くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ジュゴンに会いに...弾丸志摩旅(2) ジュゴンとスナメリとぴよりんと。

2021-12-17 22:44:10 |  旅行
全行程、30時間しかない伊勢志摩旅。
「ジュゴンに会う!」が、第二のミッション。


長い間、ジュゴンを見たくて、鳥羽水族館に行きたいと思っていが、東京からはなかなか不便であきらめていた。
もっと遠いが、野生のジュゴンに会える、ブスアンガか東ティモールに、いつ行こう?って思っていた。
パンデミックがなかったら、どこかしら野生のジュゴン出没ポイントに出向くチャンスもあっただろうが、この調子じゃもう、そんな日が来るのかどうかもわからない。
突如、安乗神社に行くことにして、そこから、かんたんに鳥羽に展開。
きっと、これは安乗の神さまが与えたもうた、何かのご縁だ。

安乗から鵜方に戻ったのが11時半で、12時すぎの伊勢志摩ライナーで鳥羽へ向かうことにした。
時間がないので、駅構内のファミマで、地域限定ナポリタン買って、待合室で、いただきます。

きのうといい、きょうといい、伊勢志摩グルメとは無縁で、むなしいけれど、地域限定の文字が妥協点。

さて、伊勢志摩ライナー。


鵜方12時5分発、鳥羽12時30分箸の、わずか25分の列車旅。
この路線に乗るのは、最初で最後のような気がするので、デラックス車両にしてみた。
先頭車両の6号車、誰もいなくて、貸切状態。

車内で鳥羽水族館のWEBチケットを買ったりしているうちに、あっという間に鳥羽に着いた。
快適なので、もうちょっと乗っていたかったな。
そして、駅から水族館までは10分ほどてくてく。


水族館に近づくと、歩道のタイルがかわいい。








ポストにラッコが乗っていたり。


そして、いよいよ鳥羽水族館のエントランスに到着。


いよいよジュゴンに会えるんだ。



3階建ての鳥羽水族館は、AからLの12の展示室というかゾーンに分かれていて、順路は決まっていない。
ゾーンごとの主役は、
A. パフォーマンススタジアム→アシカなどの海獣ショーや、ペンギン散歩
B. 海獣の王国→アシカ、トド、アザラシ
C. 古代の海→オウムガイ、カブトガニ 
D. コーラルリーフダイビング→珊瑚礁の生き物
E. 伊勢志摩の海・日本の海→スナメリ
F. ジャングルワールド→アフリカマナティ、カピバラ
G. 奇跡の森→スナドリネコ
H. 人魚の海→ジュゴン
I. 極地の海→イロワケイルカ、ラッコ
J. 日本の川→淡水魚や水生昆虫
K. へんな生き物研究所→ダイオウグソクムシ
L. 水の回廊(アクアプロムナード)→ペンギン セイウチ

木金は、修学旅行で混むと書いてあったが、そうでもなく、並ぶことなく入館。
2階にあがって、さあ、何から見よう?

行き当たりばったりでいいや。
まず、すぐ目に飛び込んできた水槽は「コーラルリーフダイビング」。
コーラルリーフは私の居場所♪
水槽内では、ギンガメアジがアグレッシブに泳いでいた。
ひさしぶりー、と一瞬うれしくなるが、これまでさんざん野生界の彼らに巻かれてきた身としては、狭い水槽に押し込められている姿がしっくりこず、長居せずに、次の水槽に向かった。

そこは「伊勢志摩の海・日本の海」。
ジュゴン同様、会いたかったスナメリたちが泳いでいる。

スナメリといえば、写真で見る限り、シロイルカ同様、正面顔が破壊的なかわいさである。
私のイメージは、ベビーフェースのにっこりスナメリ。
なのに・・・
みんな横向きに通過していく。


おまけに暗いのでぶれる。


たまにこっちを向いていても、なんか違う。


そして、わりとみんな上から見下ろしてくる。


さらに、長い!一旦木綿みたい。

スナメリスマイルはいただけず、みな、流し目か、上から目線であった。
それでも、イルカクジラに弱い私は、スナメリを大好きになった。

こまごまとした水槽を適当に見ながら、次のゾーンに突入すると、そこだけグリーンの水槽。
こんな色の海、いやだー!と思ったら、dugong dugongが視界に飛び込んできた。
そこは「人魚の海」で、巨体なのに活発に泳ぐ女子ジュゴンのセレナがいた。

