くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ダイバー 旅の便利アイテム

2012-10-26 13:32:41 |  ダイビング
クルーズには、マレー手おけがひとつあると、とても便利なことに気がついた。
マレーシアのトイレによくあるやつ。




昔のボルネオ・ダイバーズの共同トイレや、シパダンダイブセンターのダイブシェッドの、器材洗い水槽に浮いているのを見たことがある人は多いだろう。
どうもトイレのイメージが強くていけないが、節水を心がけなければならないクルーズで、水着の潮を落としたりするのに便利。
DAISOの日本型手おけでは、ちょっと直径が小さくて、深すぎた。
マレーシア製は直径17センチ、深さ8センチ強。
このサイズが荷物に入れるにも、クルーズのバスルームのシンクに置くのにも好都合。
濡れものを干しにゆくとき水がたれないし、パッキングの際、旅行用お風呂グッズをまとめて入れておくのにもよい。

たったの1.5リンギット、今なら40円くらい。
KKのショッピングセンターの家庭用品売り場で買える。
マレーシアにダイビングに行ったら、次のダイブトリップのために、おひとついかが?
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シパダンに帰る9月(10)2012/9/30ジェラワットと中秋名月と

2012-10-25 11:46:54 |  旅行
早朝。
日曜だから、いちおうサンデーマーケットへ行こうとロビーに降りる。
ホライズンは、部屋にWiFiは来ないので、じゃらんじゃらんに出かける前に、ロビーでメールをチェック。
いきなり目に飛び込んで来たのは・・・
【キャセイパシフィックnotiFLY】

キタ━━━━(゜A゜;)━━━━ッ!!

「CX542便 30 Sep HKG 発は9:30, 01Octの出発となります。(17時間 15分遅れ) 」

CX542の定刻は、香港16:15発なのに、あしたの9:30発まで飛ばない。
「まじで帰れなくなっちゃった・・・」
友達は香港1泊なので、「部屋はあるよ」と言ってくれるが、、、
私はあしたは出勤。
「台風で飛びませんでした」といえばすむ職場だが、休みがもったいない。
KKから飛べないのなら喜んで延泊し、「フライトのイレギュラーだからしようがないですよねー♪」と大手をふって休むのに。
GWに使った、香港深夜1時発のCX524になんとか振り替えてもらおう。
今夜、家では眠れないが、あしたの午前6時に成田に着けば、会社には何事もなかったように出勤できる。
予約のときに、羽田より香港の方が安かったし、こんなことなら最初から少し安かった成田便にしとけばよかったと、あとの祭り。
まずは、残り少ないKKを満喫するのが先だ。

サンデーマーケットを一巡してから、適当なクダイコピに入る。


テーブルの近くのダンボールには、クチン(ネコ)がすわっていた。


大人しくしていて、賢い。

珍しく細い麺のミースープに、カラマンシーをしぼって美味。


と言っているうちに、雨が降ってきた。
それも、縦にしっかり降っている。
傘持ってないよー。
友だちは、店にあるダンボールをもらってかぶることを提案してきたが、「ま、待ちましょ。」
急に降り出したから、きっとやむにちがいない。
と信じていたら、止んだ。
通り雨にしては、激しかった。

ホテルに戻って、カフェでミールバウチャーを出して、コーヒーだけもらう。
いつも、ウェイター、ウェイトレスは複数いるわりには、働きぶりが悪く、テーブルを片さないままにしてあったり、片してあっても、パンや食べかすなどが散乱したままになっていて、いらっとする。

部屋に戻り、器材をかたしたら、チェックアウト。
残念だけど、KKとまたしばしのお別れ。


KA60 コタキナバル11:55 香港14:50
よくノッキングするタクシーで空港へ。
会社はちがうけれど、ドラゴンはキャセイ傘下。
ダメ元でドラゴンのチェックインスタッフに、「香港羽田が大ディレイで帰れないから、明日の香港成田に変えてもらえませんか?」とたのんでみる。
ドラゴンのスタッフは、二人がかりで、羽田便の状況を調べ、成田便の空席はあるけれど、変えられるのかわからないので、キャセイにテレックスを送ると言ってくれた。

チェックインエリアにある海産物屋の水槽にいるニシキテグリをのぞいてから出国。
出発までは、スタバで時間つぶし。
KKIAのスタバでは、お渡し時トラブルが多いのか、オーダーのとき名まえをたずねられ、出来上がると、名まえで呼ばれる仕組みに変わっていた。
日本人の名まえはわかりにくいから、大変。

そろそろ時間とゲートに移動したら、誰もいない。
「まだまだ時間はあるから大丈夫だけど、みんなもう乗ったのよ。」
とドラゴンのスタッフ。
香港人は、時間に几帳面なのだ。
あのエロキューピーに見習わせたい。

離陸後、しばらくはボルネオの海岸線や島々がみえて余韻に浸れるKLやシンガポールゆきの便とはちがい、香港ゆきは、さっさと大海原しか見えなくなる。

さっさとベルト着用サインは消え、ほどなくミールのサービス。
お魚にした。


金色の缶入りの月餅つき。
中秋名月スペシャルだ。
月餅は苦手(ただし、ドリアン月餅、ココナッツを除く)だけれど、なんかうれしい。
縁起物!


香港國際機場での不毛な半日
香港に着き、予定外の入国。
このあと待っている、成田便への変更交渉には、難航が予想される。
もともと変更が出来ない航空券だし、さらに天候によるイレギュラーは、航空会社側には免責だ。
友だちには、もう町へ行ってもらい、私はキャセイカウンターを目指す。
出発階にあがり、キャセイカウンターのゾーンをチェックするためにモニターを見にゆくと、空港職員の女の子に、「めいあいへるぷゆー?」と声をかけられた。
チェックインカウンターはB。
私が上がってきたのは、反対のK側。
大きな空港は、横移動が多くてきらい。
やっとキャセイカウンターにたどりつき、深夜便に振り替えてほしいと言うと、おばさん職員はろくに人の話もきかず、「たいふーん、たいふーん!飛べない」としか言わない。
「そんなの知ってる。だから、成田便に変えてほしいんだけど」と言っても、「きょうは名古屋も飛ばない」とかみあわない。
「だーかーらー、きょうの便じゃなくて、明日の成田!」といらっと言ったら、「あー、明日。成田ね。」と言い、満席だから、裏のスタンバイカウンターに並ぶように言われる。
スタンバイカウンターも、CCBみたいなデブめがねの若者が、台風だからと、とりあわない。
「どーせ、天候だと、ホテルも出ないんですよね?」と聞くと、「全部満室」と言う。
遅れる羽田行きフライトがCX542、成田ゆきはCX524と、便名も似ているから、より伝わりにくい模様。
とにかく、門前払いしようとするが、「コタキナバルのドラゴンのスタッフと話して、キャセイにコンタクトするように言われてるんだから、ちゃんと人の話をきくように!」と怒ったら、別のメガネが出てきて対応。
「今は満席なので、午前0時に戻ってきてください」と言われる。
「お荷物はいくつですか?」と事前登録もするので、勝算ありとふんだ。

さて、深夜0時までは、まだ8時間もある。
町に出て、ワンタン麺とエッグタルトくらいは食べておこうかな?
でも、深夜0時に空港に戻って来て、万が一乗れずに、友だちを頼ることになって再度町に出るなんてことになったら無駄だ。
まずは、この荷物を手放したい。そして、シャワーを浴びたい。
インフォメーションで、Left Baggageとシャワーの場所をたずねると、ターミナル2にあるという。
シャワーは有料ラウンジ内だから、ラウンジのソファで仮眠しよう!
ターミナル2にゆき、Left Baggageに荷物を預け、ラウンジへ。
ラウンジのレセプションはもぬけのカラ。
料金表を見ると、シャワー+スナックつき1時間利用で1500円ほど。
スナックはほしくないし、シャワー後、ラウンジでくつろげる時間が短すぎて、バカバカしい。
ラウンジの利用時間を延長して0時までいたら、ホテル1泊と同じことじゃん。
それに成田行きに乗れなかったら、明日の朝までラウンジ使うしかないし、やーめた。

しばらくターミナル2のショップを冷やかしたら、おなかがすいてきた。
フードコートで念願のワンタン麺。

わりとおいしい。

カフェインヤンを飲んで、1時間半くらい、テーブルにいた。
気象庁のホームページをみていたら、今回の台風「ジェラワット」はマレーシアがつけた名前だった。
響きがマレー語っぽいと思ったらやっぱり。
ジェラワットは淡水魚の名まえらしい。
台風といえば、海から誕生するのに、なんで淡水魚の名まえ?
いかん・ゆー(サメ)とかにすればいいのに。
そして、暇すぎて豆知識ゲット!
気象庁のサイトによれば、台風のなまえは140個あり、ほぼ5年で一巡する使い回しだそうだ。
140の名まえは、日本も含め、アジア各国が命名してるが、その多くはジェラワット同様、台風っぽくない。
さて、iPhoneのバッテリーがピンチなので、コンセントを探すが、本当に見つからない。

窓の外は満月なので、ちょっと外へ出てみる。
駐車場からの中秋名月じゃ、ぜんぜん風流じゃない。


ジェラワットが暴れている日本では、中秋名月どころではないだろうに?


