くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

くじらではじまる2017(3) 3/19編 

2017-04-14 08:36:07 |  旅行
突然、パチっと目が覚めた。
電気つけっぱなしじゃん。
さあ寝ようと思った記憶もない。
何時?と思ったら、カーテンの向こうは、朝の雰囲気。
まさに午前7時前。
夕べ「心喜」から帰ったあと、一瞬にして寝落ち、爆睡、熟睡となったわけだ。
雨はやんでいたが、きょうもど~んより。
7時にファミマにランチ買いに行き、7時半に「なんくるないさぁ」の朝食、そして8時20分出発。

海に出ると、海はぺたぺた。
久米島~渡名喜界隈では不発な感じ。
あれだけ寝てもまだ眠いので、メインデッキでボーッとしていた。
そして、長~い膠着状態のあと、トップデッキがなにやら騒がしい。

上がってみると、彼方にブローイング。
そして、去年見た景観。
それは、なぜか男岩。

船は座間味に着いていた。
私のダイビング人生において、合計6日間しか触れたことのない座間味海域。
激レア。













クジラさんたちはそこそこ熱いのだけれど、なにぶんベタなぎ、そして、ガスっている。



















もちろん座間味のボートもいっぱい。
ESTIVANTのボートは、控えめに観察!?

なんどかクジラ船に乗ってみて、こんなに海が平らだったのははじめて…
夜は、南国食楽園。
クジラ船乗船の人びとだけではなく、この寒空に(と私は思う)、ダイビングのゲストもいっぱいで、3連休とはいえ、ESTIVANTは、オフシーズン知らずだなぁ。
川本さんの素晴らしいクジラの映像を見て、散会。


くじらではじまる2017(2) 3/18編

2017-04-05 13:33:11 |  旅行
早朝三笠久米店
ぜんぜん眠れなかった。
別に寝心地が悪いベッドとか、そういうことではない。
夕べ、スマホのバッテリー容量がピンチだったが、ベッドのサイドテーブル付近にはコンセントが見当たらず、ライティングデスクのコンセントでチャージするしかなかった。
枕元から遠いので、もしアラームに気がつかなかったらどーしよー、などと思っていたら、絶対寝過ごしてはいけないというプレッシャーから眠れなかったのだ。

首里行きの始発は6時10分。
駅までは徒歩2分なのに、午前5時20分にチェックアウト。
那覇を去る前に、どうしても沖縄な味噌汁が食べておきたいからだ。
船上ではあまり食べたくないことが予想されるので、朝からがっつりと。
午前1時30分まで営業しているジャッキーステーキハウスは徒歩3分、24時間営業の三笠には徒歩5分と、B級グルメもいけるユクエスタ旭橋。
だから、狭くったって、ホテルユクエスタ旭橋はやめられない。

というわけで、午前5時20分、フロントに荷物預けて三笠へGO!
まだ真っ暗な中、遠くからも、ここに三笠ありきとわかるイエローの存在感。


味噌汁定食。



もし、沖縄味噌汁についての事前知識がなければ、軽く衝撃のボリュームだろうが、今となっては、三笠の味噌汁は、思ったより軽めだな!?
だって、はなくめはもっともりもりだったから。
とはいっても、おかずいらずの沖縄味噌汁で、このレシピは活用したいところ。
しっかり完食したら、荷物をピックアップして旭橋駅へ。


旭橋→首里経由那覇空港
旭橋駅の改札には、きのう忘れ物対応をしてくれたおじさんがいた。
終電担当はそのままお泊りで、始発も担当するシフト!?
お礼を言って、無事、始発のゆいレールに乗る。
終点首里というと、かなり遠いイメージがあり、最初は首里まで行かなくてはならないと聞いたときは軽くクラクラしたが、旭橋から首里までは17分。
荷物引き取りのサインをして、折り返す。
空港に着いたら余裕な感じでチェックイン。
羽田のANAとはちがい、フィンケースはおとがめなし。
保安検査場を通過し、きょうのランチを買ってこうかな、と思ったが、「久米島ゆきのお客様はご搭乗の最終案内…」と巻きのアナウンス。


RAC871 那覇7:40 久米島8:15
那覇を飛び立つと、鉛色だけど穏やかな海。
慶良間諸島は雲間に見え隠れだけれど、白波は見えない。
よかった、きょうは楽に行けそう、もう3月だもんね。
と思っていたら、久米島に近づくにつれ、下界は白波だらけ。
滑走路も見えてきたけれど、島近くでこれだけ白波あれば、外洋は…


久米島空港を降り立つと、RACのスタッフから傘を渡される。
ふぇー、雨かぁ…。

ESTIVANTの送迎でいったん宿に向かう途中、お弁当買いにファミマに寄ってもらう。
がったんがったん揺れる船上での食事は厄介なので、ウィダーがほしいが、みつからない。
おにぎりも、油みそにぎりがないっ!
お弁当、パン、めぼしいものはほとんど売り切れていて超品薄。
ココストアからファミマに変わって、ファミマ、超人気なのか?
仕方ないので、これでいいや、って適当な弁当をGET。
ESTIVANTのスタッフによれば、雨は止むし、きょうはベタベタとのこと。
この季節にベタベタ!?
クジラのパフォーマンスは荒れていたほうがいいが、ほとんど眠れていないので、ベタ希望。


3/18のくじら船
雨は上がったが、海に出たら、何がベタベタじゃー。
久米島的ベタベタっていったい?