君に会えるなら、水が緑でも全然オッケー♪



か、かわいい。















ナンヨウハギやヤシャベラと平和に暮らす、ぶさかわいくて、癒しの女王。

余談だが、ジュゴンと似ているマナティーは、「ジャングルワールド」にいる。
最初は、浮かぶ異形のオオナマズ系に目を奪われて・・・

水底でのそのそしているマナティにはきづかなかったくらい緩慢な、アフリカマナティのペアであった。

個人的にピラルク、ピラニア、でんきなまず・・・大型淡水魚は苦手なので、写真もたいしてとらず。

そんなジャングルワールドには、眠そうなカピバラや、


フラミンゴもいる。鮮やか。



ついで「極地の海」。
ラッコ水槽とイロワケイルカ水槽があるが、ラッコ側が密!
イロワケイルカは、7月11日生まれのアースちゃんが、ママと活発に泳ぐ、泳ぐ。






離れて見守るのがパパ。


みんなラッコにへばりついているので、なかなか水槽前に寄れなくて、やっと寄っても、「わー、ラッコかわいい!」って次々人がくるので、そうそう占領していられない。



普通のひとびとは、ジュゴンやスナメリ水槽の前にいる時間よりラッコ前にいるほうが長いのね。


「海獣の王国」には、アシカ、オットセイ、アザラシがいた。
みんな、怠惰モードの時間帯で、動きが悪い。


すばらしい紡錘形。


アシカっこは、ちょうど降り注ぐ日差しでぬくぬく、ねむねむ。


本来は、この子たちが活躍する「パフィーマンス・スタジアム」が、鳥羽水族館の目玉だけれど、時間もあわないし、スルー。


ついで「奇跡の森」は、もわわ〜んとした空気が漂い、熱帯ふう。
でも、ここのスターらしいスナドリネコさんは就寝中で、よく見えなかった。
爬虫類系が多かったが、多くは夜行性で、出ていなかったり、保護色すぎたり、動かなかったりで、あんまり楽しめなかた。


それから、「へんな生き物研究所」は暗くてスマホ写真困難。
このコーナーの推しらしいダイオウグソクムシも停止中。

こっち向いてよ。


鳥羽水族館は、1時間半ほどで切り上げて、名古屋港水族館に回るつもりだったけれど、スマホのバッテリーがどうにも足りないので、ベンチに座って小一時間充電しているうちに、時間がなくなってきた。
名古屋水族館のベルーガに未練はあるけれど、スナメリと顔似ているし、鳥羽が日本一の飼育種類数なんだし、名古屋はその気になれば、もっと簡単に来れるし・・・と、自分に言い聞かせ、名古屋港水族館ゆきは断念。
そして、残る時間、ひたすらジュゴンとスナメリの水槽を、あと1回、もう1回と、なんども行き来した。
この偏愛ぶりで、鳥羽駅に戻るとき、道路のオウムガイのタイルを見て、あ、「古代の海」忘れてた!
さらに、川ハゼ見たかったのに、「日本の川」の存在すら忘れていた。あーあ。
ダイバー的には、自然界ではまずないだろう、って思う、組み合わせの同居人が多いのが不思議っだった。
特に、アケボノハゼとピクチャースクドラゴネットとニシキアナゴが一つ水槽に同居している光景がシュールだった。
人工的な環境だけれど、ジュゴンとスナメリに会えたので、悔いはないし、ひたすらジュゴンとスナメリに後ろ髪引かれながら、鳥羽を去る。


鳥羽から名古屋ゆきの伊勢志摩ライナーは赤。

鳥羽の次の駅、五十鈴川に着いたところで、伊勢神宮の内宮への入り口と知って軽くショック。
さらにその次の宇治山田は、伊勢神宮の外宮へと行けると知って、さらにショック。
あーあ。やっちまった。無知。
こんな近くまで来ていながら、お伊勢参りのチャンスをみすみす逃したのであった。
まあ、日も短いこの季節、欲張りは禁物。
あくまでもダイバー脳の旅。


