くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

バリ for マクロ2018(6)陸上編 トランベンのホテル「オーシャンビュー トランベン」

2019-01-23 01:57:21 |  リゾート
トゥランベンのホテルは…

オーシャンビュートゥランベンで2泊。

カテゴリーは、スーペリアルームだろう、2階建ての1階に泊まった。




部屋は広々。
そして、ちょっと暗め。
暗さも、リゾートっぽさのある薄暗い照明ではなく、たんに薄暗い!?


部屋の前には、プール。

部屋のカーテンを開けると、中が丸見えなので、昼なお暗くしておかざるをえない。

バスルームにはバスタブがあり、さすが活火山アグン山のふもとだけあって、熱々のお湯は出たけれど、出はいまいち。
洗面、トイレ、バスタブ…
どれも写真は撮りたくないほど、古びていた。

テレビは、NHKが入らなかったので、「まんぷく」が見られなかった。

ここもけっこうリゾート内で高低差があって、ビーチ寄りのレストランも、プールビュー。



レストランのお味は、可もなく、不可もなく。
ただ、朝はハエが多くて辟易。

1日目の朝食、ナシゴレン。


2日目の朝食、ミーゴレン。


初日のディナーは、スパゲティ・ポモドーロにしたけれど、ちょっとソースが甘めだったのと、パスタはアルデンテではない。
2日めは、ハンバーガーにした。

もりもり。

アグン山が見えそうで、なかなか全体像は見えなかったりで、ちょっと残念なホテル。
ついでに、これでやって行けるんだろうか?と思うほど、ガラガラだった。

ダイバーは海がよければいいのだから、アコモは、まあいいか、という着地点。

南国ならゲッコもへいき

2008-05-26 21:47:56 |  リゾート

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トカゲ@豪華リゾート・クルンバ・ヴィレッジ

ダイバーになって、昔はこわかったトカゲやヤモリに、かわいさを
感じるようになった。そんな女性ダイバーは多いんじゃないかな。

南の島に行きはじめの頃は、壁にはりつくヤモリをおそるおそる
眺め、落っこちてこようものなら、「ぎぇ~」と叫び、飛び上がった
ものだし、夜はキキキとか、ケケケとか、声も高らかに鳴く彼らに
息をひそめたものだ。誰かが行った南の島で、壁一面が「キ」の
字模様だと思ったら、ヤモリだらけだった、という話を聞き、その
光景を想像するだけで、心底、ゾッとしたものだ。それが今では
小さなヤモリなら、さわっても全然平気になってしまった。南国の
トカゲやヤモリは、白っぽく、皮膚感覚も乾燥肌に見え、爬虫類
特有のヌメヌメ感が見た目に少ないから、大丈夫なんだろうな。
どっちみち、ダイビングと南の島で、どんどん強くなっていく・・・。
今でも、ゴッキー、カメムシ、蛾がダメなことに変わりはないけど。

        
        




古き良きヴァドゥ~SURFACE TIME編~

2008-05-22 00:06:00 |  リゾート
モルディブのヴァドゥ・ダイビング・リゾートが、
大規模リノベーションで
クローズされてしまった。
? ちょっとヴァドゥをなつかしんでみる。

ヴァドゥか、ワドゥか・・・
ヴァドゥなんだろうな。

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水面からのリゾート全景。
小さな小さなヴァドゥ。

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3本の背の高い椰子の木が、ヴァドゥのランドマーク。

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ヴァドゥといえば、なんといっても水上コテージ。
モルディブの水上コテージ第一号だそうだ。
ガラスのテーブルもある。
趣味のいいつくりで、快適な空間。

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水上コテージのキーはドルフィン。

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サンドカーペットが足裏に心地よかったサンドバー。
一度火事にあい、復旧後は微妙に土俵ぽく・・・。

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?夜風が心地よかったハットバー。
翌日のダイビングもかえりみず、ときには
午前3時頃まで語りあうことも。

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朝の日差しを浴びるサンライズヴィラ。
壁はしみだらけで、雨季はかなりカビくさい。
カーテンも、遮光バリバリの水上コテージとは違い、
ぼろぼろであった。でも、海がよければよい、な
ダイバーには、あまり苦にならない。
水まわりが微妙に劣るが、2階は悪くなかった。
部屋にはヤモリがいっぱい。

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サンライズヴィラ側は名前どおり朝日が美しい。
とても穏やかな海。


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ヴァドゥ産まれの子ガメたち。
JETTYの下で大きくなるまで保護されていた。

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こちらは、同じく保護されていたタイマイジュニアたち。
大人になると、藻やらフジツボだらけになる甲羅も、
磨けばべっ甲なだけあって、若いうちはとてもきれい。

