ガードナー財団は25日、医学分野で大きな貢献をした研究者に与える「ガードナー国際賞」の受賞者の5名を発表した(3月25日)。うち、日本人の東京工業大学の大隅良典栄誉教授(70)と大阪大学の坂口志文教授(64)が選ばれた。賞金はそれぞれ10万カナダドル(約960万円)、10月にカナダで授賞式がある。
大隅栄誉教授は、細胞の中でたんぱく質の分解と再利用を促す「オートファジー」の働きを解明した。この機能に異常が起きると、神経の病気やがんが引き起こされので、アルツハイマー病やがんなどの治療への応用が期待されている。
坂口教授はリンパ球の中に過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した。この細胞を減らしたり、働きを抑えたりすると、がんを攻撃する免疫機能が高まることなどを突き止め、病気の治療法や予防法の開発につながることが期待されている。
受賞決定を受けて両氏は記者会見し、大隅栄誉教授は「27年間オートファジーの研究をやってきて、いまだに解けたという思いにならない研究テーマに当たったことは本当に幸せだった」。坂口教授は研究者として不遇の時代が長かった経験を踏まえ、「受賞を機に、この分野に注目が集まって研究が進展してほしい」、と述べた。
◆ガードナー国際賞(英:Gairdner International Award)
カナダのガードナー財団より、医学に対してて顕著な発見や貢献した者に与えられる学術賞で、1959年から始まった。
生命科学・医学分野の賞として、最も著名な賞の一つとして知られ、受賞者の多くがノーベル賞を受賞している。毎年、3名から6名に与えられ、55年間に15ヵ国320人が受賞し、うち82人がその後ノーベル賞を受賞している。日本人の受賞者は、これで11人となる。因みに、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も2009年に選ばれている。
天気は晴れ。気温は昨日より少し高い。風が少し強いので暖かさは感じない。
妹の家の庭で”クリスマスローズ”が咲いていた。花は下向きに咲いているので上からは花びら(花弁)しか見えない。・・クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)。花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、おしべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。
”クリスマスローズ”と呼ぶのは、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称である。日本の園芸市場では、クリスマスの頃ではなく春に開花する「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」なども「クリスマス・ローズ」の名前で出回る。
レンテンローズは、レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)までの40日間)の頃、2月頃~3月頃に咲く。この種を元にして他種とで作られた園芸種はオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる。日本の気候に合い良く育つので広く普及している
因みに、キンポウゲ科植物は毒性を持つものが多く、クリスマスローズも全草(特に根)に心臓障害を起こす毒物を持っており、多量摂取すると死に至る。
クリスマスローズ
別名:雪起こし(ゆきおこし)
キンポウゲ科ヘレボラス属
原産地はヨーロッパ、西アジア
日本には明治の初めに入り、薬草として栽培
多年草
開花期は12月~4月



大隅栄誉教授は、細胞の中でたんぱく質の分解と再利用を促す「オートファジー」の働きを解明した。この機能に異常が起きると、神経の病気やがんが引き起こされので、アルツハイマー病やがんなどの治療への応用が期待されている。
坂口教授はリンパ球の中に過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した。この細胞を減らしたり、働きを抑えたりすると、がんを攻撃する免疫機能が高まることなどを突き止め、病気の治療法や予防法の開発につながることが期待されている。
受賞決定を受けて両氏は記者会見し、大隅栄誉教授は「27年間オートファジーの研究をやってきて、いまだに解けたという思いにならない研究テーマに当たったことは本当に幸せだった」。坂口教授は研究者として不遇の時代が長かった経験を踏まえ、「受賞を機に、この分野に注目が集まって研究が進展してほしい」、と述べた。
◆ガードナー国際賞(英:Gairdner International Award)
カナダのガードナー財団より、医学に対してて顕著な発見や貢献した者に与えられる学術賞で、1959年から始まった。
生命科学・医学分野の賞として、最も著名な賞の一つとして知られ、受賞者の多くがノーベル賞を受賞している。毎年、3名から6名に与えられ、55年間に15ヵ国320人が受賞し、うち82人がその後ノーベル賞を受賞している。日本人の受賞者は、これで11人となる。因みに、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も2009年に選ばれている。
天気は晴れ。気温は昨日より少し高い。風が少し強いので暖かさは感じない。
妹の家の庭で”クリスマスローズ”が咲いていた。花は下向きに咲いているので上からは花びら(花弁)しか見えない。・・クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)。花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、おしべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。
”クリスマスローズ”と呼ぶのは、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称である。日本の園芸市場では、クリスマスの頃ではなく春に開花する「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」なども「クリスマス・ローズ」の名前で出回る。
レンテンローズは、レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)までの40日間)の頃、2月頃~3月頃に咲く。この種を元にして他種とで作られた園芸種はオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる。日本の気候に合い良く育つので広く普及している
因みに、キンポウゲ科植物は毒性を持つものが多く、クリスマスローズも全草(特に根)に心臓障害を起こす毒物を持っており、多量摂取すると死に至る。
クリスマスローズ
別名:雪起こし(ゆきおこし)
キンポウゲ科ヘレボラス属
原産地はヨーロッパ、西アジア
日本には明治の初めに入り、薬草として栽培
多年草
開花期は12月~4月