歩き回って、人があまり通らないコンコースにコンセント発見。
床に座ってチャージしていたが、突然、チャージできなくなった。
まさか遠隔でモニターされて、電源ドロボウと遮断された?
床に座って冷えたか、おなかも痛い。
とりあえず、どこか楽な椅子があるところに行こう。
スタバががらがらになっていて、楽そうなソファもあいてる。
しかも、レアなコンセントもある。
飲みたくもないコーヒーを飲み、粘る。
本日2度目のスタバ・・・
しかも、きょう1日、ホテル、KKIA、機内、フードコートとカフェイン過剰摂取で、コーヒーずきとはいえ、もう、スタバ独特の香りが、鼻についてしょうがない。

23時半になるから、Left Baggageから荷物をピックアップして、おみやげを買いながら、スタンバイカウンターへゆこう。
ところが、ショップは9割がた、閉店していた。
おみやが買えない。
これも緊急事態。
配布系おみやげも、自分用化粧品も、買おうと思っていたペーパーバック、Mick Jaggerも・・・
それにしても、スタバの多い空港だ。
もう、スタバのにおいだけで、拒否反応。

23時55分、スタンバイカウンターに、乗れるかチェックしに来たことを伝えると、待つように言われる。
同じような境遇の人々が5人ほどいた。
どうやら、成田へ帰れるらしい。
結局、チェックインできたのが0時25分。
イミグレの行列選択ミスで、出国できたのが0時35分。
ゲートに着いたのが0時40分。
フライトは、午前1時に出発し、ちゃんと午前6時に成田に着いた。
予定外の、会社直行になってしまった。
それもおみやもなく、手ぶらで・・・。
こうして珍道中は、全体的に見れば無事、終了した。


私がグァム・サイパンに行こうとすると、季節外れの台風が来る。
私が、東海汽船に乗ると、もれなく条件付き。(ただし、毎回、正常に運航)
これに加えて、私が羽田発着のキャセイ便に乗ろうとすると、嵐で便がディレイする、という、あらたなジンクスが誕生した。

2012年のダイビングイヤーも終わり。
天候によるフライトイレギュラーと、耳鼻科系の問題と、災難の多い年だった。
そして、海の日頃から続いていたおやしらずの痛みは消えた。
ありとあらゆる災厄を、シパダンの潮が洗い流し、ジェラワットが吹き飛ばしてくれたと思いたい。
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シパダンへ帰る9月(9)2012/9/29コタキナバル

2012-10-24 23:24:37 | コタキナバル
KKふたたび
MHの窓からは、もう夕方になるというのにキナバル山がみえた。


南シナ海のぬるそうな海に、飛行機の影。






だんだん影が大きくなって・・・
何がともあれ、KKに予定どおりに着けてよかった。

1週間ぶりのHorizon Hotelに着くと、メガネのベルボーイが、感じよく「オカエリナサイ」と出迎えてくれた。
レセプションの女子も、二度目のスティと気づくと、えらく感じがよい。
アゴダの予約で、前回のスーペリアより1000円ちょっと高いデラックスにしてみたが、オーシャンビューにはなったが、丸いちゃぶ台も、丸いバスタブもなかった。


サンセット見えるかな?

チャンネルをNHKにあわせると、姫路の工場爆発と、台風17号のニュース。
この台風は、どうやら日本を縦断する気らしく、東京には明日の夜にやってくるらしい。
あしたは羽田21:30着予定。
「帰れないかもねー」と、たいして真剣にとらえず、器材洗いを頑張る。
器材を洗い終わった頃には、日没時刻。
でも、サンセットは残念ながら、むかいの郵便局のビルに阻まれてみえない運命であった。

さっそくディナーに出発。
KKでの食べたいものリストには、たくさんの品目があるが、やはり、この旅の最後の晩餐はバクテでしょう。
土鍋ぐつぐつバクテの「新記」に空席があるが、やはり「佑記」の絶妙なスープがいい。
新記をスルーし佑記に着くと、今夜も大繁盛、ウェイティングだ。


並んで待つこと10分、お客の美人チャイニーズが「ふたりでしょ?」と合図を送ってくれ、自分たちはもう出るからと、席をたつときに、わざわざ呼んでくれた。
どこの国にも親切な人はいるもんだ。


さて、出てきたバクテを、手元にあるチャワンをとり、無心に食べ続ける。
きょうはなんか最後まで、ふつうのお肉ばかりだなあ。
内臓抜いてくれちゃったのかな?
と思ったら、友だちのほうは内蔵ばかりだった。
分け合え、ってことだったのね。
私たちが店を出たあとも、まだまだ混雑。


本日4食、すべて完食なので、さすがに、バーでビール気分でもない。
ミリメワとKKプラザのスーパーに寄って、ご自宅用おみやげとビールを調達して、ホテルに帰ることにした。
ショッピングセンターは、どこに行っても、「おっぱーがんなむすたーい、すたーい」
韓流無関心の私は知らなかったが、今、世界的に「ガンナムスタイル」というのがはやっているらしい。
ジェリーがなにかふざけて歌っていたときに、「ヒップホップを!」と言ったら、リーちゃんと歌って踊りだしたのがこれ。
ただ、「おっぱい、がんだむ、すたーい、すたーい」と聞こえて、日本人がおかしなこと教えたのかと思った。
「ちょっと、おっぱいとガンダムって、どーゆーことよ?」と聞いたら、「韓国にガンナムというところがあって・・・」ってな説明をされたが、ちんぷん。
でも、KKについて、よーくわかった。

帰ったら、ロビーで台風チェック。
ふーん。「ジェラワット」って名まえなんだ。
なんだか、マレー語っぽい名まえだ。


SKY SPA
午後9時すぎ。
ホテル内のスパに行ってみる。
メニューははっきり言って貧相。
スクラブも、シーソルトスクラブ。
残念だけれど、安いし、もうここ以外にスパにゆくチャンスもないので、妥協。
ロッカーは、スパというよりは、ジムのやつみたい。
最初に強制的にジャクジーに入れられる。
そのあとスクラブ。
施術室も、アロマな感じはまるでなく、ただただ、ひたすら暗い。
ふつう、スパの施術台には、バティークっぽい布が敷かれているものだが、ここはしゃらしゃらビニール。
さらに、ジャクジーの音か、ずっとゴーという音がして、リラックスできないうえに、スクラブがソルトだけあって痛い。
終わったら、全身傷だらけになるんじゃないかと思ったほど。
でも、終わってみたら、驚くほどすべすべ、つるつるになっていた。
閉店間際、メロンを出され、終了。
たぶん、2名のスクラビングを時間差でやるために、その時間調整にジャクジーには入れられたとみた。
リラックス感は少ないが、68リンギット、1800円もしないから、コスパはすごい。


地味に打ち上げ
台風情報のために、日本ではついぞ見ないNHKをつけっぱなし。
ひさびさにアンカービールも買って来て、タイガーととりまぜ、ビールを飲む。
アルコールはビールオンリーな休日だったな。
そういえば、歯が痛くならない。
台風情報はいくら見ていても、なるようにしかならない。
途中から、「矢沢永吉・63歳のメッセージ」になった。
なんだか、コタキナバルにいる感じがしなくて、ビミョー。
台風情報に一喜一憂してもしかたがないので、午前1時すぎには就寝。
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シパダンへ帰る9月(8)2012/9/29 食べた、走ったタワウ編

2012-10-23 22:35:22 | ボルネオ
午前4:45にiPhoneが吠えた。
「ワン、ワン、ワン、ワン!」
うるさい。
すぐに止める。
下船の1時間前に合わせたんだった。
外はまだ真っ暗だし、もうちょっとごろごろしていたい。
でも、パッキングが完全ではないので、いやいや行動開始。
このアラーム音をなんとかしたいと常々思っている。
iPhone3時代からずーっとBarkのまま。
好きな曲をアラームにできるアプリを試したけど、なぜか動作しなくて、めんどうだからそのまま。
でも、香港女子とルームシェアしたとき、香港女子のラームも、「ばうわぅ」吠えてたな。
予約した5も同じなんだろうか?
少しすると、きょうは、とても静かなモーニングコールのノックがあった。

シパダンでのダイビングの日々は終わってしまったけれど、このあとは、タワウとKKでの食い倒れのお楽しみが待っている。
おととい、エリエルやロナルドから「タワウには、どうやってゆくつもり?」と聞かれ、当然のごとく「ミニバス!」と答えると、「エクスプレスバスにしなさい」と言われた。
エクスプレスバスの方が、もあこんほぉたぼー、ミニバスは一台まるっと埋まらないと出発しないけれど、エクスプレスバスなら8:30発で時間が読めるなど、エクスプレスバスを絶賛、はげしくオススメしてくる。
タワウで過ごせる時間は短い。
8:30にはタワウに着いていたいくらいだから、8:30じゃ遅いと拒否。
「7:30のバスでも行けるかも」とエリエル。
悪いことは言わないからエクスプレスバスにしなさい、という勢いで、エクスプレスバスのまわしものかと思える強力プッシュぶりである。
CEの送迎車が故障したときは、ミニバスに乗せるくせに。
それに、前にミニバスに乗ったときは、15分もたたないうちに出発できた。
ミニバスにはエアコンはないが、窓全開で飛ばすから、ホコリまみれになりつつも、風で涼しいし、100キロ以上の走行距離を13リンギットで移動できるコスパを考えればミニバスの勝利。
私たちの中では、ミニバスに決まっていた。

ところが夕べになって、C/Eの送迎ボートはセンポルナのNew Jettyに着くと知らされた。
New Jettyは3年くらい前から使われ始め、こいつができたおかげで、センポルナJetty使用料として、10リンギットほど徴収されるようになった。
New Jettyは町の中心からやや離れているし、新しいわりには、トイレはのぞいて戻って来た記憶ありで、ほめるところがない。
C/Eも、関連のダイビングサービス、ボルネオグローバルがすぐということもあって、シーフェスト前が都合がよいのか、過去数回乗ったときには、いつもシーフェスト前から発着している。
今回の乗船時だってそう。
日曜に着いたときは、今にも朽ち果てそうだった木の桟橋はなくなっていて、埋め立て中だった。
それが、すべてのダイビングオペレーターのボートは、新しいJettyを使わなくてはならないという通達があり、
もうシーフェストホテルの前にはつけられないことに、急遽変わったのだそうだ。
エリエルに、「New Jettyからバスステーションは遠くて歩くのは無理だよ。着いたらタクシーをアレンジするから、そのままタワウへ行くように」と言われる。
えーーーー、と言いつつ、しぶしぶ同意。

さて、早朝からサラダ油を多用したもたれ系の朝食をいただき、、、
ジェリーにも、ちゃんとお礼を言った。
そして、なんだかんだで下船は6時になった。


不自由な船上生活から解放されて、ある意味うれしい。
シパダンで毎日潜れる限り、私はまた、この船に戻ってくる。
きらいきらいも好きのうちではなく、きらいきらいはきらいで、でも、そのきらいをも克服するほど、シパダンの海を愛してやまないということだ。