おかげでクジラはハッスル。
































ファミマで買った弁当は、後先考えない白身魚のフライな弁当だった。
船酔いフリーの私も、さすがに油ものはちょっと…。
それに、揺れている中で食べるのも面倒くさいし、ボートのオイルの臭いが始終漂っているのも、食欲不振の一因。
されに、揺れている中でトイレにゆくのも面倒くさいので、日常的に、牛飲、鯨飲型で水分補給するのに、ほとんど水分も取らず。
体に悪いとわかっていても、「面倒くさい」の勝利であった。
さすがに、血が薄い(実際には水分取っていないから濃くなってるんだろうけど)感じがしてきて、睡眠不足とあいまって、力が入らない。
来年からは、「夢のくちどけぶどう糖」を持ってこよう。
結局、飲まず食わずで下船。

さて、19時半からラーメン心喜集合とのこと。
宿に戻って、湯船につかって、17時。
夕食まで2時間半。
半日以上空腹状態が続き、持って帰ってきた弁当を見れば、消費期限がまさに切れた!
ふだんはちょっとやそっとじゃびくつかせないくせに、賞味期限切れたし、けっこうな揺れで、本来だったら濡れる想定外の場所に置いていたものが、かなり海水をかぶったことを理由に廃棄して罪悪感。

何か軽く食べようと思って、ファミマとおろしスーパーパトロールにゆくが、ついついジャケ買い。

あてはアーモンドフィッシュ。
ビールを空けたら、1時間仮眠。
そして目覚めたら、外がなんだかびちゃびちゃ言ってる。
軒下に干しておいたものも、びちゃびちゃ。
また真剣に雨が降ってきた。

さて、「ラーメン心喜」デビュー。
ラーメン心喜はラーメンだけじゃない。
いや、ラーメンは〆で、お通しにお刺身が出てくる、なかなか素敵なラーメン店だ。
散会後は、さっさと就寝。

くじらで始まる2017(1)2017/3/17 那覇前泊

2017-04-04 14:52:15 |  旅行
海から遠ざかって、早、半年。
ここ数年、春先にはモルディブ赤道超えと久米島のクジラ船。
今年はしばし年休が取れない身の上となり、赤道越えはお預け。
でも、鯨見はあきらめず、駆け込みのラスト3日間で参戦だ。
今回も、金曜最終便で那覇へ飛び、春分の日最終便で東京に帰る、那覇1泊、久米島2泊のタイトな日程。


ANA479 羽田20:00 那覇22:40
重器材のない旅。
3点セットの入ったフィンケースと、キャリーバックとリュックだけと身軽なので、会社から空港へ直行しましょ。
ダイバー的には重くないし、フィンケースがかつぎにくくて、それなりに荷物に翻弄されつつ、通勤時間帯の車内で冷ややかな視線を浴びつつ…。

毎度一筋縄ではいかない羽田ANA
羽田に着いて、ANAご自慢の「ANA BAGGAGE DROP」へ。
近くにいた女子職員に「荷物2個でもここで預けていいですか?」とたずねたら、「1個ずつ手続きをしていただければ大丈夫です。」と答えつつ、フィンケースを見とがめられた。
「このバッグの中には何が入っていますか?」
「ダイビングのフィンです。」
「そのような荷物はここではお預かりできません」
と、彼方のカウンターに追いやられる。
前は預かったくせに、くせに、くせに。
私が毎度、羽田のANAで最初に対応する女子職員に難くせつけられ、空港内歩かされるのは、もうお約束!?
そして、その次に現れる職員は、おしなべて優しいのだ。
優しいスタッフに、フィンケースごときに「Fragile」タグをつけられ、免責同意のサインをさせられ…
この石橋たたき体質に、まどろっこしさは否めない。
きょうは時間に余裕なので、ラウンジでゆっくりしようと思ったのに、長居できなくなったぢゃないの!
ラウンジではヘルシーにトマジュー。


だけではなく、もちろんスーパードライも。


3連休前日の金曜最終便はぱんぱん。
明日は荒れる海原に出るのだから、1分でも長く眠って体力温存したい。
と眠り続けるつもりだったが、しっかり「りんごジュース!」。

