くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

沖縄本島 2020年9月(3) 9月29日(火)東海岸ボートとバター焼きと

2020-10-25 22:12:34 |  ダイビング
9月29日、火曜日。
きょうも東海岸でボートダイビング。
この旅、西海岸では潜れずじまいで、かなり無念。
でも、まあ、切り替えて。
まずは、平日の東海岸ダイビングならではのお楽しみ、「丸正おかず店」での昼食用お弁当調達。
お弁当には、健康志向から、サバ、にんじんしりしりー、もやし炒め、雑穀米、でも、スタミナも必要と、メンチカツとうずら串も詰め込んで、結果、揚げ物率も高めに。
いつもはゴーヤチャンプルーを必ず詰めるが、なぜかきのうきょうとゴーヤチャンプルーがなかった。
ゴーヤって、通年店頭に並んでいるけれど、本来は夏野菜で、最盛期が終わった今、安くないので、季節的に出していないのかも、とのうわさ。

朝食には、まさしくボールのようなじゅーしーにぎり。

このお店のじゅーしー、おいしー。

3日めにしてやっと念願の青空で、海中道路のドライブも心地よく。

そうは言っても、もはや、夏の空ではないけれど。
それでも、きのうおとといの朝はホットコーヒーだったけれど、けさはアイスコーヒー気分。
ローソン、夏仕様なカップがかわいい。





津堅魚礁20
人工物に否定的な私は、魚礁かぁと、テンション低めにエントリー。
まあ、ひとたび入れば、タイワンカマスのけっこうな群れがいたり、なかなか見どころある。
そのタイワンカマスを撮りたいけれど、持っているのはマクロレンズ。
近づこうとすると、群れごと後ずさりされてギブ。
でも、1ダイブ中、ずっと背後で我々を見守る(!?)タイワンカマスたちであった。

魚礁にはりついているキレイなはえものなんかを。








スズメコレ。
ナミスズメダイ。


クロリボンスズメダイ。


ヒトデヤドリエビ。


セダカカワハギの幼魚。


物陰にいないホウセキキントキ。



サウスtoサウス
2本目は、はじめて入るポイント、「サウスtoサウス」。
ブリーフィングで聞いてはいたものの、スリバチサンゴの群生は、予想をはるかに上回る見事さで、東海岸の多様性にびっくり。




さらに、はえものも、もっさり。






枝サンゴはみんなピキピキで、カワイイがいっぱい。
テンカワ率高し。


強気なクロメガネスズメダイyg。


臆病なミスジチョウチョウウオygが見え隠れ。


ヤクシマカクレエビみたいなのもいる。


クマノミの卵。


そして、アカネコバンハぜの赤ちゃんにキュン死。








メレンゲウミウシ。


マダラタルミ 幼魚

海の中は、まだまだロリロリ要素満載だし、水中景観も美しくて、サウスtoサウスは、東海岸でいちばん好きなポイントに決定!
もっともっと、ここにつかっていたいけれど、私は、2ダイブで終了。


真昼になると、強い日差しに、海の美しさが映える。

でも、やっぱり夏空っけはなく、秋の空。


水もきれいだし、カラっと気持ちのいい日なので、お弁当のあと、スキンダイビングなんかしてみた。


バター焼きナイト
夜、「バター焼き」なる沖縄料理を食べに連れて行ってもらった。
思えば、「潜水案内Okinawa」デビューを果たしたときから、津波古さんに「バター焼き」を推されていたのに、なかなか縁がなくて…。
「潜水案内Okinawa」歴5年めにしてついにバター焼きデビュー!