今朝の海は穏やかで、ボートはスーっと走っていく。
ボートマンも、黙って働く方が操船でよかった。
潮の加減か、ひさしぶりにペットボトルで作った浮きがならぶ、海藻類の養殖場経由だ。
遮るもののない海に、たよりない水上住居が点在するが、嵐も来るだろうに、よく持ちこたえているもんだ。
やがて、シーフェストの緑の屋根やドラゴンイン、センポルナの街がみえてくる。
New Jettyは進行方向に向かって右手なのに、なぜかボートは、シーフェストのある左側へとすすんでゆく。
こっちにつけちゃいけないってのを、まさか忘れてる?
でも、ボートはシーフェスト前でしっかり止まった。
「つけちゃいけないんじゃなかったの?」と、センポルナで用があると一緒に乗って来たエリエルに聞いたら、「ドライバーに電話しても出ないから、こっちに着けちゃった。」んだそうだ。
シーフェストをデーユースする日本人リピーターの女性2名もいることだし、車がなければ、顧客サービスの観点からは正しい判断だ。
リピーターさんおふたりと、エリエルとは、ホテル前でお別れ。
私たちは、ミニバスの出るShell前を目指す。


タワウへ
時間はちょうど朝7時。
荷物があるから、暑くならないうちに着いてくれてよかった。
シーフェスト前の道から、ダイビングオペレーターのボート小屋群の前にさしかかったところで、ちょうど空車のタクシーが走ってきた。
その刹那、ミニバスというアイデアは見事に消えた。
「おいくら?」とたずねると「わんはんどれっど」だそうで、ローラのごとく「オッケー♪」と乗車。
センポルナの町を抜けたら、椰子の木農園をいくつも越え、いくつかの小さな集落を過ぎ、やっと空港横だど思ったら、やがて大規模霊園が右手に現れ、車のスピードが落ちたらタワウの町だ。
きょうは、途中、トラックがひっくりかえっていたが・・・。


LA Hotel
タワウの新しいホテルをデーユース。
名まえは、LA Hotel。


なぜLAなのか、わからない。
お気に入りの中華飯店のむかいにある。


ホテルに着くと、すぐに大柄なベルボーイが荷物を預かってくれた。
ベルボーイには、「チャイニーズと思ったよ」と言われた。
それだけローカルと同化してるようだ。
ロビーには人がいっぱい。
なかなか栄えているようだ。
それにレセプションは、若者スタッフもマネジャーっぽい女性も、超感じがよい。
WiFiも、デバイスごとに、暗号化キーを発行してくれる。

お部屋はシンプル。




シャワーヘッドが大型でうれしい。


お隣は、キリスト教教会だし、仏教寺院も、モスクも見える。




デーユースレートはないので、前日1拍とれば、午後3時まで部屋を使ってよいということだった。
1室3000円程度にしては、当たりのホテル。


朝食第二弾・クダイコピ編
さて、荷物を置いたら、朝食の仕切り直しに外出。
ホテルのロビーは、ますます人であふれていた。
ローカルが皆、着飾っていて、パーティーがあるようだ。
取材のようなカメラもまわしていて、どうやら、裕福なチャイニーズの結婚パーティーのよう。

外に出たら、結婚式の車が2台。




リアウィンドにはシール。縁起物ー!!!と撮っておく。


やりなおしの朝食は・・・
まずは、テタレ・セジュッ。

昔ほど、甘々じゃないのは、口に合うような、物足りないような。

そして、ミースープシーフード。
具だくさん。


さっぱりしていて、おいしい!

店を出るとスーパーServayに寄って、雑貨をGET。
そのあと、ミリメワのアイスクリーム屋に寄って、アイスをのぞくが、ヤムもドリアンもない。
でも、ふたつ、ふたが閉まっているのがあって、「あけてほしーなー」と日本語で言っていると、パカッとあけてくれた。
紫がヤム、黄色がドリアン!


手つかずの、ヴァージンアイスである。
ヤムを下、ドリアンを上で、とアイスをたのんだら、KKでは考えられないてんこ盛り。
田舎はこういうところがいいね。
おなかずっしり。

部屋に戻ってシャワーを浴びて、WiFiタイム。
まずはKKゆきの便に、オンラインチェックイン。
それからメールをチェックし、私も友だちも、5ポイント獲得のために、たまっていたT-SITEのアンケートを消化。

海昇海鮮楼 Ocean Area Seafood Restaulant
6時半にC/Eの朝食、9時半にミースープ、10時半にアイスクリーム、そして13時。
もちろん、おなかがすくはずもない。
でも、目の前の、お気に入りの中華飯店をどうして見過ごすことができようか?
きょうも結婚披露宴で貸し切りらしく、大宴会場は準備に追われていたので、小宴会場(?)に通される。
「とりあえず、タイガーと・・・チャイニーズティー、それからサユルマニス、ナシゴレンシーフード、えーとえーと、あとは何か適当にスープと、ココナッツプリンをふたつ!」
店のおばさんに「ココナッツプリンふたつぅ?」とおどろかれる。
去年もひとり1個完食したわれわれには、「それがなにか?」なのである。
「2個で大丈夫」というと、「大きいわよ」と釘をさされるが、2つ。
なにしろ、ここの中華自体がおいしいが、このレストランのメーンエベントは、ココナッツプリン!

天井がきれいだなぁ、と食事をまつ。


おまかせスープは、ダイバーは食べると非難されるものが入っているような。




今回学んだこと。
この店で、ビールは頼むべきではない。
なぜなら、ビール腹となるスペースを、ビールに占有させるのがもったいない。
この店のおいしい料理を一品でも多く取り込むために、残しておくべき。
酒好きの友だちとでさえ、そういう結論にいたった。

そして、ココナッツプリン。
店側が、食べられないだろうと気を利かせて小さめのを持って来てくれたようだ。
でも、別腹だから、大きいのでよかったのに・・・


あー、今回もおいしかった。
この店がある限り、タワウもやめられない。


MH2134 TWU1540 BKI1630
海鮮楼から部屋に戻って、ほどなくチェックアウト。
きょうのフライトは、15:40発。
マレーシア航空のスケジュール変更で、前回まではタワウ発14:40だったが、14:20と15:40にKKゆきがある。
KKに早く着きたいという気持ちを優先すれば、14:20発。
でも、最終日にダイビングが3本になっちゃう。
15:40なら、うまくすればシパダン4本行けるかも、で遅い方にした。
もめはしたが、結果4ダイブを勝ち取った。というか、もぎ取ったというか、横車を押したというか。

空港までは30分。
オンラインチェックインをすませてあるが、ゆとりをもって空港にゆこうと、14時過ぎにレセプションへ。
チェックアウトを担当してくれた、感じのいいお兄さんにタクシーをお願いし、ソファに座って待っていると、お兄さんが、「少し時間がかかりますが、フライトのお時間は?」とたずねてきた。
「3時40分です」と言うと、「それなら大丈夫ですね」となり、10分ほどでタクシーが来た。
14時20分頃、短いご縁だったLAホテルを出て、タクシーに乗りこむ。
ホテル横の道から、空港方面へ通じる目抜き通りへ出ると渋滞。
でも、まだ特に心配はしていない。
しかし、タクシーは、途中でShellに入った。
給油なんてすぐに終わると思ったら、ちょっと混んでてタイムロス。
さらにトイレに寄られ、またタイムロス。
街を出たら渋滞は解消したが、Shellでの想定外のタイムロスはでかかった。
空港入口まであと1kmのところで、15分前。
ピーンチ!!!というよりは、乗り遅れは、ほぼ確定。
もう頭にあるのは、いかにあとの便に金をかけずに振り替えてもらうか。
その反面、タワウだから、なんとか乗れるんじゃないか、って気もする。
とりあえずは、車を先に降りたほうが、まずはカウンターに走ることにした。
タクシーを降りたのは、出発12分前。
友だちが先に車を降りたので、「走れー!!!」
タクシー代40リンギットを払いながら、「おっちゃんがトイレと給油に寄ったから、乗り遅れたーーー!タクシー代は払わねぇ!」と言いたいくらいだが、そんなことで、さらに無駄な時間を費やす場合でもない。
オンラインチェックインずみが、一縷ののぞみ。

どどどどどー。
ものすごい勢いで、荷物をスクリーニングしたが、MHのカウンターはすでに無人。
カウンター横のMHオフィスのドアをたたくが無応答なので、ドアを開けると誰もいない。
「誰かいませんかー?」と叫ぶと、バーコード頭のオヤジが、うざそうに出てきた。
「渋滞で遅れたけど、MH2134は・・・」と言うと、「チェックインはとうにクローズしてる、何時だと思ってるんだ!?」と時計をさし、客を客とも思わぬ態度。
そのままひっこもうとするので、「じゃあ、あとの便をとりなおしてよ!」と呼び止めると、「チケットカウンターにゆけ!」と言う。
まったく遅れたのが悪いったって、なんて感じの悪いバーコードだと、憤慨して外に出ると、チケットカウンターの手前で、「Paging passenger...」と自分の名前がよばれるのが聞こえた。
荷物があるから、ゲートには行けないし、どうすれば?
カウンターは接客中。
でも、Excuse me、割ってはいり、「2134のカウンターはクローズしてるけど、名前呼ばれてて・・・」と訴えたるが、「2134はもうクローズだから、列に並べ」と言われる。
「よく聞いて。たった今、名前呼ばれてんの!オンラインチェックインしてあるの!」と言ったら、「オンラインチェックインしてあるなら、ゲートにゆけ!」と無茶ぶりとしか思えない。
「でも、荷物はどうすればいーの?」
「いいから、荷物ごと上にゆけ」
ホントかよ!?ま、ダメもとで行ってみるか。
2階にあがったときは、出発10分前を切っていた。
出発のセキュリティチェックに、大荷物を引きずって現れた私たちに、こわもてのおばさん職員、おじさん職員もうろたえてあわあわしている。
「チケットカウンターが、荷物ごと持ってゲートにゆけと言ったの!」と告げると、おばさんは、ゲートのほうにゆき、「荷物もって2人来たけどー、どーする?」的なことを話している。
そして戻ってくると、とりあえず、荷物をスクリーンにかけろという。
ダイビングのキャリーバッグやキャスターバッグが、手荷物用の小さなセキュリティチェックの機械を通るわけないと思うが、なんと通った。

