くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

メヒコ・ココ・パラダイス~利きココナッツウォーターメヒコ編

2014-11-28 14:42:44 |  ココナッツマニア
メキシコには、ココナッツ系ドリンクがあふれていた。

まずはAgua de coco、ココナッツウォーターから。

Acapulucoco
Calahua(←波の音が鳴るのでご注意)というメキシコのメーカー製だけあって、空港で、町で、ドリンクを売っている店に行けばほぼどこでも見かけた、その名も「アカプルココ」。
アエロメヒコの機内にも搭載されている。(たぶんカクテル用に乗せているのかもだけれど)
これがおいしい!
日本の輸入食材店のバイヤーさんにはアカプルココを知っていただき、ぜひ買いつけてほしい。

Coco Libre
楽天やアマゾンで売られていて、ずっと気になっていた「ココリブレ」。
メキシコ製ではなくUS製だが、ラパスのスーパーでみつけた。
「Asian island」でとれたココナッツとしているだけで、どこ産のココナッツかは不明。
でも、私はこれがいい!
甘みがあまりなく、日本にも数多く入って来たココナッツウォーターの中では、いちばん本物に近い味。

Nosso Coco
パックされたココナッツウォーターにつきものの、独特のにおいがない。
ウォーターは甘め。
甘みはココリブレ、風味はノッソココだったらいいのに。
飲みやすいので、輸入したら売れると思う。


続いては、ヨーグルトドリンク編。
DANONE Coco

さらっとしている。

Yoplait Piña coco
ヨープレイトのピニャココ。

セブンの「のむヨーグルト」なみに濃厚で、おなかいっぱいになる。


そして、Zumo de Coco、ココナッツジュース編。
Jumex coco-piña
ココ-ピニャネクター。
キャップを取ると、甘い香り。

甘さの中に酸味もあって、なかなか美味。
アングリーバードのボトルが激しい。




たった6日間のメキシコで、こんなに多くのココナッツものがみつかるメヒコってすごい!
アイスクリームもココものが豊富で、コンビ二からアイスクリーム専門店まで、さまざまある。
スーパーではココナッツ玉が売られているくらい。

ラパス海獣王国潜水旅(6)2014年9月27日(土)~29日(月)

2014-11-28 13:34:02 |  ダイビング
哺乳類との交流デー、9月26日
けさのピックアップは、いつもより30分早い7:30。
ダイビングのキャリーバッグごと車に乗り込む。
アディオス、ポサダ・ルナ・ソル!

サンライダーでの朝食は、菓子パン。


ダイバー1名、われわれシュノーケラー2名、マルコとキャプテンと謎のおっちゃんスタッフで出発。
どうやら、謎のおっちゃんは、お一人様で来た女子を気に入ってついて来た模様。

港を出て10分もたたないうちにもう、「いるか!」
ボートを止めて、JUMP!
透明度悪っ!
さかんにきゅいーんきゅいーんと鳴き声がして、こちらに寄っては去ってゆく。

みんな大きい。
大きいし、縦横無尽に泳ぐので、なかなか全身がとれない。

ここのイルカは、水中での人との交流に慣れているわけではなさそう。
私たちをチェックしては去り・・・
ときに脱糞。

透明度が悪くて、すぐにイルカを見失う私たち。
ボート上から、マルコの「右!右!」「前!」という声が飛んで来るが、水面にいる私たちには距離感がわからない。

いったんボートに戻り、イルカたちのいるそばまで移動し、再エントリー。





そして、来るイルカ、来るイルカがみな脱糞して去ってゆくのであった。
透明度の悪さで深さが見極められないまま、イルカにあわせて素潜りしてたら、「あれれ?水面まだ?」と思うことがあった。
でも、どれだけイルカを追いかけても、息切れしないのは、日頃のワークアウトのおかげ。


イルカとバイバイすると、ロスイスロテスへ。




ロックで甲羅干し中のアシカたちのどいつかが、常に、アゥアゥアゥアぅと鳴いている。


シュノーケルスイムをしてよいエリアを確認してエントリー。
今度は水中からアゥアゥアゥアゥと、さっそくアシカがやって来るが、動き早すぎ、それに寄り過ぎ。






あしかの赤ちゃんたちがいるロックをめざして、水面移動。
水底でくつろぐおとなたち。


お父さんが通る。


お父さんが通るときは、微妙に緊張するが、今はこちらに無関心で、なんのおとがめもなし。


お姉さんもやって来る。お母さんかもしれないし、オバチャンかもしれない。


浅瀬をすいすい。


ロックに近づくにつれ、動きの活発な若者が増え・・・




たどりつけば、赤ちゃんたちがガン見。






水底で会う赤ちゃんたちは、たくらみ顔。










一方、水面の大人たちはゆる~く、ごろっと。






おとなはおとなでひとり遊び。


素潜りをすれば、つぎつぎと降って来るアシカたち。






水面でゆらゆらしていると。一匹、片目のないこどもをみつけた。
(写真ではわかりにくいけれど右側の子)

強く生きていってね。

水面に浮かんでいると、ペリカンが低空飛行してたり、


空高く海鳥が飛んでいたり。


それにしても雲一つない空。
休憩中のアシカも気持ち良さそう。


鳥やアシカにばかり気を取られていたら、なんか視線を感じる。

カニカニカニカニ。

強い日差しを浴びて。



ファンダイブの水面休息にあわせて、1時間の休憩以外は、ずっと海に浮かんでた。
ファンダイブ組は、きょうはマンツーなので、たった1日だけのロスイスロテスダイブでも、じゅうぶん満喫できている様子。
アシカハグ。


ファンダイブ組が2本目からエキジットして、セビーチェランチ。

ちょっとバケツでごはんっぽい見た目だけれど、とてもおいしい。

さあ、ジンベイサーチをしながらラパスへ帰ろう。
ジンベイエリアに入ると、ボートはスピードを落とす。
スキッパー、マルコ、みんな一生懸命探してくれているが、いっこうに現れない。
船には、ジンベイウォッチについてのルールがペイントされているくらいだから、ここではジンベイが普通に現れることを物語っている。

