くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

2016マンボウチャレンジ(4)2016/9/20~21 バリからの帰り道 

2016-10-26 08:37:40 |  旅行
雨季の始まり…な朝
朝、カーテン開けると、どよ~ん。


夜中のうちに雨が降ったらしく、バルコニーには水滴。
そういえば、今年はもう雨季に入ったと言われてる、ってイントラさんは話していた。
高水温といい、早い雨季入りといい、全世界的な異常気象おそるべし…。
雨はたいして降りこまなかったようで、かわかしておいた器材はややしっとり感はあるものの、セーフ。

けさもいまいちなホテルの朝食後、部屋に戻ってパッキングしながらアメリカのシットコム「2 Broke Girls」(NYボンビーガールと言うらしい)を見ていた。
突然、映像が途切れ…

こんなにどんよりなのに、太陽光が強すぎての受信障害…。


ブルーバードタクシーで空港へ
午前10時、ホテルのレセプションにブルーバードタクシーを呼んでもらって空港へ。
サヌールから空港へのタクシー代、現在の具体的な相場がわからない。
金額によっては、両替をしておかないと…
ダイビングサービスの人にたずねたところ、タクシーを使って空港に行くことはあまりないけれど、日本円で1000円も見ればいいと思うとのことだったけれど、心配。
レセプションのスタッフに、「空港まではおいくら万ルピアくらい?」と質問してみるが、笑顔で「They use meter」としか答えず、ローカルなのに、知らんのかい。
タクシー代は、海上有料道路代込で9万ルピア台。
あらためて、行きのエアポートタクシーカウンターに、軽く5万ルピアほどぼられたことに腹が立つ。
世でいうところの「お勉強」ってやつ?


ングラ・ライ空港ふたたび
空港に着くと、あらためて、新しくなった空港のきれいさに感心。
いつもングラ・ライ空港に着くころには、おなかしくしくだけれど、それもなく快調。
SQのチェックインカウンターはけっこうな行列だったが、さくさく進む。
私が乗る便の、1つ前の便のチェックインもまだやっている時間帯で、かなり早く着いたわけだ。

チェックインを終えたら、さっさと出国。
時間が有り余っているので、カフェでコピ(コーヒー)かビル(ビール)でも、と思うが、みんな西洋風なので面白くない。
それに高い。
ビルは機内で飲めばいいような気もするが、ビンタンはもう飲めない。
もう一度ビンタンを飲みたくて、いちばん奥の売店まで行って、マグナムと瓶ビンタンとポテトチップスをGET。
きょうもアイスとビールの変な取り合わせ…

朝のどんよりとは打って変わって、南国らしい天気。


SQ943 バリ13:05 シンガポール15:45


じゅんぱらぎ、ングラ・ライ空港。




じゅんぱらぎ、バリ島!






そしてまたアジアンベジタリアン。



チャンギトランジット7時間
羽田ゆきはターミナル3から。
でも、しばらくの間、ターミナル2のソファーで休んでいた。
暇なので、仮眠したり、TG-4で撮った写真をスマホに移したりして時間をつぶす。
座っているだけなので、おなかはへらなくてもいいような気がするが、夕方になると、しっかりおなかがすいてきた。
麺が食べたい。
ターミナル3へ移動して、フードコートをうろつくが、ナシゴレンもミーゴレンも、頭の中はKKの物価水準なので、なんでKKよりおいしくないシンガプラの食事にこんな高値を?と思うと、財布のひもは固い。
でも、とにかく、何かローカルふうのものが食べたい。
最終的には、アヤム(鶏)なしのナシレマにボラ・イカン(フィッシュボール)のせ。



SQ636 シンガポール22:45 羽田0645+1
きょうもSQ便は定刻出発。
深夜早朝にカレーじゃないなと、ウェスタンスタイルのLacto Ovo Vegetarianをリクエスト。
1食目。
いつもはハーゲンダッツのクリスピーサンドシリーズみたいな箱入りのホットなサンドなのに、きょうはコールド。