ゲートに走ると、ゲート職員は、何事もなかったかのように、手書きのタッグをつけ、ドアサイドで荷物を預かるから、と言われた。
急いでいる誠意を見せなければと、ボーディングブリッジを「きゃー」と走ると、やや傾斜があり、危うくオーバーランしそうになった。
機内に入れば、クルーはプロフェッショナルスマイル。
バーコードとはえらい違いだ。
人生3度目の花道状態での搭乗。
幸い、機内らーがーらーがーで、「そーりー、そーりー」と声をかけながら席まで移動すれば、ローカルの人たちは、微笑んでくれてやさしい。
席についたら、即ドアクローズ、そして、遅れることなくゲートを離れた。
やれやれ・・・。
でも、世の中、なんとかなるもんだ。
乗り越えられないピンチなどない!?
錯覚。
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シパダンへ帰る9月(7)2012/9/28シパダン

2012-10-22 10:14:23 |  ダイビング
もう最終日。
ホリデーはいつだって、あっという間に終わるもの。
C/Eでの毎日4~5本は、けっこうタイトなスケジュールなので、さらに時間がたつのが早い。

Jettyのサバ・パークス窓口でサインをするための順番待ちをしていたとき、私のすぐ前には、話さないでオーラのピンクづくし日本人女子が並んだが、窓口のサバパークスの職員に、「まいねーむいずはなこやまだ(もちろん仮名)、ないすつーみーちゅー。」的な旅の英会話を展開、しぇーくはんずまでしたのに、私は顔色ひとつ変えずにドン引きした。
彼女のことは、昨日乗船したジャパニーズたちも「あの人ナニジン?」というほど、日本人のことはガン無視なのに、ローカルにはフレンドリーな不思議ちゃん。

私もひとりでダイビングに来たとき、日本人ダイバーにありがちな度を超した変人がいると、まるで日本人でないかのようにふるまったものだ。
てことは、反面教師で、われわれが変?
なのかもしれない。
でも、おはようすら言わないのは、気分が悪い。
かといって、こちらから声をかける気は、さらっさらないけれど・・・






1st dive Barracuda Point
デジャヴ?
エントリーしたら真緑。
GWの再来。
そして、けさのバラクーダポイントも、いつもと同じ展開。
順路は、ギンガメ→Bumpheads→バラクーダ→ギンガメ。
もう、文章にするまでもない。
ただし、緑。
































クリスチーナ組がBumpheadsを見ていたところに、われわれジェリー組が追いつくと、クリスチーナ組は去っていった。
けさのBumpheadsの群れは、リーフトップにつながるスロープ側にいたが、ドイツ人カップルは、なぜか水底に1匹佇むやつを凝視していた。
私は浅い方の砂地に着底し、流れているのでロックにつかまって観察。
いつの間にか、ドイツ人カップルが横に移動してきて観察をはじめたが、ヨメが私に何かサインを送ってくる。
なんですと?「中性浮力をとれ!」サインだー。
もしかしたら、サンゴ踏んでるのかと、あわてて足下を見るが、サンゴの「さ」の字もなく砂砂。
着底しちゃいけないような場所じゃない。
それなら、「ロックをつかむな!」ってこと?
私はグローブはしないから、サンゴにさわっているはずはなく、手元を見ればたんなる大石。
もう、意味不明。
思えばこのメタボ嫁、わざわざオープンウォーターマニュアル持参して読んでるし、absolute beginners。
よく言えば、まじめなのだろうが、ファンダイビングをまだわかっちゃいない。
泳ぎには、もちろん両手ひらひら、阿波踊り。
どこでも中性浮力とればいいってもんじゃないの。
去年なんか、みんなの後ろを泳いできた私が最後に着底しようとしたら、手頃なロックにはすでに空きがなく、サンゴと絶対動く石しかなくて、ロックを求めて移動のためにちょっと浮いただけでトムに怒られたのに。
うざいので、Bumpheads観察は、途中で放棄することにした。

そして、このヨメといえば・・・
多くの人がやるように、私もトップデッキに100均の旅行用小型物干を吊るして水着を干しているが、ある朝、黒い水着が巨大化していた。
起き抜けの思考が停止している時間帯だったので、「なんて私はデブなんだろう」とがっくりきたが、はずそうと手にすると、縁日で売っている、らくだ色のおばんブラみたいな形状で、こんな水着買わない!と気づいた。
となると犯人は・・・
去年はフランス人マダムのゴージャスなパレオが私の物干を飾ったが、ことしはLLLサイズ水着。
ステップダウン???
もーーーー。なんでみんな無断で人のもんに干すんだろ?
船の備品と思ってるのかな?

一方、ダンナはダンナで、私たちがイケメン判定をしたのを、どうも感づいたようだ。
私たちの前を通るときには、必ず振り向いてスマイルをふりまくサービス開始。
イケメン判定でも、「お父さん、お母さんの時代の」ってのがつくんだけど・・・
きっと学生時代からそこそこもててただろうから、慣れてんだな。

エキジット後、空も海も青い。
なのに、なんで、緑の潮なのっ???



2nd dive Staghorn Crest
朝食後は、スタッグホーンクレスト。
よしよし。
スタッグホーンといえば、ハンマーリバーのチャンス。
ここでは、群れではなく、超大群が期待できる。
ても、いないものはいない。

グレーリーフはけっこういる。



あとは平凡。でも、スタッグホーンは大好き。


なぜかスパインチークとクマノミが同居。






3rd dive Barracuda Point
そして、バラクーダポイントは、またもかわりばえのしない展開。








もういちど、ハダカハオコゼに会えてよかった。







こんどはバラクーダがクリーニングをしていた。




アオウミガメも、まだクリーニングに会場にいるかな?と思って寄って見ると、しっかりいた。








4th dive Drop Off
4本目が無理だったら、島にあがってドロップオフでシュノーケリングをしようと思っていたが、ジェリーが頑張っているのは見た目に明らかで、さくさくとスケジュールをこなしてゆく。
4本目、「どこに行きたい?バラクーダポイントか、ドロップオフか?」と聞かれ、迷っているうちに「ドロップオフら!」と決められた。
ドロップオフには、通常はカバーンの真上からエントリーするが、ボルネオダイバーズ時代からの習慣で、どうしてもJetty横から入らないといやなのだ。
この、他人にはわかりかねるであろう、こだわり。
Jettyの右側からじゃだめで、PSRの前までいっちゃ行き過ぎで、Jettyの左側から!
これが、シパダンドロップオフの正しい潜り方である。私がそう思ってるだけだが。
でも、この正しい(?)エントリーポイントからスタートしたから、まずはギンガメがお出迎え。
バラクーダポイントよりは、体も群れも小ぶりで、ちょっとよそよそしい。


昔はタンクしょって、リーフエッジまでの移動でいつも見ていた光景だが、クローズ後は、いつも沖からドボンなので、砂地は新鮮ですらある。
でかナポもいるし・・・


オヤビッチャがうようよし、水面にはボラが浮いている。


Jettyの下にはツバメウオの幼魚。


Jettyまわりだけで、実はタンク1本楽しめる要素がつまっていて、なんてすごいビーチなんだとあらためて感心しているうちに、皆はさっさと潜降してしまった。
この砂地を楽しまないのは、もったいないなぁと、浅瀬に後ろ髪をひかれつつ、深度をさげれば、そこはまた、迫力の地形でぞくぞく。


こんどは、壁のハナダイにかかわっているうちに、遅れ気味。


みんながカバーンを見ているあいだもハナダイにロックオン。
アカホシハナゴイを探しているが、どうしてもみつからない。
ジェリーはタートルトムをスルーして、バラクーダポイントへどんどん進んでゆくが、私はオドリーズをたずねることにした。
きょうは、たくさんのオドリハゼが顔を出していたが、みんな警戒心強く半身。


このタートルトムをすぎると、壁の凹凸は地味になり、バラクーダポイントの入口まではちょっと退屈。
リゾートがあった頃のビーチスタイルのようにカバーンあたりでJettyに折り返したいくらいだ。
中層のマダラタルミが増えてくると、ダイビングも終盤。


浅瀬には、ドリーがたくさん泳いでいるが、ちょっとアップカレントありでゆけない。
昨日着いた人々は、流れに翻弄されていた。
中層には、ムレハタタテダイやカスミチョウチョウウオが、カーテンのようなのに、水が緑なのが悔やまれる。

そして、ギンガメに、しばしのお別れを告げにゆく。
すぐには戻って来れないけど、また来年来るからね、






棚の上で、一方的に別れを惜しんでいると、無情にも浮上のカンカン。
安全停止に入るため、リーフを離れると、なんとギンガメたちも、みんないっせいについてくるではないか?
まるで別れを惜しんでくれるかのようだ。


むかしむかし、都市型ショップにすすめられるがままに、アンダーウォーターナチュラリストスペシャルティをとったとき、大瀬崎のネンブツダイが目の前に近づいてくるのは、フレンドリーなのではなく、テリトリーの侵害に抗議していると習った。
もしかしたら、君たちも、まさか怒ってる?
こないだは食べちゃったしねー。
でも、見送ってくれていると思いたい。
見送ってくれてるんなら、いいな。
ありがとう。また来るよ。

とギンガメとのひとときを楽しんでいたら、きのう着いた男子の一人が、ギンガメにダッシュで突っこみ、散らしてしまった。
何すんねん。

明日のフライトは15:30。
エキジットしたら、もう16時をまわっていた。
あららー。
器材をゆすぎ、エリエルにお願いして乾かしてもらう。


HAPPY HOUR IN SMART
最終日には、KKでよく行くカンダマン・スパSMART店でココナッツスクラブを、という野望があった。
初日から、「最終日はスパに行きたいからマブールに送って」とたのんでいる。
エリエルはおとといあたりから、「あさっての夕方、マブールに一緒にいけないかもしれない」と言っていた。
わたしたちの目的は、エリエルとじゃらんじゃらんではなくスパ。
「一緒に来て」ほしいのではなく、「送迎」をお願いしたいだけだ。
そこんとこ、なんか間違っている。
「What we need is a Spa reservation!」
でも、エリエルはもうゲストリレーションズではないので、さすがに頼めない。
新ゲストリレーションズのロナルドに「予約してくれる?」と聞いたとき、「オッケーオッケー」的なノリだったが、実はぜんぜん聞いちゃなかった。
ロナルドは、きのうになって「予約はしてあるの?」とすっとぼけたことを言うので、「だーかーらー、予約をたのんでいるの!」というと、「電話番号がわからない」と。
冷静に考えれば、ここでゲストリレーションズにまともなサービスを期待した私が間違っていたのは明白。
だって、C/Eだもん。
こうなりゃもう、ウォークインでいいや。

