9月23日、水曜日。船を降りて、日本へ帰る日。
本日のスケジュール・・・
5時半朝食
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6時下船。スピードボートでセンポルナへ。
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7時センポルナ着。送迎車でタワウへ。
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8時半タワウ着、マルコポーロホテルをデーユース。
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16時マルコポーロホテルからタワウ空港へタクシーで移動。
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16時半時タワウ空港着。
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17時50分タワウ発MH2665便でKLへ
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20時35分KL着
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21時45分KL発MI(シルクエアー)339便でシンガポールへ
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22時40分シンガポール着
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23時40分シンガポール発SQ638便へ東京へ
今回、MHが混んでいたので、SQを使い、一見大変そうに見えるが、MHでタワウ→KK→KL→東京と乗り継ぐのと、乗り継ぎの回数、所要時間にはたいした違いはない。パッケージだと、朝の下船後、センポルナのドラゴンインをデーユースするところを、先にタワウまで行ってタワウのホテルをデーユースするだけの違いだ。タワウからKLの直行便がとれれば、かえってホテルでの休息時間は長い。Webで、安い国内線がとれてしまえば、AIRの代金も、すべてMH利用と大差ない。
朝5時起きで、パッキング。5時半に朝食は出てこなかった。6時ちょっと前になってやっと、リクエストしたミースープシーフードが出てきた。見た目はお店のミースープのようだが、残念なことにあまりおいしくない。多分、ちょっと甘めにできていたからだ。そして友達に見送られ、下船したのがほぼ6時半。スピードボートは、センポルナがもうすぐそこ、というところにある水上集落経由だった。そこでハリラヤ中もずっといたスタッフをひとり落とす。みんなが休みをとっていた中、がまんしてたんだから、ゆっくり休んでね、と思う。そしてセンポルナには7時半すぎに着いたが、アリババ車は来ていなかった。こうしてまたまたボルネオ・グローバルで休憩。今日は、昔アブディラにいたジェフリーが、超似合わない金髪で登場。いちおう超社交辞令な握手でごあいさつ。店内には、いかにも不良外人な風体のバックパッカーが4人いた。することもないので、iPhoneを見ると、この店のワイヤレスが入っていたので、たまったメールを受信したり、不毛なネット閲覧をして時間をつぶす。だいぶたってからアリババ車が来たが、車を降りるなり、ババ(アリババをローカルスタッフはこう呼ぶ)は「ろさ~っ(ROSAK)!」と一言。何ですと!?ROSAK=コワレタということだ。え~!?早くタワウについて、ホテルで休みたいのに。それでも15分ほどでタワウへ出発。きょうも、スキンヘッドの男が運転で、ババは横に座っているだけ。もうババは引退なのかな?途中、椰子の木農園の道で止まるので、ババ、おトイレかな?と思ったら、ペットボトルで車に給水。オーバーヒート?また普通に走り始めたので眠りにはいる。だいぶたってから、またもストップしたので目を開けると、ちょうどタワウ空港をすぎたあたりだと思う。左を見ると、アイスクリームやお菓子を売る雑貨店、通りの反対にはココナッツ、すいか、かぼちゃと、丸くてでかいものばかりをうってる販売所があるだけだ。
マグナムかヤムアイスがあるなら、買おうかしら、と思案していると、スキンヘッドのドライバーが、アメちゃんを買ってきてくれた。紙にはKOPIと書いてあるコーヒー味で、わりとおいしい。あめをなめながらぼーっとしていると、ババに車を降りるように言われた。そしてすぐにミニバスがやってきて止まった。ババがミニバスのドライバーにお金を払い、私の荷物をミニバスに積み込むと、「これでホテルまで行って。」と言われる。しよーがないなー、と思いながら、ローカルの皆さんとミニバスでタワウへゆく。ミニバスの終点は、サビンドという場所のバスターミナルだが、ちゃんとホテルに乗りつけてくれる。こういう融通がきくところは、こっちのいいところだが、ミニバスで、わりとちゃんとしたホテルに乗りつける、って、なんか気まずい。デーユースする、マルコポーロホテルってのは、タワウの老舗ホテルで、シンプルだけど、ちゃんとしているのだ。