お店は読谷村にある、

「大木海産物」。



店内いい感じで。


装飾も、テンションあがる。


さて、きょうのバター焼きは「ビタロー」。
ビタロー=ヨスジフエダイ!!!!
あの色合いから不味そう、と先入観。

鉄板でじゅーじゅーしながら出てきたビタローには、もはやヨスジ感はなく。
食欲をそそる、バターとガーリックの香り、そして厚切りレモンにテンションMAX!
そして、想像以上にビタローの美味いこと!
さすがスナッパー!
かろんじてきたヨスジがこんなにすばらしい食材だとは思わなかった!
今後、モルディブでヨスジの大群見たら、私は、ただただバター焼きを思うだろう。
またいつか来れますように、大木海産物。



あくる9月30日水曜日、石川を早めに出た。
前日とはうって変わって、グレーの空で、旅の終わりのどんより感を増長する。
朝食は、那覇バスターミナルバス停前のローソンで、アイスコーヒーと「紅芋チーズタルト」で質素に。

タルトはオキコの製品だけれど、見た目もキレイだし、おいしいし、全国展開してほしい。

ローソンのカウンターでもぐもぐやっている間、外では大粒の雨が降ったりやんだりを繰り返していた。
雨がやんだのを見計らって外に出ると、むしむしー、不快指数高っ。

いよいよあしたから、都民にもGo toの神降臨!
なので、今週末には屋久島が控えている。
ダイビングにしょっちゅう行けるのはうれしくもあり、同時に、旅の準備が憂鬱でもあり。
なによりも、経済的に厳しいという現実があるけれど、せっかく休みがとりやすくて、安く行ける今、行くしかないというマインド。
なので、器材を至急屋久島に送らなくてはならない。
器材はKinjoの浴室乾燥で、一夜でかわかした。
Kinjo、最近いたんできた感があるが、室内で洗濯から乾燥まで完結できるので、捨てがたい。
そのMr.Kinjo石川インターの近くに郵便局があるけれど、9時を待っていられなかったので、バッグは那覇まで連れてきていた。
大汗かきながら郵便局に行くと、女性職員がふたりがかりで、大きなダイビングバッグを、カウンターの小さなはかりに、よいしょと乗っけて測ったのには、びっくりした。
そして、やっとダイビングバッグから解放され、自由の身になると、東京にあるどのパン屋よも好きな「パンドカイト」で、パンを買い込み、東京にあるどのサロンよりも評価している、豊見城の「メルコ」でカットしてもらってから那覇空港へ移動した。

ランチは空港食堂で、豆腐チャンプルー。

安定のおいしさ。

東京へのフライト、12時15分発ANA464便に乗り込み座席につくと、飛行機がぐらぐら揺れ続けている。
なんだなんだ!?
豊見城から那覇までの移動中、ずいぶん嵐めいてきたなぁと思っていた。
そう、ドリームライナーが強風でゆらゆらしているのだった。
ことしは、真夏感あふれる沖縄を味わっていないので、9月末に夏のかけらを求めてきたのに…
せめて沖縄の青く輝く海を眺め、余韻にひたりたかったのに…

離陸後、ほどなく厚い雲によって、下界のビューも奪われた。

「ダメだった~♪、うまくいかなかった~♪」(トライ・エヴリシングの歌)、のフレーズが頭の中で鳴り響く。

そうは言っても、単に、沖縄がもう夏ではなかっただけで、津波古さんの多彩な生物紹介、さらにはローカルフード紹介で、ダイビングとB級グルメ的には、楽しい旅だった。

沖縄本島 2020年9月(2) 9月28日(月)東海岸ボート

2020-10-16 11:52:02 |  ダイビング
2日めも、曇天。
Mr.Kinjo石川インターに泊まると、キッチン設備があるのに食生活が雑になる。
ダイビング2日めは、もう1人ダイバーさんが加わり、体力勝負の私だけではないので、東海岸ボートになった。
平安座漁港への道中、昼食用お弁当調達に、石川でのお気に入り、「丸正おかず店」に寄るので、朝食用にげんこつのようなおにぎりをGET、車内でもぐもぐ。

きょうのボート「クッカバラ号」は貸し切りでらくらく。


宮城チャンネル
サンゴがキレイなポイントで…

毎度のイシガッキーに、




アマミに


そして猫目のクロミスちるどれん。
ヒレグロスズメダイ。


マルスズメダイ。




ルリメイシガキスズメダイygはちょこまか動くけれど、大人よりシャッターチャンスはある。

目のまわりのブルーが好き。



ハマクマノミ。



水面休憩は宮城島。

テトラが面白い形。

1本目のポイント、行動範囲は狭かったし、レアものはいないけれど、かわいい被写体には事欠かないポイントなので、次も同じでいいです!
が…


2本目は…
429
ポイント名由来は、429番目に打ったブイの場所だったけ?うる覚え〜。
歯肉炎だとか、ろくでもない語呂合わせばかり記憶に残り…

さて、水中はにごにごー。
全体的に白っぽい。

ハタタテギンポかな?


