くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

屋久島2020 梅雨明けダイビング(3) 2020/7/30(木)-31(金)

2020-08-14 22:49:08 |  ダイビング
7月30日、木曜日。
「潜り屋」さんでのダイビング2日め。
でも、もうダイビング最終日。

けさも、午前7時の益救神社参拝ではじまる。


おかげさまで、本日も、完璧なダイビング日和。





1本目 沖の瀬
志戸子沖のポイント。
青い海に、ダイナミックな地形が爽快。


黒潮にはヒカリモノがよく似合う。
クロヒラアジ。




あ!高級魚!


どこもかしこも、コガネスズメダイだらけ。



2本目 芽瀬
大きなエイ。


ムレハタタテダイはきょうも潤沢。


しっかりピグミーなんかもいる!

しかも、ウチワに3つも4つもついてた!


3本目 横瀬
黒潮が気持ちよいので、きょうは水底を這わないことにした。
TG片手にすいすい泳げる。
印象的だったのは、ホシカイワリども。ふてぶてしー!!







屋久島の外洋は、主に巨岩ゴロゴロのロックな水底に、しぶいヒカリモノ。
華やかさはあまりないが、豪快な景観。
なによりも、黒潮の中を泳ぐ心地よさは、この季節の賜物。
もっともっと薩南の海に親しみたい。


ダイビング終わりのlowなテンションで、器材携え、民宿「いわかわ別館」に帰ると、チビッコの嬌声。
玄関前に、畳三畳くらいありそなビニールプールがあって、梅雨明けの到来とともに水遊びだ。
きのうは、小学校低学年かな?、男の子と女の子が一人ずつだったけれど、きょうは7-8人でにぎやか。
民宿のおばさんが見守る中、楽しげにパチャパチャやっている。
そこへのこのこ帰ってきた私が、「ダイビング器材、その塀に干していいですかー?」と、おばさんに話しかけると、ひとりの男の子がNexusを見て、「すげー!水中カメラだ!」と目を輝かせる。
「へー、よく知ってるね!」なんて答えていると、別の男の子がBCⅮ見て、「あ!酸素ボンベ(じゃないけどね^ ^)つけるやつだ!潜って来たんですか?」と騒いでくれる。
器材の用途知ってるなんて、屋久島kidsのダイビングリテラシー高っ。
そして、男の子の一人が、「見ててください!」と言って、プールに飛び込み、次から次へと「僕も見ててください!」と飛び込んで泳ぐ。
泳げるプール、ご家庭用なのに、どんだけでかいんだ?
なんか、見てるだけで、元気をもらえる。


川向神社
きのうカレー屋に行って、島民以外お断りの貼り紙見て、落胆したとき、対岸に鳥居が見えた。
宮之浦大橋からの河口の対岸。
夕方、お参りに行ってみることにした。


宮之浦大橋を、とことこ渡って。


川向神社。


小さな境内の、小さな神社。

質素で、かわいらしい。


お参りのあと、Aコープに行ってみる。
西陽の中、徒歩では、とても遠かった。
でも、ヤクデンより充実の品揃えで、安かった。
きょうのいわかわ宿泊者は、たぶん私ひとりだから、思う存分自炊もできそう。
昨日までは、誰かがじゅうじゅう炒め物したりして、一時的においしい匂い充満で、なんだかなぁ、って思ったけれど、きょうは好き勝手できる。
だけど、自炊意欲は起きず、最後の晩餐はコスパ重視。
再び、堤防前の龍鳳へ。





龍鳳
今宵は、チャーハン600円。


鶏ガラスープではなく、おいしい味噌汁つき。

出前大繁盛で、忙しそうだった。
だって、美味しいもの。


7月31日、金曜日。
きょうもいい天気♪
海に行けないのが、くやしー!
でも、梅雨明けは器材もよく渇く!
けさもエーデルワイスが鳴って、向かいの犬が唄ったら、この旅最後の益救神社参拝だ。

道中、民家のカベにセミの抜け殻。

クマゼミはでかいよぉ。

益救神社には、月、火、水、木、金と通ったけれど、ついに境内で人に出会うことはなかった。



みやかふぇ
お参り後、「みやかふぇ」へ。


きのうまでは、6枚切りの食パン1斤買って、ハムやらサラダをのせて朝食にしていたけれど、食パンも尽きた。
この界隈、早朝営業しているお店が他にもあり、素泊まり民宿組には、なかなか便利だ。


