表参道のラフォーレビル向かいに新設された東急プラザ表参道原宿には、人を驚かす仕掛けのついた階段が登場した。
広く開かれた正面入口のエスカレーターと階段を囲む天井、壁面にあらゆる角度の鏡が貼り付けられて周囲を映し出している。
階段途中で見上げると、天井にいくつもの階段が出現する。
そして、ここを通る人や風景が様々な形に折り重なる様にして映し出される。
階上からの眺めはこんな風。現代の万華鏡ともいうべき階段が、都心の繁華街で異彩を放っている。
また、同じ表参道でも中ほどにあるのが表参道ヒルズ。旧同潤会アパートの跡地に造られた建物で安藤忠雄の設計。細長いビルの、明治神宮側正面入口から入ると、目の前に広く大きな階段が現れる。テナントの店は2階より上層に集められており、この1階スペースはただ階段のためだけに与えられたように広がる。
それだけに奥へ奥へと延びる階段の長さは、縦長のビルの特徴をたっぷりと生かして設計されている。
そこは、栄光の待つ舞台へと一歩一歩昇って行くかのような高揚感さえ、感じることが出来る仕掛けになっている。
階段下から見上げるエスカレーター群の列も、なかなか面白かった。
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