くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

弾丸シパダン(5) 9月23日(水)~24日(木) かえり

2015-12-31 17:05:47 |  旅行
下船~センポルナ
今のセレベス・エクスプローラには、マブール-センポルナ間を走るトランスファーボートはない。
だから、母船がマブールに停泊している水曜下船の場合は、マブールのどっかのリゾートか、センポルナのどっかのダイビングサービスのボートに乗っけてもらうことになるのだ。
これは昔からあることなので、別に驚かない。
しかも、リゾートのボートの方が立派(?)でいいに決まっているので、むしろウェルカム。
が、問題は、マブールのリゾートのボートが何時に出るかはTBAということ。
セレベス・エクスプローラの下船時刻は6時。
母船がシパダンへ移動する都合上、これは動かせない。
もっとも、きょうはシパダンに行かず、シーベンチャーだが。
日本で予約を入れる時点では、マブールのリゾートのロビー周辺で11時まで自由行動と言われていた。
「へ!?」である。
6時下船で11時・・・5時間近く、マブールでひからびなくてはならないのだ。
SMARTのウォーターバンガローサイドなら、カンダマンスパにでも行きたいが、まさかそんな早朝スパはない。
リゾートのバーで朝っぱらから飲んだくれるか、それもやってなければ、みやげ物屋でドリンクとアイスでも買って、あとはソファーで仮眠か・・・と覚悟を決めていたが、ジェリーが、8時にセンポルナに着けると言っているので、助かった。
きっと、リゾートのゲストのフライトしだいなのだろう。
だから、フライトも、前日のダイビング終了時刻いかんを問わず、15時以降タワウ発のフライトしかとれないことになっている。
ひどい話だ。

6時下船だから、当然、ラウンジにあがったときはまだ暗い。
人が少ないのをいいことに、昨晩のうちに、おおまかにパックしたものは、すべてラウンジに移動しておき、ラウンジでパッキング。
いくらひっそり出ようと思っても、やはり、同室の人は起きてきてしまう・・・。
とりあえず、ジェネレータールームにつっ込んでもらった器材を引き上げて、ちゃっちゃとパッキング。
ここで同室の美人がまたまた「ジェネレータールームみたい!」と降りてゆく。すげー。

ジェリーも早くに起きてきたが、座り込んで、頭が痛いと、頭をぐりぐりやっている。大丈夫か?
今はまたゲストリレーションズとハウスキーピングもしている模様のロナルドに、何か食べるか聞かれ、いらない・・・という。
おなかがすくのはわかってるけど、とりあえず、いらない。
マギーでもあればもらいたいけど、ないんだよなー。

明るくなって・・・でも今朝も相変わらずヘイジーな朝。
海はひいていて、ゆるゆると走るダイビングボート。
ボートから島を眺めると、ダイビングサービスの多さに呆れ果てた。
これはもう飽和状態の域を超えている・・・。
きっとまともなのは、ボルネオ・ダイバーズ、シパダン・ウォーター・ヴィレッジ、シパダン・マブールリゾートだけ・・・。
ボルネオ・ダイバーズだって、今のダイビングのトップからしても、昔みたく信頼できるスタッフなんざいないけど・・・。
シパダン・ダイブ・センターでさえ、かなり惨めに見えるのに、ほんとーにオンボロリゾート満載。
コ・タオもびっくりだ。
でも、コタオは、サービスはきオーガナイズされてたな。

島をぐるーっと回る形で、ボートが着いたのはSMARTの水コテではない側のJETTY。
朝6時台、ヘイズ越しの日差しでも暑いし、脱水症状になりそう・・・
でも、水も買えない。
屋根があるところのベンチは、ローカルの女性で埋まっていた。
そして6時半になると、みんないっせいにボートへと移動。
スタッフに、私もこれに乗るのか聞いたら、センポルナはこのあと、と言われた。
これはきっとスタッフのコミューター船?
やがて、ゲストの荷物をころころとスタッフが運んでくる。そのあとに、白人のシニアカップルふたりと、あとは全員チャイニーズ・・・
白人の奥さんが、あんまりいいにおいでない香水をつけすぎて、スメハラ。
船は操舵席が高くなっているスタイルで、ボートマンとスキッパーが前方にそびえる感じで、邪魔。
でも、ボートは早い。
セレベス・エクスプローラのボートと違って、途中で止まることもない。
ボートはすいすい。
45分でセンポルナに着いた。
さすが、ちゃんとしたリゾート、セレベスとは大違い。
いや、セレベスがまちがっとる!


センポルナ
センポルナに着くと、他のゲストは、さっさとタワウへの送迎バスへと消えていった。
セレベス・エクスプローラの送迎は12時。
センポルナ着が読めないから、デーユースは取らないほうがよいといわれていた。
トムからもジェリーからも、シーフェストのロビーで待ってればいいよ、と言われたが、さすがにロビー4時間は厳しい。
しかも、チャイニーズが全席占有してる。
迷うことなくレセプションに行き、デーユースしたい、と言ったら、幸い、部屋はあいていた。
約4000円。
まずはコンプリメンタリーのミネラルウォーターを飲み干し、シャワーを浴びて、小一時間仮眠。

そのあと、最後のサバご飯を。
シーフェストの向かいには、シーフェスト新館もでき、新しくカジュアルなシーフードレストランが2件できていた。
基本、水槽から活魚を選ぶ系。
店の前には、ヤングココナッツが転がっているので、ココナッツウォーターで店に近づき、興味本位で水槽をのぞいてみる。
店員がいそいそとやってくるが、「ひとりじゃ食べられないから、てんごってんごっさじゃー。」みてるだけー。
「どれもみんな食べられるよ」とついてまわられるが、すみっこにカクレクマノミ水槽。
「これも食べるの?」と聞いたら、「観賞用」「でしょー。」でフェードアウト。

町まで10分で大汗かくのはいやだから、シーフェストのお隣でいいや。
マレー料理とチャイニーズの融合みたいな・・・
ここでのドリンクはココナッツウォーター。

ここのココナッツはいつも小さい。

サユルマニスガーリック


レモンチキン


+ナシ(ごはん)をつけて、幸せなひととき。
11時半にレストランを出たら、シーフェスト前に、もう送迎がいた。
でも、30分後にまた、ということでお引取りいただく。


新艇とか・・・
ジェリーたちが、新艇はシーフェストの裏に泊まっていると言っていたがわからなかった。
車に乗ったとき、ドライバーに「新艇はどこにあるの?」とたずねたら、ホテルの裏にまわって教えてくれた。

絶句・・・
これじゃわかんないよ・・・
建築中というよりは、解体中に見えてしまう!?

先週、フルマーレで停泊中に、アイランド・サファリ・ロイヤルの隣にあった打ち捨てられたような船を見て、「あれは廃船ですか?」とたずねたら、的場氏に、「いや、そう見えるけど建築中なんですよ」って言われたのを思い出した・・・
これから塗装されたら、もうちょっと見栄えがするんだろーか?
でも、船の設計はサイズまでまったく今の船と同じだというから・・・
ただ、部屋は広くなって、ツインベッドで、全室TV完備で・・・と言っていたが。
ジェリーば倍値、トムは3倍値と言っていたが、これじゃ、そこまで高くできないね。


AK5749 タワウ1540 クアラルンプール1830
センポルナからタワウ空港まで、前よりも時間がかかるようになった。
道路工事で渋滞も発生。
それでも、じゅうぶん早く着いた。
これなら、MASの14時のKL行きに間に合ったのに…。

MASの大リストラで、KKゆきのフライトが減ってしまった。
マレーシアの経済悪化と、サバのキナバル山地震やこの東海岸の治安悪化の影響もあいまってか、KKからシンガポールの便も、乗ろうと思っていた夜便が運休になってしまった。
だから今回は、Air AsiaでKLに飛んで、そこからSQでシンガポール、そして成田という面倒くさい道のり。

キオスクでボーディングパスをプリントして、荷物を預ける。
エアアジアはチケットに荷物代が含まれていないので、25キロでチケットを買ってあったが、ギリ、セーフ。
タワウのエアアジア職員は、KKみたくrudeでなく、にこやかだった。

身軽になったら、1階のTシャツ・パレオ屋さんを冷やかす。
もともと私はここのTは買わないのだけれど、新しいデザインはどうもないようだ。
2階のレストランにあがって、マグナムタイム。
出発1時間前を切ったら、セキュリティチェックを抜けて、ゲートへ。
前は、小鳥が入ってきてしまうつくりだったが、すきまがなくなって、鳥が飛ぶ光景はなくなった。
トイレも改装されたが、やっぱりダメだ。
同じムスリムスタイルのトイレでも、シンガポールよりマレーシアのは、水浸し度がひどい。
マレーシアの各空港も、チャンギみたいに、ついにトイレ守りのおばあさんがいて、使用後チェック、すぐ掃除みたいなシステムにしてほしいもんだ。

さて、タワウ発15時40分だというのに、20分前になってもフライトが入ってくる気配もない。
もしやDELAY?
モニターにはなんのアップデートもないし、15分前になっても、なんのアナウンスもない。
う~と思ってたら、10分ちょい前になって、やっと赤い飛行機が降りてきて・・・。
完全に停止したのが15時29分。
するとボーディングのアナウンスが流れる。
きょうもクルーのケバい女の子がチケットもぎりに来て、というか、いまはスキャンする。
まだ到着便旅客の荷物をおろしている最中にボーディング。
ほんとーに、タッチ&ゴー!
整備とか、どーなっちゃってんの?