3.11メモリアル。

Lost and Foundにはじまる沖縄
今回も那覇の泊りは「ホテルユクエスタ旭橋」。
那覇に着いて、すぐに出てきたフィンケースとキャリーバッグを持って、同じ便で着いた人びとを尻目にさっさと外へ。
1分でも早く寝たい。
外気に触れると、思っていたほど暖かくはなく、土日の天気予報は雨で、気分は上がらない。
コンコースも券売機もガラガラ。
人びとが来る前に、モノレールが来る前に、急げ!急げ!
が、ホームに上がったら、ホームいっぱいいっぱいに人が並んでいた。
どこに並んだらよいのかわからないほど、人で埋まっていたかわりに、ゆいレールはすぐにやって来た。
行列の最後のほうで車内に乗りこんだが、座らない人が多い。
せっかくあいているんだから、座っとこう。
寝落ちしちゃいかんと、朦朧としながら旭橋に着くと、人をかきわけて出口までたどり着くのにひと苦労。
「すみませ~ん」と通してもらって、ホームに降り立ち、やれやれとリュックを背負いなおして、キャリーバッグを持ち上げて階段を降りる。
改札抜けて、エレベーターで地上へ。
とにかく1分でも早く、1分でも長く寝たい。
と思いながらも、思考は、ジャッキーステーキハウスでテンダーロインステーキか、三笠でちゃんぽんか…。
ステーキ…深夜のステーキとか、もういい歳してやめなさい!
三笠…どのくらい歩いたっけ?
ステーキ、いや、ちゃんぽん…
とりあえずは、チェックインしたら、部屋行かずにフロントに荷物を預けて…ジャッキーかな。
荷物預けて…ん!?荷物?肩が軽い。
あーーー!フィンケース!
どこからない?
電車を降りるときからだ。
ぼーっと座っていたが、キャリーバックに立て掛けていたはず。
降りるときに、倒れれば気づいたけど、混んでたから、立っている人たちの間にはさまったままのようだ。

フィンケースには3点セットと日焼け止め…
なんとなく3点使う予感がしないから、まあ、なきゃなくても。
エステバンって3点セットだけ借りたらいくらだろ?結構高く取られそうだぞ!?
フィンケースなくなったらなくなったで…軽器材だから、経済的打撃は少なめだし。
でも、アイランドサファリロイヤルの的場画伯に絵を描いてもらったフィンだから、それを失くすのも失礼で心苦しい。
あーでもない、こーでもない、フィンケースについてさまざまな思考が去来し、すっかり覚醒。

改札に戻り、駅員さんに、「今降りた電車の中から荷物ひとつ降ろし忘れました〜。」
「何分の電車ですね。電車は首里にゆくので、首里に確認はさせますけど…。」
今夜が無理なのはもうわかっている。
首里まで荷物が到達した場合は、首里にとりにいかないといけない。
「あしたの朝には那覇を去るんです。」
荷物の特徴を伝え、遅くても結果を電話連絡してくれるとのことで、駅をあとにした。

かりゆしそば
忘れ物ショックで、疲労困憊。
もう深夜にステーキ食らう気も、ビールをグビッといく気持ちも失せた。
3点レンタル代かかるかもしれないから、たとえジャッキーが財布に優しいステーキハウスだとしても、節約、節約。
とりあえず、軽く食べて寝ましょ。
弱い雨がぽつぽつしはじめ、もう、ファミマでもいいかな、なんて戦意喪失モード。
が、ライトトラップに引き寄せられる幼魚のごとく、暗闇に白々と輝くかりゆしそばに惹かれ、思わず横断歩道を渡る。

お肉は苦手ではないが、あーさそば、食べたいかも。
狭い店内は、お客さんがけっこう入っていて、1席しか空きがみえなかった。
その席は私がもらおう!
そして、心はあーさなのに、口が「三枚肉そばお願いします!」ですって。
るいるいと横たわる三枚肉♪

夜食に最適。
しばし荷物の不幸を忘れる。

おいしかった、ごちそうさま。

失せもの出る
ユクエスタでチェックインを終え、エレベーターに乗ったところで、旭橋駅から電話が来た。
そして、エレベーター内なので、すぐに切れた。
部屋に入ってコールバック。
「首里駅で回収しました。」
「明日の始発便で取りに行ってよいですか?」
「言っときます。朝、始発に間に合うように、時間にゆとりをもって来てくださいね。」
と言われる。
みつかってよかったけれど、前途多難。
入浴、そして就寝。
ユクエスタは狭いけれど、相変わらずこぎれい。
バスルームも、清掃が行き届いている。
さすが日本。



が、一刻も早く寝なくちゃというプレッシャーと、明日は寝坊したら大変というプレッシャーから眠れな~い!
これはへろへろの予感。