクシデントなんてこともありますので、無理はしないでくださいね。
しかも、これだけトレーニングされている中で、階段状に、上がるって、測定の方を疑ってしまいたくなりますが、胸装着タイプなら、本当なんでしょうね。
数年前は、体感的にはなんともないつもりながら、慢性心房細動で100%の時のランニングは、アブレーション後から考えると、結構きつい状況でのランニングだったと後から気づきました。
心房細動自体は、薬が効いているようで、いいですね。電池交換の時期、2年前に経験しましたが、色んな状況で決めたいので、寿命に余裕のあるタイミングで、実施したいですよね。
うまくタイミング調整できることを祈っております。
お久しぶりです。コメントいただきとても嬉しかったです。ありがとうございます。
トレーニング中の心拍数の動きは日によって様々で、今日などは平均ペース6‘23“で終盤ではラップが5’52”だった時があったにも関わらず心拍数は平均が109bpm、最高でも121bpmだったんです。
ガーミンの胸に巻くバンドタイプですから心拍計の誤作動ではないと思っていますから現状では苦しいと感じなければ大丈夫なんだろうと思うしかありません。
薬は飲みたくはないのですがこれもまたしょうがない事なんだと諦めています。
本体交換時期は来年7月以降だそうですがあまりギリギリでは心配ですよね。9月の上旬ぐらいになるのかなぁ、と思っています。
pacemaker 0714さんはお元気そうですね。明日時間のある時にブログお邪魔させていただきますね。