機内はすいていた。
持ち帰り禁止の機内誌は誰が持ち帰るかと思うほど、手垢で汚れている。
離陸すると、下界はかすみっぱなしで、美しいボルネオグリーンも、遠いキナバル山も何もなく・・・
たのんでおいたチキンカレー&ナシダガン+ドドル。

熱々でなかなかおいしい。


きょうはどんだけアヤム(鶏)ばっかりになっちゃった・・・。
おやつのドドルは、大好きなココナッツを使ったお菓子だけど、なんとなく、パスしてお持ち帰り。
KLへの着陸態勢に入ると、マレー半島上空も、今なおヘイジー。
私がシンガポールに着いた日からだって、もう10日以上経っているのに、まったく改善していない。
今年のヘイズは深刻だ。


KLIA2
この前KLIA2に降り立ったのは、スマトラの帰り。
あの頃はまだプレハブだったけど、今は立派な(?)建物になった。
Air Asiaのハブであり、LCCを一手に引き受けているだけあって、巨大。
トイレもキレイ。
免税もある。
でも、ごちゃついてる感あり。


カルーセルに行くと、あと何分で荷物が出てくる、と予告表示があって新しい。

そして、ほんとに時間どおりに出てきた。

さて、荷物を取ったら、右も左もわからないKLIA2。
きょろきょろ。
ノーマルKLIAへ行かなくては。
とりあえず「I」の文字を探すが、有人インフォメーションカウンターがない。
よくわからないフロアマップを見て、とりあえず、KLIA Expressの方へ移動。
ターミナル内、とにかく人が多い。
改札が目に飛び込んできて、その横にチケット売り場。
チケット買うと、「隣の駅で降りてね」と言われる。
薄暗いホームに下りると、電車はいなかった。
やっと入線してきたと思ったら、なかなか出発しない。
全体的に無機質な感じがする。


SQ119 クアラルンプール2040 シンガポール2140
トレインは地下に着く。
リフトでチェックインフロアまで上がり、成田までボーディングパスをもらって一安心。
時間も超余裕。
1階のミニマートに行って、配布用おみやげをGET。
今回は、スタンダードなココアランドのマンゴグミ。
5粒ずつ小袋に入ったタイプが発売されて、お手ごろで、3箱GET。
もともと駄菓子屋さんでそのままフタを切り取って、そこからお客が取って買うスタイルの作りのもので、個人が箱買いすることを前提にはしていないようで、箱にバーコードがない。
いちいち箱からひとつひとつ取り出して、何十ぷくろもピ!ピ!とやるからたいへん・・・
そんなことしてたから、出国して、ゲートにたどりついたときにはもう、座るところがみつからないほど混んでいた。



SQ638 シンガポール2355 成田0800
シンガポールに着いたら、とにかく、シャワー。
あしたは、成田から会社へ直行だもの。
シャワーに1500円くらいかかって、高いな~と思う。
でも、すっきり。

搭乗したら、すぐに寝の体勢に入る。
でも・・・普通のミールは、1回目は寝てれば起こさないけれど、スペシャルミールは起こされる。
単調すぎるベジタリアン・・・
ひたすらマッシュルーム、ひたすらキャロット、ひたすらグリーンピース。

文句があるわりには完食、Tigerももらって、そして寝る。
まだまだ寝ていたいのに、これまた2回目のミールも人より早く起こされ・・・

マッシュルーム祭りじゃんと思いつつ、これも完食。

そして、成田に着いても、またまたどんより。


シルバーウィーク明けの成田は、そこそこ混んでいた。
バア環礁クルーズが、たまたまシルバーウィークの前にあったことで、12連休になったけど・・・
終わってしまえば、あっという間のことだった。
余韻にひたることもなく、まずは会社に行かないことには、次のダイビングは始まりませぬ・・・。
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弾丸シパダン(4) 9月22日(火) シパダン4ダイブ

2015-12-29 22:59:54 |  ダイビング
けさもこんな空。


1st dive バラクーダポイント
煙害で日光が届かないせいで、水中までくすんで見える。


もともとくすんでるマダラタルミーず。


ブーちゃんのプランでは、きょうはバラクーダポイントは1本だけ。
しばらく会えなくなるから、ゆっくりギンガメに巻かれていたかった。



しかーし、きょうもスパニッシュたちが、マクロを求めて、さっさと潜降。
んもーーーーっ!

あわててついてゆく。
このズドンとどこまでも落ちてゆく感覚が好き。




外洋に大物は期待できない感じ。
ひたすらカベをちまちま見て進む。
リーフの内側に上がって這っていたが、ふと上を見ると、カメが2匹。

シパダンではありふれた光景だけど、ながめているうちに、ぐるぐるしはじめた。
あらら?朝からメイティングモード?






くんずほぐれつ。






あ!逃げられた。






追いかけて・・・




追いかけて・・・


追いついて・・・




つかまえた!




と思ったら、ずこっ・・・






♀さよなら~


♂まて~




♀くるっ。方向転換。


♂もくるっと。




が、追いつかないと思ったのか、♂は突如方向転換。


見てんじゃねーよ!という感じで去っていった。


この間、約40秒。
スペイン人たちも、ブーちゃんたちも、下ばっかり見ているから、タートルメイティング未遂なんざ、気づいちゃない。
教えようと思っても、モルディブで指示棒を岩にひっかけて落としたとき、無理な力がかかってカラビナがばかになっていたので、指示棒もつけておらず、鳴り物がないので、ひとりで観察。
下ばっかり見てちゃ、ダメよ。

ブーちゃんは、マクロが得意。
そしてスペイン人たちも、マクロが大好き。
だから、みんな下ばっか見ているのだ。
もちろん、ブーちゃんは、遠くの大物も探っているが、でも、このタートルはスルー。

平凡な、私でさえ名まえを知っているミゾレウミウシとか・・・


アカホシカニダマシがみあってみあって~とか、


タコとか・・・



私も、エビカニは見るけれど・・・
そうこうするうちに、ウメイロモドキの群れ登場。

今朝は追われておらず、ゆったり。

平和すぎるバラクーダポイント。


あとはブレニーワールド。
悠長に、顔出したり引っ込めているのをみてたり・・・






ロックの下のアポゴンなんかにとりあっていたら、純マクラーなスパニッシュからも、遅れをとり・・・。
バブルバブル・・・

船に戻って朝食とって・・・


2nd dive ミッドリーフ
スタートはジャイアントクラムから。
シパダンデビューの人びとがいるときは、ここからスタートがほぼお約束。
でも、スパニッシュらは無関心。
シャコ貝がおもしろくないのはわかるけど、中には住人がちゃんといるんだけどなぁ・・・。


ヘイズで暗い空。
深度を下げると、ほとんどWALLなこのポイントは、ますます暗くて、まあ、ピンの合わないこと。
ミッドリーフと言われると、「な~んだ、ミッドリーフか」と思ってしまうが、趣味のハナダイ、スズメダイ観察にはもってこい。
タイワンスズメダイ、クロメガネスズメダイ、ヤマブキスズメダイ、ヒマワリスズメダイ、アルファスズメダイ、ニセモンツキスズメダイ、アンボンスズメダイ、ヒレグロスズメダイ、ナミスズメダイ・・・
ここもぼんやりしてると、ハンマーの単体、せいぜい2匹くらい通ることもあるけど、今年は神子元でハンマーワクチンがまだ効いているので、そんなあるかないかわからない出没者より、マクロ♪

浅瀬にあがって、タイマイがぼりぼりやっているのを見ていたら、リーフの内側を、バラクーダのグループがさーっ。

へ?これだけで今回のバラは終わりですかぁーーー!?