が、このルール熟読もむなしく、いっこうに現れないジンベイ。
時計が14時を回り、焦りはじめるわたしたち。
私たちのフライトは17時28分発。
まだまだコルテス海のまっただ中で、陸は遠い。
「もう終わりでいいよ。」という私たちに、まだまだ大丈夫というマルコ。
そして頑張った結果、またやってきたのはイルカ。
みたびイルカスイム。

ジンベイはいなかったけれど、アシカ、イルカの哺乳類に十分満足して、ラパスに戻った。
ボートのシャワーで、シャンプーやボディソープを使って海を汚すわけにはいかないので、潮だけ落とす。
ショップに戻って、着替えと、濡れものてんこもりの悪夢のパッキング。
最後にもう一度となりのアイスクリーム屋でココナッツアイスを買う。
そして、名残惜しいけれど、サンライダーとラパスをあとにした。

むーちゃすぐらしあす、サンライダー。
また来よう。


9/26 AM2073 ラパス1728 メキシコシティ2049
ラパス空港。
2000年とは違って、すっかりきれいになっている。
2000年、ひなびた空港でロサンゼルス行きのフライトを待っていたら、アメリカ人のご婦人が、私を直視しながらつかつかと歩み寄ってきた。
「いいからあなたは動かないで」
そしていきなりビンタ。
「???」
ご婦人は手のひらを見せて、そこにはつぶれた蚊と血。
「ほーら。あなたの頬に蚊が止まってて、こんなに吸ってたのよ。」
と勝ち誇ったように去っていったのであった。
アメリカ人とか、イタリア人って、時に超おせっかいな人がいるが・・・。
見ず知らずの他人の血とか、こわくないの?って思った。

チェックインはスロー。
願わくば、国内線は窓側、国際線は通路側が良かったが、メキシコシティ行きのフライトは満席で、通路側しか残っていなかった。
夜だし砂漠だし、メキシコシティは単なる大都会だから、まーいーか。

ゲートで、あまったペソ消化のために、売店へ行く。
USドルがどこでも使えたが、おつりはすべてペソ。
やっとこちらのコインにも慣れてきた頃には帰国である。
ラパスにはまた来ると心に決めてはいても、東南アジアとはちがって、そうしょっちゅう来れるものでないのはわかっている。
とりあえず、Tpop ChicoというミネラルウォーターをGET。

これが、シュワシュワーとガス入りでおいしい。

そうこうするうちに、私たちが乗る機材が到着。


2時間21分のフライトでは、往路同様、ドリンクのみのサービス。
しっかりテカテをいただく。


9/26 AM58 メキシコシティ2355 成田0645+2
メキシコシティに着くと、到着階も出発階も、もう、多くの店は閉店していた。
さっさと中に入ろうと保安検査場に進むと、行きは何も見られることなくすいすい通過だったが、きょうはみんなこまごまと見られ、時間がかかった。
それでも、たかがしれてる時間だったが。
ところで、ラパスでばらまき系おみやげがGETできなかったので、ここで何か買わなければならない。
ラテンの国だからのんびりしているかと思ったら、DUTY FREEはどこもやる気で、ついてまわられるので、最低限のばらまき系おみやげだけにして、そそくさと撤収。

機内食まではまだまだ時間があるので、軽く食べようと言うことになり、結局セブンイレブン。
暖め用のレンジはあるが、お湯はないので、カップ麺はNG。
なので、ブリトーにしてみた。

辛くてこれはこれでおいしい。

搭乗ゲート近くのカフェに寄り、こまごまとしたお菓子を買って、ペソをほぼ消化。

ゲートアナウンスでは、座席番号ごとに、搭乗案内をしているのに、国籍問わず、そんなものはみんな無視している。
そして、乗ってみたらガラガラで、機内は冷えきっていた。
寒いけれど、コロナライトをしっかりもらう。
やはり、ライトでないほうがおいしいな。

さて、帰りはモンテレイ経由。
成田ゆきの旅客は、この経由地では機内から出られないので、ますます体が冷える。
モンテレイでは、クルーが入れ替わったが、新たなお客はほとんど乗ってこなかった。
テクニカルストップなら仕方ないが、いらっとする経由だな。

モンテレイを発ったら、機内食のサービス。
サービス雑めのアエロメヒコだけあって、ベジタリアンのリクエストはどこかへ飛んでしまったよう。
完全に肉。

肉で全然かまわないが、ぬるいっ!
冷えたコロナとぬるいミールで体が温まらず、通路側にすわっていたので、トイレ通い放題。
ドリンクサービスのとき、カートにメキシコのココナッツウォーター、アカプルココが見ていたので、ギャレーにもらいにいったら、これもぬるかった。

これはたぶん、カクテル用に積んでいて、ソフトドリンク用としてはいないのかも。
ちなみに、ギャレーに行けば、カップヌードルかサンドイッチがもらえるが、さすがに欲しくない。

そして、着陸前の朝食もぬるかった。

いつもミールのあたためが足りないのだ。
メキシコは猫舌の人が多いのだろうか?

日付変更線を超え、メキシコシティを発ったのが土曜日深夜、成田に着いたのは月曜朝。
この帰りの日が+2ってのが、損した気になる。

そうそう、私がアエロメヒコのドリームライナーの全貌を見たのは、成田で降機したときがはじめてだった。


こうして、ラパス旅は終わった。


ラパス後・・・
家に帰って、機材を浴槽に突っ込み、午後から出社。
帰国当日は、半日勤務だけなのでなんとかやりすごし、さすがに睡眠不足でよく眠ったが、翌日からは時差ぼけること約1週間。
夜は眠くないし、昼は睡魔との戦い。
顔中、10代以来、見たことのないようなぶちぶちがいっぱい出た。
時差、睡眠不足、紫外線、塩水、スパイシーフードで肌荒れ祭り。
ラパスは美容に悪いね、と、ろくに美容に気を使ってもいないのに思ってみたりした。