SQの夜這い便の食事は、乗るたびに改悪されてゆくが、今度は、あたためるのに要する経費節減!?
それでなくても、空調が強いのに、さらに体が冷えた。
平熱高めの私でも、寒くてしょうがない。

Tiger飲んで眠っていると、またまたKK沖で目が覚めた。

ボルネオ欠乏症が重度であることを改めて感じる…

2食目。
シンガポール時間で午前3時すぎ、日本時間で午前4時すぎ。
食欲なし…
しかもオムレツ。

機内食のオムレツって苦手なんだけれど、もしかしたら、洋食スタイルのベジタリアンってオムレツ?と思っていたら、やっぱりオムレツだ。
トマトは好きだけど、プチトマトは苦手。
生のマッシュルームは好きだけど、缶詰のマッシュルームは苦手。
無糖のヨーグルトは好きだけれど、加糖のヨーグルトは苦手。
と、食べられるけど、好きでないもののオンパレード。
やっぱりアジアンにしておけばよかった!?
それに早朝すぎて、これは会社に行く頃には、おなかすくなぁ・・・

そして、今回もフライトは小一時間早く着いたので、家経由、しっかりシャワーも浴びて出勤できた。

たまたま4連休になったから決行したマンボウ旅。
行くたびに、好きになるバリ。
今回は、ングラ・ライ空港のエアポートタクシーにぼられた以外は、何も問題がなかった。
次のバリは、マクロに徹しよう!なんて、リピート意欲まんまん。
でも、マンボウのかわいさには抗しがたく、5年以内に、またマンボウチャレンジもしたい。



2016 マンボウチャレンジ(3) 2016/9/19 ヌサペニダ 3本勝負

2016-10-25 11:49:13 |  ダイビング
きょうもヌサペニダ3本勝負。
器材はショップに預けてあるので、けさは徒歩でビーチへ。
ヌサペニダは、たとえマンボウに会えなくても、じゅうぶん楽しいポイントだ。
でも、マンボウ目当てのバリ旅なので、マンボウいないのに、ヌサペニダかぁ~と思ってしまう。
何かミラクルで、ひと晩で潮が変わって水温下がってないかしら?
まじでもう、流れのないところでマクロしたい。
でも、今回、ダイビングサービスに申し込んだのは、ヌサペニダ3本勝負x2日間。
やる気な~い感じで、ビーチへとぼとぼ。

8時集合のビーチに着くと、海はきのうほど引いておらず、渡し舟なくボートへ乗り込む。
ヌサペニダへ行くときはいつも揺れると思っていたが、きょうは静か。
昨日のクリスタルベイの大混雑を避けて、きょうは島の反対側で潜るとのこと。


1st Dive ヌサペニダ ブユ
けさも海はぬくぬく。
沖にはマンボウのクリーニング隊、ハタタテダイの群れがいる。
でも、かんじんのマンボウはいない。
外洋に登場したのはアオウミガメ。
そして、リーフエッジにナポレオン。
スズメダイ、イトヒキベラ系充実で、ひとり趣味の世界に没頭。
ベラは、イエローフィンフェアリーラスにひとり興奮。
そして、ラボックラスの、シパダンとは違った色彩にもひとり興奮。

スズメダイは、アンボンちゃん!タルボッつあぁん、ローランドさん!モンツキさん!ニセネッタイくん!デバちゃん!
でも、ドリフトで、すぐに遅れをとってしまう。
ピンが合うまで待ったり、気に入ったアングルで、なんてことはとても無理。















浮上したら、雲行きあやし。



2nd dive ヌサペニダ トゥグ
変化ないね、と思いつつ、ぬくぬく潜る。
でかっ!と思うなじみのないハナダイは、ルソンハナダイ。



ハナダイずきだけれど、ちょっとルソンはでかすぎ。

ヌサペニダでも、一部、サンゴやイソギンチャクの白化がはじまっている。

こんなに暖かいから…
マンボウの出る潮じゃないなぁ…。
沖縄のサンゴの白化も深刻なようだし、水温下がれーーー!
今すぐ下がれーーー!

