くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

令和元年 真夏の屋久島(3)2019年7月23日(月)サンゴ大産卵の日

2019-12-23 22:49:07 | シパダン図鑑
令和の夏2日めの屋久島。

海星で朝食いただいて、

けさも永田へGO!

ワイドレンズを持っていないので、レンティオから借りてきたNikonのCOOLPIX W300だけ持ってエントリー。
コンデジのワイドは厳しいけれど、水深30mまでケースなしでそのまま持って入れる手軽さがいい。

1本目 永田灯台
黒潮の中をすいすい。


途中、オヤビッチャの卵があって…


ミゾレチョウチョウウオやヤマブキベラがつぎつぎと駆けつけ、食い散らかした…


ここの巨岩ゴロゴロ、水面で砕ける波を見上げるのが好き。





2本目 永田灯台
潮は下げに変わり、地味ながらも、ヒカリモノ到来。
ギンガメちょぼちょぼ。


ツムブリぶんぶん。


デジャヴ? ここのイソマグロは、毎回こんなフォーメーションで突っ込んでくる。


永田の地形の豪快さが、夏のダイビングの爽快さを増す。

回遊魚の出がたいしたことなくったって、真夏の海を泳ぐ幸せ。

エキジットすると、地元のおじいさん二人が、大量のマメアジを釣っていた。
バケツいっぱいマメアジので、堤防の内側なのにすごい。


ひとりしずか
きょうのランチも「ひとりしずか」。
きょうはちゃんと着替えたので、涼しい店内で、天ぷら定食。

好きなものばっかり。
真夏で、黒潮があたっていて、通年営業ではない「ひとりしずか」でごはんを食べられて…いい季節だ。


午後は一湊に戻って、タンク下でマクロ。
3本目 タンク下
目を皿にして砂地を凝視していると、極小ハゼに


極小ヤドカリ。

ヤドカリへの関心はないけれど、何もなさそうな砂地が急に動いて、目の錯覚?と思っていると、極小ヤドカリが出てくるっていう発見ゲームは好きだ。

黒パンツ遭遇率高し。


屋久島はイバラカンザシがキレイだなぁ。


見ただけでビリビリしそうなゴンズイ玉。


紹介されたら撮ってみるヤドカリ。


ジョー女子。



さて、きょうはこれでは終わらない。
サンゴの産卵があるというのでサンセットからまたまた出動。
それまでしばし「屋久島ダイビングライフ」で休憩。
ニャタロウとたわむれ(たぶん私が一方的に)、







イッチー自作の九州一周スゴロクにも参戦。


日がだいぶ西に傾き、ふたたびタンク下。





4本目 タンク下
まず最初は、ヤッコ類の産卵観察ミッション。
オス、メスが、つかず離れずの距離感でうろうろしている間は、しばし趣味のスズメ&ベラコレ。
ヒレナガスズメダイyg。


タコベラ率も高し。


ホシススキベラyg。


ここのニセモチノウオは警戒心ゆるめかも。


薄暗かった水中が、さらに暗さを増すと、ナメラヤッコが産卵行動スタート!

これもデジャヴのようだ。

動きが早いので、どうしても遅れてしまうが、右上に放精放卵のボワッと痕…

わかりにくいー。

さらに暗くなると、あちらこちらで、さまざまなサンゴが産卵開始。
サンゴがポン、ポン、ポンと卵を産み出す光景は、予想以上に感動的。


が、すぐにやってくるザ・チョウチョウウオ!

クリクリお目目も、きょうは憎たらしい!

水中を漂う子たち、頑張って!

水の中でも、屋久島名物、木霊写真撮れないだろーか?



産卵あるところ、ザ・チョウチョウウオあり。







あとは夜ならではの、さまざまな甲殻類。






アジアコショウダイの子どももいた。


最後はもうサンゴ浴状態。


ドリフトに、マクロにサンゴの産卵。
盛りだくさんで、大満足の1日だった。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(265)アサドスズメダイ Pomacentrus lepidogenys

2018-04-26 13:53:36 | シパダン図鑑
スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ソラスズメダイ属のアサドスズメダイ。


ミッドリーフやタートルパッチの浅瀬にたくさんいる。
なかなか警戒心が強くて、こちらが「あっ!アサドさん!」とカメラを向ければ、ササっとサンゴの間に入ってしまうので、ボケボケ写真ばかり。
魚影特濃のシパダンだけれど、アサドは沖縄本島のほうが濃いかも。

英名はScaly damsel。
でも、そんなにウロコ感が全面に出ているわけでもない。
和名はアサドって、中東系の名前の響きだけれど、なんでアサドなんだろう?