あんなにシパダンに行けないことをくやんだのに、ラパスに行けて、本当によかったと思っている。
ラパスならではのマクロ、ジンベイ、シャチと思い残すことたくさん。
冬にはホエールウォッチもあるし。
また必ずラパスへ行こう。
でも、次はロサンゼルス乗り継ぎにしようと思う。

ラパス海獣王国潜水旅(5)2014年9月26日(金)

2014-11-27 08:47:34 |  ダイビング
朝、サンライダーに着くと、きょうのジンベイサーチはなしという残念なお知らせ。
ここのところ、ラパス海域からジンベイが姿を消しているらしい。
きのうファブさんとマルコが、他のサービスに電話をかけて情報収集をしたけれど、誰もジンベイを見つけていないそうで、たぶんハリケーンでどこかに避難して戻って来ていないようだとのこと。
ジンベイが出るところはにごにごらしいし、どうせシュノーケリングだし、ダイビングの帰りにあわよくば、って感覚だったので、異議を唱えることもなく。
どちらかというと、今の気分はジンベイよりハンマーの群れ。
きょうは4日目にしてやっとエルバホチャレンジ、この旅では最初で最後のハンマーチャンスだから、気持ちは完全にハンマーモード。
なにしろ、2000年9月のログには「Hundreds of hammerheads!」と書いてあったのだから。
あのときはバホに2日チャレンジして、1日目はハズレ×2本、2日目は1本目が数十匹、2本目が百単位で、事例少なすぎだけれど、5割の勝算。

ところで、けさのサンライダーブレックファストは最高。



1st dive エル・バホ
きょうは朝から快晴で、海もペタペタ。
約1時間半でエル・バホに到着。
マルコはエル・バホでのハンマーサーチは、「すごーくがんばる」と言う。
そんなマルコのためにも、ハンマーずには出てほしいものだ。
エントリー間際に、「安全停止に入ってもハンマーが出るかもしれないので気を抜かないで」といった追加ブリーフィング。
まじか?
前回はMAX40mと釘を刺され、さらにDEEPなハンマーを上からじりじりと眺めていた。
なんどとなく、ちょっとだけと沈みかけると、即刻注意されたものだ。
そんな浅くで見れるなんて!?
もう、超期待してエントリー。
エントリー早々、オーバーハング気味のところに、巨大なウツボがべろりんと伸びているのが見えた。
どうも死んじゃっていたみたいだった・・・。
ふきつーーー。

バホの地形も、なかなか楽しい。






それに、さすがに魚影も濃い。
ときどきヒカリモノがブーンと単体で、わらわらと群れで通るが、どれも遠め・・・。


Wahoo(ワフー=カマスサワラ)も出たが、まあ、写らない。

記憶の中のバホは、緑がかった海、水深40メートル、さらに深い方でうようよしているハンマー。
しかもロープ潜降で、ロープにつかまってハンマーを眺めていた気がする。
こんなに泳いだ記憶がないのだ。
2000年に聞いたブリーフィングは、「ハンマーがいるところはそこだけにごっていて、そこだけ水温が低いようなところ」・・・。
確かにハンマーが出たところは、にごっていたし、バホは寒かった。
なのになのに、きょうはそんなところはありません・・・
そんなところはなかったせいか、45分、水中散歩のみにて終了。


2nd dive エルバホ
再度ハンマーチャレンジ。
またまた、よく泳ぐ。

ここのパシフィッククレオールフィッシュは、他の場所でよりも、活き活きとして見える。

きっと、リーフをちまちまと見てまわれば、マクロだってすごいにちがいない。
でも、今見たいのはハンマー。
それにしても、泳いでも泳いでも、にごっているところもなければ、寒いところもない。
うー、いない。

グリーンジャックの群れがダッときて、ダッと去っていった。


青い海、ハンマーの気配を感じないうちに、2本目なうえに、アベレージ深めのダイビングなので、DECOへのカウントダウンがはじまった。
徐々に深度をあげ、水深22メートルくらいまで戻って来ると、きょうはダメなのかなぁ・・・と思えて来る。
そろそろ25分というとき。
やっとハンマーが1匹登場。
と思ったら、次々にそのトンカチ頭が浮かび上がって来る。
たのしー!
DECO承知のうえで深度を下げたら、即刻DECO6分。
ダイビングの後半で長いDECOを出すと、消すのが大変だから、これ以上、DECO STOPは伸ばせない。
仮に3メートルで止まりなさいとかになったら、きょうはつかまるところもないので厄介だ。
そこにハンマーがいるのに、そこまで行けないのは、本当に無念。
上から観察だから、コンデジにはほぼうつらない。
念写以下!?
でも、群れるハンマーを見たのは久々なので、大満足。
なによりも、バホのハンマーがすごいのは、われわれの安全停止の間も、姿を見せてくれることだ。
マルコが言っていたのはウソではなかった。
さすがアミーゴの国、最後までダイバーをもてなすホスピタリティ精神のあるいいハンマーたちだ。
(なわけないだろ。)
願わくば、もうちょっと早く出てほしかった。
ブリーフィングでNON DECOMPRESSION DIVEと言われていたにもかかわらず、まあ、全員がデコデコで上がって来ないこと。


さて、ランチは一巡したようで、バケット。
水面休息では、イルカも登場。



3rd dive スワニーリーフ
潜ったことはあるものの、ほぼ印象に残っていないポイント。
エントリーしても、その水中景観は、記憶の片隅にすら残っていない。
明るい白砂の水底に、強い太陽が差し込んで、とてもリラクシングな感じ。
こんなんだったけ?

白砂にはコルテスガーデンイール。
(見事にほとんど写ってないけれど・・・)


パナミックサージェントメイジャー。

わらわらしていると思ったら・・・

卵守り中。

砂地でのっそりスポットテイルグラント。


リーフ上にもっさりスポットテイルグラント。


ごっそり、いくらでもいる。


サンゴをのぞきこめばエビカニワールド。






そして、前方にメキシカンバラクーダの群れ登場。


ダイバーを見ると、そそくさそそくさ。

近づけない。

水面を指差され、その先には、海鳥がプカプカ。
なんどか獲物を狙って、水中を覗き込んでいたが、なかなか潜って来ない。
鳥さんの動きを動画に撮りたかったが、遠くてNG。
かといって、写真もNG。
そこだけ切り取ってみたら、ぼけたシルエット。

鳥、もっと見ていたかった。

そうこうするうちに、バラクーダが戻って来た。
こんどはだいぶ近づかせてくれたけれど、やはりそそくさモード。








あとは・・・
パシフィックマトンハムレット?かな?