ケラマハナダイ。

ニゴニゴで、思うように行かない。

初見、コッカレル・ラス。



この外人ベラ、ずんぐりしているわりには逃げ足早くて、しっぽ切れる。
テンション上がらぬまま、エキジット。

昼は浅瀬にボートとめて。
相変わらずの曇りで、上陸意欲なく、コスパ抜群の丸正弁当をおいしくいただく。


浮原ノース
3本目は、うきばるのーす。
前に潜ったことがあり、好印象のポイント。
南国な白砂の砂地が美しく。

サンゴまわりにはヤリカタギが!

でも、隠れる、隠れる。
ナンヨウハギの赤ちゃんもいっぴいたけど、寄ればみんな引きこもりに。

ヘコアユkidsゆらゆら。


何クマノミの卵だったか忘れたけど。

親を撮らないつめの甘さ。

極小ツマジロオコゼ。


極小なんらかテンス。


セジロノドグロベラ。


スカシテンジクダイのいる根には、


ケラマちゃん!




締めはアデヤカウミウシ。


極小系多くて、楽しかった!
あっという間に2日めも終了。

夕食も雑で、帰り道で寄ってもらったマックスバリュ屋慶名店で買った惣菜パスタとオリオンビール。

あしたは晴れますよーに!

沖縄本島 2020年9月(1)9月27日(日)北部2ダイブ 

2020-10-13 22:58:03 |  ダイビング
台風にビビりながらも、夏にすがりたくて、9月も沖縄。

9月27日、日曜日。
始発のJAL901便、羽田6:20発に乗るために4時15分起きだ。
到着しだいダイビング開始なので、夕べはヨル9時には就寝したけれど、つらい。

セブン限定キングダムのクリアファイルにひかれて買った「即攻元気」のグレープ味だけ飲んで、家を出た。
最寄り駅からの電車がまだない時間帯なので、京急品川駅まで30分ほどてくてく。
薄暗い町を歩きはじめるが、やはり朝はコーヒーを飲まないと調子が出ない。
道すがら、セブンに寄ってコーヒーGET。
コーヒー片手に、キャスターのゴロゴロ音を、まだ寝静まっている住宅街に轟かせながら、京急品川駅まで、長い徒歩。
余裕をもって家を出たつもりだったけれど、セブンでのタイムロスで、5時15分の羽田空港ゆき始発には、駆け込みセーフ。

京急はすいていたけれど、いざ羽田空港に着くと、ここ半年の人影もまばらな景色とは一変していた。
早朝なのに、人、人、人。
東京都民のgotoが来月解禁になったら、さぞ混み合うことだろう。

とはいえ、朝5時台は早すぎて、お土産も買えない。
「即攻元気」は駅までの徒歩で燃焼してしまった(?)ので、朝食をGETしたいけれど、6時にならないと売店もオープンしない。
間もなくボーディング開始っていう6時になって、ようやく売店がオープンすると、みんなわっと押し寄せて、レジはあっという間に行列。
ここでもキングダム弁当に心惹かれ、信の「飛信の膳」と嬴政の「中華統一の膳」と悩んだけれど、1480円は却下。
で、朝からカツサンド。

機内も密。
普通の日曜日なのに、子供連れが多くてびっくり。
隣の席は、PADIのオープンウォーターダイバーマニュアルを手にした男性。
連れの男性が、「安全停止だけおさえておけばいーよ。」とか、かなり大雑把な話が聞こえて来る。
でも、ふたりともほどなく爆睡、ドリンクサービスに来たCAさんに、ヒザを叩かれても起きない爆睡っぷり。
海洋実習、天気がいまいちそうで気の毒…
まあ、今回は台風の心配はなさそうだけれど、ここ数日、最近の沖縄本島の天気はぐずつきずみ。