モーニングあるのに、朝からハンバーガー。

小柄で優しげなおばさんが切り盛りしていて、こぢんまりしたかわいいお店だ。
お手製ハンバーガーな味が◎。


こうして、民宿界隈の小道も覚えたけれど…


もう帰り。



そして、9時55分発のJAC3740便で、屋久島にさよなら。


今年も終わっちゃった、真夏の屋久島旅。


これからしばらくは、屋久ロスだぁ…

屋久島2020 梅雨明けダイビング(2) 2020/7/29(水)

2020-08-12 23:06:16 |  ダイビング
目覚ましいらずの屋久島。
6時半になると、クマゼミがいっせいにシャーシャー鳴き出して(明るくても、6時半までは沈黙の不思議)、
7時になると、島内放送のエーデルワイスが鳴る。
そして近所の犬が、エーデルワイスに合わせて、「あうぅ〜〜、おうぅ〜〜」と歌う。
そして、さまざま救われたい私は、この旅の間、「益救神社」参拝を、日課にすることにした。

もう、すっかり見慣れた境内の景色だけれど…
手水舎にも夏。


お花が、アジサイからハイビスカスやフランジパニ系に変わっていた。


けさも貸し切り参拝。


朝日を浴びて、狛犬さんたちも、生き生き。





さて。
ダイビングも後半戦。
きょうあすは、「潜り屋」さんでダイビング。
はじめてのショップは緊張する…


ヨコセ
1本目は、横瀬、ヨコセ。

巨岩ごろごろ。


ニザダイに、


ムレハタタテダイに、


コガネスズメダイ。

青くて、適温で、派手さはないけれど、群れ群れの中で泳ぐ気持ちよさ。


トンネル下
2本目は、屋久島唯一のトンネルの下に位置するポイント。
キンギョいっぱい。


屋久島の外洋は、どこも地形がダイナミック。


かと思えば、リュウモンサンゴの群生がも素晴らしいゾーンもあり、もりだくさん。


ハナゴイいっぱい。




そんな中、アカウミガメ!!





やっと水中で会えた! 
さきおととい、タンク下のエントリー口で、アカの子ガメが死んでいるのを見たけれど…
今頃までいるのは珍しいそうで、ラッキー♪

オトヒメウミウシども。



タンク下
3本目は、基本のタンク下。

たこ。大きかったから目だけ。


シマオリハゼ。色出せない。


コンペイトウウミウシもいちゃいちゃ。


タンク下もウスサザナミサンゴの群生が見事!


ピンが合わなくって、お気に入りのパンダダルマハゼ。

ねばって、ねばって、ねばったけれど、サンゴのなか動き回るのを見失わないようにするのでいっぱいいっぱい。


ぜいたくに、マンツーで3ダイブ終了。
ひさびさに、「動」な感じのダイビングで新鮮。
ランチ休息は、サバぶし工場跡で、お弁当ってのも新鮮。
船も、漁船仕様だけれど、ダイバーが使いやすいようになっていて、楽だった。


夕方、屋久島カレーってのを食べに行こうと出向いたら、島民以外お断りだった。
洋食寺田屋さんもそう。
休業している店も多いし、よそ者が入るのをよしとしているか分からなくて、まあ、貼り紙なければいいんだろうけど、なんか
悪いような気がして、他の店に入るのもためらわれる。
こうして、夕食難民となり、困ったときのヤクデンへ。
そのヤクデンも、去年までより、早い時間にお弁当や惣菜パンは売り切れている。

まったく、コロナで、住みにくい世の中だ。
ずっとずっと、悪い夢を見ているのであってほしい。
でも、これが現実。

きょうも穏やかな夕暮れ。
真夏の屋久島にいられるだけでも、幸せなこと。
でも、あしたはもう、ダイビング最終日。

屋久島2020 梅雨明けダイビング(1) 2020/7/28(火) 夏が来た日

2020-08-11 23:01:59 |  ダイビング
夏が来た!
来る、来るとは思っていたけれど…
天気予報は渋めだったけれど…
目が覚めたら、夏になっていた。

午前7時、気持ちがいいので、きょうも益救神社へ散歩。

待ってましたとばかりに鳴くクマゼミがやかましいが、なんか元気が出る。
そして時折、ウグイスの声。

晴れてたって、神社ひとりじめ!
降っても照っても、この神社の、心洗われる効果はすごい!


ダイビングは、きょうは志戸子沖のポイントへ。
ポイントへ向かいがてら…
もう、屋久島のどこを切り取っても夏!