母船に戻って、おやつがないので、トーストを食べるしかない。
外人は、ホント、アホみたいにトーストを食べる。
太るじゃん。


3rd dive スタッグホーンクレスト
ミッドリーフとちがって、スタッグホーンクレスト、サウスポイントと言われればテンションはあがる。
でも、何事もなく、またまた趣味のスズメダイ&ハナダイ観察。
そして、ブレニー。


うっそうとしたリーフがやがて終わると・・・


サウスポイントに流れ着いた。
大柄なサメはおらず・・・


どうでもいいようなムチヤギ群生は、シパダンに始めてきた頃から、サウスの景観のひとつで、ここは変わらないなぁ。


ロック下にグレーリーフの子供がいないかとさがしていたら、なにやら物騒なものが。
Blast Detector。

シパダンではダイナマイトフィッシングは禁止されているはずなのに、なぜに?

ランチ後、4本目も連れて行ってもらえることに。
あしたのKLゆきフライトまで、ギリ24時間あるかないか!?


4th dive ホワイトチップアベニュー
ホワイトチップアベニューかよ・・・、と内心思う。
ドロップオフかバラクーダポイントにしてほしかった。
まあ、この潮じゃ、どこに行っても、大当たりはなさそうだから、またまた趣味のスズメダイ観察にふけろう・・・。
と思ったら、ここでは、趣味のハゼ観察になった。
ヒレフリサンカクハゼ、アオギハゼ、もちろんアケボノハゼも。
でも、やっぱりピンが合わない。
ニチリンダテハゼは、顕微鏡でどこまで寄れるか、と思ったら、ぜんぜんひるまない。


いろんなニチリン宅を襲撃。


オドリハゼは変わらず引っ込み思案。


あーあ、終わっちゃった。
2日で6シパダンは物足りなさすぎ。
とりあえず、まいとしシパダンを絶やさないためだけにモルディブに付け足した感があり、モチベーションが低かったかな?
これだけダメな感じでも、やっぱり世界中のどこよりもシパダンの海が好きなことには変わりない。

まあ、煙害でこんな空だし・・・。
空気悪いし、体に悪いし、潮も悪いし、もう、帰ろ、帰ろー。

あしたは早朝下船。
何よりも船上生活がもう限界。
トイレは満足に流れない、蛇口から出る水もちょろちょろ、シャワーもちょろちょろ・・・
粗い冷水しか出ないとしても、シパダンの共同トイレ、シャワーの方がマシかも、と思えるくらい。
臭う部屋。
油でしか栄養をとっていないような食事。
デザートはパパイヤばっか。
マンゴなんてもう出てこない。
おやつも作らないのは、怠慢。
クッキー缶もない。
あるのはパンとバターとジャムとコーヒーとサバティーとマイロに練乳だけ。
トップデッキのテーブルやチェアも撤去され、ないないづくし。
新艇に変わる予定があるうえに、治安の問題でゲストは減少しているという現状だから、お金をかけたくないのはわかる。
でも、ひ・ど・す・ぎ・るーーー!
ただ、もれなくシパダンがついてくる。
それが超ジレンマ。
それでも、私はシパダンの海をとる。

あしたはヨーロピアンが5人乗るという。
スパニッシュ3人衆のマクロ好きが高じて、なんと、あしたの1本目は、シパダンではなくシーベンチャー下だそうだ。
スパニッシュ3人vs日本人1人、多数決で、同室の美人さんが敗北というわけだ。
ありえない。
気の毒としかいいようがない・・・。
シパダンウィークを歌っているんだから、全員の同意を得られない限り、シパダンに行くべきだと思うが。
確かにシーベンチャー下は楽しい。
でも、とてもシパダンと比較できるものではないのになぁ・・・

さーて、来年は何月に来ようかな。
近年の台風多発によって、Land below the windowなサバ州でも、フィリピンで台風が発生すれば、その影響を受ける。
9月は、もうダメかな。
インドネシアの焼き畑農業によるヘイズも、9月が確率高いし・・・。
とりあえず、新艇が走ってくれますように。
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弾丸シパダン(3) 9月21日(月) シパダン2本だけ・・・

2015-12-22 14:48:42 |  ダイビング
まだ真っ暗な中、ガラガラガラ…アンカーをあげる音。
約束どおり、5時45分に船はセンポルナを出発。
この船は、常時ミシミシ言っているが、走るとミシり度アップで、分解するんじゃないかという不安にかられる。
おまけに船足が、以前よりさらに遅くなったように思う。
いつまでたっても明るくならず、ラウンジにあがると、雨。
何時間もかけて、マブールに到達、そこでなぜか船は止まり・・・
なんと悪天候で、1本目はマブールだという。
シパダンを月曜3本に減らしたうえに、さらにシパダンマイナス1本。
使えね~、としか言いようがない。
前は、シパダンに行ける日にシパダンに行かないなんて言われようものなら、相手が首を縦にふるまで断固抗議したものだが、今はもう、この船には半ばあきらめのようなものがあって、戦意喪失。
ダイビング日和ではないし、SMARTハウスリーフのにごにごに潜るのはいやだったので、あっさり「じゃあパス」と告げる。
SMARTではなく、イールガーデンだかに行くというが、とりわけ好きなポイントでもないので、パス。
またまた同室の美人さんが、ブーちゃんに「大丈夫だよ、シパダンいけるよ」と抗議しているが、美人でもダメなものはダメ。
そして、皆さん、木の葉のようなボートで、ダイビングに出て行った。
と思ったら、ボートは方向転換、結局、SMART前に止まって、ハウスリーフになっていた。


2本目からはシパダン。
ランチ持参で行くという。
シパダンに着いたのが、ほぼ12時。
むかしのJetty、Drop Off CafeのあったJettyは完全に撤去され、元PSR寄りになんがーいJetty。

島には他のリゾートからのダイバーがたくさんいた。
みんな朝から来て潜っているので、やはり、1本目をマブールにしたのは、セレベス・エクスプローラのスタッフの怠慢としか言いようがない。
ブーちゃんもジェリーも、いい奴なんだけどね。
まあ、母船からダイビングボートに乗り移るだけでも、キケンだったり、船足も遅く、すぐに水浸しになるダイビングボートだから正しい判断のような気もするが、いっちょまえの金額をとっておきながら、ちょっとした荒天ごときでシパダンに行けないようなボートなんて、この設備、このサービス、本当にムカつく!
となると、設備を整えない会社が悪い?


1本目、バラクーダポイント。
ギンガメめがけてエントリー。
13時だというのに、薄暗い海。
でも、かわらずギンガメぎっしり。


相変わらず、寄れる。


きょうはヒメフエダイとコラボ。


ことしも、君たちに会えてよかったよ。


10分くらいギンガメウォッチというブリーフィングだったが、どうもSpanishの3ジェントルメンが、ギンガメにはたいして興味がなく、リーフから離れてしまったので、早々潜降。

またね、Jacks!
壁ぞいのアケボノは、今は少なめ。
30メートルまで降りると、まるまるとしたグレーリーフシャークが来る。
Spanishたちは、ちょっとだけ写真を見て、あとはブーちゃんの示すウミウシに夢中の様子。
でも、今の気分はスズメダイウォッチング・・・













エキジットしたらランチ。
どこかのリゾートのウェイターがオカマちゃんで、オネエじゃないな、オカマちゃん。
チャイニーズのお兄さんにロックオンしていた。


2本目もバラクーダポイント。
ギンガメからは離れたところでEntry。
シパダンデビューのSpanishが、一生懸命にホワイトチップを教えてくれるので、いちおう…

その後、モブラがひらーっと登場。

Spanishはモブラにもあまり関心をしめさず。
どうやら、相当なマクロのよう・・・
そして、私もスズメダイコレクションに戻るのだった。










コーラルガーデン入り口でチョコレート色のハダカハオコゼがゆらゆら。


2本とも潮位が高くて、バラなし、カメなし。
でも、ギンガメの浅瀬から、DEEPから、不毛なValleyから、コーラルガーデンの入り口まで、バラクーダポイントは、やはり世界一好きなダイブサイトであることには変わりがない。


マブールに戻ったら、マブールじゃらんじゃらんだという。
この船にいたくないので、一応行っとこう。
1時間ほどで戻るのかと思ったら、たっぷり2時間。
来なきゃ良かった・・・
スタッフが家に寄ったり、友達に会ったりという目的のよう。
きょうはSWVにボートが着いた。


去年の8月に、過激ムスリム派によって警官が射殺されたという現場だが、そんなことがあったなんて、想像しがたい。
20年前には日本人専用だったSWVも、今ではほぼチャイニーズ専用になっている。
思えば、ゴールデンウィークには、ジスコがタワウ直行便をチャーターしたり、ダイバーはもっと元気だったなぁ。
海賊は来たけれど、誘拐はなかった。
明らかに時代は悪いほうに向かっている。

