スペイン北東部、バルセロナから電車で40分ほどのところにジローナはある。古くはローマ人によって築かれた城壁も残る古都だ。
川越しに見ると華麗でピクチャレスクな風景が目の前に展開する。
その街に、1492年にユダヤ人追放令が出されて以来、数百年にわたって閉鎖されていたユダヤ人街が残っている。
今は改修されたが、中にはトンネルを挟んでどこまでも果てしなく続く迷宮のような石の階段があった。
そのフォルサ通りをちょっと不安な気持ちを持ちながら歩いた。
そしてたどり着いたのが、カテドラル。11世紀から18世紀にかけて断続的に改築されて完成したバロック、ロマネスク、ゴシックの混在する建築だ。
正面には大階段。大人でも尻込みしそうな高い階段だ。
と、そこをマンマに見守られながら這い這いして上る赤ちゃんがいた。さすが、古都に育つ子供はたくましさを備えているなあ。
バルセロナに戻って、ガウディ設計のグエル公園。ここにドラゴンの階段と呼ばれる階段がある。
破砕タイルで彩られたドラゴンが中心部にある所から、そう呼ばれている。この階段を上ることでガウディが構築した夢の公園に入り込んでいくことが出来る。
ただ、この時はうっかり階段自体を撮ることを忘れてしまっていた。それで、階段がはっきりわかる写真がありません。
スペイン編の最後に、ガウディの最も有名なサグラダ・ファミリアの全景を!
でも、この写真を撮影したのは2009年。当時はまだこんなくらいの完成度でした。現在は相当に完成に近づいているので、出来れば完成時にはもう1度バルセロナに行ってみたい!!!