レッドライトゴビーかな?




なんらかギンポ。


コーラルたちだって元気。




地形も面白い。

スワニーリーフでまったりしつくして、ラパスでのダイビングが終わった。


おわらないラパス
エキジットするや否や、マルコが「おつかれさまでしたー」とコロナ缶を差し出す。
1日のダイビングが終わると間髪置かずにコロナをサービス、というラパススタイルは、超お気に入り!
ゲスト5人のうち4人がきょうが最終日。
「お疲れ~、カンパイ!」と、ハンマーも見たこともあって、みんなテンション高め。
もう「あでぃおす!あすたるえ~ご!」気分のところに、「あしたジンベイサーチする?」とマルコ。
「へ!? うちらはあしたは帰るの。」
「できるよ。」
ジンベイサーチはラパスからすぐのところで行うので、われわれは朝のうちジンベイウォッチをして、それが終わってから、マルコは1人だけのダイバーを連れてファンダイブに出発すればよい、ってことらしい。
ハンマーとビールで上機嫌なわれわれは、まんざらでもない。
友だちとしばし、「どうする?」「器材がかわかないねぇ・・・」「でも、ホテルにもあんまりいたくないよね」「昼間暑いし」「せっかくだし」などなど協議の結果・・・
「どうせなら、アシカスイムも行っとく?」
「イルカが出たら、ドルフィンスイムできない?」
と、デマンディングに発展。

Jettyに着いたら、天気もよいし、風景写真をパチパチ。
よせばいいのに手抜きでPモード。
にしたら、何かの拍子に魚眼モードになっていた。
ボート上でとったスナップも魚眼でショック。
TG3、Pにして油断していると、何かにタッチして魚眼に簡単に変わってしまう。


ビーチ。

たぶん、ハリケーンでパームツリーの葉っぱはさびしいのかな?













きょうもアイスクリーム屋に寄って、バータイプのココナッツアイスをGET。
ココナッツフレークぎっしりで、もー、たまんない。
ハイカロリーまちがいなしだけれど、繊維質満載だから良いのだー。
壁に「迷い猫捜索願い」が貼られていた。

ショップに戻り、あしたのプランと料金をファブさんに交渉。
本来はジンベイスイムだけのところ、アシカスイム+あわよくばイルカスイム+アシカスイムプランを快諾してくれた。
ジンベイやイルカを探しながらロスイスロテスについて行き、シュノーケリング。
15時半までには戻って来て、ショップでパッキング、そのまま空港に送ってもらう。
町のショップなので、シャワーはなく、ボートのシャワーですませなければいけない。
どーせ待っているのは、15時間のフライトでギトギトかつカサカサになるんだから、まーいーか。
こうして、あしたは、海から空港へ直行と言う、超暴挙に出ることが決まった。


最後の晩餐
われわれ2名と、きのうから加わったお一人様女子とマルコとで、打ち上げをすることに。
お一人様女子も、あしたは2ダイブしたら、早くもラパスからイーストケーブに移動するそうだ。
ショップ前での待ち合わせにむけて、夕方、ラスト散歩。

ラパスは砂漠だと思っていたけれど、パームツリーがけっこうある。


電線にスニーカー。

ハリケーンで電線が垂れ下がったときのいたずらだろうな。

これも不思議。

なにかのアンテナ的なものだと思うけど、パームの葉が・・・

ジェット音に空を見上げ・・・
この時間だと、あした私たちが乗る便かな?

あっという間だったなぁ。
中4日は短すぎる。

見慣れた海沿いの景色ともこれでお別れ。










とっぷり暮れた夜8時、すでに閉店後のサンライダー前で集合。
「ローカルレストランに連れてってー」というのが、われわれハポネサスの要望。
ただ、マルコ一押しレストランは、夜間営業停止中。
他におすすめのところはないという勢い。
それでもあれこれ考えて、「あそこ!」というところを2件まわったが、いずれもCLOSED。
ハリケーンの余波おそるべし。
ラパスの街をぐるぐる回って、「あー、なんでここ思い出さなかったの?」というレストランがあいていた。

お通し。


今晩のセルベサは、パシフィコ。


メニューを見たって、よくわからないから、そこはローカルにおまかせ。

マルコの、あれもおすすめ、これもおすすめに、じゃあ頼んで・・・みたいな感じでやってたら・・・
あれやこれや次々とやって来る。
ケソ(チーズ)も、

ワカモレも、

トルティーヤも、

カルネも、

もう一丁かルネも、

ペスカドも。


みんなとてもおいしい。
だけれど、お味濃いめで、どれもこれも、ずっしりライスか豆かアボガドがついていて・・・
腹12分目な感じで、もう、限界。


あすたまにゃなとホテルに戻り、レセプションに寄って、チェックアウトをしておく。
スタッフのアラフォーの男性が、カラテノセンセイをやっているとのことで、日本語は数しか数えられないけどねと言っていた。
部屋に帰って、パッキング。
ダイビング器材抜きなのでかんたん。
が、明日の海から帰って来たときのことを考えると、微妙に憂鬱なのだ。

ラパス海獣王国潜水旅(4)2014年9月25日(木)

2014-11-08 23:00:34 |  ダイビング
けさもくもり。


だけれど、出港してものの数分でイルカが現れ、いい感じ。




ラ・レイーナには1時間半ほどで到着。
午前10時半になっても、どよ~ん。


小さな島に近づくと、アシカがごろごろしているのが見える。
あとは海鳥。



ここのアシカはオモシロクナイとのこと。

1st dive La Reina
2000年9月に潜ったときと、印象がずいぶん違う。
たぶん前回は、アシカと巨大マンタに気をとられて、上ばかり見てたと思う。
ここ見たことある!って場所もあるにはあるが・・・
まず、水底の様子がどんどん変わるのがおもしろい。
砂地から岩場まで。














不毛っぽいところもあれば、ソフトコーラルがびっしりのところも。
コルテスベラが女子会中。


腔腸類がびっしりついていたり。


今はマンタのマもないラ・レイーナ。
地道にフィッシュウォッチング。
ミゾレフグ多し。


もうおなじみのパシフィッククレオールフィッシュ。




ボゥ・ブランメルの成魚。

ぼけてるけれど、幼魚。

ちなみに、ブランメルというのは、18~19世紀イギリスの元祖ダンディーと目される人物の名まえ。
なぜにこのスズメダイが?

