くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

沖縄本島 2017.7.15~17(2)  ホーシュー3本勝負

2017-09-14 21:48:33 |  ダイビング
7月16日、日曜日。
右を見ても…

左を見ても…

車1台たりとも通らない、7時前の58号線。

朝食を調達しに、シーサイドドライブインまでじゃらんじゃらん。


窓口でピンポンして、オーダー。


シーサイドドライブイン愛好者には有名すぎるらしいスープと、


BLTサンドをテイクアウト。


袋から取り出すと、子どもの頃のパン屋さんのサンドイッチのような懐かしい包装。


包みをあければ、この均一感のない焼け具合がご愛敬。


具もいい感じ。

おいしかった。
そして、スープはもっとおいしかった。
今朝をもって、今後の恩納村での朝食は、シーサイドドライブインのスープに決定!

窓の外にはトリも訪れる。



ホーシュー1本目
きょうはホーシュー。
2本はホーシュー行くらしい。
これできょうは、足裏が痛くなることが約束されたわけで、エントリー・エキジットの苦難を前に、ひるむ。
で、やっぱり、岩場のエントリーは、スタスタ歩けないし、足裏に当たる石の痛いこと。
でも、苦難のあとには、美しいサンゴ礁。


そして、素晴らしい地形。




このダイビングの目的はフカミスズメダイ。
水底には、セナキルリスズメダイがわやわやいたが、フカミはひっそり。
寄りたくても警戒心強いし、名前のとおりDEEPで長居もできない。

まあ、お会いできました、という既成事実的なショットだけおさめたら、そそくさ退散。


タイワンスズメダイ。


マルちゃん。ムナテンベラダマシを従え…


ハダカハオコゼ登場。でかっ!




ハダカハオコゼ愛好家的には、うれしくて、もうストーキング。


そして、ライトハラスメント。バックライトあてちゃえ。

常夜灯にしたい。



最後はパーツ観察。




浅瀬に帰ってふたたびスズメダイ。
ルリメイシガキスズメダイ、オキナワスズメダイ、アサドスズメダイ、メガネスズメダイ、ミヤコキセンなどなど・・・。
ミヤコキセンyg、かわいすぎ!




ブレニーコレクション、フタイロさん。


エキジットポイントが近づくと、あれを越えるのかぁ…とブルーに。





2本目 ホーシュー
水面休息中、ベースの人らしきアメリカンが「君はシャークを見たかい?」と話しかけてきた。
サメなんて、ここでは考えもしてないわ、と思いつつ「NO!」
どっち行ったの?と聞かれて、左と答える軍人さん(軍属さんか!?)。
「サメは右!」だそうで、そのやりとりを聞いていて、ホーシューにはカマストガリザメが回っていることを思い出した。
軍人さん、いいこと聞いてくれた。
ここでまた、先日のアカショウビンなみにバカっぽく「サメ見たい!」とツルの一声を発してみる。
そして、サメを見に行くことになり、足裏は痛むが、まだ見ぬカマストガリザメを心の支えにエントリー。




ゼブラウツボ。

肌の質感が苦手~。

ドロップオフへと泳ぎ…


壁側を泳いでいると、いともあっさりやってきました、カマストガリザメ。





カマストガリザメ、サメサメした形で、なかなか良い。
今回はマクロ目的だったけど、サメ見て得した気分。
しかも3個体出てきた。

ブレニーコレクション2、セダカギンポ。出てこない。


ブレニーコレクション3、ヒトスジギンポ。


浅瀬を見て、ふたたび憂うつになり…


気休めのカンザシヤドカリ。


またまた恐怖のエキジットが近づき…


ギンユゴイいっぱい。

ここまで2往復、片道ごとに、より足裏の痛さが強烈になる。
全体重+スチールタンクの重さ加わり、どんどんつらくなる。
でも、これで足つぼマッサージもおしまい、と思ったら…


3本目 ホーシュー
結局ホーシュー。

ブレニーコレクション4、カモハラギンポ。


Horse shoe、ホーシュー。


アマミスズメダイyg。


ゴクラクミドリガイ属っていうんですか?


モザイクさん。


ガラスさん。


食べたでしょ?なんか食べたでしょ?なヌノサラシ。


すぐ近くには、被害者のお友達…


カブラヤスズメダイ。


サンゴの影には、チョウチョウウオygがひそんでいる。
ヤリカタギyg。

まだ頭丸くてかわいい。

スミツキトノサマダイyg。




ブレニーコレクション5、イシガキさん。

穴に入ってスマイルしてほしいんだけれど、入ってくれない。

ブレニーコレクション6、頭テンテンへビギンポだそうで。


コブシメが締めとなり…

またまた苦難のエキジットを乗り越え、これにてこの旅のホーシュー終了。


さて、夕食。
シーサイドドライブインで人気らしいステーキサンドが気になって仕方ないし、あのスープがもう一度飲みたい。
というわけで、本日2度目のシーサイドドライブインテイクアウト。


ポテトとともに。


こんな安っちいビニールのパッケージ入りだけど…。


薄切りなステーキがはさまっていて…

見た目よりはるかにおいしくて、これははずせないB級グルメ。
口コミ式に言えば、リピ確実!

