川崎市高津区にあるデザイナーマンション。エントランスで見上げれば丸い穴があいている。
ちょっと引いて見ると、細い鉄製のものがぐるぐると周囲を取り巻いている。
真横に目を移すと、これは階段のようだ。
その鉄柵が果てしなく弧を描きながら上昇してゆく。
最上階の空の位置まで、この階段が続いている。
よく見ると、各階ごとに明かりがあって、確かに出入り口があることがわかる。
果たしてこんな階段が日常的に活用されているのだろうか、はたまたデザインとしての機能なのか、見上げながら頭の中は疑問符 ⁇ だらけになってしまった。
階段とは安全に建物などを上り下りするためにより安定した形で設計されるもの、とばかり考えていたが、この階段は完全に先入観や既成概念を破壊してしまうインパクトがあった。