ヴィレッジに突入すると、さっそくマブールキッズがやってきた。
みんな、手を出して物乞いをしてくる。
その中の9才くらいの男児は、明らかに目が死んでいる。
おそらく、薬物の類いだろう。
センポルナ界隈でも、薬物で人格崩壊したボートマンがいる、なんて話を聞いたことがある。
前のチャイニーズカップルの方が裕福だから、あっちに行きなさい。
今はまだ、マレー語でうせろ~と追い払えば退散するレベルだが、マブールのヴィレッジはじゃらんじゃらんにはよろしくない。
絵空事のリゾートからは出ないほうが安全といえよう。
未だに3才くらいまではマッパの子も多いのも引くが、土産物の、乾燥ゴマモンガラにどんびいた。

そんなヴィレッジはそそくさと退散。
SWVのレセプション近くで、ひたすらボートを待ちながら、テーブルに突っ伏して小一時間昼寝。
それにしても、なんとなくいがらっぽい感じがする。
空にはぼんやり太陽。

シンガポールと同じだ。
船に帰ってジェリーに「これって、ヘイズ?」と聞いたら、「DANGEROUSよー」と言われた。
ボルネオも西のKKではなんともなかったが、東は、かなり汚染されている。
これを圧縮空気にして吸うんだから、体に悪い話だ。
97年に、ずいぶん吸ったもんだが、このヘイズの影響でエルニーニョが起き、サンゴが白化したことを思うと、とても心配だ。
インドネシアは嫌いじゃないが、このヘイズのたびに、にっくき存在に変わるのだ。

船に戻り、いまいちのディナーをいただき、さっさと就寝。





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弾丸シパダン(2) 9月20日(日)セレベス・エクスプローラ乗船

2015-12-17 21:53:56 |  旅行
ホライズンホテルの朝
7時半に起きてカーテン開けると、ひさびさ感のある青空に強い日差し。

オーシャンビューと言ったって、ホライズンホテルの立地的に、たかがしれている。
KKプラザと市場ごしに海とガヤ島がみえるけど、その前にそびえる郵便局。

反対側の部屋にしたって、キナバル山も見えない、ビューは残念なホテル。
私の部屋のすぐ真下にはプールがあるが、これまたちゃっちい。
スパもいけてないし、リゾートホテルでも一流ホテルでもないので仕方ない。
でも、KKのB級グルメ探索には便利なので、けっこう気に入ってはいる。

サンデーマーケット

朝食がてら、サンデーマーケットへ。
ただ、人混みの中をうろつくだけ。
今年の9月は、ドリアン、マンゴスチン、ランブータンが同時に出回ってて、ああ、ここにもっと長居したい。




サンデーマーケットの、縁日的な、レトロ感あふれる雰囲気が好きだ。
KK自体が、日本のふた昔前的な古臭さ、ダサさがあって好きだったが、最近は今風になってきているのが、ちょっといやだ。




空港やショッピングセンターの土産物で買うと、けっこうな値段のハンディクラフトが安い。
カザダン民族衣装的デザインのビーズのネックレスとか、インテリアにミニチュア漁具とか買ってみる。


これも欲しかった・・・


へちま・・・痛そう。




観葉植物にしたいわ~。




高価なはずの燕の巣も、ここではこんなぞんざいに・・・


パチモノ♪


ダルメシアンちっくな犬も売っている。ん?単なるブチ犬?


あわれっぽい仔犬も。


だっくりんたちも。


かわいいきんとと。


朝食に出たはずが、じゃらんじゃらんにどっぷり。
ガヤストリート沿いのクダイコピは、のきなみ混み合っている。
なら、テイクアウトで、まずは前菜(?)にケンワンヒンのロティを。



ほとんどのパンがRM1.20。
いろんなバンズがこっちを見ているが・・・



結局、カヤバンに決定。
熱くておいしい。
パンをはむはむしながらンデーマーケットを出たら、遅めの朝食。
もう9時半。

ミバサ@強記
東京にいると、シパダンの海に負けず劣らず、KKの食事が恋しいものだ。
長らく渇望してきた、きょうはミーゴレンバサシーフード、通称ミバサ。
ガヤストリートは込んでいるので、大通りぞい、ウィスマムルデカ向かいの強記にした。

去年、ミースープがおいしいと思った店だ。
テタレと行きたいところだけれど、マレから糖分のとりすぎなので、チャイニーズティー。




食器セットを前にミバサを待つ。
早くしないと、カヤバンがふくれるぅ~。
そして、出てきたミバサは、けっこう具だくさん。


大好きなチリをたっぷりかけて。


ここのミバサ、おいしいけれど、ごていねいに溶き卵まで入っていて、さらにスープまでついて、ボリューミー。

カヤバンを食べたことを、ものすごーく後悔するのであった。

スリアサバ
今回の旅ではもうKKに戻ってこないので、KKでの個人的MUST BUYアイテムを調達しなくては。
ミバサを食べ終わると、ちょうど10時。
いろんなお店が開く時間だ。
高くてあんまり好きではないけど、スリアサバのスーパーにしておこう。
暑いからウィスマサバを通り抜けて、と思ったら、日曜は抜けられず。
ウィスマサバのショップロットの外で飼われている無関心なクチン(ネコ)を観察。


まだひと気のないスリアサバに入ると、でっかいテングザルとオランちゃん。

3階のCity Grocerに急いで上がって、サバティー、テタレ用ミルク、ボルネオ産ココナッツオイル、マギーミーなどを買い込む。
どんなことがあったって、年に1度はKKとシパダンには来るけれど、こんどがいつになるとは言えないから、ダイビングバッグのスペースが許しそうな限り、買い込む。
そして、ホテルに戻って、あわててパッキングして、12時チェックアウト。

KKIA2へ
チェックアウトしたら、空港まで連れて行ってくれる、古い知人を待つ。
シパダンが一番楽しかった時代に、一番ディープダイビングで、一番ハンマーヘッドの群れを見せてくれたダイブマスターなので、特別な感情のない私には、単にいい思い出を作ってくれた人物である。
ただ、私の友だちの複数名が、彼のガールフレンドだったので、コンニャロメというのもある。
まさか、バイオシールがこんなミッションをもたらすとは。
きゃつに最後に会ったのは、確か、深夜にKK市場前を友だちとほっつき歩いていたときにハイラックスで通りかかって、声をかけられて以来。
もう10年も前・・・。
興味本位で会いたくもあり、会いたくなくもあり。
もともと裕福な家のご子息だが、テックダイバーになった今、自身もリッチになり、きっとでかい車で来るにちがいない。
ロビーで、10年も会っていないのにわかるかなぁ・・・と思いながら待っていると、四駆が止まった。
中から見知らぬ女性が手をふっている。
私じゃないなと思ってると、激しく手招き。
「私?」と指差すと、激しくうなずいている。
すると、車の中から奴はドヤ顔で出てきた。
相変わらずでウケる。
席に設置していたチャイルドシートを手際よくはずして、さあ乗れと言う。
昔は子供は嫌いと言い放ち、200人斬りしていた昔を思うと、なんか感慨深いものがある。
車に乗り込むと、隣には、2歳半くらいの男児。
前には1才半くらいの女児。
まずは奥さんとないすとぅーみーちゅー的な挨拶。
もうアラフォーになった彼の年齢からすれば、ずっと若い、落ち着いたローカル美人。
シパダンの海は良くなっているか、シパダンクローズして以来、シパダンで一度も潜ってない、とか、いつか元同僚たちとシパダンに行きたいとか、シパダンにいるうちは一度もジンベイ見なかったのに、テックダイバーになってからはオフショアでちょくちょく見るとか、あたりさわりのない会話が続く。
誰がどーした、なんて昔話はできるはずもない。
そんな中、車がタンジュンアル方面に曲がろうとしたところ、男児が泣き出した。
父「泣くんじゃない!」
母「泣くんじゃありません!」
けっこうスパルタな感じでびしびし言っている。
そういわれるとますます泣くBOY。
赤信号で車が止まり、路肩には、ドバトが数羽。
「Hay! Look! ぴじょん、ぴじょん!」
ドバトじゃ泣き止まないよなぁ、と生暖かく見守る。
息子は号泣したまま。
「泣くな!鼻水を拭きなさい!」と息子にタオルを渡そうとする父。
そんなこと、2歳半の泣いている幼児に言っても、ふかんやろ。
もちろん幼児はタオルをとるなんてことはしない。
私がタオルとって、はいはい、と鼻水をふき。
なんで、こやつの子供の鼻水を私がふかなあかんのや・・・と思いつつ。
「この子はおなかがすいているだけなんだ。今朝、教会へ礼拝に行った帰りでね・・・」
へー。あんた、そんな日曜にちゃんと礼拝にゆく敬虔なクリスチャンにいつから!?
とは言わなかった。
そうそう、と、きのうチャンギでつかまされたキットカットをつかませておく。
なんか、懐かしい思い出に遠い目をするよりも、かつての200人斬りがパパする姿が新鮮で、目をパチパチ。
そして、KKIA2に着き、さわやかに、ば~い。

