少し歩くと空中に向かって叫んでいるような人のシルエットが現れる。
一瞬空を飛んでいるのかと思ったら、実は人間が大きな手の平の上に載せられているのがわかる。タイトルは「神の手」。カール・ミレスはこんな形で神と人との関係を表現した。
その手前の広場には複雑な形をした彫刻が横たわる。
ジュリアーノ・ヴァンジ作「偉大な物語」。ミケランジェロも愛用したとされるイタリア・カッラーラ産の良質な大理石を25トンも使って完成した大作だ。
4面すべてに様々な男の生き様が表現される。
ちょっと哀れにも見える表情の男もしゃがみ込んでいた。
こちらは「球体を持った球体」。ギザギザに割れ目を見せる黄金の球体。その内部にはもう1つの球体が存在する。確か、このような作品がバチカン美術館の中庭にもあったような・・・。
作者の名前はアルナルド・ポモドーロ。ポモドーロとはトマトを意味するイタリア語。幼いころから彼は「トマトちゃん」などと呼ばれていたんだろうな。
ここにもヘンリー・ムーアの作品が。「母と子」。丸みを帯びた人体は、見る者におおらかな温かみを感じさせる。
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