ナイトダイビング組のボートに便乗して、SMARTで落としてもらうつもりだったが、母船がマブールに停泊したと思ったら、すぐに島に送ってくれるという。
ロナルドが19:30に迎えにゆくようにと使えないボートマンに伝えて、出発。

時刻は17時45分。
SMARTに着くと、バンガローの屋根の間に、日が沈みゆくところだった。


もっとよく見えるところにゆこうと、jettyをスタスタ歩くが、なんか残念。


スパの玄関につくと、たくさんサンダルが脱ぎ捨ててあり、現在、満員の予感。
中にはいると、案の定、すぐには入れず、19時と20時なら予約できるとのこと。
19:30に迎えが来るから、スパは断念して、バーでくつろぐことにした。
バーテンのお兄さんは、慇懃なおもてなし、顔も整っていて、さすがリゾート。
しかも、快適なバーは、らーがーらーがー。
人っ子一人いない。


ソファに沈みこみ、もう、できるなら、ここに朝までほかしておいてほしい。
タイガー1人2本開けて、ぷち打ち上げ。
おつかれさまっしたー。


そして、日はとっぷりと暮れ・・・




19:30になるので、土産物屋にアイスクリームを買いにゆき、jetty前のベンチで、C/Eのボートを待つ。
しかし、ボートは待てど暮らせど来ない。
レストランでは、ロマンチックだかどうだかわからないけれど、キャンドルディナー実施中。


アイスも食べ終え、いらいらいらいら。
これなら、ココナッツスクラブできたじゃん。
やっとボートが来たのは、20時。
またまた使えないボートマン。
こんどはjettyにボートをつけたら、旋回できずにお尻から出る。
ほんとーにダメ。
でも、こんなんに操船させてる雇用者はもっと悪いといえよう。
こやつ、時間に遅れたことにソーリーでもなければ、こちらもとてもサンキューとは言えない。

今夜もディナー後から、歯がいたい。でも、ロキソニンがついている。

あしたは早朝、5:45下船。
重器材以外のパッキングをおおかたすませて、サバティータイム。
ロナルドとフランス人のおじさまが話をしていて、おじさまが「私の母が」的な話をしたら、ロナルドが、「ユアマザーはまだ元気なんですか?あなたはいくつですか?」「62才です。母は91才です。」と答えていた。
おじさまが、ロナルドに、写真を見せていたので、便乗して私も見せてもらった。
老婦人が3人うつっていたが、お母さんは91、そのお姉さんは92才、妹も90ちょい前とかで、ご長寿家系。
おじさまは、ドクターだそうで、同僚の、セクシーナース、かわいいお孫さん、独身だという38の娘、モルディブ、レッドシーとさまざまな写真を見せてくれた。
おじさまは、やはり英語は苦手だが、すっかりうちとけた。
酒地酒林のゴールデンウィークとはちがい、しずかに最終日の夜はふけた。
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シパダンへ帰る9月(6)2012/9/27シパダン

2012-10-19 09:46:43 |  ダイビング
けさも空はにごっている。海は静か。







1st dive Barracuda Point
けさも来たよ、ギンガメーズ。




アケボノ、さまざまなハナダイ、ムレハタタテダイといった常駐組を通過して、グレーリーフをみたら、黒雲のようにバラクーダの群れが登場。



続いて、カンムリブダイが登場。
みんな競ってロックの下に潜り込んでゆく。






けさは、ここがクリーニング会場らしい。
同じポイントに同じカンムリブダイの群れでも、毎日、行動が微妙に違うのがおもしろい。
一方、アオウミガメたちも、アオウミガメ用クリーニングステーションで、各自マイペースにクリーニング。




2nd dive South Point
朝食後のダイビングは、サウスポイント。
やっとサウスに潜れる海況になった。
母船も島の南側に移動して、南で潜る気まんまん。

エントリー前、「潮はタートルパッチへ流れていると思う」とジェリー。
タートルパッチじゃなくて、スタッグホーンに流れていてほしい。
それか、サウスポイントを右往左往でいい。
タートルパッチは、もういい・・・
エントリーしたら、しめしめ、見事にスタッグホーンに流れていた。

20mほどのカベを、お子様グレーリーフがうようよしていた。
かわいい。
せっかく浅いのに、彼らはまだまだ臆病で、めまぐるしく泳ぎまわり、カメラにも動画にもおさまらない。



ダイビング後半、リーフにあがったら、カンムリブダイが登場。
バラクーダポイントが大型判ばかりなのとはちがい、大小さまざまなのがいる。


みんなお食事中。


意外におちょぼぐちで食べる。







またまた、ビデオや一眼が、わっと突進。
その混雑回避で、迂回しつつ、Bumpheadsに混じるGTに導かれ・・・


予感はしていたが、やっぱりロスト。
流れは一方向。
来た方に戻れば、またみんなにお会いできるでしょうと、バブルを探す。
目を凝らすと、案の定、来た方向にバブルが上がってる。
そのバブルに向かって泳いでゆくと、それは外人グループ。
それもC/Eのヨーロピアンじゃないし、DMはロン毛だ。
他にはバブルは見えないので、水中での再会をあきらめ、45分たつし、浮上することにした。
「はぐれたら1分捜索して、バディがいなかったらあがれ」ではなく、「はぐれたら45分であがれ」という、およそ世間一般の常識とはかけ離れたブリーフィングなので、気楽である。
すると、ロン毛が、ご親切に心配してくれて、さかんにサインを送ってくれる。
もし私がOKでないサインを返したら、どーする?と思ったりもする。
ロン毛、チャラめというのは、C/Eに乗ってると、無縁なので、新鮮。
はいはい、ダイジョーブですよとサインを出して、フロートあげて浮上。
水面に顔を出すと、CEのボートは見えているが、遠い。
すぐにPSRとボルネオ・ダイバーズのボートが見にきてくれたが、あっちにいるので大丈夫と辞退する。
やがてボートがみんなを拾いにゆくのが見え、波もないし、不幸中の幸い、太陽も輝いていないので、しばらく浮いていよう。
先に大人数から拾うのが鉄則だもの。
でも、ボルネオ・ダイバーズのボートマンが拾って送ってくれくれるというので、じゃあお言葉に甘えてと思ったら、ボートが来た。


3rd dive Turtle Patch
なぜこうもタートルパッチが選ばれるのかわからないけど、またまたタートルパッチ。
特に、深い方が、いまいち。







ここで見る水中生物は、シパダン的には普通種ばかり。
それでも、大物・レアもの不在の他の国のメジャーなダイブサイトより、魚影・さんごともに勝るんだけれど。

さて、きのう日本人3名、けさシンガポリアン女子1名が下船して、欠員4名。
クリスチーナボートはヨーロピアン4名+ピンクづくめの日本人女子1名、ジェリーボートはジャパン6名。
しばしすいていた状態だったが、昼前に、日本人男女4名が到着した。
遠目にはカップルかと思ったら、全員お一人様。
男子は、まだ20代っぽくて、レアだな。
女子は、おしゃれな感じの人と、体育会系のさわやかな人で、ふたりとも感じがよい。

朝は静かだった海に、またまたうねりが入ってきた。
せっかく南に移動した母船も移動。


4th dive Barracuda Point
ばりばりHigh Tide。
さすがのバラクーダポイントも、精彩を欠く。
満潮では、魚もカメも、ダイバーのゆけない浅瀬に移動してしまうらしいから、根着きの常駐組だけ。
カレントもないから、流線型も無縁。
だからこそ、到着したばかりの人たちでも、1本目からバラクーダポイントへゆける。



魚影は濃くても地味なバラクーダポイントだった。
ああ、もう明日がダイビング最終日。
ことしのシパダン活動終了、ダイビングも、早くも潜り納めになるだろう。
そして、きょうがサンセットダイブのラストチャンスなのに、4ダイブ終えたら、またも17時。
なぜにこうもスローなのか?
それは・・・
フランス人のキューピーがお疲れで、ちゃんと動かないからだ。
目の焦点はあっておらず、まさに放心状態。
先発ボート組なのに、毎回、後発隊の私たちがウェットを着はじめてから、やっと準備をはじめるありさま。
キューピーと同室のおじさまは、英語が苦手で、キューピーが言葉の面ではアシストをしていたので、おじさまは、キューピーと一緒にセットアップ開始で、やはりスロー。
でも、さすがのおじさまも気づいたようで、キューピーに「時間だよ」と促していたが、キューピーは、ちがうと反抗的リアクションで、海パン一丁のまま、ベンチにボーっとすわっている。
首にはでっかい紅いパッチと、背中には、ひっかききず。
今朝降りた、肉食シンガポリアン、おそるべし。
クリスチーナが歩いてくるのを見て、キューピー、いやそうにやっとウェットを着はじめる。

4本目、キューピーがもたもたしているうちに、時間に几帳面なドイツ人のダンナは、さっさとダイビングボートに乗りこんでいたが、急遽母船を移動することになって、彼ひとり、ダイビングボートにとり残されたまま、母船に牽引され・・・。
それをフランス人のおじさまが楽しそうに撮影し、ダンナはカメラ目線のスマイル。
すっかり仲直りした様子の、メタボな奥さんも.ケラケラ笑ってる。
私たちは、「あの人、古臭いけど、けっこうイケメンだよねー」と眺めていた。
本当に顔が整っていて、ドイツドイツしていないけれど、レトロなのだ。
昔のヒーローもの、石原裕次郎の若い頃の日活映画顔、時代劇、戦争もの・・・
とにかく、「今」な感覚とはちょっとちがう。

やがてバラクーダポイント側に母船が止まり、いざダイビングへ出発となったら、使えないボートマンのロープワークがまずくて、こんどはロープがほどけない。
いったい、どんな結び方したんだろ?
ついには、ナイフで切り離すていたらく。
ボートマンは2人いるが、どちらも新人で、ちょっとうねっていると、母船にボートを満足につけられない。
ベテランダイバーのおじさんは、もう呆れはてていた。
どうみても、操船資格を持っているとは思えず、見よう見まねでやっているとしか思えない。
でも、そんなんで雇われるのか?
1人はまだ黙って働いているからいいが、このロープワークもできないやつは、うざいし最悪だ。
オイルタンクも、みんながダイビングボートに乗ってから用意したりと、なっちゃない。
今思えば、昔のヤンやバイピンは、まともだったんだ。
いなくなった人ってのは、失ってはじめてその大切さがわかる!?