とはいえ、この高水温、体は楽。
あきらめきっているので、またまたスズメダイ・ベラを中心に、趣味の世界に没頭。

膠着状態が続き20分ほどたったとき。
突然、チャリチャリチャリチャリ…。
尋常ではない降り方だ。
指さす方を見れば、沖に浮き上がる懐かしいシルエット。

デタ━━━゚(∀)゚━━━!!
なんのおつきもなく…
マンボウの位置まで急降下。
コンデジは写真より、ここは動画で。

こんなに暖かいのに!
やっぱり出てくれた。
わずか90秒ほどだったけど、至福のひととき。

ヌサペニダには、アオウミガメがけっこういる。



1マンボウGETした今、シパダンの人に無頓着なカメに再会したい…。

浮上したら、ボートの影がない。
ホイッスル吹いてもなかなか来ない。
目の前は、県道っぽい通りで、車も走っているから、なんとかなるでしょ。
だいぶ漂ってから、やっとボートがやって来た。
これで顔、また焼けた…

エキジット後は、ナシゴレンのBOXランチ。

やっぱり、ローカルランチがいちばん♪


3rd duve ヌサペニダ SD
2本目のマンボウは、ミラクルとしかいいようがない。
空も晴れたし、気持ちに余裕の3本目。


サンゴが素晴らしくキレイなポイント。

























サンゴの丘陵、サンゴ畑…
美しいハードコーラル群にひたすら癒されて、2日間6ダイブは、あっけなく終了。
マンボウ狙い1勝5敗の超負け越しだけれど、今年のマンボウ出現状況を思えば、上出来。

サヌールビーチに戻ってくると、クリスタルベイで潜った他のサービスは、どこもマンボウにあえずじまいだったようだ。
マンボウを絶対みつけようとした、ダイビングサービスの気合とプロ意識に感謝。

ショップでログつけて、精算して、ホテルに戻り、器材洗い。
浴室からバルコニーまではもう、水滴だらけ。
器材は、風の強いサヌールだから、きっとすぐに、よく乾くだろう。

そして、今夜も出不精。
夕食は…
ランチについてきたお魚のおせんべい。

ちょっと油が浮き始めてるけど、ビールのあてによさそう。

あーんど、カップ麺。
ミーゴレンにしてみた。
SEDAP(おいしいの意)と書いてあるから、きっとおいしい、これでいい。





アートテルの部屋には、ポットはない。
ネスプレッソ経由という、微妙な熱湯GETでミーゴレン作成。
お味は、甘辛くて悪くない。

初日にちゃんとワルンで食べただけで、スパにもいかず、陸は投げやりだったバリ。
マンボウ見られたので、スパもローカルフードもと欲張る気はなく、今の私には、ビンタンあればそれでよかった…。

2016 マンボウチャレンジ(2) 2016/9/18 ヌサペニダ 3本勝負

2016-10-20 15:39:20 |  ダイビング
午前7時 レストラン「ROCA」
アートテル・サヌールの朝食は、午前7時から。
6時45分に起きて、いつでもダイビングに出かけられる準備をして、朝食開始時間にあわせて1階のレストラン「ROCA」へ。
オープンン直後だけれど、すでにオージーらしき白人数名がもぐもぐ。
パン、シリアル、生野菜、ビーンズ、卵料理、フルーツ、ヨーグルト・・・・
バフェは、そこそこ品数はある。
移動式屋台ふうのローカルフードコーナーがあって、ミー(麺)やビーフンらがスタンバイしている。

大陸の人びとは皆パン食なせいか、ローカルフードコーナーをケアするスタッフはいない。
しかも、レストランのスタッフは、ゲストが入って行っても、ろくに挨拶もしないし、麺を前にたたずむ私を見て見ぬふりの放置プレイ。
だけれど、私はやっぱりミーが食べたい!
スタッフ呼んで「みーすーぷ、ぷりーず」と言うと、厨房内のスタッフが呼び出されて調理してくれた。

