くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(2) 9月13日(日)環礁移動日

2015-11-30 22:20:56 |  ダイビング
午前6時すぎ、後部デッキに出てみると、晴れててよかった!
雨季らしく、雲だらけだけれど…




東にはまだ朝日。


ダイビング前のはらごしらえ。
バナナを1本ひっちぎり・・・

クッキーをもりもり。
そうこうするうちに、空がどんどん暗くなってきて、雨・・・


1本目 ランカンリーフ

何回か潜ったことがある、雨季のマンタポイント。
8時すぎにエントリー。
もともとにごりがちなポイントなのに、今朝は太陽光が届いてこないので、暗い・・・。
でも、マンタはしっかりそこにいた。
最初は1枚・・・。

けっこううねっていて、ゆ~らり、ゆ~らり。
10分くらいたっても、1枚だけの膠着状態なので、手元のコーラル観察もしっかりする。


15分くらいたったら2枚め登場。


続いて3枚めもやってきた。


そして3枚でえんえんホバリング。
下から視線を感じたら、ヤドカリ。


あとは、ひたすらマンタを見上げ…


そして45分がたち、マンタと同じ深度に・・・。




安全停止でもう1枚現れ・・・
つごうマンタ4枚。
特別多くはないけれど、着底から安全停止まで、ずっとマンタを見ていられたのは幸先のよいスタート。

しかーし。
エキジットしたら、BCにつけておいた指示棒が消えていた。
うねりにやや翻弄され気味だったので、きっとロックにひっかかったとき、無意識にえいっ、と引っ張って引っこ抜けたに違いない。
AQROSで買ってはじめて水中に持って入ったのに、縁なかったなぁ・・・
母船に戻って、9時半過ぎから、半年振りのロイヤル朝食。

さあ、ぐるぐるマンタが待っているであろう、バアへ、いざ!


バア環礁へ
バアに行ったことのある友だちからは、海が荒れて環礁移動がなかなかできなかったとか、こわいほど船が揺れたと聞く。
今回は、幸いそこまでではないけれど、やっぱり雨季の外洋ならではの揺れっぷりはある。
それでも13時頃には、ボリューミーにランチを楽しみ・・・

16時をまわった頃、揺れがほぼなくなったのでトップデッキに出てみると、そこはバア。













2本め キハッドゥファルティラ
17時過ぎに、やっと2本目。
初めて見たバアの水中は、殺風景だった。

ただ、頭の中は、ぐるぐるマンタを見て帰れれば、それでいいのだ。

ナンヨウキサンゴがモルディブらしい。


ソフトコーラルはきれい。




あとはマクロ充実!?






























きょうのダイビングはこれでおしまい。

雨季らしいサンセット。






そして、ディナーもりもり。

早くも体重増加の予感・・・
けさは4月にマクタンに行ったときより、短パン楽になったと喜んだばかりなのに・・・

きょうの収穫!?


ディナーの際、的場さんが、「誰か指示棒落としませんでしたか?」
カオリータさんが、指示棒の画像つきで、イクエーターのゲストには該当者なしということで、親切に聞いてきてくれたらしい。
失せ物出る!?
でも、イクエーターは王道コース、こちらはバア環礁。
ま、いいか。

明日はいよいよハニファルベイに入れる日♪



うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(1)

2015-11-11 15:12:54 |  ダイビング
モルディブ雨季の陣
9月12日、恒例の遅い夏休みの始まりー。
今年は、3月に続いてまたまたモルディブ、でも、初のバア環礁。
目的は、もちろん「ぐるぐるマンタ」。
ハニファルベイのぐるぐるマンタがナショジオで紹介されて以来、長い間ウイッシュリストに入りっぱなしだったバア。
9月はシパダンで潜るのがmy伝統で、なかなかバアに行けずにいたが、去年からとみに悪化したサバ州東海岸の治安の影響でシパダンに行きにくい今(それでも行くのだが)だからこそできたチョイス。
バアははじめて、といっても、バア環礁のポイントはつまらないという話をバア経験者たちから聞いているし、雨季だと思うと、あんまりうきうきして来ない。
ハニファルベイにSCUBAで入れる時代に行かなかったので、時遅し感は否めないのもある。
まあ、雨季だからこそのマンタ。
会えるかわからない「ぐるぐるマンタ」だけが心の支え。
どうか数十枚のマンタがぐるぐるしてくれますよーに。
はてさて、私のマンタ運はいかに?


