5月8日(日)
朝、9時近くになって起きる。
窓の外には、キナバル山…はない!
きょうも見事に曇っている。
ウィスマサバの屋根の上には、日曜なのに、作業をするヘルメットの男性が数名。
バスルームに入ると、相変わらず、ウッとくる臭さ。
ガヤセンター、まじに1泊だけでよかった。
トイレに入るには、ハイパーベンチレーション必須なんて、しんどすぎる。
とりあえず、部屋を出よう。
さすがに、きのうの食べすぎから、おなかは全然すかず、朝食気分ではない。
ガヤストリートのサンデーマーケットまで、徒歩数分の場所だけど、暑さと人ごみのサンデーマーケットに飛び込む気合はなく、とりあえず、隣のスリアサバに行ってみる。
新しいけど、中は薄暗い。
というか、震災前の日本が明るすぎたのだ。
まずは地下から。
まだテナントが入ってないブロックが多く、がらーんとしてる。
ファーマシーのガーディアンに入ると、他の店舗に比べて、かなり大きい。
バンドエイドと、気管支炎のそなえ、ムコソルバンとハチミツのかおりが甘々なボディクリームをGET。
マレーシアも急にエコ浸透で、なかなかプラスチックバッグに入れてくれない。
今朝は、ホテルのトイレが臭いからと、出かける前にトイレに行かなかったのが災いして、ガーディアンを出る頃には、踊りたいくらいトイレにゆきたくなった。
マレーシアのトイレは、基本チップ製、かつ、多くは水浸しで臭うので、よほど切迫しなければ使わない。
困ったときは、ハイヤットかメリディアンかプロムネードのトイレを借りることにしている。
ここは、新しいから大丈夫だろうと思って入ると、チップは他のショッピングセンターより10セン高いが、まだ清潔で、快適に利用できた。
2階には、カジュアルブランドが何店かあり、1階は化粧品充実。
しかし、ロクシタンあたり、ヴァリエーションは、もうひと息。
高級ブランドがないだけで、コタキナバルも、どんどん、普通の都会めいてくるのは、さびしくもある。
いちどホテルに戻り、チェックアウトして、ランチへ。
またまたKKプラザにゆき、ミバサシーフードとヤング・ココナッツのジュース。
ホテルに戻り、荷物を引き取り、KKプラザでのランチがてら、追加購入した土産物を、隅っこで四苦八苦してパッキング。
隅っことはいえ、表に面したところで作業をしていたので、外から丸見え。
ホテル前の道ゆく人、客待ちのタクシードライバー、みんなの生暖かい視線を感じながら…。
そんな生暖かい視線を送っていた一人のタクシーで、KKIA(コタキナバル国際空港)のターミナル2へ移動。
きょうは、シンガポールまでAir Asiaで飛び、シンガポールから成田がSQだ。
当初の計画では、1月のモルディブのときのように、またまた羽田に午前5時すぎに着き、家でシャワーしてから、何事もなかったかのように出勤するつもりでいた。
KKからシンガポールまでのAir Asiaがディレィせずに飛んてくれるかがポイントで、ディレィしたら万事休すの賭けなのだ。
しかし、Air Asiaのディレィを心配する前に、マイルでとっていた、SQの羽田便がフライトキャンセルになった。
きっと震災の影響による集客不足が原因だろう。
日本を発つ3日前の夕方、携帯に海外から着信があり、「?」と思って出ると、シンガポールのSQで、「羽田便はフライトキャンセル、かわりに成田をとった」という連絡だった。ちょうど電車に乗るところだったので、「あした東京のSQにかけなおして話をする」と言ったのに、「電車を降りるのは何分後?かけなおす」と言うので、シンガポールと話を続けるハメに。
月曜日、成田着の時間が遅いので、困ることを伝え、同じマイル数なんだから、KK→シンガポールのシルクエアーと、シンガポール→成田のSQに振り替えてもらう交渉をするが、さすがにKK→シンガポールへの経路変更は認められず。
結局、成田朝着で妥協し、月曜の遅刻が確定。
成田ゆきの夜便は、A380なので、羽田便の乗客を全部吸収できるのかな。
ターミナル2は、昔を知る者からみると、びっくりするほど栄えていた。
セキュリティエリアへ入る前にある店は、ターミナル1(もっとも、ターミナル1もしれているが)とほぼ同じ。
予約便のQRコードを表示したiPhoneを握りしめてカウンターにゆくと、「あそこにあるマシーンでボーディングパスに引きかえるのよ」と言われる。
荷物をドロップして、レシートをもらい、マシーンでボーディングパスをプリント。
なんか様子が変だけど、紙は出てきた。
最後のウベアイスを食べてから、セキュリティへ行き、ボーディングパスとなるレシートを見せると、セキュリティのおばさんに、「あらまー。ボーディングパスが2枚あるわよ。なんで?」と聞かれる。
よく見ないでいたら、カウンターでボーディングパスは出してくれていたので、マシーン操作は不要だったのだ。
「アリガトーーー!じゅぷ~ん!」と、ゆる~いセキュリティおばさんである。
これで保安は大丈夫か?
