ヴェネツィアはちょうど2年に1回開催されるヴェネツィアビエンナーレが始まったばかり。主会場には行かなかったが、市内の各地で関連の展示や催しが行われており、楽しむことが出来た。
まず驚いたのが、カナルグランデのカ・ドーロ近くにあった巨大な手。水中から5本の指がニョキッと飛び出していて、なかなか刺激的な展示だった。
今回特に目立ったのが、「人と怪獣」のモニュメント。これは人魚と龍のような怪獣が絡み合っているもの。
海の税関の岬先端に陳列されていた。
税関の手前、サルーテ教会横にあったのがこちら。これも人と怪獣の格闘シーンのよう。
現代美術館の入ったグラッシ宮の前、運河に面して立っていたのがこれ。どれも同じ作家が制作したのかもしれない。
対してこちらはその名も「ゴールデンタワー」。ギラギラと太陽の光を浴びてまぶしく輝いていた。
一方、夜のシーンを表現した展示も。月をテーマにした作品で、三日月がボートに乗っている。
中庭に月が降りてきた
また、ビルの屋上で光る月。いずれも静けさの中に浮かび上がる月のイメージを膨らませた展示だった。
ザッテレ海岸沿いにある新進作家たちの工房では、動物のいろいろ。
サルの次は虎。
そしてウサギが飛び回っていた。
そんな作品展示の合間に見つけた地元のマンマたちの‟作品”。洗濯物が見事に空中に浮かんでちょっとした前衛作品になっていた。