失せ物また出る
KKIA2の建物に入り、ボーディングパスをプリントしようとKIOSKへ。
と、iPhoneがないっ!
バッグのすみずみまで探すが、ない!
これは、きゃつの車の中で落としたにちがいない。
スマホケースの中にはJCBが1枚入っている。
やべー。
悪用するとは思わないけれど、さて、どーやって取り戻すか。
なにしろ、電話番号はスマホの中。
でも、あわててもどうなるものでもない。
公衆電話でケータイ鳴らしても、マナーモードにしてるから、車が走っていたら、気がつかないだろう。
あれこれ思案しながらコンビニに入って、水ミネラルウォーター買って飲んで落ち着いてみる。
とりあえず、チェックインしないことにははじまらない。
ボーディングパスをプリントして、カウンターに行って、荷物を預ける。
セレベス・エクスプローラに乗ったら、トムに懇願して、C/EのPCを使わせてもらって、まずは携帯会社のアカウントにログインしてケータイ止める。
それからJCB止めて・・・
そのあとFacebookにログインして、オフショアにいる友だちにメッセンジャーして、きゃつの電話番号を聞いて、謝りたおして・・・
DHLのアカウント作って、DHLの着払いで送り返してもらおう。
と、頭の中で段取りが整った。
うん、けっこういけそうじゃん、と妙に安心して、セキュリティチェックの列に並んだ。
と思ったら、肩をポンポンと叩かれ・・・
やつがiPhoneを持って立っていた。
「ごめ~ん!」
「Luckily・・・息子がまた泣いてね。ヨメが後ろにいったら、みつけたんだよ」
もう、陳謝。
悪い汗かいた。
でも、指示棒といい、私の辞書に「失せ物出でず」はない!?

ファブリーズ爆発
LCCとはいえ、チェックインカウンター、ゲート、エアアジアの職員は、みんな超RUDEである。
おまけにゲートは大混雑。
やっと空いているところをみつけて座ったら、「ぺいじんぐぱっせんじゃー」とまた私の名前。
「なんでしょー!?」と係員のところに行くと、態度悪く「Youの荷物の中の香水がプロブレム」と言われた。
「はぁ?香水?香水なんて持ってないけど」
本当の香水だと、何オンスまで、ってのが決まっているけど、そんな純度の高い香水なんかもっちゃいない。
それに、若い頃は、オードトワレおたくでもあり、実にさまざまなトワレを免税で買っていたけど、今はもうトワレのトの字すらない。
「とにかく、荷物をチェックしにカウンターへ行って」と言われて、セキュリティチェックを逆行し、カウンターへ。
ここがまたまた超RUDE。
「香水なんて持ってないけどなんですか?」
「香水が破裂している」
あけてみると、香水が聞いて笑う、ファブリーズが破裂していた。
多くのものが、ファブリーズ臭、そしてしっとり。キーっ!
なんで、日本から持ってきて、いままでなんともなかったのに、まだ飛んでもないのに、エアアジアのカウンターに預けただけで破裂すんよーーー!!!
ああ、これがないと、汚いセレベス・エクスプローラなのに、超不都合。

AK6262 コタキナバル1350 タワウ1440

虎な機体。
エアアジアの空港職員は、すべて態度不良。
Low Costなので、クルーが降りてきて、ゲートでチケットをもぎるが、さすがにクルーはそこまで感じは悪くない。
さて、飛行機に乗り、席につくと、とにかく窓が汚い。

午後は積乱雲発生で、キナバル山の姿はほとんど拝めない。

山頂のギザギザが、知っているからこそわかる程度。
KKはあんなに晴れてたのに、タワウに着いたら、またまたグレーの空。

危険情報レベル3の地へ
シパダンの玄関口、タワウに着いたら、いつものドライバーさん。
いつものとおりセンポルナへの1時間半ドライブ。
もう何十往復もしている道中なのに、なんとなくいやな感じはぬぐえない。
なにしろ、ここ、サバ州東海岸エリアについて、「渡航は止めてください」と外務者危険情報は言っている。
危険情報の表示が変わって、同じレベルでも、「延期してください」から「止めてください」とより強い表現になった。
「その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください」だ。
でも、今年も来てしまった。

車には、もうひとり、背の高いひょろっとした男子が乗ってきた。
そしてなにやら中国語で丁寧に挨拶された。
直感的に、華僑ではなく、大陸からのチャイニーズだなと感じた。
「Ah,...no..I'm not a Chinese...」
反日感情が強いかもしれないので、自ら日本人とは言わない。
「どこから来たの?」と聞かれ、となれば、堂々とJAPANとお答え。
すると反日どころか、すさまじい食いつき。
概して、チャイニーズの一般人は、やはり日本人を好きだな。
なんでも、モアルボアルだったかで働いている北京出身のイントラさん。
北京と聞いて、PM2.5について言及しようかと思ったが、やめておいた。
国慶節で、大陸から旅団規模でやってくるチャイニーズをケアするために、助勤でセンポルナに来たらしい。
「ビザの関係で30日しかマレーシアにいられないけれど、日本人は何日いられるの?」と聞かれ、「90日!」と言ったら、一瞬絶句された。
センポルナまで1時間半、寝ようと思ったのに、しゃべりっぱなし・・・。
これが日中関係改善の一助となるのなら・・・
「いちばん好きな映画監督は北野武」とか、日本の好きなものをぎょーさんアピールしてはった。
Facebookでお友達になりたいというので、ちゃっかりテザリングもさせてもらった。
下船してセンポルナに来たら、ディナーをごちそうしてくれると言うけれど、センポルナには泊まらないんでね・・・

センポルナ
無事1時間半のドライブは終わり、センポルナ。
センポルナは、もともと超安全とは思わないけれど、降りたてば、相変わらず単なる田舎である。
すぐにC/Eの送迎ぼろボートに乗り母船へ。

セレベス・エクスプローラ
シパダンで潜れると思うといつもうれしくて、セレベス・エクスプローラに乗ると思うといつも憂うつである。
船に乗り込むと、アイランドサファリロイヤルで1週間すごした直後の身にC/Eは、なんで来てしまったんだろうと、一瞬後悔する。
月とすっぽん。

部屋に下りると、同室の人はいなかったそれにしても、部屋ん中、臭すぎなんですけど。
カビと油が混じったような・・・
ファブリーズが破裂したことが、うらめしやー。
まあ、もともとファブリーズなんざ、ここでは焼け石に水なんだけれど、気休めは大事だ。
同室の方は、2段ベッドの上段に全部荷物を置いていた。
遠慮しないで、先に部屋に入ったんだから、下をとればいーのに。
私がいい年齢のダイバーなのに、さらに年上のダイバーがほとんどである。
日本人とは聞いているけど、どんな人が来るんだろ?

部屋の臭いに辟易して、トイレに入ると、トイレのレバーがなくなっていて、ウォーターガンもない。
シャワーはちょろちょろ。
劣化にもほどがある。
しばらくすると、ノックの音。
シニア層の方が来るものと思っていたら、なんと30代らしき、それもかなりの美人でびっくりした。
ゲストは、その彼女と、スペイン人の男性3人組だけ。
ダイブマスターは、高木ブー似だけ。
あれ?トム&ジェリーのトムはいない・・・。
それになんと、ジェリーがマネジャーになっていた。
トムはアシスタントマネジャーに降格されたらしい。
トムは、ジェリーより絶対、マネジメント力はあると思ったが、ジェリーの人柄が他のスタッフに好かれてのことらしい。
トムは単に休みの取りすぎでないの?というのが私の読みだが。
そして、変わらず安田大サーカスみたいな、警備のポリス。

ジェリー、きょうはよく話す。
船のWiFiもつながらず、嘘か真か、料金未納だからと言われた。
いつになくジェリーがノリノリなので、お願いしてみたら、テザリングさせてくれた。
言ってみるもんだね~。
ジェリーは変わらずいい奴だけど、ディナーも品数が減り、払った金額に見合わないサービス内容に怒りをおぼえる。
バナナも、クッキーもない、ないない尽くし。
いくら危険情報でお客が減っているからって、経費節減とメンテの悪さで、どの口が3泊4日で15万近い金額を言えるんだー。
シパダン毎日を笠に着て、ひどすぎる。