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膝の高さほどの浅瀬をのんきに泳ぐアオウミガメ

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こちらはJETTYの階段を昇ろうと試みる(?)アオウミガメ。
おそらく、ヴァドゥに保護されていた固体が放されたもので、
まったく人をおそれる様子がない。暑いので、
足を海水に
ひたして昼寝しながら焼いていたら、親指をかじりにきた。

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足首ほどの深さを泳ぐ小さなサメ。
とても臆病。サメは臆病だが、
サメに気をとられていると、ときに
強気なスズメダイに攻撃される。

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こちらは、オウムのヴァドゥくん。
支配人のペットだけど、なかなか手ごわい。
急にギャーと、威嚇される。
このときも頭髪逆立ち、ご機嫌斜めモード。

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バーや、レセプションには、ヴァドゥ君がモデルの
ぬいぐるみが飾ってあった。
他に、真っ白なウサギのウサピーもいた。

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人をおそれず、かつ挙動不審なサギ。

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サンセットに映える水上コテージ

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日没後のビーチ。
なぜかエイとサギ。

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日没頃から、活発になるカニさんたち。

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ものがなしい月夜。

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ダイバーなら、1枚はここで記念写真をとったのでは?
昔のダイビングクラブの壁画。ダサいけど・・・。

ウミガメやサギをはじめとする鳥の保護にとても
力を入れていたヴァドゥ。
ダイビングをしていないときでも、こんなにも
生き物たちが身近だった。

1周5分のヴァドゥ。
水上コテージ5棟、水上スイート2棟を含め、
2階建てのヴィラがあっても
全31室だったのに、
新生ヴァドゥは全50室総水上コテージだそうだ。
半年後には、ぐるっと水上コテージ、想像がつかない。
とにかく、次は、もう私の記憶ヴァドゥとは
異なるヴァドゥ
になっているのだ。
今はまだ、見たいような、見たくないような。



シパダン、悲しい出来事

2006-05-19 22:16:08 |  リゾート
今朝、たまたま早起きをして、出勤前にネットサーフィンをした。
いつも気持ちがシパダンら辺をさまよっている私は、サバのローカル新聞、Daily ExpressとNew Sabah Timesのサイトと、ナショナル誌のUtusan Malaysia Onlineの記事をチェックしたら、いずれもSipadanの文字。
大好きなSipadanで、また何が起こったのか!?

なんと!5月14日に、シパダンのサンゴが、破壊されてしまったのだ。
それも、まったくの人為的ミスで。

シパダンでは今、なんでも500万リンギット(日本円で1億5千万?)の予算で、レストハウスやレストラン、ダイビングサービスなどの施設を作ろうと、何トンもの建築資材を運搬するための鋼鉄の作業船(英語では、モンスターサイズのはしけと表現されていた)が停泊し、その船には、砂利、鉄パイプ、ブルドーザー、セメントやら、重いものばかりが乗せられているらしい。
今回の悲劇は、クレーンでブルドーザーを降ろそうとするときに起こったそうだ。
作業船は、そのあまりの重さで、ドロップオフに着底してしまったらしく、それでサンゴを根こそぎえぐりとってしまった、という、あってはいけない事故だ。
現場の撮影をした、フォトグラファーの人のHPを見ると、水中が真っ白白になってしまっていて、愕然。

さらに悪いことに、その作業船は、タートルカバーン上のリーフにのっかてしまったもので、カバーンも崩壊の危機にさらされているらしい。
タートルカバーンの入り口は、水深18Mにあるが、カバーンの天井部分で、一番薄い部分は、せいぜい水深4m半くらいしかないんだそうだ。
そして、その薄い天井が崩壊したら、ビーチも崩れ、島も崩れることになってしまうという。

