新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

京都の桜④ 法観寺五重塔と清水寺三重塔。違った味わいの中で桜に包まれる

2020-03-25 | 京都

 八坂の塔=法観寺の五重塔は、ある意味京都の代表的な風景の1つだ。国の重要文化財にも指定されている。

 その塔の周囲を見事に桜が囲む春の風景は、何物にも代えがたい趣を感じさせる。

 さまざまの こと思ひ出す 桜かな  (松尾芭蕉)

 少しずつ暗くなってゆく中で、しっかりとその白さを誇っていた桜。

 そこから清水寺に向かう。

 最初に出会う仁王門は、ライトアップされて鮮やかに赤い。

 その門から奥を見ると、三重塔も光に照らされて輝く。

 青い光線は、観音様の「慈悲の光」を表現したものという。夜空をつんざくような強烈な光だ。

 三重塔の雄姿は、圧倒されるほどの迫力に満ちている。

 その横に咲く桜は、燃えるような光に染まっていた。

 

 


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