くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

怠惰

2009-10-13 23:12:10 |  水中写真
ブラック・コーラルのハンモックでらくちん。



半目で流し目で上から目線。



この怠惰、かつ、達観してそうな感じがなんともいえない。
いつも、すばらしいシパダンの海に棲み、超スローライフ。
うらやましいかぎり・・・。
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シパダン島が、変!

2009-10-08 22:30:15 | Weblog
シパダン島の色と形が変。
9月18日、島を見てそう思った。
緑が色濃くなく、こんもり感が希薄になったように見える。



ズームしてみると…



ぎょぎょっ!木々の葉が、黄色がかってたり、赤茶けてたりする。
幹も白くなってたり・・・枯れはじめているのか?
満潮までまだ2時間くらいあるタイミングなのに、ビーチがほとんど見えない。
PSRがあったあたりからウェストリッジにむけて、ビーチがえぐれた感じもある。


朝のJETTY。大潮の満潮から数十分のタイミングというのもあるが、水位がとても高い。



ビーチには、ボルネオ・ダイバーズのチャンバーがぽつん。
こんなところに打ち捨てられて、雨風にさらされて、ちゃんど稼動できるの? 
とてもダイブステーションがあって、ビーチハットがあって、その奥にスタッフシェッドがあって、といった広さがあったとは思えない。ものがないからそう見えるのかな?

SDCがあったあたり。



西側は、もうビーチがみえない。



砂地は、潮の具合や季節によって形を変えるので、これが一時的なものだとよいのだが・・・温暖化の影響?心配。
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セレベス・エクスプローラー下船~タワウ

2009-10-04 07:09:00 |  ダイビング
9月23日、水曜日。船を降りて、日本へ帰る日。

本日のスケジュール・・・

5時半朝食
  ↓
6時下船。スピードボートでセンポルナへ。
  ↓
7時センポルナ着。送迎車でタワウへ。
  ↓
8時半タワウ着、マルコポーロホテルをデーユース。
  ↓
16時マルコポーロホテルからタワウ空港へタクシーで移動。
  ↓
16時半時タワウ空港着。
  ↓
17時50分タワウ発MH2665便でKLへ
  ↓
20時35分KL着
  ↓
21時45分KL発MI(シルクエアー)339便でシンガポールへ
  ↓
22時40分シンガポール着
  ↓
23時40分シンガポール発SQ638便へ東京へ

今回、MHが混んでいたので、SQを使い、一見大変そうに見えるが、MHでタワウ→KK→KL→東京と乗り継ぐのと、乗り継ぎの回数、所要時間にはたいした違いはない。パッケージだと、朝の下船後、センポルナのドラゴンインをデーユースするところを、先にタワウまで行ってタワウのホテルをデーユースするだけの違いだ。タワウからKLの直行便がとれれば、かえってホテルでの休息時間は長い。Webで、安い国内線がとれてしまえば、AIRの代金も、すべてMH利用と大差ない。


朝5時起きで、パッキング。5時半に朝食は出てこなかった。6時ちょっと前になってやっと、リクエストしたミースープシーフードが出てきた。見た目はお店のミースープのようだが、残念なことにあまりおいしくない。多分、ちょっと甘めにできていたからだ。そして友達に見送られ、下船したのがほぼ6時半。スピードボートは、センポルナがもうすぐそこ、というところにある水上集落経由だった。そこでハリラヤ中もずっといたスタッフをひとり落とす。みんなが休みをとっていた中、がまんしてたんだから、ゆっくり休んでね、と思う。そしてセンポルナには7時半すぎに着いたが、アリババ車は来ていなかった。こうしてまたまたボルネオ・グローバルで休憩。今日は、昔アブディラにいたジェフリーが、超似合わない金髪で登場。いちおう超社交辞令な握手でごあいさつ。店内には、いかにも不良外人な風体のバックパッカーが4人いた。することもないので、iPhoneを見ると、この店のワイヤレスが入っていたので、たまったメールを受信したり、不毛なネット閲覧をして時間をつぶす。だいぶたってからアリババ車が来たが、車を降りるなり、ババ(アリババをローカルスタッフはこう呼ぶ)は「ろさ~っ(ROSAK)!」と一言。何ですと!?ROSAK=コワレタということだ。え~!?早くタワウについて、ホテルで休みたいのに。それでも15分ほどでタワウへ出発。きょうも、スキンヘッドの男が運転で、ババは横に座っているだけ。もうババは引退なのかな?途中、椰子の木農園の道で止まるので、ババ、おトイレかな?と思ったら、ペットボトルで車に給水。オーバーヒート?また普通に走り始めたので眠りにはいる。だいぶたってから、またもストップしたので目を開けると、ちょうどタワウ空港をすぎたあたりだと思う。左を見ると、アイスクリームやお菓子を売る雑貨店、通りの反対にはココナッツ、すいか、かぼちゃと、丸くてでかいものばかりをうってる販売所があるだけだ。