出国するとゲートは人であふれかえっていた。
KLゆき、マニラゆき、シンガポールゆきが、Tuch and goで、立て続けに離発着する時間帯のようで、ゲート前のベンチには全然空きがない。搭乗までのわずかな時間、これといったもののない免税を冷やかして時間をつぶす。
3年ぶりに乗ったAir Asiaは、ずいぶん汚れてしまっていた。
まず、窓が汚い。
シートも、だいぶいたんでいる。
クルーは、相変わらず、ケバいし、みんな巨乳な着こなしだ。
数年前まで、マレーシアのランジェリーには、MAX、Bカップまでしか置いてなく、あとは、神社の縁日で並ぶような、オバンブラばかりなので、イミテーションの人もいるだろう。
薄汚れた窓から、小さくなるKKを見ながら、どうせまたすぐ来るだろうしと、なんの感傷もなく。
離陸後、しばらくすると、クルーのお兄さんがミールを売りに来た。
ミールも事前購入がお得なのだが、KKでランチしてから乗るので、必要はないと思っていた。
でも、妙にナシレマが食べたくなったので購入。
辛くて、機内食にしてはなかなかおいしいナシレマだった。
Air Asiaなのに、チャンギでは、ボーディングブリッジに着いたのに驚愕。
感心してるうちに、夕べのKKでのゲリラ豪雨のごとくお腹が急降下。
でも、バリがえりのときの、細菌性特有のシクシクではなく、おなかの中で、何やらパチパチはじける痛さだ。
たぶん、食べ過ぎがたたったと思われる。
そして、こんなときに限って、なぜかトイレは行列。
ひさびさのピ~ンチ!
赤くなったり、青くなったり、白くなったりしながら、3カ所目のトイレで、やっと入れた。
びっくりしたー。
スルーバッグの概念がない格安航空会社なので、シンガポールで、短時間入国。
イミグレの行列には、テンションの高いツーリストたちの一団。
ターンテーブルでも、その一団。
パースからカンタス航空で飛んで来た、オージーたちであった。
カンタスと、格安航空会社の荷物が、同じところから出てくるとは…。
バッグをピックアップすると、ターミナル3へ移動。
人かげもまばらなのをいいことに、すみっこで、再パッキング。
翌朝の会社直行にそなえ、できる限り、手荷物はコンパクトにしたい。
バッグがいびつになるほど詰め込み、無理にファスナーをしめたら、ビリッ。
やっちまった。
まあ、機能に支障がないからいいや。
SQのカウンターはガラガラで、すぐにチェックイン完了。
私が乗るはずだった、羽田行きの便名には、「cancelled」の文字がさんぜんと輝いていた。
チェックインしたら、さっさと出国し、シャワーを浴びて。
免税で頼まれた品を買い、さよならシンガポール。
機内に入ったら、777の仕様じゃん。
羽田で予約していたお客をすべて吸収し、もともと成田の人たちとあわせても、ダウンサイズで対応できてしまう状況。
震災の影響の深刻さをあらためて感じた帰り道…。
朝、9時近くになって起きる。
窓の外には、キナバル山…はない!
