くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン Season44 Ep.12~5月8日 KKでの半日

2011-08-26 11:20:45 | コタキナバル
5月8日(日)
朝、9時近くになって起きる。
窓の外には、キナバル山…はない!
きょうも見事に曇っている。
ウィスマサバの屋根の上には、日曜なのに、作業をするヘルメットの男性が数名。


バスルームに入ると、相変わらず、ウッとくる臭さ。
ガヤセンター、まじに1泊だけでよかった。
トイレに入るには、ハイパーベンチレーション必須なんて、しんどすぎる。
とりあえず、部屋を出よう。
さすがに、きのうの食べすぎから、おなかは全然すかず、朝食気分ではない。
ガヤストリートのサンデーマーケットまで、徒歩数分の場所だけど、暑さと人ごみのサンデーマーケットに飛び込む気合はなく、とりあえず、隣のスリアサバに行ってみる。


新しいけど、中は薄暗い。
というか、震災前の日本が明るすぎたのだ。

まずは地下から。
まだテナントが入ってないブロックが多く、がらーんとしてる。
ファーマシーのガーディアンに入ると、他の店舗に比べて、かなり大きい。
バンドエイドと、気管支炎のそなえ、ムコソルバンとハチミツのかおりが甘々なボディクリームをGET。
マレーシアも急にエコ浸透で、なかなかプラスチックバッグに入れてくれない。

今朝は、ホテルのトイレが臭いからと、出かける前にトイレに行かなかったのが災いして、ガーディアンを出る頃には、踊りたいくらいトイレにゆきたくなった。
マレーシアのトイレは、基本チップ製、かつ、多くは水浸しで臭うので、よほど切迫しなければ使わない。
困ったときは、ハイヤットかメリディアンかプロムネードのトイレを借りることにしている。
ここは、新しいから大丈夫だろうと思って入ると、チップは他のショッピングセンターより10セン高いが、まだ清潔で、快適に利用できた。

2階には、カジュアルブランドが何店かあり、1階は化粧品充実。




しかし、ロクシタンあたり、ヴァリエーションは、もうひと息。
高級ブランドがないだけで、コタキナバルも、どんどん、普通の都会めいてくるのは、さびしくもある。

いちどホテルに戻り、チェックアウトして、ランチへ。
またまたKKプラザにゆき、ミバサシーフードとヤング・ココナッツのジュース。






ホテルに戻り、荷物を引き取り、KKプラザでのランチがてら、追加購入した土産物を、隅っこで四苦八苦してパッキング。
隅っことはいえ、表に面したところで作業をしていたので、外から丸見え。
ホテル前の道ゆく人、客待ちのタクシードライバー、みんなの生暖かい視線を感じながら…。
そんな生暖かい視線を送っていた一人のタクシーで、KKIA(コタキナバル国際空港)のターミナル2へ移動。
きょうは、シンガポールまでAir Asiaで飛び、シンガポールから成田がSQだ。
当初の計画では、1月のモルディブのときのように、またまた羽田に午前5時すぎに着き、家でシャワーしてから、何事もなかったかのように出勤するつもりでいた。
KKからシンガポールまでのAir Asiaがディレィせずに飛んてくれるかがポイントで、ディレィしたら万事休すの賭けなのだ。
しかし、Air Asiaのディレィを心配する前に、マイルでとっていた、SQの羽田便がフライトキャンセルになった。
きっと震災の影響による集客不足が原因だろう。
日本を発つ3日前の夕方、携帯に海外から着信があり、「?」と思って出ると、シンガポールのSQで、「羽田便はフライトキャンセル、かわりに成田をとった」という連絡だった。ちょうど電車に乗るところだったので、「あした東京のSQにかけなおして話をする」と言ったのに、「電車を降りるのは何分後?かけなおす」と言うので、シンガポールと話を続けるハメに。
月曜日、成田着の時間が遅いので、困ることを伝え、同じマイル数なんだから、KK→シンガポールのシルクエアーと、シンガポール→成田のSQに振り替えてもらう交渉をするが、さすがにKK→シンガポールへの経路変更は認められず。
結局、成田朝着で妥協し、月曜の遅刻が確定。
成田ゆきの夜便は、A380なので、羽田便の乗客を全部吸収できるのかな。