マグナムかヤムアイスがあるなら、買おうかしら、と思案していると、スキンヘッドのドライバーが、アメちゃんを買ってきてくれた。紙にはKOPIと書いてあるコーヒー味で、わりとおいしい。あめをなめながらぼーっとしていると、ババに車を降りるように言われた。そしてすぐにミニバスがやってきて止まった。ババがミニバスのドライバーにお金を払い、私の荷物をミニバスに積み込むと、「これでホテルまで行って。」と言われる。しよーがないなー、と思いながら、ローカルの皆さんとミニバスでタワウへゆく。ミニバスの終点は、サビンドという場所のバスターミナルだが、ちゃんとホテルに乗りつけてくれる。こういう融通がきくところは、こっちのいいところだが、ミニバスで、わりとちゃんとしたホテルに乗りつける、って、なんか気まずい。デーユースする、マルコポーロホテルってのは、タワウの老舗ホテルで、シンプルだけど、ちゃんとしているのだ。

マルコポーロホテルの車寄せにミニバスで入ると、ベルボーイの表情も微妙だった。まあいいや。部屋に入ると9時半。着替えもシャワーもせず、ベッドカバーの上で、即仮眠。11時半にアラームをかけていたので、目覚めとともに、行動開始。今日こそ、ココナッツプリンが食べたいので、タワウでの最大のお目当て、「オーシャン・エリア・シーフード・レストラン」にゆく。

「オーシャン・エリア・シーフード・レストラン」は、Tigerビールのロゴと、「海昇」の文字が目印だ。




7月は改装工事中だったが、ちゃんと営業再開していてくれて、よかった。またまた9人くらい座れる円卓でひとり中華。ランチ時間帯なので、もう少し混んでいるかな、と思ったら、あとは商用風のおじさんが、やはり大きな円卓で二人中華だ。

ミバサと



サユルマニスがなかったのでちんげんさいと



そして、ココナッツプリン




ミバサ、具がいいので、すばらしくおいしい。ちんげんさいは、ガーリックがきいていて、普通においしい。そして、私にとってはメインのココナッツプリン、たまらない。ココナッツのクリーム部分より、ジュース部分の味が勝っているので、さっぱりしていて、実においしいのだ。 エアコンのきいたレストランで、600円。コストパフォーマンスも◎。これは、ドラゴン・インよりマルコポーロホテルが高くったって、タワウから空港へのタクシー代が40リンギットかかったって、十分それに値するうまさだ。

すっかりご満悦モードで外に出て歩き始めると、さすがにちょっとむかむかした。明らかな過食。ゆーっくりと、だましだまし歩く。スーパーServayで、お菓子を買おうと思うが、満腹で何をみても食指をそそられず。常備しておきたいサバティーとカヤジャムを買ってホテルに戻る。そして帰国にむけ、シャワーを浴びて生き返るが、あと1時間、カーテンを閉めてバクスイしとこう。明日は成田に着いたら、オフィスへ直行なのだから。ところが、横になって5分後、電話がきた。間違い?と思ったが、ドライバーからで「わっとたいむいずゆあふらいと?」という。タワウ空港への送迎はついていないと思ったが、送ってくれるなら、送ってもらおう。「17:50」と答えたら、「15:30にピックアップします」と言う。「15:30じゃなくて16;00にして~」とたのみ、「オッケー」と言ってたわりには、どうも30分、ロビーで待っていた模様。車は復活し、ドライバーとババに加えて、知らないおじさんがもう一人。彼らは、空港で私を落とした後、またセンポルナへと帰ってゆくのだ。

