くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シブアン

2007-12-31 14:43:42 |  ダイビング

セレベス・エクスプローラーで、シブアン島へダイビングに行った。
シブアン島は、センポルナから、ダイビングボートで約30分ほどの位置にある、
南の島のイメージそのものの、小さなローカル・アイランドだ。
          

エントリーポイントからは、だらだらと水深30mくらいまで続く、低めのソフトコーラル
が林立するスロープになっている。
          

ウミウシたちは、いろいろなところにくっついている。
          

若いアオウミガメに何匹か出会ったが、シパダンのようにのんびりはしていない。
とても警戒心が強く、このあと一目散に逃げて行った。
          

サンゴのないところは、海底砂漠のような、月面空間のような光景が続く。
スロープは、けっこう急勾配のところも。
          

砂地でみつけたカミソリウオのペア。
          

特にマクロのレアものはいなかった。
ここのウミウチワにも、しっかりピグミー・シーホースがいた。
ダイブマスターのジェリーにかかれば、シパダン、マブール、シブアン、そしてシアミルの、
ほとんどのウミウチワから、ピグミーシーホースをみつけだしてしまう。

12月23日、1ダイブ60分という、比較的長めの潜水時間でエキジット、これでシブアン
はおしまい。

セレベス・エクスプローラーは、毎週土曜日に、センポルナに戻り、水の補給を行うが、
日曜朝、再びマブールにむけて出発する前に1本だけ潜る、というのが、現在での
レギュラースケジュールのようだ。


~~~シブアンマメ知識・・・Oh!プリミティブ~~~
センポルナから約20キロの位置にありますが、とても貧しい島だそうです。
島には、Pala'uという部族が、100家族ほど暮らしているそうです。
マレー語も通じず、学校もないので、マレーシアで学齢に達する7才の子どもたちは、
ここではマッパでかけまわっているそうです。
人々は、ニッパ椰子の葉や、落ち葉で葺いた屋根の、小屋のような家に住み、家は
いつ倒壊しても、嵐で飛ばされても不思議はない、キケンな作りらしいです。
若者の唯一の娯楽は、約20mの高さがある、2本の椰子の木の間にとりつけられた
ブランコだけ・・・
紀元1世紀のような暮らしをしているとまで、新聞には書かれていました。
食器を洗うときも、洗剤は使わず、砂で洗うそうです。




みたびセレベス・エクスプローラー

2007-12-30 21:47:06 |  ダイビング

12/21~12/25、何かにとりつかれたように、今年3回目のセレベスエクスプローラーに乗船。
                  
                 バスタオルがたくさん干された生活感あふれる船。

年末年始のシパダンは、例年、風が強かったり海が荒れることが多いが、今年は、海は鏡の
ように静か。21、22日は、うす曇りのことが多く、海の中は暗めだったが、明け方のスコール
以外には、たいした雨にもあわず。

そして、この時期シパダンに来ると、群れではないが単体のハンマーヘッドに遭えたり、よく
マンタが回っていたが、どちらにも縁なく。

今回の、「レアもの」まではいかなくても、いつも必ずとはいかない出モノは、ヒメイトマキエイ。
                
ダイブマスターには、ヒメイトマキエイよりはるか深場に、ハンマーヘッドが見えていたらしい。

バラクーダの群れは、バラクーダポイントに潜るたびに、毎回出会うことができた。
                                

あとは、シパダンおなじみのメンバーたち。
                
                
                
                


そして、ついこの間までは真っ白だったドロップオフの棚の上は、今はJettyの下から、見事な
枝サンゴで覆われていた。
                


一方、島の南側、スタッグホーンクレストでは、1ヶ月前の嵐で、多くのさんごがひっくりかえって
しまっていたのが残念。
                


とはいえ、全体的に、リーフ上のサンゴは、どこも元気で、特にコーラルガーデンは、壁のソフト
コーラルも、リーフ上の枝サンゴも、見事さを増している。
                

船上は、これまでどおり、食事もおいしく、クリスマスの日には、デザートにマンゴも出た。
ただ、スタッフのほとんどが、ムスリムのためか、クリスマス・パーティーもなく、静かなもの。
そのセレベス・エクスプローラーも、1月には3週間かけて改装に入るという。
来年は、快適度アップに期待ができるかも。