「ROCA」は半屋外レストラン。
レストラン兼カフェ兼バーな感じだ。
ビューは向かいのホテル。

レストラン全体の雰囲気は悪くないが、レセプションやベルボーイとはうってかわって、ここのスタッフにはホスピタリティのかけらもない。

通りのむこうで、お姉さんが、チャナンのお供え物をし、お線香立てて、聖水かけるのをぼーっと眺めながら、ぼそぼそとした麺を、ぼそぼそとマカン。


あとは、ラタトゥイユという名の、どうみても野菜炒めと、シリアル、ブラックオリーブをかき集めて。


残念ながら、どれもおいしくはない。
ジュースは濃縮還元でまずい…
エスプレッソマシンからコーヒーを入れたけど、これもおいしくない。
部屋のネスプレッソのほうがずっとおいしい。
ホテルのお値段がお値段なので、まあ、こんなもんでしょ。


午前8時 サヌールビーチへ
ダイビングサービスの送迎は1分の狂いもなくやって来た。
ビーチの入り口にあるカフェで、ダイビング申込書や面積同意書に記入。
ダイバーは6人。

潮は思いっきり引いていて、ダイビングボートまでは渡し船。
シミランクルーズのとき、こんなんだったな。
その渡し船まで歩く間、歩をすすめるたびにズブズブ沈む。
こんなに著しく沈むビーチだったっけ?
ダイビングボートに乗り込み、出発。


1st dive ヌサペニダ クリスタルベイ
ロクハン着込んでヌサペニダ。
あったか〜い!
冷たいところがない。
快適だけれど、マンボウ絶望的!?
それにしても、ここはサンゴがきれいだし、メラネシアン・アンティアス率高くて、けっこう好みのマクロワールド。







でも、ドリフトなので、ひとりまったりマクロしているわけにもいかない。


オニダルマオコゼ見て、こんな怪獣、ウルトラマンのシルエットになかったっけ?と昭和人は思うのだった。

それにしても、ヌサベニダ、ハードな環境なのか、ズタボロ感がある魚が多い。
特にクマノミ系。




安全停止を前に、やっと停止。















エキジットすると、ボートの数はさらに増えていた。


2nd dive ヌサペニダ クリスタルベイ
ダイビングボートであふれかえったヌサペニダ。
水中もダイバーだらけ。
浅いところで、すさまじく冷たい潮が入っていて、すわ!と思うが、すぐ暖かくなってしまった。
沖には、マンボウのクリーニング部隊であるハタタテダイが群れているが、かんじんのクライアント様=マンボウがいない。

イントラさんが、わざわざスレートに名前書いて教えてくれたのは、イエローリボンスイートリップ。



あとは1本目とほぼ同じ。

エキジットしたら船上でボックスランチ。
きょうはクラブハウスサンド的な。
どんどん具がはみ出てくるサンドに苦戦しながら、この調子じゃ、マンボウには会えそうにないから、「耳の抜けが悪いです」とか言って、あしたのダイビングキャンセルしよーかなー、なんて仮病のアイデアすら浮かぶ。
他のダイバーがいなければ、マクロにしてくださいとお願いするところだ。
でも、やっぱり、1ダイブくらいは見れるんでんね?となぜか思えたりもする。


3rd dive ヌサペニダ トヨパカ
ここもマンボウポイントとのこと。
クイックシルバーのウォータースライダーを見て思い出したが、2008年には寒さにめげて、パスしたポイントだ。
クイックシルバーの人工的さとはうって変わって、水中はきれい。
サンゴも美しく、癒しのポイントだ。


















本日のマンボウ3本勝負はすべて黒星にて終了。
まあ、予想どおりの結果。
きょうは風が強く、ボートが揺れ、帰りに船酔いで撃沈の人半数。


夜 ひきこもり
部屋に戻る前に、ミニマートに寄って、おやつをGET。
もちろん、マグナム。

あとはビンタン。
ところで、バリに来ると、毎回なんらかおなかをこわす。
発病タイミングは、いつも帰りの空港。
今はまだなんともないけれど、なんとなくあやしい予感。
旅の楽しみは、ローカルフードだけれど、私はインドネシアの食には執着がないから、もう、きょうの夕食は…