ターミナル2は、昔を知る者からみると、びっくりするほど栄えていた。
セキュリティエリアへ入る前にある店は、ターミナル1(もっとも、ターミナル1もしれているが)とほぼ同じ。
予約便のQRコードを表示したiPhoneを握りしめてカウンターにゆくと、「あそこにあるマシーンでボーディングパスに引きかえるのよ」と言われる。


荷物をドロップして、レシートをもらい、マシーンでボーディングパスをプリント。
なんか様子が変だけど、紙は出てきた。
最後のウベアイスを食べてから、セキュリティへ行き、ボーディングパスとなるレシートを見せると、セキュリティのおばさんに、「あらまー。ボーディングパスが2枚あるわよ。なんで?」と聞かれる。
よく見ないでいたら、カウンターでボーディングパスは出してくれていたので、マシーン操作は不要だったのだ。
「アリガトーーー!じゅぷ~ん!」と、ゆる~いセキュリティおばさんである。
これで保安は大丈夫か?
出国するとゲートは人であふれかえっていた。
KLゆき、マニラゆき、シンガポールゆきが、Tuch and goで、立て続けに離発着する時間帯のようで、ゲート前のベンチには全然空きがない。搭乗までのわずかな時間、これといったもののない免税を冷やかして時間をつぶす。


3年ぶりに乗ったAir Asiaは、ずいぶん汚れてしまっていた。
まず、窓が汚い。
シートも、だいぶいたんでいる。
クルーは、相変わらず、ケバいし、みんな巨乳な着こなしだ。
数年前まで、マレーシアのランジェリーには、MAX、Bカップまでしか置いてなく、あとは、神社の縁日で並ぶような、オバンブラばかりなので、イミテーションの人もいるだろう。
薄汚れた窓から、小さくなるKKを見ながら、どうせまたすぐ来るだろうしと、なんの感傷もなく。


離陸後、しばらくすると、クルーのお兄さんがミールを売りに来た。
ミールも事前購入がお得なのだが、KKでランチしてから乗るので、必要はないと思っていた。
でも、妙にナシレマが食べたくなったので購入。


辛くて、機内食にしてはなかなかおいしいナシレマだった。

Air Asiaなのに、チャンギでは、ボーディングブリッジに着いたのに驚愕。
感心してるうちに、夕べのKKでのゲリラ豪雨のごとくお腹が急降下。
でも、バリがえりのときの、細菌性特有のシクシクではなく、おなかの中で、何やらパチパチはじける痛さだ。
たぶん、食べ過ぎがたたったと思われる。
そして、こんなときに限って、なぜかトイレは行列。
ひさびさのピ~ンチ!
赤くなったり、青くなったり、白くなったりしながら、3カ所目のトイレで、やっと入れた。
びっくりしたー。
スルーバッグの概念がない格安航空会社なので、シンガポールで、短時間入国。
イミグレの行列には、テンションの高いツーリストたちの一団。
ターンテーブルでも、その一団。
パースからカンタス航空で飛んで来た、オージーたちであった。
カンタスと、格安航空会社の荷物が、同じところから出てくるとは…。

バッグをピックアップすると、ターミナル3へ移動。
人かげもまばらなのをいいことに、すみっこで、再パッキング。
翌朝の会社直行にそなえ、できる限り、手荷物はコンパクトにしたい。
バッグがいびつになるほど詰め込み、無理にファスナーをしめたら、ビリッ。
やっちまった。
まあ、機能に支障がないからいいや。
SQのカウンターはガラガラで、すぐにチェックイン完了。
私が乗るはずだった、羽田行きの便名には、「cancelled」の文字がさんぜんと輝いていた。
チェックインしたら、さっさと出国し、シャワーを浴びて。
免税で頼まれた品を買い、さよならシンガポール。

機内に入ったら、777の仕様じゃん。
羽田で予約していたお客をすべて吸収し、もともと成田の人たちとあわせても、ダウンサイズで対応できてしまう状況。
震災の影響の深刻さをあらためて感じた帰り道…。