きょうも見事に曇っている。
ウィスマサバの屋根の上には、日曜なのに、作業をするヘルメットの男性が数名。
バスルームに入ると、相変わらず、ウッとくる臭さ。
ガヤセンター、まじに1泊だけでよかった。
トイレに入るには、ハイパーベンチレーション必須なんて、しんどすぎる。
とりあえず、部屋を出よう。
さすがに、きのうの食べすぎから、おなかは全然すかず、朝食気分ではない。
ガヤストリートのサンデーマーケットまで、徒歩数分の場所だけど、暑さと人ごみのサンデーマーケットに飛び込む気合はなく、とりあえず、隣のスリアサバに行ってみる。
新しいけど、中は薄暗い。
というか、震災前の日本が明るすぎたのだ。
まずは地下から。
まだテナントが入ってないブロックが多く、がらーんとしてる。
ファーマシーのガーディアンに入ると、他の店舗に比べて、かなり大きい。
バンドエイドと、気管支炎のそなえ、ムコソルバンとハチミツのかおりが甘々なボディクリームをGET。
マレーシアも急にエコ浸透で、なかなかプラスチックバッグに入れてくれない。
今朝は、ホテルのトイレが臭いからと、出かける前にトイレに行かなかったのが災いして、ガーディアンを出る頃には、踊りたいくらいトイレにゆきたくなった。
マレーシアのトイレは、基本チップ製、かつ、多くは水浸しで臭うので、よほど切迫しなければ使わない。
困ったときは、ハイヤットかメリディアンかプロムネードのトイレを借りることにしている。
ここは、新しいから大丈夫だろうと思って入ると、チップは他のショッピングセンターより10セン高いが、まだ清潔で、快適に利用できた。
2階には、カジュアルブランドが何店かあり、1階は化粧品充実。
しかし、ロクシタンあたり、ヴァリエーションは、もうひと息。
高級ブランドがないだけで、コタキナバルも、どんどん、普通の都会めいてくるのは、さびしくもある。
いちどホテルに戻り、チェックアウトして、ランチへ。
またまたKKプラザにゆき、ミバサシーフードとヤング・ココナッツのジュース。
ホテルに戻り、荷物を引き取り、KKプラザでのランチがてら、追加購入した土産物を、隅っこで四苦八苦してパッキング。
隅っことはいえ、表に面したところで作業をしていたので、外から丸見え。
ホテル前の道ゆく人、客待ちのタクシードライバー、みんなの生暖かい視線を感じながら…。
そんな生暖かい視線を送っていた一人のタクシーで、KKIA(コタキナバル国際空港)のターミナル2へ移動。
きょうは、シンガポールまでAir Asiaで飛び、シンガポールから成田がSQだ。
当初の計画では、1月のモルディブのときのように、またまた羽田に午前5時すぎに着き、家でシャワーしてから、何事もなかったかのように出勤するつもりでいた。
KKからシンガポールまでのAir Asiaがディレィせずに飛んてくれるかがポイントで、ディレィしたら万事休すの賭けなのだ。
しかし、Air Asiaのディレィを心配する前に、マイルでとっていた、SQの羽田便がフライトキャンセルになった。
きっと震災の影響による集客不足が原因だろう。
日本を発つ3日前の夕方、携帯に海外から着信があり、「?」と思って出ると、シンガポールのSQで、「羽田便はフライトキャンセル、かわりに成田をとった」という連絡だった。ちょうど電車に乗るところだったので、「あした東京のSQにかけなおして話をする」と言ったのに、「電車を降りるのは何分後?かけなおす」と言うので、シンガポールと話を続けるハメに。
月曜日、成田着の時間が遅いので、困ることを伝え、同じマイル数なんだから、KK→シンガポールのシルクエアーと、シンガポール→成田のSQに振り替えてもらう交渉をするが、さすがにKK→シンガポールへの経路変更は認められず。
結局、成田朝着で妥協し、月曜の遅刻が確定。
成田ゆきの夜便は、A380なので、羽田便の乗客を全部吸収できるのかな。
ターミナル2は、昔を知る者からみると、びっくりするほど栄えていた。
セキュリティエリアへ入る前にある店は、ターミナル1(もっとも、ターミナル1もしれているが)とほぼ同じ。
予約便のQRコードを表示したiPhoneを握りしめてカウンターにゆくと、「あそこにあるマシーンでボーディングパスに引きかえるのよ」と言われる。
荷物をドロップして、レシートをもらい、マシーンでボーディングパスをプリント。
なんか様子が変だけど、紙は出てきた。
最後のウベアイスを食べてから、セキュリティへ行き、ボーディングパスとなるレシートを見せると、セキュリティのおばさんに、「あらまー。ボーディングパスが2枚あるわよ。なんで?」と聞かれる。
よく見ないでいたら、カウンターでボーディングパスは出してくれていたので、マシーン操作は不要だったのだ。
「アリガトーーー!じゅぷ~ん!」と、ゆる~いセキュリティおばさんである。
これで保安は大丈夫か?