ポテチとビンタンでいいや♪

夕方、ちょっとだけアグン山が浮かびあった。

前回のマンボウチャレンジも初日はダメで2日めに登場だった。
こんなに暖かじゃね、と思いつつ、期待もしないけれど、出ないわけない、という根拠ない確信を胸に就寝。

アートテル・サヌール ARTHOTEL SANUR

2016-10-10 11:54:02 |  旅行
ことしは、変な(失礼)、いや、ユニークな見た目のホテルにばかり泊まっているような。
セブのオーシャンクルーズ、恩納村のなかどまinnそして、バリのArthotel Sanur

新しくて、お手頃で、Trip Advisorやホテルサイトでの評価も良かったのが、選んだ決め手。

外観。




泊まったのは407号室。


玄関部分。


室内。




雲、雲、雲…






デスク。


バスルーム。


トイレ。簡易ウォシュレットしかない。


シャワー。


TVとミニバー。

ミニバーにネスプレッソがあるのはうれしい。
1日につき、エスプレッソ1玉+カフェラテ2玉。
ミネラルウォーターが2本。
普通のインスタントコーヒー、ティーバッグも2つずつ置いてある。

バルコニーからの眺め。屋根ビュー!?


吹き抜け。
ロビーから見上げる…


4階から見下ろす。


最上階。


最上階にはプールがある。むこうにかろうじて海が見える。


若手アーティストによるデザインの、アートなホテルで、アートテル。
壁画もなかなかよい。
トリ!


くじら!






ダイバーには、まあ使い勝手のよいホテルだと思う。
なにしろ、ダイビングボートが出るビーチまで数分。
バルコニーがあるので、雨が降らなければ、風強めのサヌール、ダイビング器材もあっという間に乾く。
ただ、干し物ラックとか、洗濯ばさみとかはないので、いろいろ用意していかないと干しづらい。
(隣の部屋のバルコニーの前には、いつも海パンが落っこちていた。)
小さいけれど、食品と日用品は最低限あるスーパーも近く、レストランはいくらでもある。
ただ、あっという間にできたホテルとのことで、室内、細かくチェックすると、安普請な感じは否めない。
たとえば、バスルームのシンクのすき間から水がカベを伝って落ちたりとか…
噂によると、部屋とバスルームを仕切るガラスが、ちょっとふれただけで砕け散り、日本人ゲストがガラスまみれになったとか…
朝のバフェは、種類もまあまああるのだが、おいしくはない。
新しくて、高くないのが取り柄のホテル。

2016マンボウチャレンジ(1)2016/9/16~17 バリ島へ… 

2016-10-08 23:33:20 |  ダイビング
シパダンでもモルディブでもない9月
9月なら、1にシパダン、2にモルディブ。
それが今年はバリ。
もちろんマンボウ狙いのバリ。
でも、マンボウ不発が濃厚な今年のバリ…。

これまでは、いくらマンボウに再会したいと思っても、シパダンとモルディブで、9月にバリが入り込む余地はなかったのだ。
なによりも冷たい水が苦手、ってのもあった。

しか~し。
昨今の異常気象で、9月のシパダン最強伝説は崩れてしまった。
それに今の私には、ロクハンという強い味方が。

そうはいっても、潜りたい海はやはりシパダン。
どこで潜っていても、寝ても覚めても、結局、四六時中「シパダンで潜りてぇ~」のシパダンジャンキーっぷり。
それなのに、この9月はシパダンじゃない、って思えてる。
ボルネオ東海岸では、今なおアブサヤフによる誘拐事件が頻発しているのが、今さらながら気になる。
サバの東の事件では、日本人が巻き込まれてはいないので、日本でニュースにならないだけだ。
最近の被害者は、裕福なチャイニーズだけでなく、ローカルの漁民や、インドネシアの船員たちにまでおよぶ。
解放されているケースが多いが、アブサヤフに誘拐された(これはシパダン界隈ではないけれど)カナダ人は殺害された。
身代金払わなければ首切る図式なのだ。
行ってしまえば、きっと何ごともない、いつものシパダンですむのだろうけど…。
単純に、セレベス・エクスプローラーの劣化が耐え難いのかもしれない。