シパダン Season44 Ep.11~5月7日 その3 モールめぐり in KK

2011-08-26 11:16:49 | コタキナバル
ガヤ・センター・ホテルの部屋にいたくないので、さっそくじゃらんじゃらん開始。

ショッピングモールその1 Wisma Merdeka
ホテルの隣に位置する、新しいスリア・サバを尻目に、足はなぜか、老舗のウィスマ・ムルデカへ。
ウィスマ・ムルデカに入ると、Nikeの裏手、ガーディアンの向かいにある中国人のMoney Changerへ直行。
他の両替商はすいているが、ここはレートがよいので、いつもアジア系で混んでいる。
彼らは、高額の両替をするので時間がかかり、急ぐときにはむかない店だ。
最近は、クレジットカードでキャッシングして、帰国後すぐに返すのが有利だという人がよくいるが、先週、ためしに空港のATMで、VISAから引き出してみたら、レートは現金からの両替の方が、ずっとよかった。
(もっとも、タワウの町で、日本円の両替は困難だし、レートも非常に悪いので、タワウはATMにたよるしかない。)
それに、マレーシアではカードの不正使用も多いので、私は現金主義だ。
きょうは、先客は一人しかおらず、すぐに両替できた。
さあ、資金もできたことだし、おみやをGETしにゆこう。
ウィスマ・ムルデカは、安靴の宝庫。
ただ、靴も服も、ちょっと日本の流行や感覚からはずれていたりする。
たとえば、ヒールが変だったりとか、トゥが魔女の靴のようにとがっていたりとか、どこか1ポイントをなおしたら、とてもよくなるのに、何か1ポイントが台無しにしているようなモードが多い。
もちろん中にはつぶしがきくやつもある。
たまーに、セレクトショップもどきのようなところで、かわいい一点ものなんかもある。
根気よく探せば、「お買い物!」もあるが、きょうは、ばらまき系おみやげを買うことが先決なので、めざすはスーパー。
ウィスマ・ムルデカの海側の出口から出て、ハイヤットの裏手を歩いてゆく。


フライトが遅れたので、もう、すっかり夕方の佇まい。影が長い。


ショッピングモールその2 Wawasan Plaza
寄ろうと思っていたコタキナバル市場は、もう閉まりかけていたので断念。
きょうは久々に、KKの町の入り口にあるワワサンに行こうと思う。
泊まっているガヤ・センターホテルが町の終わりなら、ワワサンは町のはじまりである。
その距離、わずか徒歩15分くらい。
ワワサンをぶらつくうちに、きっと6時をまわるだろうから、ワワサンのフードコートで、麺かナシゴレンで安く夕食をすまそうという考え。
フィリピノマーケットの横を通ると、他の通行人は言われないのに、私だけが「マンゴー」とすすめられる。そんなにマンゴを食べたそうな顔してるのかな?最近は、自宅近所のスーパーで、フィリピノマンゴを88-98円で売っているので、こっちに来て、マンゴに目の色変えることはなくなった。
途中のワリサン・スクエアはスルーして、海沿いからアピアピセンター横の道に入ると、プロムネードホテル裏の道には、新たにアーケードがかかっていた。雨のときにはありがたいが、一本道だけに、アーケードで頭上の視界が遮られたことで、同じ道が長く感じる。
アーケードがきれると、ワワサン。
ワワサンの前では、月末のカマタン(サバ州の収穫祭)にむけてのイベント案内と、チャリティを細々とやっていた。「ツナミジュプンに寄付を!」とキャンペーン。ありがとね。しかしながら、ローカルに間違われ、チラシを渡され…。「おらんじゅぷん」と言ったら、謝られた。

さて、ワワサンの1階にあるジャイアントで、またスーパーフレンジー再燃。
ここのジャイアントは、ジャイアントにしてはあんまりジャイアントではない。
でも、商品が所狭しと並ぶ光景を、最近、東京で見ていないので、またまた…。

スイカは、積極的に食べないが、黒くて楕円のタイプやつは、皮ギリギリまで赤実で、甘くておいしい。


アイスは必ずチェック。日本でももっと紫いものアイスに普及してほしい。


今の東京では品薄な卵。


同じく、東京では、お一人様1パックしか買えない牛乳。


ジャイアントでは、生カヤジャムをGET。RM2.80也。

この「KAYA ASLI」と書かれたラベルの、いかにも家内工業ちっくな、KK産のこれがいちばん。
適度なザラザラ感がよいのだ。
トーストにぬってよし、クラッカーにのせると、また、格別。
難点は、日持ちが悪いこと。
スーパー・ミレメワのパン屋でも、このテのカヤジャムを売っているが、なめらかすぎて物足りない。

ワワサンでは、ジャイアントだけでなく、百貨店のパークソン、その他テナントも冷やかした。
同じマレーシアでも、KLに住んでいる人から見ると、KKのショッピングモールは、ものすごく田舎くさいらしい。
でも、その田舎くささがKKのよいところだと思う。
時計は6時をまわり、もう1時間以上、歩きっぱなしだが、タワウで食べ過ぎたせいで、おなかはいっこうにすいてこない。
ことによれば、今夜は食べないでよいかも。