シンガポール乗り継ぎでモルディブへ
3月はひさびさにUL使ったら、ULもコロンボ乗り継ぎもいやだったので、痛い出費だけれどSQにした。
成田便利用なので、銀座から「THEアクセス成田」で空港へ。
7:45発のバスを予約していたが、数寄屋橋に思ったより早く着いたので、予約よりひとつ前のバスに乗せてもらった。
席についたら、さっそくローソンでGETしたクイニーアマンと塩むすびという妙な朝食。
クイニーアマン、あなどってたら、美味っ!
東京駅からの混雑前にサクッとたいらげる。
そして案の定、東京駅のバス停には多くの人びとが並んでいた。
私の前の列には、25歳くらいの2人連れの女子が、通路をはさんで1人2席ずつ占有していたが、外の行列を見て、「わー、混むね」と言って、いきなり狸寝入りをはじめた。
新たに乗り込んできた人びとは、カップルが多く、洋の東西を問わず、並んで座れる席を求めてうろうろ。
とてもひとりで2席占有できる状態ではない。
狸寝入りしているふたりは友達同士なんだから、2人仲良く並べばいいものを、バッグを横にどんと置いたまま場所をあけずにマナー違反。
カップルたちは、皆仕方なさそうにあいているところにばらばらに座り、まさにこやつらがカバンでブロックしていた2席以外、席はすべて埋まり、バスのドアが閉まったとたん、狸寝入り終了、コンビニのパンをパクつきはじめた。
腹たつー。

成田に着いて、チェックインをすませても、まだ2時間15分前。
時間に余裕がありすぎるというのも考えもので、つまらないものを買ってしまったりする。


SQ637便 成田1110 シンガポール1720

座席は777の2席並びの窓側。
お隣は、縦も横もデカいインド系シンガポリアン。
この時間帯のフライト、ミールがなかなか出てこない。
ドリンクのサービスが先にしっかりあって、ピーナッツとTigerでおなかふくれるよぉ~。
機内食は、きょうもアジアン・ベジタリアン。
お隣のインド系は普通食なのに、日本人の私がカレーなベジタリアン。

ビールばらのせいか、おいしくいただけない。
それにしても、隣のインド系、次から次へとAsahiを空ける。
私も負けずにTigerを、と思うが、つどこの図体のでかい隣人をどかさないとトイレに出られないので、そうそう飲めない。
スペシャルミールのよいところは、先にサーブされるので、食後のトイレ渋滞前にトイレに行き、就寝体勢に入れるところ。
ただ、窓側だとお隣をどかさないといけない。
でも、隣にはまだミールが来ていないので、さっさとトイレに行っておこう。
テーブルのトレイをそのつど持って出入りするのが厄介なので、すぐ斜め後ろはギャレーだし、トイレついでに返却しに行ったら、時間外返却に、いちばん若いと思われるクルー女子にものすごーく困惑された。
時間外返却するのが悪いのだが、そこまでうろたえなくても…
決して珍しいことではないように思うけど…。
まだトイレ待ちがないタイミングなので、悠長に歯も磨いて戻ったら、インド系、ずっと立って待ってはった・・・
わー、気まずい。Sorry・・・
これでますますTiger飲み放プランは遠のいた。

通常食のミールサービスも終わった後、免税販売をいそいそと待つ。
めったに機内販売は利用しないが、USB用ポートが4つあるパワーアダプタをみつけて、これは買わなくては。
なにしろ、デジカメ、スマホ、Goproと複数のデバイスをチャージする必要があるのに、船で使える電源コンセントは、せいぜいひとりひとつ。
あまり買う人はいないようで、免税を売りに来たクルーは、しばしごそごそ。
免税品を売りに来た、ちょっと年かさの女子は、SQ女子にあり?と思われるポッコリお腹でびっくり。
SQのクルーにおばさんはいなかったもんだが、時代は変わったもんだ・・・。

ところで、きょうは機内エンターテイメントに観たい映画が見当たらない。
今月の押しはマッドマックスとターミネーターのようだが、気分ではない。
中学生の頃には映画オタクだった私は、ターミネーターシリーズは封切り日に見に行ったものだし、マッドマックスはシリーズ3本だてを見に行ったりしたもんだ。
しかも、昔、まだシャイでいい人だった時代のメル・ギブソンにファンレターを出しサイン入りブロマイドが送られてきた黒歴史もある。
で、アクションやバイオレンスとはほど遠い「Little Chaos」というベルサイユの造園に携わった女性庭師の話を選んだ。
(あとから知ったが、邦題は「ベルサイユの宮廷庭師」というらしい。)
しかーし、私にはイギリス映画らしく退屈。
なによりもケイト・ウィンスレットのガタイがよすぎて、微妙。
ルイ14世は、フランス革命の2世代前だけど、当時の平民の女の人って、痩せさらばえていたはず。
だって、革命勃発前の平民の女性は、30代でも70代の老婆に見えた、って、中高のとき習ったし。
がっしり、背筋のピンと伸びたケイトは、ミスキャストに見えてしまった。
それにルイ14世がいい人に見えすぎる設定。
「朕は国家なり」とはほど遠い、人間臭い一面を見せたりするのも、なんだかなぁ。
他に観たい映画もないし、寝ることにした。

チャンギ国際空港
ドリンクサービス終了まで隣はAsahiを持ってこさせ続けていた。
別に酔ってもいないようだし、トイレにもたいして行かないし、ここまで見事な鯨飲ぶりだとあっぱれ。
さて、チャンギ着陸直前になっても、下界がかすんでいる。
ふだんははっきり見えてくる船舶のかずかずが、ぼんやりとしか見えない。
これはきっと…インドネシアめ。
着陸すると、初老のご婦人ふたりが、「今にも降りだしそうね」と嘆いている。
今は雨、降りませんよ、と教えてあげたかった。
空はグレーだけれど、変な赤さの太陽がぼんやり浮かんでいる。
しっかり見ちゃったけど、目に悪い。
明らかにヘイズだ。
インドネシアの焼畑農業の煙・・・
これだけひどいのは、ひさびさ・・・
こんなにひどいと、またエルニーニョでサンゴが死んでしまう…
ヘイズのたびに、インドネシアに怒りを覚える。