そして、ブーちゃんから明日のスケジュールについてブリーフィングがあり、衝撃的なことに、月曜日のシパダンはMAX3ダイブだという。
カーフューの関係で、5:45まで船が出せないから、このオンボロの鈍足船では、3ダイブしかできないらしい。
でも、本来は6時からしか運航ができないところを、C/Eだけ15分早い出発を警察が許可してくれるんだとか。
1艘だけ航海してたら、悪者に目立つぢゃないの!?なんて思いつつ、早くシパダンについとくれ。
もう、この船については、あきらめが先になる域に達しているが、同室の美女が、シパダン3本だけは納得いかないとさかんに抗議。
でも、いくら美女が言ってもダメなものはダメなのだ。

そして、いつの間にかトムも現れた。
きっと、タワウの家族のところから戻って来たばかりなのだろう。
トムもジェリーも、来年には新造船が就航するという。
全室テレビありで、値段は倍とか言っている。
でも、船のデザインや仕様は変わらないんだとか…。
まあ、値段は上がるだろうけど、倍値段は盛ってそうだ。
今回は二人とも、来年を力説するが、かれこれ5年くらいもう、来年は新艇になると言っており、新艇なるなる詐欺になりつつある。

マレからいろいろあって疲れたので、気管支の保護のためマスクをしてさっさと就寝。
マスクをしたって臭い部屋。
明日はシパダンの海。
それだけが心の支え…。
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弾丸シパダン(1) 9月19日(土) ボルネオ入りの日

2015-12-15 14:18:39 |  旅行
1週間前と変わらずhazyなシンガポール。
ここでも太陽に見放されている。
サバはヘイズ、大丈夫だろうか?

ボーディングブリッジを出たところで、空港職員がdelay対応。
東京ゆき乗り継ぎの新婚さんも多数うろうろ。
折りたたみテーブルのうえに、たくさん紙が並んでいる。
さすがSQのお膝元チャンギだけあって、実によくオーガナイズされていて、デスクにゆけば、秒殺で代替便のEチケットがもらえた。
代替便は、シルクエアとMASのKL乗り継ぎで、SGD15分のミールバウチャーがついている。
荷物のタグはちゃんとつけなおしてくれるんだろうか?
猜疑心のかたまり。
KKに午前中に入るために、高くつくシルクエアー便を買ったのに、19:30すぎのKK着じゃ意味がない。
これだったらエアアジアのシンガポール-KK直行便で夕方便で20時頃つくほうがマシ。
トランスファーデスクに行ってネゴりましょ。

トランスファーカウンターに着いたとき、シパダンの元ダイブマスターからメッセンジャー。
バイオシールを買ってきてほしいと頼まれて、買って来たのだが、仕事が入ってKKにいないから、誰それに会って渡してというメッセージ。
What's appで電話して、値段を知らせて、アポとってとのこと。
やだなぁ。
テックダイバーとなって、ドライのバイオシールが欲しい、っていう、昔からそうだが、日本製なんでも欲しい的な・・・
もともと、私がKK入りする日を変えたり、むこうも仕事が入るかもしれないと言っていたので、会えなかったら、KKの郵便局から送るよ、と言っていたのに。
その誰それも元ダイブマスターで、KKのボルネオダイバーズでIDCを受けたときからの超古な知り合い。
全然イケてないのに、日本人のカノジョが通算200人くらいはいた人物。
私はインストラクター候補生で、あちらはIDCスタッフインストラクター候補生だったので、上から目線で腹たつーなのだ。
「25才で死ぬ」アピールをしていたわりには、アラフォーとなり、結局、ローカルと結婚してファミリーマンになったとは聞いている。
だいたいWhat's App使ってないしー。
今はそれどころじゃないし、あとまわしー。

トランスファーカウンターのSQ職員に、「KK直行便に乗りたいから、自分でコタキナバルゆきのエアアジアのチケット買おうと思う。だからdelayで乗れなかったSQ券、払い戻していただけないかしらん?」とたずねたら、おことわりされた。
まあ、もともと東京-マーレの往復チケットと、別冊券になっていると、イレギュラーあっても対応してくれない会社もあるから、代替便用意してくれただけでもよしとするか・・・
でも、エアアジアなら1/3値段なので、どうせ似たような時間に着くなら、乗り継ぎよりLCCで節約できたのに。

となったら、ミールバウチャーを消化しなくちゃ。
でも、まだ食べたくないので腹ごなしにターミナル2をうろうろ。
それにしても、なかなか食欲をそそる店がない。
朝からバーな気分でもない。
結局、Tai Hingで香港式麺。

美味しくも不味くもない。
キャッシャーでバウチャー出したら、
「あと3ドルあるわ」
とキットカットを数個つかまされた。
バウチャーの金額めいっぱいSQに請求しようという、このチャイニーズの商魂にはいつも頭が下がる。

MI328 シンガポール1245 クアラルンプール1345

インドネシアから飛んできた灰で、太陽の南中時なのにグレーの空。
1時間であっという間にKL到着。
KLも、もちろんヘイジー。

KLIAトランジット
3時間もトランジットがあるので、KLIAをほっつき歩いてから、テタレでほっこり。


MH2640 クアラルンプール1650 コタキナバル1925
ことしはMASにに乗ることもないかと思ったら、やっぱりMAS。
年に一度は乗る星の下?
MASのダサさは、やはりなじむ。


やっとコタキナバル
こんなはずではなかった、夜のKK。
地震後のキナバル山の姿も拝めない。
パスポートコントロールを通り、心配していた荷物もちゃんと出てきた。
きょうのホテルはホライズン。
安いエアポートバスを使おうと思ったのに、もう終バスは行ってしまったあとだった。
ったく、SQめ、KKでの失われた10時間を返せーーー!
仕方ないので、タクシーカウンターで30RMでクーポン買って、ホテルへ移動。
お部屋はキナバル山の大きなモノクロ写真。


さて、バイオシールをどうにかしなきゃ。
元シパダンのDMに電話はかけたくない。
ホテルでWiFiがつながったところで、What's Appをダウンロード。
しぶしぶメッセージを送る。
わずか数秒で、昔ながらの俺様的レスが来た。
変わらんなー、と思いつつ、しばしチャットをして、あしたホテルからKKIA2まで送ってくれるという。
悪くない話だ。
と、セコい自分。
まあ、連絡をとるというミッション完了し、やや肩の荷が降りる。
あした顔をあわせるのは、微妙にイヤであり、と同時に、怖いもの見たさ的な。

さあ、ほっとしたら、夕食だ!
バクテにしとこう。
ガヤストリートに繰り出す。
いちばん近い金記にしようと思ったのに、いや新記と気が変わり、結局、ナンバーワン肉骨茶といえば・・・

やっぱり佑記でしょ。
食器が来ただけでテンション上がる。


バクテを待っていると、オバチャンが白いデザートを持ってきた。
杏仁豆腐ならいらないよー、と思ったら、「ここなっつぷでぃんぐ」ですと。
快くおひとつGET。




チリにガーリックをたっぷりかけて。

やっぱり、佑記のバクテは最高!



せっかくのKKだから、マグナムアイスも食べて、Tigerも飲んで。
もう、完璧、メタボ街道まっしぐらー。







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うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(8) 9月18日(金) …そして弾丸シパダンへ

2015-12-14 15:38:19 |  ダイビング
下船日
ダイビングのない朝は、ゆっくりめ。
この旅、はじめて朝日を見ない朝。
起きたのが、サンライズとはほど遠い時間だが、けさは雨がしとしと・・・。
みんなの器材が屋根の下に寄せ集められていた。
器材はおおかた乾いていて、ほっ。


朝食後、集合写真を屋外で撮る予定だったものが、船内に。
年間通じて、あんまりないことらしい。

的場画伯のWTP20周年記念ペナント。


画伯には、ぐるぐるマンタ記念フィンにしていただいた。


あした下船で、きょう潜る人たちは、3人だけ。
本来ならラッキーなのに、この天気で浮かぬ顔。
精算とパッキングだけがミッションで、他にはすることもないけれど、いつの間にかランチ。
そして、キャプテンへのチップ授与式。
この握手で紙幣を握らせるモルディブクルーズ式チッピングが大嫌い。
今回は、これまでお釣りでもらって使いあぐねていたルフィアを忘れずに持って来たので、あわせて「ちょっとルフィアも」と渡す。
チップを渡したら、ドーニに乗って、空港に向かう。