タワウ空港でチェックインをすませ、おそらくこの旅最後のマグナム・アイスを食べる。こうもマグナムがすきなのだ。タワウからKLまでの直行便は、ハリラヤの帰省を終えて、KLにむかう人で満席だった。国内線は、人の席番に、ローカルがちゃっかり座ってることが多いが、このフライトもそうだった。どいてもらうが、間違ってかけていたムスリムカップルは、やさしい美男美女であった。離陸すると、もう薄暗い。そして、またも機内食。マレーシア航空の、サトウキビからできたという、エコな機内食パック。

KLに着いたのは、定刻より10分遅れの20時45分。ドアがあいても、この満席だからなかなか降りられないだろう。シルクエアーへのチェックインはまだだし、乗り継げるかどうか、ちょっと心配。さらに悪いことに、タワウからの便は、サテライトの一番奥の方に着いてくれた。動く歩道を、猛スピードで歩き、やっとトランジットカウンターにたどりつく。エコノミーのカウンターには、5~6人のドイツ人ぽい人たちが並んでいたが、そんなのを待ってたら乗り遅れる。ちょうどビジネスクラスカウンターが空いたところだったので、並んでいる人がいないのをいいことに、そちらの係員に「I'm afraid...のりつげないんじゃない?」といって、KLからシンガポールのEチケットをみせる。係員は、「わかった!」と言って、その場で受けてくれた。システムではもうチェックインできないようで、ゲートに電話で確認し、ボーディングパスは手書きだった。シンガポールからのボーディングパスは、ゲートで受け取るようにと言われる。この職員は、なかなかよい仕事ぶりだ。そして、イミグレーションがまた長蛇の列。ターミナル移動用のトレインで、やっとゲートに着くと、まさにゲートをクローズしようとしているところだった。先にもらった手書きのボーディングパスから、プリントしたものに交換してくれた。が、シンガポールからのボーパスは、しっかり忘れられた。さいそくすると、「あらま~」と言って、手続き再開。ここでマレー語を駆使して、席の希望をいうと、喜ばれ、「今の空きでは、アッパーデッキの一番後ろの通路側が、いちばん楽だと思うわ」と言って、アッパーデッキ後方のセンターで2席しかないところをとってくれた。そしてスタッフの女性は、「私も早く日本に行って、木村拓哉に会いたいわ~」と、木村拓哉にうっとり、というポーズをしながら、見送られた。

シンガポールに着くと、またまたターミナル移動。10分前にゲートクローズだが、ぎりぎりにセキュリティチェックにいったら、超まきがはいった。いつもは、長蛇の列になるゲートにも、もう人は2、3人しかいない。私がセキュリティをぬけると、バタバタとしめていた。

こうして、恒例の9月のシパダントリップが終了した。休んで遊びに行ったことには違いがないのだが、なんだか休んだ気がしない・・・。たまには、モルディブあたりの、リゾートリゾートしたところで、ゆっくりしたいものだが、シパダンで少しでも多く潜りたいという気持ちが強い以上は、今はセレベス・エクスプローラーしかないから、当分はこの休んでも休まらない、からは抜け出せなそうだ。
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セレベス・エクスプローラー5日め

2009-10-04 06:57:45 |  ダイビング
9月22日、火曜日。
シパダン4ダイブの日。
早くも最終日。
そして、今朝も曇天。

1本目:バラクーダ・ポイント
暗いのでデジカメは置いていく。エントリーすると、きのうの砂が巻上げられた感じはおさまり、透明度はましになっていた。かつて9月はハンマーヘッドの季節だったし、暗さと体感温度が下がったことで、そろそろあえてもいいんじゃないかと外洋側の下ばかりを凝視していたが、待ち人来たらず。もっとも、水温が低くなった、と言っても、金曜土曜が30度くらいあって、きょうは28度といったことで、まったくもって水温は低くないのだ。バラクーダはちゃんと出た。


2本目:ミッド・リーフ。
深海のウミウチワは見事。



3本目 バラクーダ・ポイント。
もう日も高い時間なのに、相変わらず薄暗い。雲が厚いわけでもないのに、太陽が顔を出さない。水面でも視界がとても悪いし、かといってガスってるのともちがう。このかすみ具合は、ヘイズ(山火事の煙害)っぽい。ヘイズだったらどうしよう。だって、97年のヘイズのあと、エルニーニョ現象が起こり、サンゴが死んでしまったんだから。せっかくここまで美しいさんご礁が回復したのを、台無しにしないでほしい。頼むよ、インドネシア。