出国するとゲートは人であふれかえっていた。
KLゆき、マニラゆき、シンガポールゆきが、Tuch and goで、立て続けに離発着する時間帯のようで、ゲート前のベンチには全然空きがない。搭乗までのわずかな時間、これといったもののない免税を冷やかして時間をつぶす。
3年ぶりに乗ったAir Asiaは、ずいぶん汚れてしまっていた。
まず、窓が汚い。
シートも、だいぶいたんでいる。
クルーは、相変わらず、ケバいし、みんな巨乳な着こなしだ。
数年前まで、マレーシアのランジェリーには、MAX、Bカップまでしか置いてなく、あとは、神社の縁日で並ぶような、オバンブラばかりなので、イミテーションの人もいるだろう。
薄汚れた窓から、小さくなるKKを見ながら、どうせまたすぐ来るだろうしと、なんの感傷もなく。
離陸後、しばらくすると、クルーのお兄さんがミールを売りに来た。
ミールも事前購入がお得なのだが、KKでランチしてから乗るので、必要はないと思っていた。
でも、妙にナシレマが食べたくなったので購入。
辛くて、機内食にしてはなかなかおいしいナシレマだった。
Air Asiaなのに、チャンギでは、ボーディングブリッジに着いたのに驚愕。
感心してるうちに、夕べのKKでのゲリラ豪雨のごとくお腹が急降下。
でも、バリがえりのときの、細菌性特有のシクシクではなく、おなかの中で、何やらパチパチはじける痛さだ。
たぶん、食べ過ぎがたたったと思われる。
そして、こんなときに限って、なぜかトイレは行列。
ひさびさのピ~ンチ!
赤くなったり、青くなったり、白くなったりしながら、3カ所目のトイレで、やっと入れた。
びっくりしたー。
スルーバッグの概念がない格安航空会社なので、シンガポールで、短時間入国。
イミグレの行列には、テンションの高いツーリストたちの一団。
ターンテーブルでも、その一団。
パースからカンタス航空で飛んで来た、オージーたちであった。
カンタスと、格安航空会社の荷物が、同じところから出てくるとは…。
バッグをピックアップすると、ターミナル3へ移動。
人かげもまばらなのをいいことに、すみっこで、再パッキング。
翌朝の会社直行にそなえ、できる限り、手荷物はコンパクトにしたい。
バッグがいびつになるほど詰め込み、無理にファスナーをしめたら、ビリッ。
やっちまった。
まあ、機能に支障がないからいいや。
SQのカウンターはガラガラで、すぐにチェックイン完了。
私が乗るはずだった、羽田行きの便名には、「cancelled」の文字がさんぜんと輝いていた。
チェックインしたら、さっさと出国し、シャワーを浴びて。
免税で頼まれた品を買い、さよならシンガポール。
機内に入ったら、777の仕様じゃん。
羽田で予約していたお客をすべて吸収し、もともと成田の人たちとあわせても、ダウンサイズで対応できてしまう状況。
震災の影響の深刻さをあらためて感じた帰り道…。