シーサイドドライブインではじまり、ホーシュー3本勝負、そして、シーサイドドライブインで暮れた1日。
3往復の足つぼマッサージで、健康度、アップしただろうか?
足裏痛くったって、やはり真夏のダイビングは至福のひととき。
そして、きょうも素晴らしいゆうぐレッド。



あしたはボート。

沖縄本島 2017.7.15~17(1) ナイトからの海の日3連休

2017-09-07 20:33:55 |  ダイビング
7/15 JAL919 羽田14:55 那覇17:20
3連休初日は不幸にも土曜出勤。
でも、真夏の沖縄をあきらめられずに午後から出発。

3連休初日の羽田空港は大混雑。
JL側のほうがANA側より店が多いが、なんかごちゃついていて嫌だ。
イセタン羽田ストアなんかがあるせいで、予定外の出費も発生。
ゲート前は長蛇の列。
きょうは1000円余分に払ってクラスJ。
優先搭乗対象にはならないクラスJは最後まで乗れずに、いらってぃんぐ。
まあ、1000円の差額じゃね。
でも、この満席の日に1000円アップでいくぶんゆったりは、かなりヴァリュー。

搭乗に時間かかってフライトは10分以上遅れて出発。
着いたら真栄田ナイトに行けるかどうかの瀬戸際だから、わずか10分の遅延でも精神衛生に悪い。

さらば、猛暑の東京。


富士山、こんな暑い日の午後じゃ見えないだろうと思っていたら、ちょびっとだけ。


機内販売が来ると、思わずオリオンを買いそうになるが、ハッ!ナイト潜るんだ…
JALがさかんにアピっている無料WiFiは不安定。
とにかく早く着いて〜。

伊平屋島が見えてきて…。


入道雲もりもり。


17時すぎなのにギラギラ。


ペタペタの海。


スコールも。

すべてが盛夏モードで気持ちは盛り上がる。
でも、もう着いてないといけない時間なんですけど…。


真栄田岬
荷物をとったら、もう17時50分。
急いで恩納村へ移動。
3度めのなかどまinnに荷物置いて真栄田岬へ行くと、昼間の賑わいぶりは想像できないほどひっそり。
準備前に海を見に行くと、すばらしいサンセット。
チャイニーズカップルがいるが、ごめんなすってと海況チェック。
崖下の海は穏やかだけど、暗い。
それでなくても真栄田岬のエントリー・エキジットに不慣れなのに、日没…。
微妙に緊張で、キレイなサンセット撮っている気持ちのゆとりなんてない。
そしたら、何かがいきなりブーン!
なんだなんだ!?
草むらにドローンが隠れてるとは思わなかったけど、チャイニーズがドヤ顔でリモコン操作している。
もーーー!

器材背負って、階段降りて、無事エントリー。
ナイトダイバーは、ベースのアメリカ人と思しき白人が数人だけで、すいていてよい。
私にはヤドカリは響かないけれど(とはいっても、小3の頃は、女子だてらにヤドカリを飼育していた)のだけれど、夜の海だけに、真っ先にヤドカリを紹介され…。

ソメンヤドカリ。


好みじゃないけど、この眼はアートだな。




チビカイガラカツギ。


カニには興味があるけれど、カニ、カニダマシのたぐいはさっぱりわからない。
そんな中でわかるのは、アミメサンゴガニくらい…


あとはよくわかんない。


ハサミもなければ、足の本数足りない子。


こちらも足なし。しまいには転がっていた。

みんな次の脱皮で足出てくるといいね。

クモガニの仲間。




すごく赤かったり、


デコラだったり。


カルイシガニの仲間。


もちろんエビさんもさまざま。
オオサンゴサラサエビ。


フシウデサンゴモエビ。


サンゴテッポウエビ。


海藻の中に、エビが見えたので、バックライトあてて顕微鏡。
肉眼では左の1匹しか見えなかったけれど、実は2匹。


そして、これも写真で見るまで気がつかなかったけれど、右側の子、食べられちゃった…

このあたりが、顕微鏡のすごさだなぁ。

そして…
夜だけに散歩するタカラガイの仲間。


ツヅレウミウシみたいなのも、夜だけににじるスピードが早い。


いっぽう、魚類たちは熟睡中。
寝ながら漂うロクセンスズメダイのボディ。

真栄田岬のロクセンスズメダイは巨大すぎ。

サラサゴンベの背中。

思い切りサンゴから背びれがはみ出て、敵に背中を見せてるじゃん。
こんなんでいいのかな? でもきっと、いつもこうなんだよね。

ハナキンチャグフグがZzz…


コクーンの中で眠る。


いっぽう寝ない子たち。
バンダイシモチ。


オキナワハゼ系。








なにげにサンゴの産卵もあって、もりだくさん。
潜水案内さん、ありがとう!
エキジットしたら、もう真栄田岬クローズ。

夜も更けたので、きょうは宿のしたの我空我空で。
うむくじてんぷら(紅イモの揚げもち)@500円。

さんぴん茶そば@550円。いける!

もちろんオリオン@480円もだけれど。

あしたもいい天気だというし、楽しみ。