その建築作業は、政府が業者に、シパダンの基本的なインフラとして、トイレやレストハウス、その他アメニティ施設を建築することを許可してのものだったという。
政府が建築業者に許可、というような表現で、一体、作業依頼の主が、誰なのか、新聞からは読み取れない。
私の読みでは、政府が、2007年のマレーシア観光年の営業開始をめざして、
リゾートを建てようとしたんだろうな、とかんぐってしまう。
2004年12月31日、政府の自然保護という大義名分と指導のもと、シパダンの全リゾートは、撤収させられ、ボルネオダイバーズとプラウシパダンリゾート以外の施設は、すべて取り壊された。
残った2件だって、セキュリティが使用しているにすぎない。
トイレは、クローズ後、ずっと使えていなかったが、3月にシパダンに上陸したときには、昔のボルネオダイバーズの恐らくスタッフトイレが復活して、男女別で、たしか3個室ずつあって、水もちゃんと出た。
そこに、インフラ整備といって、物価の安いマレーシアで、億からの予算だったり、自然保護区のはずのところを、ブルドーザーで整地したり、トイレを作るために、クレーンで作業する必要もないだろう。
そもそも、シパダンにリゾートがあった頃は、オフシーズンになると、古くなったコテージが取り壊され、わずか数日で、こどもみたいな作業員たちが、あっという間に新しいハットを手動でトンテンカンテン、どんどん建て替えていたくらいだから。
ニュースだと、施工業者のせいにばかりしているが、政府からの許可があるなら、設計図だってあって、しかるべき機関のチェックは受けているはずだ。
だいたい、自然保護のために、民間のリゾートがどかされ、壊したあげくに、わずか1年半で施設を作ること自体がアンフェアだ。

それにしても、エルニーニョの影響で、一時はほぼ壊滅状態だったシパダンのサンゴも、やっとここ1、2年で、以前の美しさを取り戻していたのに、なんということをしてくれたんだろう。

今回の事件をうけて、サバ州の観光の大臣のコメントは、シパダンのリーフがよみがえるまでは、島のクローズも視野にいれているという。
さらに、サバは、シパダンだけではなく、他にもいくらでもよいダイブサイト、たとえばマブール、マタキン、ラブアンもある、というようなコメントまでしていて、まったく、勝手な話だ。
もちろん、その大臣は、今回の一件に、非常にご立腹とはいうが・・・

2、3ヶ月前のダイビングワールドの、ボルネオ特集記事に、シパダンのリゾート撤退により、昔ながらのシパダンが戻ってよかった的なことが書かれていたが、本当にそうなのだろうか。
シパダンのリゾートが、どのように汚水処理をしていたか、詳しくは知らないが、もちろん、リゾートがあれば、多少は、海を汚すことは否めない。
たとえば、よくある光景として、海に直接流れ込む屋外のシャワーでシャンプーしたり、マスクの曇り止めとして、中性洗剤が置いてあって、そのまま海へ垂れ流しなんて状態だったから。
でも、ビーチには、以前にあんなにゴミはなかった。
もちろん、リゾートの敷地内は、毎朝掃き掃除とかしてたから。
シパダンで、PADIのプロジェクト・アウェアに参加したことがあるが、もちろんゴミはあって、そこそこ拾えたが、今のように、ひどくはなかった。
また、ダイビングで浮上して、ボートが拾ってくれるのを待っているときに、リゾートがなくなっているわりには、水面で、大量のゴミ、スナックの袋や、ビールの缶、タバコのパッケージなどが漂ってくるありさまだ。
島のセキュリティは、いるだけではなく、ちゃんとゴミ処理もしてほしいものだ。

シパダンは、1984年にオープンしたが、私のシパダンデビューは1994年、ちょうど10周年記念かつ、マレーシア観光年だった。
1992年頃から、日本でもメジャーになったシパダンであるが、昔に行った人たちに言わせれば、その頃、もうシパダンは、「悪くなった」という話だった。
それでも、私がはじめて言った時は、水深5mより浅い棚の上は、見事な枝サンゴの群生だった。
95年にマブールにリゾートができて、毎日、何十人、時には100人近いダイバーがマブールからやって来て、まず、島の桟橋がボロボロになった。
その後、桟橋は、かけかえられたが、やはり、シパダン自体のリゾート、周辺のマブールや、他の島々のリゾートが増え、シパダンに潜りに来るダイバーが増えるにつれ、サンゴに次第に勢いがなくなっていった。
そんなところに、97年のエルニーニョが原因で、島のサンゴたちは、98年の9月に潜った時は、すべて真っ白く、瀕死の状態になり、その後、きれいなサンゴ礁は、昔のプラウ・シパダン・リゾートの前に、一部残っていただけであとはガレ場になってしまった。
はたして私が現役で潜ってられるうちに、ここのサンゴは復活するのだろうか、と思っていたが、うれしいことに、思ったより、短い年数で、サンゴは見事に復活をとげた。
その間、わずか、4~5年。
こんどは、自然現象ではなく人為的な事故だが、元に戻る日は、いつになるのか。
そして、シパダンの今後はいかに!?
シパダンをこれ以上、痛めつけるようなことはしたくないし、やめてほしい。
そのためには、人が海・陸とも足を踏み入れないことなのかもしれない。
でも、あんなに素晴らしい海を一度知ると、潜らないではいられない。
いずれにしても、当分、心配な日々が続きそう。