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2014年の医療事故報告、最多の3194件

2015-03-31 | 社会・経済
 日本医療機能評価機構は、2014年に全国の医療機関から報告があった医療事故が3,194件だったと発表した(3月26日)。前年(2013年)の145件増で、2005年の集計開始以来の最多となった。
 同機構は件数の増加について「医療事故の報告が定着してきた」としている。10月から、全国約18万の医療機関を対象に、患者の予期せぬ死亡事例があった場合、新設される第三者機関「医療事故調査・支援センター」への届け出と、院内調査を義務付ける医療事故調査制度が始まる。
 集計によると、法令に基づく報告義務がある大学病院・国立病院機構の病院などの275施設から2,911件、任意で報告制度に参加する病院など718施設からは283件だった。
 事故の内容は、
  ベッドからの移動中の転落など「療養上の世話」に関する事故が1,119件
  体内へのガーゼの置き忘れなど「治療・処置」に絡む事故は757件
  薬の投与量の間違いなど「薬剤」関係の事故が210件
  事故との因果関係は不明だが、事故後に患者が死亡したのは225件
  障害が残る可能性が高いケースは294件
 ◆日本医療機能評価機構(JCQHC:Japan Council for Quality Health Care)
 公益財団法人。
 「医療機関の機能を学術的観点から中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関」として、平成7年(1995年)に設立。

 今日も晴天。風も穏やかで春の陽気。
 散歩道沿いの小さな空き地、ヒマラヤユキノシタの花が咲いている。葉は幾分厚めで、大きなシャモジの様な丸い葉の間から花茎を伸ばし、その先に淡いピンク色の花が纏まって咲いている。常緑多年草ではあるが赤くなった葉もある。
 ヒマラヤユキノシタが属するユキノシタ科ベルゲニア属は10種程が知られており、種間雑種も多い。ヒマラヤユキノシタはベルゲニア・ストレイチー(Bergenia stracheyi)に付けられた名であるが、交雑種も含めてヒマラヤユキノシタと呼んでいる事が多いと言う。
 名(ヒマラヤユキノシタ:ヒマラヤ雪ノ下)の由来は、ヒマラヤ原産で雪の下科から、の説がある。
 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)
 別名:大岩軍配(おおいわぐんばい)、桜鏡(さくらかがみ)
   ウインター・ベゴニア(Winter begonia) 、ベルゲニア(Bergenia)
 ユキノシタ科ベルゲニア属
 耐寒性常緑多年草
 原産地はヒマラヤ山脈周辺、明治初めに渡来
 開花時期は3月~5月
 花径は1cm程、花色はピンクが代表的で赤・白色がある