地味だけれど、明るいグレーと黄色がシックで、上品なスズメダイだと思う。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(264)セナスジベラ Thalassoma hardwicke

2018-04-18 13:34:36 | シパダン図鑑
ベラ科ニシキベラ属セナスジベラ。

Sixbar wrasse、6本の背筋が特徴。

ミッドリーフで午後5時頃に出会ったので、暗いこと!
ルリヤッコに寄り添われ中。

テリトリー侵害を怒られてるだけ?

まりん・らいふ・いん・しぱだん(263)イロブダイ Cetoscarus bicolor

2018-04-17 08:30:14 | シパダン図鑑
ブダイ科イロブダイ属イロブダイ。


なんだかよくわからない写真だけれど、イロブダイ。
bicolour parrotfishで、白とオレンジのツートンカラーの幼魚があまりにもメジャー。
次のシパダンでは、もう少しちゃんと撮りたい。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(262)ナガブダイ Scarus rubroviolaceus

2018-04-13 10:00:51 | シパダン図鑑
ブダイ科アオブダイ属ナガブダイ。


全身。

時にカラリングは、イチモンジやトリカラーと紛らわしいが、彼らのようななだらかな額ではなく、おでこから口までの角度が急である。

英名Ember parrotfish。
emberって「燃えさし」という意味だそうで♀のカラリングから?
ホンソメワケベラygにクリーニングされつつ、モンツキベラと一緒の雌相。



Redlip parrotfishという名前もあって、これも雌相のクチバシの色からだろうな。



まりん・らいふ・いん・しぱだん(261) ヒブダイ Scarus ghobban

2018-04-12 09:59:08 | シパダン図鑑
ブダイ科アオブダイ属ヒブダイ。


Blue-barred parrotfishで、ブルーの縦縞が目印の、こちらは♀相。
ドロップオフ沿いの深場がお好き。

たまたまでくわしたところを、急いでパチリ。
そもそも大型ブダイで頭はみ出そうだし、不鮮明だし。
♂相ともども、また探してみよーっと。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(259)イチモンジブダイ Scarus forsteni

2018-04-10 10:37:20 | シパダン図鑑
ブダイ科アオブダイ属のイチモンジブダイ。

目の下の青いラインが一文字だそうで。
こちらもいつも幸せそうな顔をして、バラクーダポイントのインリーフをすいすい。
ブダイはみんな半笑い顔に見える。
外人ブダイ、トリカラーパロットフィッシュとよく似ていて、英名ではTricolorもある。
一般的には学名由来の、Forsten‘s parrotfishが使われるみたい。
Rainbow parrotfish、Princesses parrotfishなんて、キレイ系の名まえもある。
幼魚には白い点があってWhitespot parrotfish。
Bigbelly parrotfishってのもあって、実はぽっこりおなかっだたりもする。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(258)トリカラー・パロットフィッシュ Scarus tricolor

2018-04-09 11:32:31 | シパダン図鑑
ブダイ科アオブダイ属の、
Tricolour parrotfish トリカラーパロットフィッシュ(英)
Tricolor parrotfish トライカラーパロットフィッシュ(米)
Three color parrotfish 、トリコロールパロットフィッシュともいう、日本にはいない、いわゆるガイジンブダイ。

雄相はいつも、「♪」って顔して、楽しそうに泳いでいるように見える。
何をどう見立てて三色旗なのかは不明。

雌相は、メタリックで派手。
玉虫色に光るウロコに、朱色の尾びれ尻びれ。






同じアオブダイ属のイチモンジブダイと似ているが、胸びれのつけねが黄色で、


頭の方全体がグレーがかる個体が多いのが特徴。




シパダンのブダイ科は、トリカラー率が高い(ような気がする。)


まりん・らいふ・いん・しぱだん(257)アカブダイ Scarus xanthopleura

2018-04-05 09:25:34 | シパダン図鑑
ブダイ科アオブダイ属アカブダイ。

バラクーダポイントでドロップオフにヘッドファーストするところ。
♀はライトをあてれば、このようにRed parrotfish。

リーフ沿いの深めにいるので、灯りがあたらなければ、どす黒い感じになる。


ちなみに♂は緑色。