ワワサンを出ると、サンセット。
ゴールデン・ウィーク時期、KKにいると、よく朱鷺色の、すばらしいサンセットになるが、今年は雲が多すぎ。
これはこれでまた美しいのだが、世の中が朱鷺色に染まる完璧なサンセットを、たまには見たいもんだ。






このあたりには、そう遠くない将来に、7ツ星ホテルが建設される。
7ツ星…どんだけゴージャスなんだ。
1泊、いくらとるんだ?
一度くらいは泊まってみたいな…。
でも、素朴だったKKらしさがどんどん失われてゆくのは、とっても不満である。

前に、こんなふうにここを歩いていたら、向かいのレストランの中から、たまたまイントラの知り合いが出てきて、呼ばれてちゃっかりごちに、なんてことがあったなあ。
そんな二匹目のどじょうはいない。
KK的にはちょっと高めで、自らは選ばないオーシャン・シーフード・ヴィレッジなるシーフードレストラン。


リアルなイセエビのオブジェが目をひくが、たしか、ここは、見た目はう~んなセミエビがおいしかった記憶が。


なんだか縁起よさそう。


ショッピングモールその3 Centre Point
ワワサンを出て、オーシャン・シーフード・ヴィレッジ→プロムネード→マリーナコートと通過すれば、ワリサンスクエア。
ただ1ブロックがでかいので、けっこうてくてく感はある。
ワリサンは、今回は、寄るというアイデア自体が浮かばず、センターポイントに入る。
エレベーターで4階に上がって、スタバ横で、小一時間、ワイヤレスタイム。
3階、2階とだらだらひやかし、1階に、新たに開店したワトソンズに入る。
ワトソンズで、KATEやレブロン、ロレアルといった、チープコスメを、さらにチープに買いたいと思ったけど、こういうものは、日本とほぼ同価格。
それから地下のスーパー、Ngiukeeへ降りる。
生活必需品、サバティー。


あまりとれないサバ米。
お米の取扱種類も増えたもんだ。


Nigukeeは、ジャイアント、ミレメワ、サーベィより、立地のせいかお高めなので、just looking。
それに、少しでもホテルの近くに到達してから買い物した方が、楽である。

ショッピングモールその4 KK Plaza
センターポイントを出て、郵便局横を通り、KKプラザへ。
ここは、他のモールよりも、さらにしょぼい。
でも、フードコート、ヘアカット、安い服や靴、スーパーと、結構使ってる。
さっそく地下のサーベイに移動。
カヤジャム缶詰編を見るが、今回は、生があるので、やめ。


ばらまき系お菓子、ご自宅用お菓子と今夜のBEERをGET。
こうして、ショッピングモールを4件はしごしただけで、21時。
よくもこんなに時間をつぶしたもんだと、われながら感心してしまう。
おなかはたいしてすかないが、なんとなく、足がガヤストリートを向いたので、せっかくだし、バクテ、行っとこう。

きょうのバクテ 新記肉骨茶
KKのバクテといえば、ジェッセルトン・ホテル前の「佑記」だが、きょうは久々の「新記」にした。
席に着くと、オーダーをとりに、たちはだかるオバサン。
小さくスリムでショートカット、元美人そうだけど、でもオバサン。
斜め向かいの、中華、「發記」を仕切っていた、タッパー水筒から水ガブ飲みのオバサンだ。
新記と發記は親戚か?


ふふん、佑記じゃなくて新記だし、と思いながらひとくち食べると、う、うまい。
佑記とは違ったうまさ。
佑記の方が、ハーブが強くて好きだ。
佑記の方が、ローカルにも人気だ。
ただ、新記は、高温、土鍋でぐつぐつ煮えたぎってくる。
レトロなコンロには、青々とした日にかけられた土鍋が。(ケータイで遠くからとったのでボケボケ)