時間を守れないゲスト、
まともに繋留できないボートマン。
むだなロスタイムに、もう、怒り心頭。
あしたはダイビング最終日。
こんなことじゃ、フライトの24時間前までに、何ダイブできるやら。

あまりにひどいので、ジェリーに、毎回ホワイトボートに「Get Ready何時」と書くときに、みんなちゃんと時間に集まるように言ってほしいと頼んでみるが、とりあってくれない。
「飛行機搭乗まで24時間あけなきゃならないし、いつものペースなら、4本行けるんだから、ちゃんとして!」とたのむが、「24時間きってのエキジットでも、自己責任で潜りたかったら潜ってよい」といいだす始末。
確かに昔は、午前中潜って夕方飛ぶってのは珍しくはなかったけど、今の時代に、あんたがそんなこと言っちゃダメでしょ?
ヨーロピアンに嫌われたくないのか、「時間に来るようにゲスト同士で話し合え」と、キレぎみな反応。
自分はいい人でいたいのか?
これには私もムキーっ!
「スケジュール管理はダイブマスターの仕事でしょう?」と逆ギレがえし。
それでも、「ゲスト間での話だ!」と、ありえない主張をされ、交渉決裂。
このやりとりで、ジェリーは、すっかり不機嫌になって、きのうのドイツ人妻なみの出て行き方をした。
本当に、シパダンウィークがなかったら、誰がこんな船、好んで乗るもんか、とあらためて思うのだった。
こうして鼻息荒くしているうちに、「ボートもちゃんとせい!」と伝えるのを忘れてた。

でもそこは根は善人のジェリー。
わざわざオフィスに電話して、相談したらしく、ベストをつくすと言いに来た。
ジェリーは反省したのか、われわれのことはあと1日我慢すればよいからと譲歩することにしたのか、握手とハグを求めてきたが、私はねにもつことにした。

その後、何事もなかったかのように、ジェリーは「GET READY 6:45」とホワイトボードに書き、明日も7時にJettyに行くからと、あえてチームユーロに告知しにいったら、エロキューピーが、早いとクレーム。
するとジェリー、キューピーに、「早起きがいやなら、今夜は早く寝ればいい」とちくり。
そのセリフに、ユーロテーブルからは、爆笑。
特に、ドイツ人イケメンダンナは、テーブルをたたいて喜び。
公然の秘密が暴露された瞬間であった。

本日のお魚、コショウダイ。


マズウィン、頑張ってるな、って盛りつけ。
でも、歯痛としっぽの点々がこわくて、食欲はわかず・・・なさけない。

強力ロキソニン
シパダンで潜っているうちはなんともないのだが、毎晩、就寝時間が近づくと、おやしらずが痛む。
正しく言えば、おやしらずのあった場所だ。
海の日あたりから、微妙に痛くて、歯医者に行かなきゃだめだよなぁ、でも行かねー、と往生際悪くやりすごしてきたが、シパダンに来る1週間ほど前に、抜けてくれた。
そのあと、痛みは違う種類になり、素人判断では、たぶん、抜けたところが炎症を起こした様子。
それが、羽田を出た日から、噓のように痛みはひき、KKではぜんぜん痛まなかった。
もともと、頭痛生理痛フリーなので、鎮痛剤はめったに服用しないが、万が一、おやしらずだと思っているところからの痛みではなく、手前にある、昔治療した歯だったら、歯のスクイズを起こすかもしれない。
もし、オープンウォーターの講習で習ってびびった、歯のつめものが、圧でぽーんと飛び出すのは激痛っていう大惨事になったらどうしよう?と、ロキソニンを持って来た。
幸い、ダイビングのあいだは、なにも痛くないのに、夜になると痛みはじめる。
ビールから十分に間隔をあけて、ロキソニンを飲んで、20-30分も横になれば痛みはひく。
KKでは痛まない、シパダンでも痛まない、でも、夜、部屋に戻る時間が近づくと、ひどく痛くなる。
たぶん、炎症がまた起きてるからなんだろうけど、部屋がいやなことでのC/Eストレス?
本当に、乗らなきゃいーのに、とわかっているのだけれど、シパダン毎日で潜る手段が、ほかにみつからない限り、乗り続けるのだ。
でも、このままロキソニンを飲み続けるわけにもいかないし、歯医者はいやだし・・・
もしかしたら、こんなに痛いのは、別の病かもしれないのに、と悶々としているうちに、眠ってしまった。
21時半頃、友だちが戻って来て、気がつく。
すっかり痛みはひいているが、みんな寝ちゃったというし、このままさっさと寝よう。
それにしても、本当にロキソニンの効きようは、すごい。
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Rev Abs 腹筋革命~迷走ワークアウトのその後

2012-10-17 22:39:34 | ホームフィットネス
今年は、旅行や風邪での中断はあるものの、ワークアウトを続けている。
さすがに6キロ減ったあと、体重減少は完全ストップの様相。
インサニティをはじめた6月からは、日々の運動量は増えたのに、体重1キロ増加しての高原状態。
7月からの猛暑で、ワークアウト時の発汗量もすごかったのに、体重は減ってはくれなかった。
筋肉が重いのはわかるけれど、あと3キロ、なんとか減らせないもの?
筋肉量がふえても、へそは今なおアーモンドのような横型。
こいつが縦型になるよう、脂肪を落とさなくては!
「ヒップホップアブス」、「インサニティ」、「ブラジルバットリフト」と渡り歩き、食事制限はいっさいなしでも、つまめる腹の脂肪はかなり減った。
でも、あともう3がんばりくらいしないとだめそう。

さあ、次は何を?
本屋にゆけば・・・
樫木式カーヴィーダンス→PV動画を見たら、あの声かけが、私にはダメ。
モムチャンダイエット→韓流無関心には、さらに興味なし。
美木良介ロングブレス→なんか暑苦しい。
ゲッタマン→さらに暑苦しい。1965年生まれというけど、10は老けてみえる。
どれも、私の購買意欲をそそらない。
実はスゴイ! 大人のラジオ体操→3分で腹がへこむってのはいいなぁ・・・だけど、NHKのTVで十分!?
それに私は、西島千博(真矢みきのダンナ)の、バレエなラジオ体操第一と第二をiTunesでダウンロードして1回やって放置した前科ありだ。
兼子ただしのドSストレッチシリーズ→強烈な風貌に、なんだか興味ある。
竹田純の「バーオソルダイエット」→美しい・・・見ていたい・・・でも、おねえ。それに美しいけど好みの美しさではない。
この2つは、いつの日か買ってしまうかもしれないが、今じゃない。

エクサボディがさかんにCMしている「イージードゥダンササイズ」もとても気になる。
TRF。なつかしの1994年。
シパダン島にはじめて行った頃は、ブームだったなぁ。
TRFでも、特に気に入っていたBoy Meets Girl、Ez Do Dance、Survival Danceでエクササイズというのに、個人的にはとてもひかれる。
それにSAM、CHIHARU、ETSU・・・3人とも、あれから20年近くたっているのに、当時と変わらないように見えることには、見習うべきものがあると、気持ちはもうオーダー寸前。
でも、レビューに「楽しい」というキーワードはあっても、具体的な成果談がみあたらない。
みんな、レビュー投稿特典ねらいらしく、レビューを書くタイミングが早すぎて、役に立たない。
CMでは2週間で効果が、というのをやっているが、体質もあるだろうけれど、過去のワークアウト経験から、どう考えても、2週間で劇的に変わることは期待できず、今回は見合わせることにした。

ロックはUK、映画はアメリカ、食と服飾とサッカーはイタリア、コスメはフランスと、これはこの国でなくちゃ、っていう個人的こだわりがあるが、ワークアウトについては、まさにアメリカだ。
だから、やっぱりビーチボディ。

もちろん、ビーチボディの「Finished Your Beachbody Workout?」メールは、ブラジルバットリフト終了前にも、もれなく届いていた。
配信停止すればよいのだが、ビーチボディは、いつまた画期的なワークアウト出すかわからないので、要チェックで止められない。
メールでのおすすめは、ビーチボディの看板グル、トニー・ホートンの「10MINUTE TRAINER」
短時間なのはありがたいが、いまの私にはものたりなさそう。
トニー・ホートンなら、「インサニティ」にこれでもかというほど、宣伝が収録されていた、「P90X」が達成感がありそうだ。
それに「P90X」は、ものすごく売れて評価されているのに、「インサニティ」より楽だというレビューだ。
ただ、「P90X」にはひとつ問題がある。
それは、「P90X」には懸垂があること。
チンアップバーなる器具をとりつけてまで、懸垂をやりたくない。
もともと、とりつけに適した場所もなければ、懸垂をしたくない。
チンアップバーなしでのモディフィケーションもあることは、あるらしい。
これがまた貧乏性で、どうしてもモディフィケーションを選べないのだ。
そうだ!「P90X」で興味のある、ヨガとストレッチだけを、手持ちの他のDVDと組み合わせて、いまふうに言えばカスタマイズしてやってみよう!
とオーダー寸前まで行ったけど、ちょっと考える。
12枚もDVDが来るのに、たった2枚のために、140ドル近い投資は無駄づかい以外の何ものでもない。
懸垂だけではなく、ジャンプ地獄なプライオメトリックスも絶対やりたくないし、筋肉つけたいわけでもない。
いったい、なんのためにワークアウトをしたいのか。
贅肉を減らすことと、体をやわらくしたい以外のなにものでもない。