さあ、旅の〆に、第三のミッションに決めていたのは「ぴよりん」。
藤井聡太が王位戦のときのおやつに選んで、大ブレイクした名古屋スイーツである。
近鉄名古屋駅に着き、JRに向かって構内を歩いていると、30人くらい行列ができているところがあった。
もしや、と思って、先頭にササッとまわると、お店の人が、ピンク色のあまおうぴよりんを陳列中。
「ぴよりんShop」だ。
「次の入荷は17時頃です」と貼り紙があり、あと15分くらいあった。
先頭チェックに行っているうちに、さらに列は長くなっていたが、とりあえず並んでみる。
でも、店員さんが、ショーケースに並べるスピードを見るに、この並んでいるひとりひとりにオーダー聞いて、崩れやすいぴよりんを、そろりそろりと箱詰めして、って工程は、1人あたりでも相当時間がかかりそうだ。
名古屋駅の人の流れに圧倒されて、金曜夕方だし、もっと混む前に、さっさと東京に帰りたい、って気持ちになってきた。
あっさり「ぴよりんShop」からのお持ち帰りはあきらめて、「ぴよりんSTATIONカフェジャンシアーヌ」で喫茶にしよう。
まったくわからない名古屋駅、カフェの方向に歩いていくと、またまた行列発見!
おかげで、ここだな、ってすぐわかった。
「ぴよりん」と、

「トアルコトラジャぴよりん」。

こちらには、映えるあまおうぴよりんがいない!
行列見て、ここも無理?と悲観的になるが、行列組はテイクアウトで、カフェはウェイト0で、すぐに入れた。

店内、カフェ限定の車掌さんぴよりんなんかもあるが、初心者は、ノーマルぴよりんで、デビューだ。

ぴよりん360°。









どこから見ても、かわいい!
このかわいさに、スプーンを入れるのがはばかられるが、時間がない。ひと思いに!
中はやわらかいプリンなので、一瞬にして、形を失うぴよりん。
個人的には、爆発的においしいわけでもなく、普通においしい洋菓子だった。
とにかく、見た目のかわいさにやられるスイーツだ。
無事、3大目標達成して、ほっとする。


波乗守を授かり、ジュゴンに会い、おまけのぴよりん。
潜らなくても、海とともにあった、弾丸伊勢志摩。



波乗守を求めて...弾丸志摩旅(1)安乗編 

2021-12-01 21:56:40 |  旅行
波乗守

ふと、海むけのお守りってないかなぁ、と画像検索していたら、サメの刺繍をほどこしたお守り袋を見つけた。
安乗神社の、その名も「波乗守」。
波乗守という名まえから、サーファーに人気だそうだ。
今はサーファーじゃないけれど、ダイバーにも波とサメは大切な要素。
これは絶対持っておかないと。
ところで・・・


安乗神社はどこにあるの?
って調べると、私には未知の志摩半島。
安乗へは、公共交通機関なら、近鉄志摩線の鵜方から出ている路線バスで25分。
ただ、そのバスは、2時間に1本くらいしかないので、そうとう足回りが悪い。
(ちなみに、車だと、安乗の道が細く、くねくねしているので面倒という噂。)
私の休み=ダイビングなので、ダイビングなしの旅自体が現実的ではなく、縁ないなぁと波乗守のことは半ばあきらめていたが、そこに昨今の軽石問題発生!
予定していたダイビングを見送ることになったので、これも何かの巡り合わせ、行くなら今!
日の短いこの時期、暗くなる前に戻りたいので、使えるバスのパターンとしては、
①往路:鵜方08:05発→安乗08:29着、復路:安乗11:05発→ 鵜方11:29着
②往路:鵜方10:28発→ 安乗10:53着、復路:安乗15:48発→鵜方16:12着
の2択!
まずは安乗神社に電話をかけて、社務所が開いている時間を問い合わせると、9:30から16:30とのこと。
「志摩観光ナビ」のサイトによれば、バス停から安乗神社は、徒歩だと片道20分。
社務所が開いてる時間帯なら、10時台のバスで行き、15時台のバスで戻るのがよいが、Googleマップを見る限り、神社周辺の観光スポットは、灯台しか見当たらない。
その灯台は、安乗崎灯台といって、「喜びも悲しみも幾年月」という昭和の名作映画の舞台だという。
あと、灯台のそばに、「きんこ芋工房上田商店」というスイーツずきには知られたお店による「灯台カフェ」がある。
灯台は9時から、灯台カフェの営業時間は平日は午前10時から。
おそらく最初で最後の安乗旅だけれど、5時間近くを安乗で過ごすのは難しそう。
なので、8時台のバスで安乗に着いたら、ゆっくり神社に向かい、お参りをして、社務所が開くまで30−40分待っていよう。
神社のあとは灯台へ行って、お芋のスイーツ食べて、11時のバスで帰ろう。
ただ氷雨と黒い海は悲しいので、雨天中止と決めていた。
でも、しっかり晴れてくれたので、1.5日の弾丸トリップ決行!