そして新記は具がおおい。
きっと、肉勝負の佑記の方が正統派?
きのうのバクテは、チリの入れすぎでヒーハーだったが、きょうは高温フハフハだ。
辛いにつけ暑いにつけhot。
と、バクテに喜ぶこと5分後くらい、予告なくゲリラ豪雨襲来。
通りに置かれたテーブルでも、濡れない位置だったが、オバサンが「中に入りなさい」と席を作ってくれた。
外の席にいたチャイニーズたちは、頑張って居座っている人、あわててとめてあった車に駆け込む人など、さまざま。
折りたたみ傘持って出ようと思ったのに、すっかり忘れてた。
バクテをゆっくりゆっくり食べ、約1時間ほど、店でやまぬ雨に放心状態。
タクシーを呼んでもらおうかな、とも思うが、ホテルまではわずか3分。
ロータリーだらけのKKだから、タクシーは、きっと歩くより時間がかかるだろう。
バクテは完食したけど、もうしばらくここにいるのなら、お茶をもう一杯たのもうかな、とか、アーケードづたいにセブンイレブンに行けそうだけど、こっちのコンビニって、雨具売ってるのかな?など、いろいろと思案しているうちに、ようやく小降りになった。
大きな水たまりを、ぴょんぴょんよけながら、ホテルへ戻る。
今は、東京の雨は、放射能が心配だけど、KKならいいや。

町に出ているうちに、すっかり忘れていたが、部屋に戻って、トイレに入った瞬間、ふたたび、うっ!
くさい、臭すぎる。
キーを抜き、電源が落ち、換気扇が止まっていたので、またも悪臭が滞留しているのであった。
ニオイの恐怖、ガヤ・センターホテル。

シパダン Season44 Ep.10~5月7日KK安ホテルレポート Gaya Centre Hotel編

2011-08-26 11:13:47 | コタキナバル
タワウからの便は、定刻より、ほぼ30分遅れてKKに到着。
ここで、KL経由で日本に帰る皆とはお別れ、きょう泊まる「ガヤ・センター・ホテル」へ移動。
ショッピング・センターのウィスマ・ムルデカの先に、2010年にオープンしたばかりのホテルだ。
新しいのにホテルの写真は、なんだか見覚えのある建物。
それにどう見ても、今のデザインとは思えないセンス。
ホテルというよりは、築ン十年の、オフィスビルっぽい。
でも、場所的には、確かに前はホテルはなかったはず。
不思議に思いながらも、ホテルの予約サイトに投稿されたレビューの多くは、新しいからキレイと言っている。
場所は、町の隅っこだけれど、安くて、新しくて、キレイならいいかと、泊まってみることにした。



ホテルに着くと、やはりそれは、以前そこにあったオフィスビルが塗り替えらただけ、ということがわかった。
ホテルに一歩足を踏み入れると、ベルキャプテンから感じよく、きびきびとした動きで荷物を預かってくれた。
レセプションも、にこやかで、仕事が早い。
同じ安ホテルでも、Cititelとは大違い。
まずは好印象。
でも、ツインルームは、Cititelほどではないが、小さかった。



立地から、シービューの部屋なら、南シナ海の眺めがまあまあじゃないかな、と思っていたが、甘かった。
安バウチャーなので、もちろん、シービューなわけないじゃん。
眼下に広がるのは、お隣のビル、「ウィスマ・サバ」ビュー。



ウィスマ・サバには、カレッジやオフィス、ダイビングショップ、そしてAir Asiaが入っている。

部屋にはコーヒー、紅茶、ミネラルウォーター2本がコンプリメンタリーとして置いてある。
ここまでは可もなく不可もなく。

部屋で有線は使えるが、ワイヤレスは、ロビーでしか使えない。
ちょっと残念。
ここまでは、まあ、許容範囲として…
バスルームのドアを開けると、ウッときた。
そこにあるのは、せまめのシャワーブースに、ごく普通のトイレ。





が、とにかく臭い!
もしかして、私が部屋に入る1分前に、ハウスキーピングが入ったばかりで、ベッドメイキングがてらウXコしてったんじゃないかと疑える臭さである。
まさか。
換気扇をまわしっぱなしにして、なんとか、あまり気にならない程度になった。

ホテルの隣には、最新のショッピングモール、スリア・サバがあり、ウィスマ・サバを越えれば、ウィスマ・ムルデカなので、買い物には不自由しない。
人気のリトルイタリー、バクテのガヤ・ストリートなども、徒歩3分圏内なので、食にも不自由しない。
バーが並ぶ場所も、徒歩3分圏内で、飲みにも不自由しない。
町の隅っこといっても、立地も決して悪くはないのだ。
トイレが臭くなければ、トイレさえ匂わなければ、また泊まろうと思えるのだろうが、この悪臭では無理である。
参った。

ガヤ・センター、とても残念なホテルだ。