大瀬
初めて潜るポイント、「大瀬」。
外洋な感じが爽快。
水底に、背びれがふたまたに割れたハタタテハゼがいた。


ホシゾラワラエビ。

実は卵もち。

ニシキフウライウオ。

どーしても、同じ画角に入らない。

キンギョっこたちがガン見してくるのが萌え。


コケギンポ。



ランチはなっちゃん食堂のカツカレーをテイクアウトして、「布引の滝」の下で。

ご家庭の味な感じで、ほっこり。

きのうもここでお弁当食べたけど、きのうはめげる大粒の雨、きょうは完璧な夏空と、別世界。



お宮前
2本目は、ふたたびお宮前。
ハナゴンベのこどもがぽつんといて、カメラ向けたら、奥から3匹ツツーと寄って来て、キャーと思ったら、すぐばらけて、全部失敗。


ベニヒレイトヒキベラ。


マジマクロイシモチ。

大変な環境に、密すぎる。

きょうもメインイベントは、イシガキカエルオだったけど。

また撃沈。
全部撃沈。
また出直しますです…

名残り惜しいけれど、きょうは2ダイブで終わり。
さらに、屋久島ダイビングライフさんでのダイビングはきょうで終了。

ニャタロウに。


トラジロウ。


また来年!
来れるものなら、ことしもう一度来たいよぉ。


Kitchen HUB
宮之浦に、早くに戻ったので、気になっていたカフェへ。
民宿手前には短い急坂があり、駆け上がるとENEOS。
その向かいにできた「Kitchen HUB」。
なかなかオシャレなお店。


カフェだけのつもりが、なんとなく小腹が減って…
夏野菜ピザオーダー。

ぺろり。



おやつ兼夕食になった。

ヤクデンへビールを買いにゆき、戻りがてら気まぐれに「なごりの松原」公園を通ったら、カニたちが、巣穴に帰ってゆくところだった。



やっと来た夏に乾杯!

レトロ感のある屋久島の家並みは、まさにニッポンの夏。
だからビールもレトロな味わいで。
遅くまで明るいし、夏の夕暮れは多幸感。


屋久島ダイブトリップ、あとちょっと続く。




屋久島2020 梅雨末期のダイビング(2) 2020/7/27(月)

2020-08-09 16:47:37 |  ダイビング
きのうタンク下をエキジットしたときは、素敵にダブルレインボーだった。
夕虹は晴れって言う。
なのに、なのに、けさも明け方のすさまじい雨音で目が覚めた。

けさは、トッピーで到着する方をピックアップしてからのダイビングなので、9:45スタンバイとゆっくり。
でも、Eテレのテレビ体操の6:25に合わせて起きた。
ダイバー仲間で、リモートワークしている人々の間で、今、ちょっとテレビ体操が熱いのだ。
なになにちゃんがかわいいとか、ピアニストがイケメンだとか。
もっとも私はリモートしていないし、6:30からのラジオ体操派だが…


益救神社
「いわかわ」でもらったマップを見ると、「いわかわ別館」のすぐ近くに鳥居のマーク。
気になってググったら、「益救神社」。
「やくじんじゃ」と読む。
テレビ体操のあと、チャンネル変えれば、梅雨末期の豪雨にコロナとネガティブなニュースばかり。
気が滅入るので、雨も弱まったし、気晴らしに、ちょっと散策することにした。

「いわかわ別館」は住宅街にあって、近くにランドマークになるものもないので、神社まではGoogle mapにナビってもらうことにした。
県道側に誘導され、方向性からちがくね?と思いつつも、従っていたら、常宿にしたかった「海星1」の裏の小道、目の前はひたすら木が生い茂っている場所で「目的地に到着しました!お疲れ様でした!」
マジか!? 
Google mapは入口などお構いなしだから、たぶん神社裏の杜なんだろう。
気を取り直して、地図をたよりに海側へ歩いて行ったら、いわかわ別館から徒歩1分で、「益救神社通り」に出た。


そして鳥居。

海は堤防で見えないけれど、海に面した神社だ。

鳥居横の観光案内によれば、「益救神社は、南島唯一の式内神社で、『須久比ノ宮(救いの宮)』とも呼ばれて、宮之浦という地名の由来。主祭神は山幸彦で、山岳信仰と深いかかわりをもつ。第二次大戦で米軍に爆撃され、現在の社殿は昭和29年に復興されたもの。」だそうだ。

雨の中の神社には、ひとっこひとりおらず、奥が暗くて、ちょっとビビるが、「救いの宮」は優しいはず。




歩をすすめてゆくと、手水舎には、アジサイ。



きれい。

カメ型の岩。

なごむ。

由緒書き。


第二鳥居をくぐると、厳かさが増す。でも、何か心落ち着く。


狛犬さん、あ!