腹筋なら、もういちど「ヒップホップアブス」?
手持ちのワークアウトDVDもずいぶん増えたことだし、今あるものをやるのが順当。
それに、トレーシー、ジリアン、ショーンT、リアンドロ・・・
過激度合いが違っても、みんな共通技をやっている部分が多いのも、また事実。
ショーンTの、「TILT, TUCK & TIGHTEN」と、リアンドロのトライアングルは、特許モノだけど。
でも、それぞれが30日、60日といった長丁場なので、1サイクルやると、どうしても気分転換が必要で、別のワークアウトをやりたいと思うのが人情だろう。
とにかく、ブラジル・バット・リフトが効いて来たへそ下に、追い打ちをかけたい。
そういえば、ブラジルバットリフトにネガティブなレビューは、「レブアブス」がよいと言っていた。
レブアブスは、ブレット・ホベールというトレーナーによる、めざせ6パックス的ワークアウト。
前に、アブスという言葉に反応して、「レブアブス」もしっかりとチェックはしていた。

RevAbs



だけど、私は、脂肪を落としたいのであって、くっきり6パックが欲しい訳ではないとスルー。
しかし、どうしても、腹の脂肪を撃退したい今。
もう一度、レブアブスをチェック。
before/afterの写真や、PVに出てくる人の写真は、腹がぼこぼこしているが、多分撮り方であって、実際にデモしている女性の腹は、ぼこぼこはしていない。
私が絶賛するリアンドロを酷評している人が、賞賛するブレットも気になる。
タイトルのRevはRevolutionのRevだから、腹に革命を起こすには、もう、これしかないだろう。

FedExで、メンフィスやらアンカレッジやらを経由して、オーダーから4日ほどで届いたレブアブス。
開封すると、まず、シックスパックが目に飛び込み、なんだかテンションがあがる。


ムキってるのは好きでないのに。
DVDは10枚。
そして、今回も、ビーチボディ印のメジャーがしっかり封入されている。
一体、何本、持ってるんだ?
おまけに、またもやミールプランの冊子。65ページもある。
これも、いらない・・・
体重が減らないのは、ミールプランを無視している、ってのが大きいとは思う。
ブレットいわく、最初の2週間は、乳製品は避けるようにという。アルコールも・・・。
さらに、1日5回に分けて食べるようにと・・・。
社会人として、会社で小分けにごはんを食べるわけにもいかない。
期間限定のハーゲンダッツ「紫いも」もある。
よって、効果の出がにぶくても、今回も、食事は無法地帯を貫く。

さて、ビーチボディのワークアウトカレンダーは、基本月~土の週6コース。
レブアブスは、フェーズ1から3の3段階編成で、各フェーズ30日だ。
フェーズ1 Foundation Phase
フェーズ2 Fat Burning Phase
フェーズ3 Ripped Phase
う~ん、脂肪が燃焼するのは2ヶ月目で、贅肉が落ちて締まるのは3ヶ月目か。
長期戦だなぁ・・・。

まずは、ABCENTRICS & HOW TO CAPOEIRAで、キーとなるポーズの数々を習得。
そうしたら、フェーズ1にさっそく着手だ。
フェーズ1には、DVD4枚、5つのワークアウトがある。
各ワークアウトとも、3ラウンドからなり、3ラウンド目は、スパイスラウンドと言い、より負荷をかける。


Total Strength
45分。
ダンベルを使ったランジ、スクワット、レイズ、腕立て、パンチ系カーディオ

Mercy Abs
15分。
トラディショナルなプッシュアップから、カポエイラの要素をとりいれた腹筋まで

Fire Up Your Abs
40分。
プランク→コブラ→ダンベルジャックナイフ→サイドプランクのあと、ストライダーズ(ランジのはげしい版)

Power Intervals
30分。
ウォームアップのあと、ダンベルを使ったランジ→クロスオーバージャック→スクワットスラストを3セット、そしてクールダウン。

Rev It Up Cardio
45分
マルテロ→カポエイラ→パンチ

同じ動作を3回ずつ行うので、うーん、3回かぁ、と思うものの、あっという間に時間がたつ。
RevAnthemというのがあって、
「Rev it high, Rev it low I'm strong, committed and ready to go!!」

と、インターバルごとに、ポーズつきで唱和(?)させられる(!?)。
ワークアウトの終わりに、目をとじる数秒があるのだが、ヨガなみに無になる、不思議な時間である。

ブレットさん
ブレットは、細マッチョ。
「El Captain」というニックネームらしい。
Rev Anthemとか、クサいと感じつつも、ホームワークアウトのよいところ、誰も見ていないからけっこうのせられる。
ブレットはモチベーションを保たせるのがうまいし、嫌いじゃない。
と思ったら、ブレットもジリアン同様、アメリカの減量バラエティ番組、The Biggest Looserのトレーナーだったらしい。
あと、ヴィクトリアシークレットのトレーナーでもある。

フェーズ1 成果
9月からはじめて、遅い夏休みで約10日のブランクをはさんで、やっとフェーズ1が終わった。
TANITAさん(タニタの体組成計のこと)は、毎日、「体重は同じだよ」と言うが、まわりからは、「痩せた?」と聞かれる(たぶん、「ましになった?」と置換えられるが)。
これは、ビーチボディのメジャーが1cmしか細い数字を見せないのに、不思議だ。
それに、TANITAさんは、うれしくなるような体内年齢と代謝量を見せてくれる。
筋肉量が「多め」になったって、テストグループあがりの女性をみてもわかるように、女性はムキムキになることはないから大丈夫♪
フェーズ2は、もっとハードに違いない。
ちょっと憂鬱なのと同時に。新しいことをやるのは楽しみ。
後日、ポジティブなレポートができることを期待しつつ、12月まで頑張ってみよう。


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追記
ブレットは生まれてすぐに養子に出されたそうだ。
養父母のもとですくすく育ちすぎたのか、子ども時代はぷっくりさん。
ハイスクールに入ってから、さまざまなスポーツで減量し、今の細マッチョになっている。
そんなブレットの産みの母は日本人だった。
2013年春先に、ブレットは米軍キャンプめぐりで来日した際に、産みの母にはじめて会いに行ったというブログにあげていた。
私たち日本人の血をひくブレット。
日本でもメジャーになって、日本の細マッチョ率を向上させてほしいなぁ…。
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シパダンへ帰る9月(5)2012/9/26シパダン

2012-10-14 22:36:46 |  ダイビング
朝、ラウンジにあがったら、日本人3名は、もう下船したあとだった。
仲良くならなかった・・・
いつものようにスナックをとり、一度潜ったポイントのブリーフィングは決してしないので、7時になったら、シパダンへGo!

1st dive Barracuda Point
おはよう、ギンガメ。
きょうも来たよ。


リーフにあがって、きょうもウミテングを教えられ・・・
ゴールデンウィークに見せてもらったときは、とても小さくて、伊豆で潜り込んでいる友だちでさえ、「何あれ?」「ウミテングだよね!?」という会話になるほどだったのに、今回はでかい。
ペガサスというと聞こえはよいし、リトルドラゴンフィッシュといえばかわいらしいが、ガが羽を広げて止まっているところに似ているということで、Sea Mothとも呼ばれるそうで、そう言われると、どんどんガっぽく見えて来て、でかいと、きもいとすら思えて来た。
そうこうするうちに、やっとBumpheads登場。


潮にさからって、クリーニング中。






2nd dive Turtle Patch
最近、コーラルガーデンからタートルパッチの壁は、あんまりおもしろくない。
パッチワークのように、ソフトコーラル、ハードコーラルがびっしりの地形は、シパダン特有の色彩で、好きだし、魚影も濃いが、なんだか、いまいち。
浅瀬はきれい。



どちらかというと、深場より、デバ吹雪の中で、ずっと浮いていたい。


3rd dive Barracuda Point
こんにちは。ギンガメ。
クマザサとぐっちゃりなのに、透明度が悪い。


潮が冷たくなると、サメタイム。




4th dive Barracuda Point
潮がとまっていて、ゆるい感じ。
タルサンゴパークエリアをうろうろ。


ちょっと日本庭園的な侘びがある。
ふだんあまり通らないバラクーダポイントで、新鮮。
とはいっても、見るものは、チンアナゴ兄弟ばかり。


ニシキはいずこへ?
エキジット前、チョコレート色と、紅芋色のハダカハオコゼが縦列になっていて、かわいかった。



3日目も、あっという間に終わり。
きょうも空はヘイズっぽい。


4ダイブ後、きょうもサンセットにゆきたがったが、全体的にスローで、母船がシパダン海域をあとにしたのは、ほぼ17時。
サンセットには、とうてい間に合わない時間になっていた。
ナイトは面倒くさいので、いつものように、Tiger→ディナー→Tiger。

本日のスープ。とてもおいしくておかわり。

メガネのコック、アダムはやめたそうだが、マズウィンの料理はおいしいから大丈夫。
でも、さすがに飽きて来た・・・

私たちは、日々変わらぬルーティーン的船上生活であるが、外人テーブルはカオス。
ドイツ人カップルは、ダンナが昭和の映画スターみたいなレトロ調イケメン、奥さんは、残念ながらメタボってしまったけど、かわいいベビーフェース。
そのメタボちゃん、なぜだか突然、私たちのテーブルにツカツカとやってきて、すみっこに座って、ログブックを黙々とつけはじめた。
見た瞬間に、いじけを演出しているのがわかる。
フレンチのキューピーが何か言いにきてもシカッティング。
続いてフレンチのおじさまがなにか茶化しにきたが、油に火を注いだようで、おじさまにパンチ。
ついには、昭和のスター顔なダンナから、険悪なムードでルームキーを奪い、メタボちゃんは、ラウンジの扉をバターンと、大きな音をたてて閉めて、ぷりぷり部屋に帰っていった。

一方、同室の日本人女子が帰り、ひとり部屋になったシンガポリアン女子はそわそわ。
キューピーのひざの上にすわってみたり、肉食活動に着火した模様。
お互い、渡りに船、まさに需要と供給一致の妙。
お世辞にも美男美女ではないので、絵的には、けっこうきびしい。
それに、ここはリゾートじゃないんだよ。
シパダン島とちがって、「ホシミマショー、カメタマゴー、サンポサンポー」という、好都合なシチュエーションもない、こんなばっちい船で、まさかのアフェア?
まぁ、好きにやっちゃって。
でも、キューピーには、同室のおじさまがいるので、また、そわそわ。
おじさまは、寝る気配がない。
ふたりとも、うろうろー、うろうろー、とした結果、おじさまが、トップデッキに上がっているうちに、めでたく消えたのだった。
こんな人間模様が繰り広げられつつ、C/E4日目の夜も更け・・・
ダイビング、あと2日しかない。
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シパダンへ帰る9月(4)2012/9/25シパダン