マルコポーロホテルの車寄せにミニバスで入ると、ベルボーイの表情も微妙だった。まあいいや。部屋に入ると9時半。着替えもシャワーもせず、ベッドカバーの上で、即仮眠。11時半にアラームをかけていたので、目覚めとともに、行動開始。今日こそ、ココナッツプリンが食べたいので、タワウでの最大のお目当て、「オーシャン・エリア・シーフード・レストラン」にゆく。
「オーシャン・エリア・シーフード・レストラン」は、Tigerビールのロゴと、「海昇」の文字が目印だ。
7月は改装工事中だったが、ちゃんと営業再開していてくれて、よかった。またまた9人くらい座れる円卓でひとり中華。ランチ時間帯なので、もう少し混んでいるかな、と思ったら、あとは商用風のおじさんが、やはり大きな円卓で二人中華だ。
ミバサと
サユルマニスがなかったのでちんげんさいと
そして、ココナッツプリン
ミバサ、具がいいので、すばらしくおいしい。ちんげんさいは、ガーリックがきいていて、普通においしい。そして、私にとってはメインのココナッツプリン、たまらない。ココナッツのクリーム部分より、ジュース部分の味が勝っているので、さっぱりしていて、実においしいのだ。 エアコンのきいたレストランで、600円。コストパフォーマンスも◎。これは、ドラゴン・インよりマルコポーロホテルが高くったって、タワウから空港へのタクシー代が40リンギットかかったって、十分それに値するうまさだ。
すっかりご満悦モードで外に出て歩き始めると、さすがにちょっとむかむかした。明らかな過食。ゆーっくりと、だましだまし歩く。スーパーServayで、お菓子を買おうと思うが、満腹で何をみても食指をそそられず。常備しておきたいサバティーとカヤジャムを買ってホテルに戻る。そして帰国にむけ、シャワーを浴びて生き返るが、あと1時間、カーテンを閉めてバクスイしとこう。明日は成田に着いたら、オフィスへ直行なのだから。ところが、横になって5分後、電話がきた。間違い?と思ったが、ドライバーからで「わっとたいむいずゆあふらいと?」という。タワウ空港への送迎はついていないと思ったが、送ってくれるなら、送ってもらおう。「17:50」と答えたら、「15:30にピックアップします」と言う。「15:30じゃなくて16;00にして~」とたのみ、「オッケー」と言ってたわりには、どうも30分、ロビーで待っていた模様。車は復活し、ドライバーとババに加えて、知らないおじさんがもう一人。彼らは、空港で私を落とした後、またセンポルナへと帰ってゆくのだ。
タワウ空港でチェックインをすませ、おそらくこの旅最後のマグナム・アイスを食べる。こうもマグナムがすきなのだ。タワウからKLまでの直行便は、ハリラヤの帰省を終えて、KLにむかう人で満席だった。国内線は、人の席番に、ローカルがちゃっかり座ってることが多いが、このフライトもそうだった。どいてもらうが、間違ってかけていたムスリムカップルは、やさしい美男美女であった。離陸すると、もう薄暗い。そして、またも機内食。マレーシア航空の、サトウキビからできたという、エコな機内食パック。
KLに着いたのは、定刻より10分遅れの20時45分。ドアがあいても、この満席だからなかなか降りられないだろう。シルクエアーへのチェックインはまだだし、乗り継げるかどうか、ちょっと心配。さらに悪いことに、タワウからの便は、サテライトの一番奥の方に着いてくれた。動く歩道を、猛スピードで歩き、やっとトランジットカウンターにたどりつく。エコノミーのカウンターには、5~6人のドイツ人ぽい人たちが並んでいたが、そんなのを待ってたら乗り遅れる。ちょうどビジネスクラスカウンターが空いたところだったので、並んでいる人がいないのをいいことに、そちらの係員に「I'm afraid...のりつげないんじゃない?」といって、KLからシンガポールのEチケットをみせる。係員は、「わかった!」と言って、その場で受けてくれた。システムではもうチェックインできないようで、ゲートに電話で確認し、ボーディングパスは手書きだった。シンガポールからのボーディングパスは、ゲートで受け取るようにと言われる。この職員は、なかなかよい仕事ぶりだ。そして、イミグレーションがまた長蛇の列。ターミナル移動用のトレインで、やっとゲートに着くと、まさにゲートをクローズしようとしているところだった。先にもらった手書きのボーディングパスから、プリントしたものに交換してくれた。が、シンガポールからのボーパスは、しっかり忘れられた。さいそくすると、「あらま~」と言って、手続き再開。ここでマレー語を駆使して、席の希望をいうと、喜ばれ、「今の空きでは、アッパーデッキの一番後ろの通路側が、いちばん楽だと思うわ」と言って、アッパーデッキ後方のセンターで2席しかないところをとってくれた。そしてスタッフの女性は、「私も早く日本に行って、木村拓哉に会いたいわ~」と、木村拓哉にうっとり、というポーズをしながら、見送られた。
シンガポールに着くと、またまたターミナル移動。10分前にゲートクローズだが、ぎりぎりにセキュリティチェックにいったら、超まきがはいった。いつもは、長蛇の列になるゲートにも、もう人は2、3人しかいない。私がセキュリティをぬけると、バタバタとしめていた。
こうして、恒例の9月のシパダントリップが終了した。休んで遊びに行ったことには違いがないのだが、なんだか休んだ気がしない・・・。たまには、モルディブあたりの、リゾートリゾートしたところで、ゆっくりしたいものだが、シパダンで少しでも多く潜りたいという気持ちが強い以上は、今はセレベス・エクスプローラーしかないから、当分はこの休んでも休まらない、からは抜け出せなそうだ。