狛犬さん、うん!


島のどこかで雨が降っているという屋久島。
雨は雨で風情がある。

雨で生き生きとした樹木の香り、苔むす香り、土の匂いが心地よく、ざわついていた気持ちも穏やかになる。
沸点低めの私も、境内にいると「peace of mind」が得られる。

お参りして、戻りがてら…


草むら歩いて、仁王像のもとへ。文化財。

宮之浦に泊まる方にはは、ぜひ益救神社参拝をおすすめしたい。

民宿に帰って、朝食は不健康にカップヌードル。
きのうは、民宿のチェックインが予定より遅くなり、巻が入っていたので、あわててヤクデンにあるものを買ったらこうなった。
キッチンが使えるなんて知らなかったし。


やくしま満喫商品券
鹿児島からのダイバーさんと宮之浦港で合流して、まずは「やくしま満喫商品券」を買いに、屋久島観光協会へ。
2000円で1冊5000円分の商品券を買える、夢のような企画。
商品券は、屋久島のほとんどの宿泊施設や飲食店で使えて、1泊の人は1冊、2泊以上の人は2冊まで買える。
民宿チェックインのときに、あした商品券買うんで、あしたまで精算待ってください!って頼んだら、快く受けてくれた。


さて、ダイビング。
きょうはボートダイビング3本。
毎年お世話になっている優しい船長さんの操船だ。

ゼロ戦
1本目はおととし以来、ひさびさのゼロ戦。
砂地にポツリとあるゼロ戦。


そこだけ魚たちが超密で。


そして、ここは、アザハタ城。
アザハタは大きくて、TG&105マクロという持ち物では、全貌をとらえられない。
色が出なかったり…


とにかく魚が密すぎて。


アップにすれば、テンジクダイ系が容赦なく通るし…

アザハタ撮影はギブ。

ここでしか撮れない!?
外人アルフェウス・トリコロール。

警戒心が強くて、そして巨大ウツボのボディに阻まれ、これが限界。

ヤドカリはひびきません、と事前申告も、紹介されたヤドカリ。ゼブラかい?

私のヤドカリリテラシーは低いまま。

ケラマハナダイやフタイロハナゴイの幼魚いっぱいで、いそいそカメラを構えても、魚影が濃すぎて、なかなかシャッターチャンスなく。






どれもこれも、変な色、ピン合わない、出直しだー。
魚影が濃すぎて、逆に撮りにくいゼロ戦。
でも、楽しいゼロ戦。

ゼロ戦を離れ、安全停止中に、ツバメウオの群れ登場。

南国気分。


雨の「布引の滝」公園でお弁当たべて。


お宮前
2本目は、マルスズメダイ幼魚とハナゴンベ幼魚を探しに、お宮前。
でも、どちらも撮りにくい感じで断念。

マルミカクレモエビ。


ミナミハコフグ。けっこう大ききくなった個体だけど、小さっぽく。


オドリハゼ。

とっても警戒心が強くて、人の気配がある限り、引っ込んでいたい子だけど、ブドウテッポウエビがずどどどど。

トモシビイトヒキベラ。


ここでのお目当て、イシガキカエルウオ

天気の悪い日は、いまいちだという。
そして、そのとーり。


タンク下
3本目は、ふたたびタンク下。
ウグイス貝に乗ったウミタケハゼで遊ぶ。
なんだか頭隠しがちな子。




そして、キレイなシャコ貝ふたたび。



撮れ高悪くたって、楽しい一湊エリア。
夕方、雨はやんだけれど、きょうは虹なし。
宮之浦のネコたちは、小路で夕涼み。












中華料理 龍鳳
夜は、神社近くの中華料理へ行くことにした。
いわかわのキッチンに出前しますのビラが貼ってあったが、直接食べに行く。


メニュー選び、迷いに迷って…


選んだのは、「豚肉と玉ねぎ炒め定食」@1,200円。

うま。厚切りのゴーヤの煮付けもうれしい。

満腹で帰ったら睡魔が襲い、きょうも21時台におやすみなさい。
梅雨明け予報は微妙だけれど、あしたは晴れますように。

屋久島2020〜梅雨末期のダイビング(1) 2020/7/26(日)

2020-08-05 22:17:40 |  ダイビング
午前4時ごろ、ものすごい雨音で目が覚めた。
窓の外は、先が見えないほどの雨。
はぁー、この雨ん中、出かけるの? 
日頃の行い?