だったら、未練たっぷりのバア環礁ぐるぐるマンタに再チャレンジしようか!?
でも、2年連続チャレンジするほどではない。

シルバーウィークなんて言葉がなかった時代から、毎年、敬老の日と秋分の日の合わせ技で遅い夏休みにしてきたが、シパダンにもモルディブにも行かないとなったら、9月に連続休暇をとる気がなくなってしまった。
でも、9月17~19日の3連休の翌日、9月20日が代休に割り当てられ、図らずも4連休をGET。
カレンダーを見ると、しっかり大潮に当たっている。
その瞬間、もらもら~っとマンボウの神降臨、あっさりバリショートトリップが決定。


異常気象
8月のマンボウシーズンになると、バリへ行ったダイバーたちが、皆ことごとくマンボウに出会えなかったとFacebookにアップしていた。
8月まで沖縄に台風が来ず、水温上昇でサンゴのダメージが深刻になり始めていたが、バリでも水温が下がっていないようだ。
半年前にはダイビングの予約をしてあって、ウエットはロクハンがベスト、と言われていた。
どこのサービスのブログも、水温が高くて…ということが書かれていたので、出発日近くになって、サービスに状況チェックしたら、「ロクハンだと暑いかも」という回答で、マンボウはまったくいないわけではないけれど、なかなか姿を現さないとのことだった。
もう、マンボウ会えないなら、マクロに切り替えでも、むしろマクロでいいのに、と思いつつ、迎えた出発日。


9/16 SQ635 羽田23:05 シンガポール05:00+1
金曜日、会社から家に帰ってきてから、やっとパッキングスタート。
相変わらず、お尻に火がつかないと、始まらない。
さて、羽田空港へ着くと、いつもは自動化ゲートで指紋認証に手こずる乾燥肌の私も、夏はすいすいいける。
パッキングがぎりぎりまでできなかったわりには、チェックイン後、出発はまだまだ先。
ゲート近くのカフェで、BEERではなくアイスコーヒーを。
とても好みのアイスコーヒーだったので、覚えておこう。


機内食は、ラクトオボベジタリアン。
1食目…パン1個。

手抜きでね?と思える。
乗るたびごとにしょぼくなる、夜這い便のミール。
え~、甘いのですかぁ?と思う。
普通食の人には、カレーパン…
パンが甘くったって、めげずにTigerをもらう。


見たい映画もないので、ルート表示にしておやすみなさい。
しばらく寝るとも寝ないともつかない状態から覚めたら…

まさにコタキナバル沖…
やっぱり呼ばれてる!?
そんなに行きたいなら、ボルネオに行けよ、なのだが、マンボウも見たい。
でも今年はマンボウはたぶんムリ…

そして、早朝すぎる朝食…

緑黄色満載!

ターミナル3に着くと、ランタンフェスティバルチャンギ版。








さて、乗り継ぎ時間は3時間。
バリゆきの出るターミナル2に移動して、今回は、さっさとゲート近くへ移動。
キリニーのコーヒー買って休憩。



4~5年前には、わざわざ町のキリニーまで行ったけれど、今はチャンギのどのターミナルにもキリニー…
楽なソファはないけれど、ここはUSBポートがあるから、スマホに充電。


9/17 SQ938 シンガポール08:20 デンパサール11:00
明るくなって、今年はヘイズ禍はない。

でも、雨がぽつぽつ、シンガポールの朝。

バルクヘッドの席が無料だったので、わずか2時間40分だけど、足元楽め。


こんどはアジアンベジタリアンミール。
もちろんカレー。

付け合わせのピクルスが、いつもストロングでシャキッとする。
プレーンのヨーグルトがうれしい。

カリマンタンの南を飛ぶフライトに、ああ地続きはボルネオ、としつこく未練たらたら。


クリスワールドのラインナップはいまいちだけれど、その中から「Everybody Wants Some」をチョイス。
理由は若いイケメンが出てそう、ロックおたくの私が喜ぶロックミュージック(ただし70年代ものはちょっと弱い)が満載だから。
80年に大学生という、ちょっと上の世代の人たちの青春もの。
眼福かと思ったら、80年初頭のファッションって、なんだかなぁ…と思い…。
でも、アメリカ映画の青春ものって、年代問わず、やっぱり好きだ。
そうこうするうちに、着陸態勢。
眼下には茶色い大地。

結局、映画はラストまで見ないうちに着いた。


デンパサール空港
2009年1月以来のバリ。
空港が新しくなったと聞いてはいたが、建屋が大きくなって、とてもきれい。
ビザも不要になった今、入国もすいすい。
でも、荷物が出てくるまで時間のかかること!