どーんより。
マンタの神に去られ、太陽の神にも去られ、先細り感。
途中、わざわざイクエータに寄っていただき、初日のチェックダイブで落とした指示棒を回収。
カオリータ御大が出てこられ、ずっと乗っていないだけに、気まずい…
イクエーターにも、またお世話になりにきまーす。

空港でドーニを降りると、雨は止んでいた。
時計は17:30、残念なサンセットタイム。


空港に着いたら、UL便利用の皆さんは、チェックインへ。
SQ利用の私は、チェックイン開始まで軽く3時間くらいあるので、空港ホテルのレストランでよどむことに。
荷物は一時預かり所に預け、空港へホテルへ。
いつもの送迎のお姉さんが、シャトル乗り場まで連れて行ってくれた。
以前は、すみっこにただ寄せ集めて5ドル取られていた感のある一時預かりだが、進化していた。
ちゃんとインフォメーションブースで預かり札を切り、荷物のストレージ用の専用ルームができていた。
荷物を預け、シャトルに乗り、ホテルに行ったら、アホみたいに高いアイスをついばむ・・・

することもないので、ひたすらWiFi。
レストランで思い切り長居をしたあと、SQのチェックインにあわせて、シャトルバスで空港に戻る。

SQ451 マレ2325 シンガポール0710
インフォメーションブースで荷物預かり代を支払い、セキュリティチェックへ。
その入り口で、斡旋のお姉さん再登場。
気にしなくてよいのに、しっかりケアしてくれる。
「のりつぎありますよね、フライト遅れてるみたいなんです。」
きょうからシルバーウィーク。
私は日本にはまだ帰らず、危険な海域、シパダンに寄るのだ。
そのために、シンガポールからコタキナバルへ飛ぶのだが、乗り継ぎが1時間しかない。
「どのくらい遅れているんですか?」
「フライトがシンガポールを発ったかどうか…」
とりあえず、カウンターにゆき、マーレ→シンガポールと、シンガポール→コタキナバルのチケットをみせる。
遅れているわりには、コタキナバルまでのボーディングパス2枚が出て、荷物もコタキナバルまでタグがついた。
まあ、なるようにしかならないでしょう。

マレの免税は来るたびに、なんとなく変わっているけれど、相変わらず買いたいものもない。
そして今夜も空港はチャイニーズであふれ、爆買い。
iPhoneのバッテリーがピンチなので、コンセント近くのベンチに座ってチャージしながら、睡魔とのたたかい。
アップデートされたフライトインフォメーションを聞き逃さないよう、眠るわけにはいかない。
でも、なんの音沙汰もない。
いちおう、本来の出発時刻1時間前を切ったところでゲートにゆくと、ディレイのお詫び状とボックスのミールが置いてあった。

空港内冷え冷えのところに、体冷やすものばっかりやん。
ディレイだから、ミールバウチャーが出るだろうと、胃袋はBKでワッパーをと期待していたが、このしょぼさ。
ポットからコーヒーか紅茶がもらえるが、全然あたたまらない。

どうやってもKK便には間に合わない時間になっていた。
頭の中は、シンガポール-コタキナバルのチケットを払い戻しさせて、15時すぎのエアアジア便を買うこと。
当日でも、十分安くあがる。
眠さと冷えで、思考は停止していたが、それでも止まらぬ損得勘定。
そんなとき、「ぺいじんぐ ぱっせんじゃー」のアナウンスが鳴り響く。
なんだ、ボーディング開始時刻のアナウンスじゃねーのかよ、と思ったら、フルネームを呼ばれ。
立ち上がると、まわりにジロジロ見られ、バツが悪い。
特に、まわりの日本人には、あいつはxxって名前なんだとわかってしまう。
きっと、よびだされて、Youは乗り継ぎできないから、荷物をシンガポール止めにします、とか言われるんだろーな。
ブスッと係員のところにゆくと、エコノミークラスの搭乗券を取り上げられ、「Youにはビジネスクラスのボーディングパスをあげます」
ラッキー♪となるべきところ、頭の中はKKのことだけなので、「ああそう」と受け取り、「私の乗り継ぎはどーなるんすか?」とたずねたら、「そのままtryでオッケー」と言われた。
何かミラクルがない限り、オッケーなわけないじゃん。

久々に乗ったSQのビジネスは、すいていた。
たった4時間45分だけど、ありがたいことだ。
午前1時過ぎに出発して、真夜中のミール。
みんな眠っているが、「ベジタリアンですよね?」とわざわざ確認してくれたので、睡眠削ってもいただく。
ワインも飲んどけ~。タイガーも。

サラダ


パン


メイン


デザートはマンゴブリュレ。美味。


コーヒー


ああ、メタボの予感。
こうしてろくに眠りもせず、シンガポールに着陸したのは、コタキナバル行きの出発時刻の10分後であった。

失せ物は出て、ディレイして、アップグレード、乗り遅れ…
不運と幸運が交互に訪れ、まあ、プラマイゼロ。
さあ、KKまでどう行こうかな。
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うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(7) 9月17日(木) 

2015-12-10 21:11:27 |  ダイビング

バア環礁最後の朝は、雲のむこうにサンライズ。
ダイビングも最終日。

1st dive オガリハー

これがバア環礁でのラストダイブ。
ガイドはふたたび的場さん。

あんまりきれいくないマダラエイからスタート。


ナンヨウキサンゴ、白砂、キンギョハナダイって、モルディブっぽい。


サンゴを覗き込んだら、カニが重なっていた。

カニはまったくもってわからないけれど、ヒメサンゴガニのたぐい?

トガリエビスに、


スカシテンジクダイに、


ヘリゴイシウツボ? 引っ込み思案(?)で、顔の点々が見えないからよくわからない。

ってな感じで、前半はスター性のある出物なく…。

砂地に移動すると、オーロラさん。




マンティスさん。


ミナミギンポ。blennyだけど嫌い。


別blenny、ヒトスジギンポにはきょうもロックオン。




棚の上にあがると、コラーレバタフライフィッシュとパウダーブルーがまとまりなくいて・・・


続いてムレハタタテダイ。


大きな群れだけれど、なかなか寄らせてくれない。


先頭をゆく的場さんのフィンにひたすらついてゆくムレハタタテダイ。

われわれが後を追っても追っても、引き離されるのでしたー




朝食。


そして、船は、北マーレ環礁へ。
北マーレに入ると、ずいぶん雲が多い。





2nd dive クダファル


エントリーしてほどなく、マダラトビエイひらひら。




けっこうな数で、ちょっと得した気分。




写真はみんな青ざめて・・・。
インディアングラントの群れも、


ヒメフエダイの群れも。

それでなくてもコンデジの限界なのに、太陽光がないから、色が出ない。

ブラックピラミッドバタフライフィッシュの群れも、モルディブを感じさせる。


ロブスターもいた。


そして北マーレも、月面空間的なリーフにナンヨウキサンゴ的な無機質な景観や、


ゲレンデ的な空間が多くて、


モルディブって、魚影は濃いし、インド洋の魚たちはカラフルだけれど、枝サンゴやソフトコーラルが美しいポイントは、かなり少ないように思う。
まあ、Liveabordでゆくポイントがメジャーなポイントばかりで、潜り込まれてるから、仕方ないのかな。

環礁移動で2本目が遅くなったので、13時半すぎに、遅めのランチ。



3rd dive サンライトティラ

さあ、ラストダイブ。
こちらも過去になんどか潜ってマンタを見せてもらってきた、雨季のマンタポイント。
が、入ったら、マンタの気配はない。
天気が悪く、薄暗い海底を、匍匐前進。




あしたのフライトの関係で、4人いたダイバーも2人に減り、ガイド1+ダイバー2でのんびり。
しかも、もう1名のダイバーさんは、気の毒に、ワイド派で、砂地には無関心そう。
だから、私はゴビーに寄り放題、引っ込め放題。
ひたすらゴビる。
















テンスの幼魚に・・・




ホシテンスの幼魚!?

なんて紛らわしい。

ぽつりとある根は・・・
スカシテンジクダイや・・・


キンメモドキの宝庫。


ひとしきり、ゴビったあと、元来たほうに戻ると・・・
シャリーンとダイビングベルが鳴る。
水中ライトがこちらに向かってくる。
そして、パウダー玉。


長らく見たかったパウダー玉。
が、パウダーは・・・


思うような玉にはならず・・・


食べる。


食べる。


ひたすら食べる。


みんな顔上げて!


