セレベス・エクスプローラーで、シブアン島へダイビングに行った。
シブアン島は、センポルナから、ダイビングボートで約30分ほどの位置にある、
南の島のイメージそのものの、小さなローカル・アイランドだ。
エントリーポイントからは、だらだらと水深30mくらいまで続く、低めのソフトコーラル
が林立するスロープになっている。
ウミウシたちは、いろいろなところにくっついている。
若いアオウミガメに何匹か出会ったが、シパダンのようにのんびりはしていない。
とても警戒心が強く、このあと一目散に逃げて行った。
サンゴのないところは、海底砂漠のような、月面空間のような光景が続く。
スロープは、けっこう急勾配のところも。
砂地でみつけたカミソリウオのペア。
特にマクロのレアものはいなかった。
ここのウミウチワにも、しっかりピグミー・シーホースがいた。
ダイブマスターのジェリーにかかれば、シパダン、マブール、シブアン、そしてシアミルの、
ほとんどのウミウチワから、ピグミーシーホースをみつけだしてしまう。
12月23日、1ダイブ60分という、比較的長めの潜水時間でエキジット、これでシブアン
はおしまい。
セレベス・エクスプローラーは、毎週土曜日に、センポルナに戻り、水の補給を行うが、
日曜朝、再びマブールにむけて出発する前に1本だけ潜る、というのが、現在での
レギュラースケジュールのようだ。
~~~シブアンマメ知識・・・Oh!プリミティブ~~~
センポルナから約20キロの位置にありますが、とても貧しい島だそうです。
島には、Pala'uという部族が、100家族ほど暮らしているそうです。
マレー語も通じず、学校もないので、マレーシアで学齢に達する7才の子どもたちは、
ここではマッパでかけまわっているそうです。
人々は、ニッパ椰子の葉や、落ち葉で葺いた屋根の、小屋のような家に住み、家は
いつ倒壊しても、嵐で飛ばされても不思議はない、キケンな作りらしいです。
若者の唯一の娯楽は、約20mの高さがある、2本の椰子の木の間にとりつけられた
ブランコだけ・・・
紀元1世紀のような暮らしをしているとまで、新聞には書かれていました。
食器を洗うときも、洗剤は使わず、砂で洗うそうです。