さて、第一関門は両替。
セコく6000円だけ替える。
バリの両替商は、空港でも町でも油断もスキもないというので、厳しくチェック。
いちおう、全額きちんと来た。
(ダイビングで一緒だった女子たちは、空港でインチキされたと言っていた。)

第二関門はタクシー。
白タクをやり過ごし、エアポートタクシーのカウンターへたどりつき、「サヌールまでブラパ?え、20万?」
クーポンタクシーのくせに、ここもインチキするという。
webで見た情報は15万。
ぼってるんじゃないの?
「ちょっと待って!」と壁の料金表を見れば、確かにサヌール20万に見えた。
ただ、あまり見せないように立ちはだかってるように思えた。
ここではしっかりボラれたと思う。
あとでWEB見たら、6月くらいの情報で15万だったから。
空港の料金表を画像検索したら、あえてリゾート地の料金部分に目隠しの紙が貼ってあったり。
悪よのう…。
次は妥協なく、料金確認してやる!


アートテル・サヌール
今回のホテルは、アートテル・サヌール。
アートなホテルなのだけれど、不思議な外観。


魚のしっぽとエビヒゲが合体したような不思議なオブジェ。


ホテルに着いたら、まだ12時。
レセプションのスタッフは皆若く、感じがよい。
チェックインは14時なので、時間を潰さなくちゃならない。
寝不足のまま、炎天下をじゃらんじゃらん。


通りに出ると、まずは、斜め前にあるジェラート屋が賑わっていて気になる。
サヌールは小洒落たカフェが軒を連ねるが、私が探すのはローカルな食堂、ワルン。
たいした空腹感がないので、ミニマート的なスーパーを何件かまわってみる。
歩き回るうちに、通りの向かいからいいにおい。
ごれんごれん、ばかーるばかーる…
サテを焼く煙もくもく。
サテアヤムが食べたい!
店内は、ローカルの人びとで混み合っているのが見える。


Warung Mas Dul

どうみてもおいしそう。
テイクアウトで、焼き上がりを待っている人も複数。
これはおいしいに違いない!
KKでサテといえば、鶏か牛。
が、ここはインドネシア。
あまり考えないでサテ屋でサテ!と言ったら、こりゃサテ・カンビン(山羊)だな…。

ヤギという動物の目つきが嫌いだけど、まあいいか。
ソースはかなり甘いけど、なかなか美味。
ビールがほしいがビールはない。
サテ・カンビン、悪くない。
どうみても清潔感あふれない器の中は…。

大好きなタイプのチリ!


でも、やっぱりマレーシアのサテ・アヤムが好き!

清潔感のない店内だけど、ローカルの味。


食後も、部屋に入れるまでまだ30分くらいあるので、引き続きじゃらんじゃらん。
それにしても、歩道にアップダウンが多くて歩きにくいけれど、辻々にバリらしさが漂う。









空にはカイトが舞い。





サヌールビーチ
ホテルのある通りに入って、歩いていたら、ビーチに出た。










2008年9月以来のサヌールビーチで、まったく記憶にない。
こんなに砂茶色かったっけ?
こんなにフォトジェニックじゃないビーチだったっけ?
特に、ビーチパラソル群、なぜにこんなに美しくない?