ゴロタとゴロタの間には、コルテスダムゼルのお子様が身を潜める。


写した本人にしか見えないと思われるシザースダムゼルの群れ。


ジャイアントダムゼル。


パナミックファンジットブレニー。
みんなでかいと思ったが、30センチにもなるんだそうだ。
若い順に・・・








キングエンゼルフィッシュyg+ぼけぼけサラサゴンべ。
ここでは、いたるところにサラサゴンベがいる。


ジュエルモレイ。温厚そう!?


ラ・レイーナでは、上を見ても、下を見ても、魚影は濃いのだ。







2nd dive La Reina
ふたたびラ・レイーナ。
こんどは沈船の方に行くという。
ここに沈船があるなんて知らなかった・・・。

途中、サンゴをのぞけば、カニカニワールドなのだが、まあ、映らない。

オコゼ系。






キングエンゼルフィッシュの若者。


メアジの群れ。


パナミックグリーンモレイ。





そんなに怒らなくてもと思うほど、いつもクワーっと開口。

ウツボの近くには、バースポットカーディナルフィッシュ(左)とパナミックソルジャーフィッシュ(右)。


沈船の様子。













船の全貌はまるでわからない。

またまたキング登場。




やっと全身見えたと思ったら、浮遊物のハレーション。


そして、またのっぺりした砂地に戻り・・・






起伏がある場所に戻ると、上空にアシカ。

でも遠い。

地形が派手になるに連れて、流線型が増え・・・













仕上げはメアジ祭り。


ランチはブリトー。

きょうもおいしい。


3rd dive サルバティエーラ
沈船2連発。
沈船、あんまり好きじゃないのに・・・。







沈船の至る所にハリセンボンがいる。




近づけば、そそくさそそくさ。




しまいには群れていた・・・。


写真にはうまくとれなかったけれど、キングもけっこう群れてたりする。




なかなかこっちを向かないコルテスエンゼルフィッシュ。




見上げればサバヒー。


グレイバーグラント。

フエフキダイ顔だと思っていたら、イサキの仲間だった。

メキシカンゴートフィッシュ。


数少ないインターナショナルなサカナはクダゴンベだったりする。






船底の下。

カマスベラに似ているけれど・・・。


もちろん暗がり好きなパナミックソルジャーフィッシュもいっぱい。



帰り道は器材干しタイム。

きょうはゲスト5名。

そして、待望の青空が、やっと復活。


虹も。


港に着けば、いつもペリカンがお出迎え。(ペリ的にはナイナイ・・・)



アイスクリームにハマる
きょうはサンライダーの並びにあるアイスクリーム屋に寄り道。
ポップな外観のお店で、

毎日、ダイビングから帰って来ると、ローカルがおいしそうにアイスを食べているのを、見過ごしているわけにはいかない。
お店前の街路樹は、ペンキ塗られてかわいそうだけれど、でも、かわいい。

この店のアイスには、スクープタイプと、バーがあって・・・。

目移りするが、きょうはスクープのココナッツに決定。

おいしー!しあわせ!リピ決定!


チープな晩餐
ショップに帰ると、ファブさんが、きょうのレストランを心配してくれる。
が、連チャンでずっしりメヒコ料理は重いので、きょうはスーパーへ買い出しに行きたいと伝える。
すると、スーパーの場所も、懇切丁寧に教えてくれる。
友だちがナビ大臣なので、私はふんふんと聞いているようで、右から左だったりする。
そして、ランチのブリトーがおいしかったので、「すみません、余ったブリトーを、1本ずつください」とおつつみしてもらって、ホテルへ帰った。

きょうはサンセットもいい感じ。




夕日観賞後、スーパーへGo!
我々の寝床、ポサダ・ルナ・ソルは、どこへゆくにも、15~20分歩かなくてはならない。
まだまだハリケーンの後片付け中といった感じで、早い時間にクローズしている店が多いし、車道は通行止めになっているところもある。
そして、夜のラパスは、ときどきゴキブリがサササと出て来て、ギャーなのだ。

さて、スーパーは大型。


パーキングは、砂漠らしからぬペンギン。


とにかく、外国のスーパーが大好き。
ハラペーニョやチリなど、辛いもの系にテンションが上がる。








いいなー、ココナッツを売ってて。


夕食用のカップ麺と、おみやげと、見慣れぬココナッツウォーターやココナッツドリンクを何種類も買ったものだから、液体で重っ!
このスーパーの残念なところは、ビールは半ダース単位でしか売らないこと。
船上でビールが出るし、あさって帰るので、そんなにはいらない。
仕方ないので、辻辻にあるOXXOなるコンビニに寄ってビールをGET。

ホテルへ帰ると、さっそくキッチンへ。
お湯を沸かそうと思うが、火がつかない。
ガス栓閉まってるかチェックするが、開いているくさい。
友だちが階下のレセプションに「火つきませ~ん」と訴えに行くことに。
戻って来たときには、手にマッチ。
まさか、着火しないといけないとは、盲点だった。

ブリトーと、メヒコのカップ麺と、スーパーで買ったラフランスで質素なディナー。
メヒコならでは、チリたっぷりでおいしーーー!


今宵はテカテ缶。


バルサのスポンサーらしく、テカテバルサ缶。


さて、明日は早くもラストデー。
ハンマー+ジンベイサーチだ!