もうダイバーの存在なんておかまえなしに、ひたすらがつがつ。








ちゃんと泳いだ!と思ったら・・・


ちょっと移動して、また食べる。




マンタはいなかったし、パウダーはいい感じにはポーズをとってくれなかったけれど、まあ、満足じゃ。




そして、金曜恒例ガルディアナイト。


ばら~ばるなフルーツアート。






炭酸化物祭りに、日々のタイガービールで、初日にはゆとりのあったボードショーツも、すっかりパンパンになってしまったラストナイト。
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うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(6) 9月16日(水) 

2015-12-10 15:25:25 |  ダイビング
けさも晴れ。

夕日っぽいけど、サンライズ~♪
ハニファルベイに入れる日、第二弾。
おととい、ぐるぐるマンタを見たので、なんだか余裕。

1st dive ドンファン ティラ

ドンファンふたたび。
ガイドもふたたびマウルーフ。


ガラスハゼ。

こういうのにかかわっているから、みんなから遅れがち・・・。

ベニマツカサ。

せっかく群れているのだから、いちおう撮っておく。

変化ある地形。あえて細いところを通ってみる。




外洋側は、カスミアジがうろうろ。


水底は殺伐。




ナポレオンも頻繁にうろうろ。


そして、モルディブらしいアカモンガラの群れ・・・。


オニカサゴ。


Black-chin Slepper-goby。

きょうも後姿。黒いアゴがよく見えない。

ギンガハゼ。


下ばかり見てもいられない。
カスミアジの群れ・・・


キビナゴ満載。


下みたり・・・
ヒメダテハゼふたたび。


上見たり・・・




締めはフタイロカエルウオ。



朝食。



2nd dive ダラヴァンドゥティラ

ダラヴァンドゥティラふたたび。
Enすると明るい砂地。


砂地となれば、ハゼ。
でも、ハニコムさんが怒っている。ニセゴイシウツボ。


こちらもキビナゴがきらきら。


ゴマモンガラも子どもなら歓迎。


ミズタマハゼ。


待ってました!ドラキュラパートナーゴビー。


でも、思うように近づかせてもらえない。
くるっと後ろを向かれ・・・

ここがマクタンであるかのように、はりついていたら、はっ、次のグループのプレッシャーが・・・

砂地から、岩場へ動いたら、ハダカハオコゼ。


しかもペアでゆらゆら。かわいい。


外洋にはロウニン。






やがてゲレンデみたいなところが現れ・・・


写真じゃよくみえないけれど、一面のガーデンイール。




砂地とあれば、ハゼウォッチ。
クビアカハゼ。


そんなとき、ロウニンアジどーん。
ここでいっきょにワイドにチェーンジ。












毎日恒例、2本目エキジット後のココナッツとカツオ。
まじ、大好き。


マンタ、いなかった。

ランチ。



3rd dive ダラヴァンドゥコーナー
ぐるぐるマンタ期待の午後なのに、ハニファルベイにマンタなし。
ダラヴァンドゥコーナーふたたび。
毎度のLittle combtooth blenny。


外用にはおっきなグルーパーがいるけれど…


ロックごとにいるぶれにーずにどっぷり。
ヒトスジギンポ。



そんなに驚かなくても!?







ぶれにーずばかり見ていたら、何か下のほうで気配が・・・

カニ系?ヤドカリ系?
わすか7~8ミリのちびちび甲殻類が、万歳をしながら、一生懸命威嚇中。
か・・・かわいい~

ウミウシはカラフルなものにしか関心がなく、黒白はスルーすべきところ。


しつこくLittle coombtooth blenny。














タテガミカエルウオ似のBlack-eared eyelash blenny。


オオアカホシサンゴガニ。


こうしてぶれにーずに明け暮れているうちに、無常にも浮上タイム。
マンタみてない!
そして、ハニファルベイ異常なしで、再ぐるぐるはなかった。
天気悪くなってきた・・・。波も高い・・・。


本日のおやつ。


きょうも虹。


ディナー。







この旅初のゼロマンタデー。
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うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(5) 9月15日(火) 

2015-12-08 11:54:22 |  ダイビング
9月15日、けさもかろうじて朝日・・・

きょうは4ダイブ。

1st dive キハッドゥファルティラ


ダイナミックな地形。




ヨスジフエダイは好みではないけれど、いれば撮る。


浅瀬にはコラーレバタフライフィッシュもいて、モルディブらしい光景。


あとはマクロにどっぷり。
モンガラカワハギの若者。
水玉の急須と湯飲み茶碗を思い出す・・・




この目つきはヒトスジモチノウオあたり?


ヒメゴンベかな?


ザ・くまのみこども。


アカスジウミタケハゼ。


きれいに舞っているところを撮りたかったけれど、近づいたらそっこう避難して、ひしめきあうデバスズメダイ。


フタイロカエルウオは、穴に入って顔真っ黒。


イシガキカエルウオ似のLittle Combtooth Blenny。





朝食。



2nd dive アンガファル


ここでもマクロだましいが・・・。
かわい~!青みが強いけれど、もしかしてアンボンちゃん?
わきの下黄色いし、アンボンスズメダイygかな?


Apogon sp.2・・・通称、モルディブ・カーディナルフィッシュ。

spだけれど、モルディブにしかいないらしい。

オトメハゼによく似たBlack-chin Slepper-goby。


オーロラをさがしても、現れるのは姫ばかり~。ヒメダテハゼ。


ハナタカサゴの美しさは、コンデジでは表現できない。


フィリピンスズメダイかな?


これもあまり好みではないホソフエダイの群れ・・・


ノコギリダイの群れ・・・

地味な1本。

そして、あっという間にお昼。







3rd dive ダラバンドゥコーナー
きのうも潜ったダラバンドゥコーナーふたたび。
途中、マンタが浅瀬に出たことをのぞいては、マクロにどっぷり。
ブルーイエローダムゼル。

このてのコバルトブルーのダムゼルって、みんな正面顔がこわい。


タテキンに接近・・・お肌、荒れてますよ!?


ギンガメも登場。






インディアングラントはのそ~っと。




すばしっこいパウダーブルーにも接近。


ロクセンスズメダイの群れも。


そうこうするうちに、浅瀬をマンタが通過。

でも、ちょっと上がれないので、すぐまたマクロ。


なんらかスコーピオンフィッシュ。


大好きなハダカハオコゼ。




アカホシサンゴガニ。


最近脚光を浴びつつあるヤドカリは、私にはわからん!



おやつ。


やがてスコール、そして虹。



4本目のポイントへの移動中にマンタ発見で、急きょシュノーケリング。
とてもキレイなマンタたち。











4th dive ハニファルアウトリーフ

日も西に傾いた17時すぎエントリー。
ここでもマクロ観察。
かわいいクロユリハゼたち。


オシャレカクレエビ。


かわいくないゴマウツボ。


イシガキカエルウオ似は見返り美人。


浮上したらサンセット。
ちょっと波高い。





あっという間にディナー。






きょうまでマンタを見ない日はない。
あしたはもう一度、ハニファルベイのチャンス!
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うきうき(雨季x2)モルディブ バア環礁の巻(4) 9月14日(月) マンタマンデー2 ぐるぐる編

2015-12-04 08:22:00 |  ダイビング
ドーニから、海へ飛び込んだら、みんなわれ先にとぐるぐる会場へダッシュ!
たどり着くと、そこはものすごいプランクトン。
その中で、マンタたちがぐるぐる、というか、くるくる回りながら、絶賛お食事中。
超、楽しい!
夢見ていたような、50以上のマンタがぐるぐる、ってわけにはいかないが、一度にこのくらい見られれば、来た甲斐があったというもの。

もともとにごる砂地に加えて、プランクトンの大発生に視界不良。
コンデジレベルなら、動画のほうがよいのわわかっている。
でも、マンタウォッチのわれわれ人間も、軽く興奮状態なので、お互い様だけれど、思わぬところに足や手が入ってくる。
動画も動画でなかなか思う尺のものが撮れないのだ~。












けっこうシンクロっぽい動きをする。





でも、連凧シーンは撮れなかった。



















































やがてマンタは減り・・・

「みなさ~ん、流されてますよ~、戻りましょう」という声が。
この間、約20分。
そして、往きはよいよい、帰りは・・・
目指すドーニは超遠く。
マンタが去ったあとは、もう、燃え尽き症候群。
白砂だけの何もいない水中を見ながらのシュノーケルスイムのしんどいこと。
ダッシュできるだけダッシュして、あとどのくらい?と顔をあげると、まだまだドーニは彼方。
なんでもハニファルベイの中に船は入れないとのことで、自力で必ず泳いで帰るシステム。
ディンギーで拾ってくれる仕組みとかを作ってほしいなぁ。

母船に帰って・・・

おやつも、ビールも、食もすすむこと!
きょうはよく泳いだから、いーや、ということで。












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