鵜方
まずは志摩半島の玄関口と言われる鵜方で1泊。
東京から志摩半島なら、名古屋経由が妥当だが、あえて大阪まわりで鵜方に着いたのは夜。
鵜方駅近くには、ビジネスホテルが3件あるが、どれも古いし、駅前は辛口の口コミが目立ったので、あえて駅から徒歩15分の、それでもいちばん高評価のビジネスホテル藤にした。
夜と言っても、まだ20時前だというのに、駅前だというのに、道ゆく人も数人しかおらず、街灯もあるのに、とっても暗い。
それに、半島だから、温暖であることを期待していたが、とても寒い。


ビジネスホテル藤

いまどき珍しく、オンライン予約ができなくて、電話予約で素泊まり5500円/泊。
電話からていねいな対応で、チェックインのときも親切だった。
部屋もビジネスホテルにしては広めでよい。


旧式なユニットバスだけれど、掃除が行き届いている。


湯呑み茶碗とお茶がケースに入っているのもやさしい感じで、近所のコインランドリーに洗濯物持って行けるよう、カゴが置いてある親切さ。

部屋には、SHARPの空気清浄機も置いてあって、プラズマクラスター放出できる。

夜明けにカーテン開けると、ホテルの前は川だった。


明るくなると、水鳥も浮かんでいた。

このホテル、駅からはちょっと歩くけれど、徒歩1分のところにコインランドリー、2分のところにローソンがあって、車だったら、なかなか使い勝手がよいと思う。
ちなみにホテルの1階には焼肉屋もある。


安乗へ
翌朝、いよいよ鵜方駅前からバスに乗って、安乗へ!

バスは都バスを一回り小さくした感じ。
3人しか乗客がおらず、年配の運転手さんがつど、発車します、止まります、曲がります、揺れます、とアナウンスしているのが微笑ましかった。

終点の安乗で降りれば・・・


そこは漁港。

上空から、トンビがぴーんよろろーと鳴いてるのが聞こえてくる。
バスは折り返し、志摩病院行きとなり、10人くらいのおじいちゃんおばあちゃんが乗りこんで行った。

さて、右も左もわからない安乗なので、信じていいのかわからないGoogleマップたよりに出発。
いざナビさせれば、徒歩11分表示。
WEBの各種情報では徒歩20分なので、本当にこの道であってるの?と猜疑心のかたまりとなって矢湾沿いを歩く。
海は超凪ぎていたけれど、砂浜は黒っぽいし、さびしく、下りてみる気にはならなかった。
道中、赤い鳥居にガラス戸のほこらが点在していて、信心深い土地柄のようだ。
やがて、前方の小高いところに、赤い鳥居が見えてきて、Googleマップが目的地と認識しているのもそこ。

わーい、着いたー!20分なんてかからないじゃん!
いそいそ足元の悪い段々を上がり、鳥居にたどりつくと、そこにはまたほこらがあるだけの行き止まり。
Googleマップめ・・・。
そういえば、WEBで見てきた安乗神社の鳥居は、石造りってことをすっかり忘れていた。
安乗神社の入り口はどこ?
でも、目の前の石垣は、しめ縄に白い紙(紙垂って言うらしい)だから、きっとこれは、神社の外壁。
まあ、ALMOST THEREには違いない。
ロストしてたら面倒だな、と思いながらも、そのまま道なりに歩いてゆくと、いきなり第二鳥居の前に出て、意図せずショートカットしちゃった。

安乗神社にゆくには、的矢湾側ではなく、太平洋側の通りを歩いたほうが、ちゃんと参道を歩けてよい。
でも、まあ、おかげで階段手前にある清掃の行き届いた公衆トイレに出会うこともできたし、これも神の思し召し?