ラパス海獣王国潜水旅(3)2014年9月24日(水)

2014-11-05 13:45:54 |  ダイビング
夜中に目が覚めたら、そのあと眠れなくなった。
たぶん体内時計がまだ日本のまま。
7時になったら、共用冷蔵庫に入れておいたピニャコラーダ味のヨープレイトをピックアップ。
おととい空港のセブンで買っておいたもの。
ヨーグルトは、空腹時に飲んでも乳酸菌が胃酸に負けて意味がないと言われているが、まあ、いいや。
開けてみたら、予想外にこっくりしたテクスチャー(←美容液か!?)にびっくり。
ごくごくというよりは、ぐびぐび。
腹持ちよさそう。

窓から見える空はグレー。
朝早いからなのか、それとも天気が悪いのか!?

けさもサンライダーのピックアップは、10分前にはスタンバイしていた。
お店に着くと、そこにはもう日本人カップルがいた。
けさはパンはなく、カットフルーツとクッキー。

そして、空はかわらずどんより。
ラパスのイメージは、青い空、赤茶けた大地、サボテン。
なのに、砂漠とは思えないどんより具合。


1st dive ロスイスロテス
エントリーすると、さっそくアシカが一匹登場。
マルコに執拗にまとわりついている。
あまりに噛むのでマルコが振り払うと、先に着底したひとびとに、つぎつぎにからんでゆく。
私は沈みが悪く、他人事!とのろのろ降りていくうちに、いきなりこっちにやってきて・・・

あぅち!あぅち!
「はなせー」と言っても、離さない。
かみついたら離さない系だ。

しばらく相手をしていたが、噛み癖がひどい。
噛まれつつ、手足をひっぱても、ハグしても怒るわけでも逃げるわけでもないので、過剰に人なつこい?
やっと離れたと思ったら、顔つきも、丸顔の幼児と違ってにくたらしい。

結局、全員がガブガブかまれ、痛いだけなので場所移動。
後から聞いたら、マルコいわく、たぶん3才くらいのアシカとのこと。

砂地では、デカジョーにあいさつ。

でも、デカジョーはすぐひっこんだ。
正しくはファインスポテッドジョーフィッシュ。
でかくて愛らしさはないが、ランカヤンのデカジョーよりはかわいいと思う。
どうも沈みが悪いと思ったら、きのうポケットに入れたままにしておいたウェイトがない。
サンライダーはしっかりお片づけをするサービスなのね。
まあ、浅いからAIRも残るし、安全停止でもがかなくてすむだろうからウェイトなしでいいや。
しかし、ジョーフィッシュといい、スズメダイといい、見慣れぬデザインのオンパレード。
東南アジアの海にもこんなのいるよなーと思っても、どこかがちがう。
たとえば、ナガサキスズメダイの幼魚やルリスズメダイに似たコルテスダムゼルとか・・・。


オヤビッチャにそっくりだけれど、パナミックサージェントメイジャーという別魚とか・・・。


さて、アシカのぷちケーブに行くと、きのうよりも幼児たちは積極的。
きのうはケーブの入り口に3人ではりついていたが、きょうはじゃんじゃん外へ出て来ている。
でも、曇天なので、暗くてにごにご。
















沖にはアシカママorおねえさん。


エキジットして、「ウェイトなかったよぉー」と訴えたら、マルコが「スミマセン、スミマセン」。

相変わらず天気は悪い。
透明度も悪いし、アシカもきのうよりワイルドなので、ポイント移動。
小雨模様で寒すぎる水面休息。


2nd dive ラ・ティントレーラ
潜降開始をはじめてから、残圧が100であることに気がついた。
我ながら、なぜエントリー前に見ない!?
100でも、ラパスの深度ならいけそうな気はしたが、一応、残圧100からのスタートをアピっておこう。
マルコから「OK?」のハンドシグナルが来たら、手のひらをパタパタ。
残圧をさして、でもOK!と伝えたが、浮上サイン。
水面に到達するや否や、マルコがスミマセン、スミマセン、スミマセン。
ウェイトのときよりスミマセン大増量。
タンクを交換してもらい、仕切り直しで潜降。
着底したら、暗いし透明度が悪くてみんなどっちへ行ったやら。
バブルも見えない。
ゆるーい流れで、どっちにでも行けそうだったが、そこはローカルガイドの手腕で、他の3名とも無事合流。

砂地は濁っていて、色彩に乏しい。
なんか、キタマクラに似た子がいる。
スポッテッドシャープノーズパファ。


Banded Guitarfishっぽいけれど、正面から見ると頭が丸すぎる気が。




ハリセンボンがやたら多い。




ほそっこいベラがいっぱい。(コルテスレインボーラス)


♂は派手だこと!




コルテスエンゼルフィッシュ。






キングエンゼルフィッシュ。(パッサーエンゼルフィッシュとも言うらしい)
若者。


おとなになると地味。


バーバーフィッシュ。

遠い昔に伊豆で見たシラコダイを思いだすのであった。
ちなみに、クリーニングするチョウチョウウオらしく、バーバーというんだそうだ。

似たような色味のスリーバンテットバタフライ。


ブルーアンドイエロークロミスのおとなに、


ジャイアントダムゼル。




なんらかフエダイの群れに、


なんらかフエフキダイの群れ。


メキシカンゴートフィッシュの群れ。


パシフィッククレオールフィッシュは光を当てれば鮮やかなんだけれど



肉眼で見ると、赤は吸収されてしまうので地味。
魚影は濃いけど、地味な一本だった。


きょうのランチはセビーチェ。

さっぱりしていておいし~!

マッシュルームロックをながめながら。


3rd サン・ラファエリート
小雨はやんだようだけれど、空は変わらず鉛色。
当然水中も暗いし、にごにご。
2本目と、あまりかわらぬ出物たち。
バーバーさん。


王様。

この額(?)の模様を王冠にみたてたのが、キングエンゼルフィッシュという所以らしい。
あとは、広角にある黄色い口ひげが特徴とされている。
私は、この王冠模様がキモイと思う。


そしてまたまたコルテスエンゼルフィッシュ。


こんどはブルーアンドイエロークロミスのちびたち。
幼いうちはソラスズメダイなみに鮮やか。




シザーテールクロミス。


ジュエルモレイ。名まえ負け?