それは令和2年の、変則海の日&体育の日からの4連休最終日のこと。
7月も最終週なら、絶対、梅雨明けていると確信して計画した今年の屋久島。
実は、東京オリンピックの観戦券、一部当たったけれど、一生に一度の地元開催オリンピックよりも、屋久島をとったほど、屋久島の夏ダイブが好きすぎる。

もうミンミン鳴き出しているのに、いっこうに明けぬ梅雨。
感染拡大がおさまらない新型コロナウィルスに加え、この異常気象…
令和2年、いったいどうなってんの?

6時前、家を出る頃には雨は弱まっていたが、荷物もあるし、またいつザーッと来るかわからない恐怖で、ケチな私でも、珍しくタクることにした。
でも、流しのタクシーがなかなかつかまらず、配車アプリ使うか〜、と思ったまさにその時、親切な運転手さんがUターンしてきてくれた。
「助かりますぅ」と乗り込むと、「これからご旅行ですか?」と問われ、ちょっと間があく。
不要不急の外出をしないで!の東京都なので、「ええ、まぁ」と言葉をにごす。

そして、多くの人がその言葉を守っているようで、羽田空港に着くと、夏の日曜なのに、きょうも閑古鳥…
ANAの羽田-鹿児島便は、大半が運休で、午前8時台の便になった。


エアポートラウンジ南
朝の羽田では、いつもはクロワッサン目当てでパワーラウンジに入るが、どうせコロナのせいで提供中止だろうし、出発ゲートに近い「エアポートラウンジ南」に入った。


中はがらがらー。
清潔感があって、コーヒーブレイクにはいい感じ。


窓からは、ANA機たちがよく見えて。
でも、土砂降りのあと、飛行機が皆、ウユニ状態。



NH619 羽田8:35 鹿児島10:20
ANA便は、いちばんすみっこのゲートだった。
ラウンジ手前のANAフェスタでシューマイ弁当買おうかと迷ったが、スルーした結果、今回も弁当難民。
まだまだ軒並み閉店で、ゲートまでは、ファミマの自販機以外、朝食が買えるところがなかった。
まあ、鹿児島空港には、食事処がいっぱいあるから、着いたら朝食兼昼食だ。

乗り込んだANA便も、悲しいほどガラガラ…
(前方の席だったので、トイレ帰りに数えてみたら、エコノミーキャビンに21人だけ!)


離陸する頃には、青空も出てきて、梅雨明け期待。まあ、予報じゃダメだけれど…


雨続きの後で、東京湾も、コタキナバル色。


梅雨前線で、飛行中、下界はほとんど見えなかったけれど、鹿児島着陸前には、鉛色だけれど、大雨じゃない!



大空食堂
さて、鹿児島着いたら、さっそく「大空食堂」へ。
お目当ては、鶏飯@600円。

美味しいし、栄養バランスよいし、毎週食べたい鶏飯。

コロナ前は、「鶏飯バイキング」だったけれど、このご時世、バイキングはもちろん中止。
バイキング形式ではないだけで、おかわり自由♪
でも、自分で好きなものを適量とる楽しみを、コロナが奪った。
ついでに、鹿児島空港のひそかなお楽しみ、薩摩揚げ試食ももちろんなくなった。

そうこうするうちに、かんじんの屋久島行きのJAC3745便は、天候調査中のアナウンス。
屋久島も5度目だけれど、毎回そんな感じだから、まあ飛ぶでしょうと思っている。
でも、JALカウンターへ、ANAで預けた荷物の登録に行くと、屋久島空港の悪天候で飛ばないかも、ゲートでご案内します…と申し訳なさそうに言われる。


スカイラウンジ菜の花
それでも、飛ばない気はせず、鹿児島空港の「スカイラウンジ菜の花」で食後のコーヒータイム。
こちらも、すっかりSocial distancing仕様に変わっていた。

カウンター席を除いては、全体的におひとり様仕様だ。
withコロナというけれど、ワクチンができてら、少しはコロナ前の世の中に戻って行けるのだろうか?