安乗神社
手水舎で手を洗おうとしていると、「おはようございます」と声をかけてくれる男性がいた。
宮司さんだ。
本殿の扉も開いているし、宮司さんも活動中だから、まだ早いけれどと思いながら、「お守りは何時からいただけますか?」と尋ねると、「9時半ですけれど、いいですよ。開けますから」と神社だけに神対応。



こうしてついに念願の波乗守GET!
お守りに込められたのは、「漁業にマリンスポーツに、平安を望むすべての人々が人生の荒波を安全に乗り越え、開運の波に乗れますように」
そして、鮫は、古より神様と深い関係にあり、安乗神社のご祭神、錦津見命は海の神様で、その娘は鮫であったとの言い伝えとあった。
安乗、安心して乗るで、他にもサイクリストのための自転車守りなんかもある。

そして、かわいらしいフグは、おみくじ。

安乗って安乗フグで有名らしい。
おみくじあんまりひかないんだけど、かわいいので、ひいてみた。
あと、御朱印もいただいた。

時計はまだ9時前。
少し休ませてもらいます、って、境内でしばし休憩。
阿児町指定文化財鉄製砲身があって、その前のベンチに座って・・・。

フグのお腹から(?)出てくるおみくじ。

中吉だけれど、いいことしか書いてなくて、ほくほく。

小さな境内だけれど、その小ささが心地よく、気持ちも休まるし、パワースポットなのだ。

手水舎。


本殿。

あとから安乗神社のブログを見つけたけれど、二礼二拍手一礼のあとに、太鼓をドン、ドン、ドンドンを3回たたくのが、安乗神社のお参り作法だそうだ。
叩きたかった・・・

本殿近くの狛犬さん、あ。


狛犬さん、うん。


鳥居近くの狛犬さん、あ。


狛犬さん、うん。


帰りは、ちゃんと参道通りましょう。




神社の入り口からは、すぐ海。


来てよかった!

いつかまた来れたらいいな。


安乗崎灯台
神社を出て、安乗崎灯台へ出発。
伊勢市のデザインマンホール(?)。


またまたGoogleマップにナビらせていくと、途中で灯台への道標がある。
日向ぼっこしていたおばあさんが、私のことをひとしきりガン見したあと、「右に歩いて行きなさい」って聞かなくても教えてくれた。
御意。
歩いていくと、民家もとぎれ、木の茂った公園っぽいエリアに出る。
そして、灯台の標識に向かってすすむと、いきなり視界が開けた。

春夏は、最高だろうな。




この四角い灯台には、300円で登れる。

でも、あずまやで見られる崖と灯台でじゅうぶん、ってケチってしまった。



なかなか素晴らしいパノラマ。

入らなかったけれど、資料館もある。

安乗崎灯台は、徳川幕府が燈明堂を建てたのが起源という歴史ある灯台だというので、とりあえず入ればよかったな、と思うけれど、帰りしなにその存在胃に気がついた。

空にはとんびだらけ。こんなにとんびが飛んでいるの、はじめて見た。

とんびってよくカラスにいじめられてるとか聞いたけれど、ここのとんびはなかなか強気。
中には魚を咥えて、私のすぐ近くをゆうゆうと飛んでいくものもいた。
灯台カフェが開くのを小一時間待って、10時になったら、即、IN。


灯台カフェ
「きんこ芋工房上田商店」の灯台カフェ。


とってもきれいで、見晴らしのよい、シンプルだけれどおしゃれなカフェ。


きんこ芋は、志摩の郷土食で、海人さんのおやつだそうだ。
かんじんのきんこ芋は、今シーズン分は売り切れてしまっていたが、一番人気らしいスタンダードな「蜜芋プリン」をオーダー。

プリンに乗っている蜜芋うまっ!
そして、プリンなめらかすぎて、おいしすぎて、笑っちゃう。

鵜方のホテルを出てから、スマホにナビらせてばかりいたので、バッテリーが30パーセント台まで低下。
カフェでなんとか50パーセントまで盛り返したところで、安乗を去る時間になった。
戻りは、「安乗」ではなく、「安乗先灯台口」から出るバスがある。
灯台からバス停まで1キロくらい、海を左手に、ひたすら歩いていけばよい。

誰もいないバス停。

しばらく堤防沿いで海を見ていた。


そして、バスはやってきて、定刻に出発。


無事、鵜方に帰れる!
さあ、このあとは、これまた念願の、ジュゴンとスナメリに会いに鳥羽へゆこう!