最後にメキシカンバラクーダがちょろっと登場。




なんだか墨絵の中の1本のようだった。
寒くても、仕上げはコロナ。


タコスの夕べ
「きのうはマルコ紹介の店はCLOSEで、どこもなくてアップルビーズに行ったら、停電にはなるし、おいしくないし、安くないし、もうさんざん」という話をしたら「えー、なんでアップルビーズ、まずいよー」的な。
早く言ってよ~
マルコがすすめる店は、あくまでもわれわれが入り損ねたレストランだけ!ってことで・・・
ファブさんおすすめのタコス屋を紹介してもらう。

夕方になって、うっすら雲に切れ目が・・・


きょうもラパスマップは友だちにおまかせして、ファブさんイチオシの店へGo。
店の名まえは「ランチョ・ビエホ」。

なぜかウェスタンなイメージ。

壁画は、なぜか、スペインにいっぱいある、オズボーンの牛と思われ。

初めて飲むセルベサ、テカテ。

本格ディップを見るだけでテンションが上がる。

サラダ。

タコス。

チーズもビーフもエビもたっぷり。
とてもおいしいのだけれど、2名でたいらげるには、ボリューミー。
かわいい取り皿。

アルコールフリーのサングリア。


もっといろいろ飲んで食べたいけれど、限界。
一時的に胃拡張になりたい。
それでも別腹で、帰りにコンビニでココナッツアイスを見つけたので、しっかりGET。


きょうはダイビングは残念だったけど、食は満足。


ラパス 海獣王国潜水旅(2)2014年9月23日(火)

2014-11-01 09:53:07 |  ダイビング
午前7時。
2月にストーンズのライブに行って以来、アラームにしている「Start Me Up」で起床。
いつもはチャーララ♪、キースのギターだけで起きるのに、今朝はミックにだいぶ歌われた。
さすがに、長時間フライトの疲れが・・・。
夕べ、メキシコシティエアポートのセブンで買ったココナッツフレークがかかったドーナツをぱくつく。
ダイビングサービスが朝食出すとは知らなかったので買ってしまったが、無駄にするのもしのびなく前菜に。

7時50分には、「ちょっと早いけど、器材もあるしもう降りとく?」と部屋を出る。
器材をかかえてえっちらおっちら階段を降りると、サンライダーの送迎車はもうそこにいた。早っ!
車でホテルの敷地を出ると、路肩のいたるところで倒木や落ち枝が山積みになっていた。
あらためてハリケーンの強烈さをみた。

5分ほどでショップに着くと、ファブさんという、私たちの日程管理をするおじさんが出迎えてくれた。
ファブさんによれば、きょうのゲストは私たちだけ、明日ふたり来て、あさってにはもうひとりやって来るとのことで、全部ハポンからである、
そして奥からマルコが出てきた。
3年前のブルーシャーク2以来だが、ドレッドがすさまじく成長していた。
たしか前は肩下くらいだと思ったが、腰まで伸びている。
「コーヒー飲みますか?」と、パンとコーヒーとカットフルーツを出してくれた。

ラパスのダイビングサイトやら、4日間の予定など、相変わらず日本語堪能ブリーフィング。
きょうは、ロスイスロテスからスタート。
アシカから♪

そして9時に出発。
サンライダーは、ショップの前の通りを渡ればJettyという好立地。
私たちの器材、大量のスナック菓子にソフトドリンクと、そしてコロナが運び出されるのを見て、キラーン♪
ボートはきれいで、特別大きくも小さくもなく、デイトリップのボートとしてはなかなかよい。
海に出れば、ペリカンいっぱい。
青い空、たいらな海。
ボートは快走。
操舵席はアッパーデッキにあり、途中から大音量でmusicが流れて来るが、ことごとく古い歌ばかり。
Have You Ever Seen The Rain、 I Saw Her Standing There...

出発して1時間ほどで、アシカのコロニーがあるロスイスロテスに到着。
島に近づくと、アシカたちが、アゥアゥアゥアゥと鳴いているのが聞こえて来る。

さらに近づくと、波打ち際のロックでごろごろしている彼らの姿が見えて来た。



1st dive Los Islotes
まずは砂地の水底に行き、かいーのしているアシカのおとなを観察。


そして、ブルースポテッドジョーフィッシュに挨拶。


砂地にはさっさと別れを告げ、赤ちゃんのいる岩のほうへ移動開始。
ときどき大人が寄って来るが、動きが速すぎて・・・




ロックにたどりつけば、さっそく赤ちゃんたち。


見上げれば赤ちゃんたち。


次々にやって来る。


動きが速いので、フレームにおさまりきらないわ、ピンはあわないわ・・・。


真っ正面だったり・・・


さかさまになったり・・・。


見上げていたり。


甘噛みタイムもあって。

あまり透明度が良くないところにもってきて、彼らが縦横無尽に泳ぐので、ますます浮遊物だらけ。

背後からしれーっと忍び寄り・・・


かぷっ。


あぐぐぐぐぐ~


前回は、岩かげから、みつめているだけだった赤ちゃんたち。
それはそれでかわいいのだけれど、やはり双方向に遊べるのは楽しい。
さわると水中でもぬくもりを感じるのは、やはりほ乳動物ならでは。
9月の1週目と3週目といった、わずか2週間強の時期の違いで、赤子の遊び度はこんなにもちがうんだ。

そして、油断していると、自分のフィンもしっかりかみかみされてた。


さて,アシカ以外は・・・
INDO-PACIFIC型の魚ばかり見ている私には、なじみのないデザインの魚が多い。
たとえば、パシフィッククレオールフィッシュとか。
肉眼では地味なハナダイ・・・と思っていたが、写真におさめれば鮮やか。
しかもハタだった。

ハナダイがハタ科というのがうなずける酷似ぶり。

アシカとみっちり遊んでエキジット。
水中ではあんなに俊敏なのに、陸では超緩慢。



でも、先週のハリケーンは、どうやり過ごしたんだろう?



