新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

パリを歩く⑦ どこかミステリアスムードに包まれた教会に入る。シャルドネ教会

2019-03-12 | パリ・街歩き

 サン・ニコラ・デュ・シャルドネ教会に入った。

 最初に強いインパクトを受けたのが「飛ぶ天使と見上げる老婆」。ジャン・コリニョンの作品。老婆の悲痛な表情が、ただならぬ事件を連想させる。

 中央祭壇には上部に聖母が描かれ、

 中心に聖母子像が置かれている。

 見渡すと、周囲にもあちこちに様々な彫像、レリーフが配置されれているのが特徴的だ。

 この礼拝堂も上部には女性像があり、

 その下部には倒れかかった老人がいる。先ほどの「天使と老婆」の構図と関連させたものなのだろうか。

 立派なパイプオルガンにも子供たちの像が載っている。

 何かに縋るかのように、必死に手を合わせるこんなレリーフも。

 どこか悲壮感を漂わせる女性像。

 黒い聖母像。スペインでは見たことがあったが、フランスでは黒い顔をした聖母とは初めての対面だ。


 全体的になぜかミステリアスな雰囲気が充満している教会だった。


コメント (2)
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