鎌倉と言えば、もっとも有名な神社は鶴岡八幡宮。本宮は1191年、源頼朝が征夷大将軍になる前年に造営された。
そこにつながる大階段は61段の石段。
1219年1月27日にはこの階段で事件が起きた。三代将軍源実朝が、甥の公暁に暗殺された現場がここだった。
今ではいつ行っても観光客が押し寄せる鎌倉最大の観光名所となっていて、事件現場などというイメージは全く残っていない。
それで、少し粘ってみたものの人のいない階段の風景を撮影することは出来なかった。ただ、上から見下ろすと結構な急角度であることがよくわかる。
階段の手前にある舞殿。ここは静御前が義経を慕って舞を演じた若宮廻廊跡に建つ。今では結婚式の会場として利用されていて、何度も式のシーンに出会ったことがある。
荏柄天神社は、12世紀の創建で、学問の神様菅原道真を祀る。福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と並ぶ日本三大天満宮の1つとされる。
境内は国の史跡となっており、従ってこの階段も史跡に入るということだ。すっきりとした直線の急階段が心地よい。
すこし近づいてもう1枚。こちらは鶴岡八幡宮と違ってゆったりと参拝が出来た。
でも、本殿にはたくさんの絵馬がかけられていた。やっぱり学業成就の願いに訪れる人が多いことがよく分かった。