到着したターミナル3は、シンガポール建国50周年ということで、へんてこなオブジェがいっぱい。

ローカルフードオブジェ。
チリクラブ。




サテ。

まずそう。

マレゆきはターミナル2からだが、ターミナル1へゆく。
目的はビラボン。
短パンを買うのだ。
ビラボンは、見た目より、非常に小さい作りだったりするので要注意。
えーと、何号に換算するんだっけ?
オーストラリアサイズ表示なので、しゃがみこんで短パンの目星をつけていると、「試着どーぞ」と店員登場。
きょうの店員は、女子2人だが、2人ともスポーツ刈りで、背も高くがっしりしていて、迫力ありすぎ。
迫力に押され、試着したら、よかったー、あやうデカいサイズを買うとこだったー。

それからターミナル2に移動して、日焼け止めやら購入。
アダプターといい、短パンといい、日焼け止めといい、まあ、私の準備の悪さといったら…。
そうこうするうちに、おなかがすいてきた。
キリニーへ行き、おやつにカヤトースト。
今回は、長年、トランジットのたびごとに中途半端に余らせて蓄積したシンガポールドルのコインを、洗いざらい持ってきていたので、こまごまコインをならべてみる。
さまざまなセント銭にテン、トウェンティーとかもたつき、無愛想なおっちゃんにムッとしてるだろーな。
と思いきや、「あーゆーじゃぱにーず?」と問われ、「いえーす」と言うと、いきなりにこやかに。
ノリノリで「イチ、ニ、サン」と数えだし、横にいたマレー系ローカルのお姉ちゃんに、「oneはイチ、twoはニ」と楽しそうに教えだした。



厚切りめのパンは、外はマイルドにカリッ、中はふわっ。
甘いカヤジャムとバターだけの素朴な美味しさ。
でも、絶妙。
家でトーストにココナッツジャムを塗っても再現できないので、これはシンガポールでのマストアイテム。
このあと機内食があるのに、ヤバいと思いつつ。


SQ452 シンガポール2045 マーレ2210
隣に人はいない。
4時間、飲み放題できる♪と思ったら、機内キンキン冷えていて戦意喪失。
ミールは、アジアンではない通常のベジタリアン。

これからモルディビアンカレーの1週間が待っているから、さすがにカレーなアジアンは避けた。
カトラリーのパックをあけたら、ホーク・スプーンがちょっと汚れていたので、クルーを呼んで交換してもらった。
乳製品&卵を含むベジタリアンだけれど、あんまり楽しくない。
しばらくすると、これまた恰幅のよい赤いケバヤの、クルーのトップの女性がお詫びやってきた。
ふーん、ちゃんと上の人に報告するのね。
寝ようと思っていたのに、何かお飲み物をと言われ、ついついTiger。
カチンコチンのマグナム登場。

Tigerとで、すっかり体が冷える。
マレで降りるときも、またまたカトラリーのことは申し訳ありません、と、わざわざ赤ケバヤのおばちゃんがお詫び。
このあたり、アジア系は腰が低い。


マレ
マレに降り立つと、星も出ていて、海も静かに見え、ひとまず安堵。
でも、雨季の空気感。
すいていたので、エコノミーキャビンの中からは先頭の部類で、ちゃっちゃとイミグレへ。
きっとまたはずすんだろーなー、と思いつつ、いちばん短い列に並んだ。
案の定、今宵も私が並んだ列だけが縮まらない。
出稼ぎと思われる南アジア系がスタックしている。
もともとがお仕事遅めのモルディブ共和国の入国審査官なところにもってきて、就労系はそうすんなりとは通過させないらしい。
他の列の、チャイニーズ系はするする、日本人はもっとするっと通過だが、行列運のない私が選んだ列は完全停滞。
最終的には、南アジア系の人びとは、1カ所にまとめられて、やっと列が動き出した。
だったら最初からそーしろよと思うのだった。

荷物をピックアップしたら、税関は、課税と非課税のレーンに別れ、申告物のない人はそのままスルー。
以前のようなスクリーニングがなくなっていた。
これには超びっくり。
お酒持っててもばれないじゃん。


アイランドサファリロイヤル乗船
外に出ると、いつもの送迎のお姉さんとマウルーフがいた。
アイランド・サファリロイヤルにマレから乗るのは、はじめてだ。
ほとんどの人は、ULで着いているため、SQ組は3名だけ。
途中で的場さんが出てきて、荷物を運んでくれた。
ドーニについても、ゲストは少なめ。
母船に着いたら、ウエルカムドリンク飲んで、同室の人に挨拶程度でおやすみなさい。
赤道ものとちがって、まだまだnight is youngだけれどね。