水面急速では、セブンアップやら、クッキーやら、ポテトチップスやら、バナナやら、リンゴやら、オレンジやら・・・次々と出してくれる。
サンライダーって、いい。


2nd dive Los Islotes
約1時間の水面休息ののち、ふたたびアシカの幼児にあいにゆく。
水底には、yellowtail surgeonfishというなじみのないニザダイ。


アシカの子どもたち、光のあたり方によっては目が青かったりする。


うっかり忘れて、内蔵ストロボを発光させて、しばらくぶちぶちフォト。
せっかくかわいいのに。


兄弟?仲間?もあぐあぐ。


とにかく、幼児たちの好奇心に満ちた目は、見ていて飽きない。








おしり。


アシカチューをいどむマルコ。お子様冷静。


チューより、あぐあぐする方が好きみたい。


あぐあぐは時に力強く、イテテテという音声が入っている動画多数。
かじるのは、仲間や人だけではない。
よくヒトデなんかをくわえるフォトを見るが、水底のカイメンみたいなやつをくわえてみたり。
が、ときに落とす。
落とす瞬間の表情。あー!

無事にくわえなおして、ホッ・・・。

あしかのくりくりお目目にぞんぶんに癒されて、エキジット。

エキジットしたら、早くもランチ。
スキッパーさんがアボガドをカットしてくれて、新鮮なトマト、レタスにハム、ハラペーニョなど、好きなものを各自はさんでバケットサンド。



おいし~い。


あしたもロスイスロテスで潜るとのことで、3本目は、La Isla Ballenaくじら島へ。
途中、美しいケーブあり。



















3rd dive La Isla Ballena
ロブスターに、


不明のフエフキダイ系の群れに、


洋の東西を問うのか問わないのかよくわからないカサゴに、


ブルーアンドイエロークロミスの幼魚軍団に、


ヒトデに、


不明のハタに、


・・・と、スター性のあるいきものはいないのだけれど、地形はなかなか。
カベのソフトコーラルがきれい。
夜潜ったら、きれいだろうな。










エキジットするや否や、すかさず差し出されるコロナ。

サンライダーって超いい!!
これはラパススタイル?
それともサンライダーならでは?
ダイビングマニュアル的にはNGだけれど。

ショップに戻ると、ファブさんがラパスマップをくれて、スーパーやらコンビニを懇切丁寧に教えてくれる。
ディナーは、マルコおすすめの、マルコの友だちがやっているという店を教えてもらい、「あすたまにゃーな」と店を後にした。


ディナー難民
ホテルに帰って、シャワーをしても、まだまだ外は暑そう。
サンセットめがけて、散歩に出る。
倒木、落ち葉、電線垂れ下がりで足下注意。


私たちのホテル、ポサダ・ルナ・ソルは、町の中心までは少し歩く。


海沿いに出ると、道は片付いている。
アシカのゴミ箱発見。


のどかなサンセットタイム。
散歩をする人、ジョギングする人、ビーチでエクササイズをする人びと、ドッグランをさせる人など。








アオウミカメのゴミ箱も発見。


まもなくサンセット。


やがてイルカとマーメイドのモニュメント登場。




町並みを背にすると、なんだかカオス。


さあ、サンセットも見たし、レストランへゆこう♪
友だちは地図片手に、迷わずずんずん進んでゆく。
ナビはしっかり者にまかせて、私はついてゆくだけの人。
坂道にはいり、またまた葉っぱや大枝、小枝が散乱している。
民家がならび、軒下で夕涼みをするご老人、井戸端会議中の女性なんかがいて、のんびりした空気。
が、民家には、ほぼもれなく番犬がいて、横を通ろうものなら、たいへんご立腹、もれなく吠えたてられるうえに、しっかり柵越し、塀越しに追いかけてくる。
さんざんぱら「うー、わんわんわんわん」攻撃にあったあと、レストランにたどりついた。
が、まさかのCLOSED。
中に従業員の姿が見え、あきらめきれない友だちは、トントントン。
なんでも今週中は、18時でクローズとか。

落胆モードで坂道を下りながら、飲食店をさがすが、大半がクローズ。
営業中なのは、チャイニーズ。
ラパスでまで、中華じゃないよね、という感覚のわれわれ。
結局また海沿いに戻って来た。
日本食もあるが、まったく考えていない。
カフェは何件かやっているが、レストラン的な店がない。
唯一、ファミレス的な「アップルビーズ」。
なんどかスルーした結果、かわりもないので、ここでいーか、と入ってみる。
メニューを見ても、メキシカンはなんだかアレンジされているし、アメリカ系も変だし、おまけに安くない。

ドリンク・・・ストロベリーとココナッツのフローズン。

ずいまー。

他出てくるものが、ことごとくおいしくないのに、盛りが良い。








無口になって食べていると、そのうちテイラー・スウィフト的なビデオを大音量でガンガンかけはじめた。
音量でかすぎ、と言っているうちに、バチッとBLACKOUT。
何分たっても、ローソクを用意するような気配もない。
コタキナバルでも、センターポイント地下のフードコートや、バクテ屋で停電にあったけれど、キャンドルサービスがあったぞ。
停電は復旧する気配がなく、もう食べたくもない。
もう出たいね、ということになり、友だちがウェイター呼んで、「今、カードで払えるか」とたずねたら、OKとのこと。
チップもカードでどうぞとのことだったが、お断り。
とてもチップに値するサービスではないのだ。
店から出ると、どこにも電気がついておらず、町中停電。
食事もまずかったし、しょんぼりとぼとぼ帰り道。
10分近く歩いたところで、前を歩いていたビルの電気がパッと灯った。

ハリケーン後、まだまだ電気の供給が不安定なのだ。
どおりで、多くのレストランが夜間営業しないわけだ・・・。

ポサダルナソルへ帰ると、何事もなかったかのように電気はついた。
アシカは楽しかったけれど、なんとなく意気消沈な感じで、おやすみなさい。