アートテル
14時になったら、ビンタン調達してホテルに帰る。
通された部屋は、雲がモチーフ。



ジェラート
夕刻もおなかがすかないので、ジェラートてんこもりで代用しようかしら?
いつ通っても混んでいるジェラート屋。
そこは「Massimo」というイタ飯屋併設のジェラート屋だった。




ココナッツとストロベリー♪


常に3~4人はオーダーに並んでいるし、近くのベンチは、アイスを持った人々で、ほとんど空きなし。
高まる期待。
が、ぶっちゃけ、たいしたことなかった。
いまいちだったので、やっぱりちゃんとごはん食べるか…
ジェラートは遅いおやつというか、前菜(?)というか…
そのまま夕食求めてじゃらんじゃらん。
昼に歩いたとき、ローカルがいっぱい入っていたワルンに行こう。


ワルン・パラヒャンガン
お目当てのワルンに着くと、まだガラガラだった。
夜は、ツーリスト率が高い。
暑い店内、扇風機をこっちに向けてもらう。

何はともあれビンタン。


チャプチェ、20000ルピア。


魚のスープ、38000ルピア。スパイシー。


なんとなく盛りの雑なごはん、20000ルピア。


ビンタン大瓶32000ルピア、しめて96000ルピア。
お味は「まあまあ」といったところ。
ビールの冷えがいまいちだったのが残念。





帰り道、観光客むけのレストランの前を通るたびに、往年の洋楽スタンダードが耳に入ってくる。
隣合ったレストランが、それぞれ生バンドを入れており、スタンバイミーとホテル・カリフォルニアが競合して大変なことになっているところも。

ホテルに帰って、バルコニーに出ると、まだまだマンボウが出そうな丸いお月さま。

今年は、マンボウに会えないのに、いつもは来ないバリに来てしまうとは、ついてないなぁ…と自身のチョイスを恨んでみたりする。
ぶつぶつ。
夕べは機内でろくに寝ていないし、あしたはダイビングだから早めに寝ようと、ふて寝的にさっさと就寝。
が、アートテル・サヌールのカフェも、ご多聞にもれず、生バンド。
「ゔぉーらぁーれ♪ うぉーうぉー♪ かぁんたぁーれ♪ 」
うるさくて眠れなーい!
でも頑張って目をつむっていると、そとでドンパチドンパチ。
なんだなんだ?
再びバルコニーに出ると、花火。


風強めのサヌールなので、花火は残念ながら、すべて風に流され型崩れしていたが、花火を見ると、なんか得した気分。

マンボウが出るわけないという確信と、私がお約束シーズンにはずすわけないという根拠のない自信を胸に、おやすみなさい。





利きココナッツ インドネシア編

2016-10-05 21:47:34 |  ココナッツマニア


紙パックのココナッツウォーターはオイシクナイ…
そんなの、わかっている。
わかっちゃいるけどやめられない♪のだ。
南の国へ行って、目新しいココナッツウォーターがあったら、絶対手に取ってしまう。

先日バリに行っら、どのスーパーに寄っても、ココナッツウォーターが並んでいた。
それも、この3種。
左からORIハイドロココココデイ
というわけで、見たらすべて試さなくては気がすまない。
きっと甘いんだろーなー、と思いつつ、どれもひと口飲むなり、「甘っ!」
そして、どれもいかにも「ココナッツウォーターをまんま詰めました」的なパッケージだけれど、そうではない。
ORIは98%、ハイドロココとココデイは97%のココナッツウォーター。
おまけに3種とも加糖…。
ココデイは、ココナッツウォーター97%なのに、リアルを騙って(?)るし、さらに、MADE IN INDONESIAのかわりにPRIDE OF INDONESIAって書いてあり、さらにもう片面には、PRIDE OF COCONUTって、リアココじゃあないのに、よくもまあ…
と思いつつ、リアココは、50円もしない安値ににんまり。
インドネシアのココナッツウォーターは、もれなく加糖ということを学んだ。
どれも甘々なのが難点だけど、どれもたいしたくせもなく、何よりもインドネシアのココナッツウォーターは安さが魅力。
でも、こんどバリに行って、この3種類に出会っても、もう買わない(ま、ちゃんと覚えているとは思えないけれど)。
ちゃんと天然のココナッツ玉を買おう。

そうはいっても、ボルネオの天然ココナッツウォーターの味に匹敵する紙パックがいつか登場する日を夢見て、まだまだ続ける利きココナッツウォーター。