沖縄上空に入ると、海岸沿いはところどころで、赤土流入、真っ赤かになっていた。

午前9時着のフライトは、ほぼ定刻に那覇に着き、首尾良く9:20発の高速バスに乗れた。
今回は、潜水案内Okinawaさんのガイドでダイビング。
曇天模様の石川ICでピックアップしてもらうと、ありがたいことに、きょうはマンツー。
きょう潜れそうなのは、レッドか北部ということで、北部に行くことになった。

北部…もう、そんな季節なのね。
9月なら、まだギリ夏を期待してきたのに、もう夏は終わり…。

さて、本部にたどりついたのは、かれこれ11:30。
ダイビング前に、まずはランチということになった。


そば処ガジュマル
お店はポイントにほど近いそば屋、「ガジュマル」。


そば屋だけれど、潜水案内さん推しの、豚ニラもやし炒め定食@700円にしてみた。

もやし炒めはおいしいし、そばもついているし、さらに、じーまみー豆腐までついてきて、小さな幸せ。
それにここのじーまみー豆腐、しまんちゅの潜水案内さんのお墨付きで、とってもおいしい!


ウッパマ 2ダイブ
きょうのポイントは「ウッパマ」。
「大きい浜」と書いて、「ウッパマ」だそうだ。
他のサービスではビッグ裏やウニパラと呼んでいるポイントで、いつもは楽勝な砂地からエントリーするが、きょうは干潮だと滑りやすい、緊張の北寄りでエントリー。


浅瀬はサンゴ礁、水底は砂泥。
前半は、砂地でハゼハンター。
もう、超もくもく帝国で、ずーっと煙幕の中にいるよう。
最初のうちは、あそこと指をさされていても、なかなか認識できない。
見えていないうちは、不用意に泳ぐので、ハゼが少し先で、シュパっと引っ込む瞬間に気づく。
目が慣れてくると、あきれるほど、そこここに泥ハゼたちがいる。

シマオリハゼ。


素敵なお住まいですね!?

ここの水底には「コモチハナガササンゴ」が群生していて、稼動サンゴゆえ、ハゼ家にかぶさってしまったみたい。

ニュドウダテハゼ。



フタホシタカノハハゼの黄化個体。


ほんとうにきいろ。




タレクチウミタケハゼ


キイロサンゴハゼ。



浅瀬では、趣味のチョウの子コレクション。
ウミヅキチョウチョウウオ。


ミスジチョウチョウウオ。


トゲチョウチョウウオ。


セグロチョウチョウウオ。


成魚だけど、仲良しスミツキトノサマダイのペア。


だいぶ大きくなってしまったミナミハコフグの子なんかも。


もちろんスズメも。
クラカオスズメダイ極小。


クラカオかな?


デバちゃん。


そうそう、ここにはミスジリュウキュウスズメダイに加えて、

3.5スジリュウキュウスズメダイがいるとか!?

微妙に+0.5スジが!?




そして、なんといっても、きょうの目玉は、ナポレオンフィッシュの幼魚。
ずんぐりめの͡コと、


少しシュッとめのコ。

ナポっこ2匹、どちらも遊泳力高くて、追っかけるのたいへん。


伊芸バーガー
石川への帰りしな、伊芸SAで伊芸バーガー@400円をGET。

行きに、トイレ休憩のために下り側で降りたとき、大きなハンバーガーが並んでいるのをみて、気になっていたのだ。
ちょっと早いけれど、きょうの夕食がわり。

ずっしり大きなハンバーガー。

作り置きで、グルメバーガーではないけれど、チープな味わいがたまらない!


きょうは、もう夏が終わってしまったことをつきつけられたけれど、ナポレオンKidsが見たし、B級グルメも楽しめたし、良い1日だった。