そして、もちろん水中も暗いが、サメが活発で楽しい。
外洋にはグレーリーフシャーク(ぼけてる)、いつもはナマズ顔で休んでいるホワイトチップたちも、ちゃんと泳いでいる。





バラクーダはまばらに登場。





4本目 タートル・パッチ
ジェリーがオーバーハングをひとつづつ、ざっとライトで照らして、ヘルフリッチチェック。そんな照らし方でわかるの?と思うほど、雑な感じのあて方だが、それでもしっかりみつけるのが、ジェリーの視力のすごいところだ。



きのうのヘルフリッチを、きょうはダイバー14人全員で囲む。きのうより警戒心が強くなっていて、私たちの訪問に、ヘルフリッチはさっさと穴に引っ込んでしまった。ヘルフリッチが隠れている間も、同居のアケボノさんがずーっと私たちににらみをきかせていて、実にとりやすい位置でポーズをとってくれているのに、かわいそうなほど誰にも相手にされない。皆、固唾をのんでヘルフリッチの再登場だけを待っている。ふたたびヘルフリッチが登場すると、ちょっとした有名人の記者会見なみのストロボ攻撃。きっと、彼らは、しばらく世の中がぶちぶちに見えたに違いない。たいして大きくないオーバーハングの砂地に、14人が一度に集中するのだから、右にも左にも、もちろんそれより前にも後ろにも動けない状態になった。DECOまであと2分になったので、浮上したかったが、両脇ぎちぎち、まきあげでも悪いので、ヘルフリッチが消えたタイミングをみはからって深度をあげるが、すでにDECO7分が出ていた。エキジット時間近くに出ると、DECOを消すのがたいへんだ。そして、浮上するにしたがって、DECOも1分ごと伸びてゆく。最終的に12分で、憂鬱な気持ち。浅瀬は流れていたので、すでにロックと化した、死んだサンゴにつかまって、3mをキープしていると、バラクーダの群れがやってきた。バラクーダは、あざ笑うかのように、ロックにしがみつく私のすぐそばまでやってきて、そして去っていった。DECOストップは、静かにしているべきと知りつつ、誰もいないから、バラクーダとしばらく泳いでみたが、ダッシュでやっと追いつく具合で、これは窒素がでかくなる、とまたまた浅瀬で時間をつぶした。14人もいるから、エキジットにも時間がかかり、長時間の停止後でも、みんなを待たせることにならなくて、ほっ。 



これにて私にとってのラストダイブ終了。9月のシパダンって、偶然かもしれないが、1年おきによかったり悪かったりだ。台風の季節だから、Land below the windowなボルネオに台風が来ないまでも、フィリピンあたりで台風が発生すると、そのしっぽがかかり、海が荒れることも多いからかもしれない。

船に戻ると、そそくさと器材を洗い、もう帰る気まんまん。シパダンにリゾートがあった頃は、半泣きで帰ることもあったというのに、この船にはそういう情緒は残念ながらないのだ。夕方、スイス人男性とタイ人女性のカップルが新たに乗船し、ついに満室となる。でも、ダイブマスターは、今のところジェリー一人。明日の朝の下船は私一人で、計15人のダイバーが引き続き乗船していることになる。最初は7時下船といわれていたが、ボートの都合で6時下船にしてくれ、に変わった。セレベス・エクスプローラーには、スピードボート2ハイしかなく、そのうち1パイは、トランスファー兼ダイビング用だ。私のセンポルナへの送迎のために、1パイ使ってしまうと、15人のダイバーに1ボートしかなくなっちゃうから、できるだけ早く、ってのは理解できる。幸い、シパダンに未練はあっても、船には未練がないので、快く了承。降りるのが一人なので、朝食も、「ミーゴレンとナシゴレンどっちがいい?」とリクエストを聞いてくれた。ミーゴレンはタワウで食べるつもりなので、「ミースープはある?」と聞いたら、あるよ、ってので、ミースープをたのんだ。

きょうは、なんども停電があった。最初はジェネレーターチェンジかと思っていたが、そう頻繁にチェンジはしないはずだ。シャワー中にもディナー中にも、停電があった。ハリラヤでスタッフ不足なせいか、復旧がとても遅い。だめじゃん。夜は遅くまで飲んでいたが、みんなおやすみなさい、になったあと、ひっそりスーツケースをラウンジにあげて、明日の朝、パッキングの仕上げをすることにした。
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