JAC3745 鹿児島1130 屋久島1215
保安検査場を抜けたところで、屋久島ゆきフライトは出発決定、が、屋久島は雷雨で、着陸できない場合は鹿児島に引き返す場合がある」というアナウンス。
それもあまり気にしなかった。

鹿児島も雨上がりで、全体鉛色だけれど、桜島も見えるし、着けるでしょ。


案の定、あっという間に屋久島。
でも、島のすぐ左側に、絶賛大雨エリア。


山からも雨雲。

結局、定刻12:15より早く屋久島に着陸できた。
飛行機を降りた時は、雨は止んでいたが、荷物待ちのうちに、ザーザー降り。

それでも、屋久島ダイビングサービスのある志戸子に着いた頃にはまた雨も止み、午後、タンク下で2本。
決して良くない足下のところを、えっちらおっちらエントリー。

黒潮は微妙と聞いていて、確かに透明度はあまり良くないが、水はなかなか温かい。

まずは温帯種のキタマクラ。


そこここで、ブダイkidsとホシススキベラkidsがつるんでいてかわいい。

マクロ切り取ると、多くは写らないが、常に1ダースほどではしゃぎ回っているのが微笑ましい。

クマノミはたいへんな密。


ヒレナガスズメダイが今年は大発生だとか。
極小から…


大人色をまといかけた者まで、大小さまざま。


屋久島ではよくタテキン幼魚を見かける。


ナマコマルガザミ。


ヤクシマカクレエビ。いつも思うパーツにピンが合わせらない。


ロボコンことアナモリチュウコシオリエビ。


オトヒメエビ。


ウグイス貝に乗るウミタケハゼを撮っていたら、頭隠されて。
かわりにカゲロウカクレエビ。


小ぶりなコブシメ。


オオメハゼをしばし観察。




きょうのヒットは、ウミタケハゼonとってもキレイなシャコ貝。
でも思うようにポーズ取ってくれない。
ウミタケハゼがあっち向いて全身見えないけれど、まじキレイな色彩のシャコ貝で。


ウミタケハゼ優先するとシャコ貝全体のキレイさが出ず…



相変わらず、タンク下は最高!

エキジットしたら虹。

明日は晴れるといーな。


民宿いわかわ
今回は、宿泊難民だった。
第一希望の宿には、鹿児島県外からのを予約を受けていないと言われた。
第二希望の宿は、どうしても5泊6日通しでは取れなかった。
JACの便も、トッピーも減便のいま、屋久島が混んでいるわけがない。
きっと多くの宿泊施設が、コロナ対策で、予約に制限をかけているにちがいない。
じゃらん、アゴダ…
なかなか宮之浦地区の宿が見つからなかったが、Booking.comで「素泊まり民宿いわかわ」を見つけた。
5泊で15,750円也、なり、ナリ。
(さらに、噂の「やくしま満喫商品券」を使ったので、実質負担は9,750円\(^o^)/)

そんな「いわかわ」には、本館、別館、新館があるが、よくわからないで予約していたのは別館。
私の、各館寄り添って建っていているものという思い込みが、大間違いー!

別館は民家の中にあるので、わかりにくいが、ちとたび土地勘をつければ、なかなか便利な場所である。
本館は県道沿いの「つり具のいわかわ」のビルの上で、チェックインはここで行うが、古そう。
新館も民家の中だけれど、まだ新しそうで、外目にはとてもきれいで、ここがいい!と思ったりした。
ま、私がケチって、同じ「いわかわ」なら安いのでいいや、って短絡的だっただけだ。

さて、その別館。
客室は2階に5部屋。
部屋には布団1組と、テーブルにテレビ、エアコンがあるだけのミニマリスト生活。

去年の豪雨でか、天井にはシミがあるけれど、安いので、よしとする。

2階の共用スペースは、キッチン、トイレ、洗面、洗濯機がある。
浴室にも洗濯機があって、スピーディにすれば、ちょうどひとっ風呂浴びるのにちょうどいい頃合い。

キッチンは調理用具や食器もあり、自炊できるようになっている。



炊飯器もあって、お米は1号70円でわけてくれるそうだ。

共同トイレ、共同バスで、2階のトイレは、昔のスクワットトイレに洋式便座をかぶせたものだし、お風呂は、ステンレスの家族風呂で、昭和な設備。
他人の気配や、ドアの開け閉てが気になる人にはすすめられないけれど、寝るだけと割り切れば、コスパ上々。

蚊取り線香のにおい、ステンレスのお風呂、トイレの床の玉石のタイルと、昭和テイスト満載。
子供の頃、夏休みに田舎の親戚の家に行ったのを思い出す、ちょっとノスタルジック。

もうボロいだとか、煎餅布団だとか、こだわるひまもなく、睡魔が襲ってきて、さっさと就寝。