2012-10-11 14:17:22 |  ダイビング
1本目は、ミッドリーフ。
コーラルガーデン、ホワイトチップアヴェニュー、ミッドリーフまでのカベは同じ!という、ざっくりぶりで、ブリーフィングなし。

今朝も南国気分が盛り上がらない空。



1st Dive Mid Reef
ミッドリーフのランドマーク(?)ジャイアントクラムではない場所でエントリー。
リーちゃんが唯一教えてくれたもの。
ツノザヤウミウシ。


オドリの家をさがしてまわるが、なかなかいない。
いるのは、ヤマブキハゼ、ニチリンダテハゼ、ヒレフリサンカクハゼばかり・・・
いちおう、ニチリンダテハゼに寄ってみる。


ここも浅瀬のエダサンゴは、むぎゅっとぎっしりな感じ。


母船に帰って朝食。


2nd Dive Barracuda Point
いつもと同じ、バラクーダポイント。
浅くても、アケボノはいるけれど、深い方で、アケボノを見たりしながらすすんでいくと・・・


きょうもタンクがカン!と鳴る音。
リーフ上にバラクーダが現れた。


なーんだ、小さい群れだなぁ・・・と思いながら、たなの上に浮上。
みんなダイコン鳴ってんのに、浮上早いなぁ。
砂地にたどり着くと、別の方向からも、バラクーダの小群れがやってきた。


やがてみんなでちゃんぷるー、トルネードの出来上がり。


やっぱり、バラクーダは、縦長の群れに限る!


3rd Dive Barracuda Point
バラクーダポイントに1日何度潜ろうと異存はない。
またまた、お約束のギンガメから。


少し沈むと、ジェリーがホホスジタルミの幼魚を紹介。
毎ダイブ、何かを紹介されると、同じボートの熟年夫婦が延々と占有してしまい、他のみんなは、被写体とむきあえないという、いらっちんぐ症候群。
ジェリーが、となりのムチヤギにもいると教えてくれるが、最初の方が小さくてかわいい。
でも、でかめのお子様には、奥様が突進して、結局どちらにもしっかりとは寄れなかった・・・


クリーニングステーションのロック・・・。
ヒーリングステーションなのか?


きょうも、複数のアオウミガメがクリーニング。



ロックの下では、同じカメなのに、クリーニングには関心なく、わき目もふらずに食事中のタイマイ。



痛そうなナマコにナマコカクレエビ。


バラクーダはいなかった。
そういえば、まだ、Bumpheadsを見ていない。

あした早くも下船の3名さまは、この3本目でダイビング終了。
うち2名は、被写体から離れないKY熟年夫婦で、浮上の合図にも従わず、いつまでも上がって来ない困った人たちなので、ほっとする。
リーちゃんも、数日間のホリデーでKKへ帰るそうで、ダイビング終了。
この船に耐えて、ダイブマスターをやっていけるのかなぁ。
次に来たときは、いない気がして仕方ない。


4th Dive Hanging Gardens
ランチ後は、ハンギングガーデン。
クリスチーナがブリーフィングで、先日、ハンマーヘッドが出た、それも、グレートハンマーヘッドで、クリスチーナとトムとジェリーを3人たしたよりも大きかったと言っていた。
ふーん。水中では物体は25%大きく見えるのさ。
ハンギングガーデンでは、去年のGWでおひとりさまハンマー見たから、ごくたまに会えるんだろうな。
グレートおひとりさまより、スカロプッドぎょーさんの方がえーわー、なんてひねくれたことを、考えてながらエントリー。

ハンマー、それも群れが出るとしたら、バラクーダポイントかスタッグホーンクレスト。
それ以外のポイントでは、無欲でいるときに偶然出るってパターンはありでも、期待して潜ったらダメとわかっている。
前はよく、それこそ、コーラルガーデンからタートルパッチの外洋でも、1~2匹、すれちがうことはあった。
友だちなんかは、ドロップオフでのサンセットでも、出くわしたことがある。
どのポイントにだって、可能性はあるのだ。
ただ、いつも、ハンマーのことなんて、考えてもいないときの、無欲の勝利だ。
ジェリーの千里眼があれば、別に私が必至になって、濃紺の深場を凝視しなくたってよいのだとは思う。
でも、今のハンギングガーデンのカベには、撮りたいものもたいして見当たらないし、ついつい中層を漂い、暗い世界ばかりを見つめてしまう。
案の定きょうは、ハンマー出てこい、とギラギラしていたからダメ。
ハンマーをあきらめ、浮上し、浅瀬の竜宮城を楽しんでいると、ジェリーはどんどん浅瀬にすすんでゆく。
ダイバーも、みんなついてゆく。
昔のボルネオタイバーズなら、とうにイエローを超え、レッドカードで上がれ、という浅さ。
ジェリーは、必死にサンゴにからまった、釣り糸を回収していて、その釣り糸に導かれるまま、どんどん浅瀬に進入してゆく。
やがて、サンゴの群生もきれ、砂地。
もう背が立つので、顔を出すと、昔はよく歩いた景色。


無事、釣り糸とリールを回収し、また沖に戻ってエキジット。
釣り糸は、たぶん、どっかのボートマンのしわざとのこと。
けしからん。


5th Dive Paradise
マブールに着く時間から、きょうもナイトと言われていた。
ジェリーボートからは、私たち以外には、誰も5本目に参加する人がいないので、サンセットを懇願。
だめそうね、と思っていたが、マーブルに着いたら、即ドボン。
クリスチーナボートはナイト。

ポイントはどこ?と聞いても、「パラダイス」としか答えない。
1とも2とも言わない。
本当に、ニシキテグリ事情はよくないらしく、リーフ側ではなく、砂漠に着底。
17時40分すぎで、もう、水中はかなり暗い。
またまたライトをちゃちゃっと照らすだけで、もれなく何かを見つけるジェリー。
まさにダイブガイドは天職といえよう。

いろいろ見せてもらっても、暗いから、コンデジじゃピンがあわないうちに、みんな動いちゃうし、ハレーション起こすし、残念な感じ。

ヨウジウオ


なんとかミノカサゴ。このロックには、いっぱいくっついていた。


眠そうなところ、ディスターブしてごめんなさい。シパダンに引っ越しなよ・・・


「海底あるある」の海馬王子。


ウミスズメ系。


トウアカと似ているけれど、頭がアカくない。


ミニミニカエルウアンコウは、このダイビングで一番のお気に入りだけど、残念ながらハレーション。


デコラなのは、スコーピオン?


ミナミホタテウミヘビにしては黒目がち。


これまたカサゴ


なになに系としかわからない生物のオンパレード。
あしたもサンセットで潜りたいなあ。
あっという間に、ダイビング2日めが終わり、ビア&ディナータイム。
明日は早くも中日。
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まりん・らいふ・いん・しぱだん(2)カンムリブダイ

2012-10-10 10:30:30 | シパダン図鑑
シパダンが誇る三大スター、第二弾。
ぶさいくなのに、そのユニークさと迫力で、大人気のカンムリブダイ。


山渓の「日本の海水魚」も「地味で一様に薄い暗緑色の体色がユニーク」と表現。
同図鑑では、「日中は群れをなして主に礁縁部を遊泳するが、神経質なため近寄りがたい」としている。
でも、シパダンでは、寄れる、寄れる。
それに、あごや鼻面は桃色だ。
ピンクというよりは、桃色。
漢字では冠舞鯛と書くらしいが、英語のBumphead Parrot Fishとか、Buffalo Fishの方がしっくりくる。
Bumpheadのbumpは、コブのbumpなのか、突くのbump意味なのか。
サンゴを頭突いてぼりぼり食べるからbump?
humpheadとも呼ばれて、humpはコブだから、やはりコブ頭?

歯には藻がはえている。


見れば見るほど、歯ブラシでこすりたい衝動に駆られる。
歯の奥で、舌が常に動いている。
光の加減では青い目はつぶらすぎて、ころころとよく動く。




シパダンのカンムリブダイの1日は・・・

早朝、日の出とともに、ドロップオフのくぼみから出て来て、バラクーダポイント方面に移動開始。
でも、起き抜けの動きは緩慢。
そこを巨大なボスらしきやつが叱咤して、いやいや動く。
朝日にぼんやり・・・。


バラクーダポイントの砂地に着くと、流れに逆らってクリーニング。



日が高くなると、ミッドリーフあたりでサンゴをぼりぼり。
意外とおちょぼ口で食べる。


そして、午後。
食後は活発になり、煙幕攻撃。


ものすごい勢いで去ってゆく様は、まさにバファロー。
こんな場所に居合わせた日には、ダイビング後、フンフン鼻歌まじりにシャンプーすると、髪の毛の中から、本物のフンが出てくる!(ダジャレか!?)
きっとサンゴ主食だし、やがて白砂に鳴るんだから、きれいなもんでしょ!?

日差しの強い午後に。下から見上げると、ほとんど雲。


1日かけて、シパダン島を1週すると言われるカンムリブダイたち。
サンセットは帰宅タイム。
ウェストリッジ側からサーっと走って来て、ドロップオフのくぼみへと各自消えてゆく。


そして、今はできないシパダンナイトでは、寝姿が見られた。
ドロップオフの壁をライトで照らすと、くぼみくぼみに、こいつらがうまっていたものだ。

だいたいは、リーフ上にいることが多いが、何を血迷ったか、水深40メートル以深で、ハンマーヘッドの群れに混じって泳いでいたやつを見たことがある。
ときどき、セレベス・エクスプローラーの食卓にものぼる。
単なる白身のお魚だが、この顔を思いだすと食欲減退するような・・・
実際には、乱獲で、枯渇しつつあるらしいので、食べちゃダメ。
ぶさかわいいとのもちがうけれど、妙な愛嬌があって、ついつい見入ってしまうカンムリブダイなのだ。
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