八坂の塔=法観寺の五重塔は、ある意味京都の代表的な風景の1つだ。国の重要文化財にも指定されている。
その塔の周囲を見事に桜が囲む春の風景は、何物にも代えがたい趣を感じさせる。
さまざまの こと思ひ出す 桜かな (松尾芭蕉)
少しずつ暗くなってゆく中で、しっかりとその白さを誇っていた桜。
そこから清水寺に向かう。
最初に出会う仁王門は、ライトアップされて鮮やかに赤い。
その門から奥を見ると、三重塔も光に照らされて輝く。
青い光線は、観音様の「慈悲の光」を表現したものという。夜空をつんざくような強烈な光だ。
三重塔の雄姿は、圧倒されるほどの迫力に満ちている。
その横に咲く桜は、燃えるような光に染まっていた。
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